【小泉今日治】

Last-modified: 2025-10-01 (水) 20:34:42

概要

1991年4月にスクウェアに入社。愛称はキョン。
本人曰く、【河津秋敏】氏の手掛けたFF2と出会わなければゲーム業界を志すこともなかったというほど影響を受けているという。
FF4開発室にて「しんじん こいずみ きょうじ」として登場している。
【Romancing Sa・Ga2】以降でバトルデザインを担当し、【閃き】【陣形】など後のサガシリーズで定番となる独特のバトルシステムを組み上げた。
【SaGa Frontier】では【連携】システムを製作し、【開発2部】において「ドクターコイズミ」としておまけボス【仮面の魔神】を繰り出す役として登場した。
また、ゲーム内の【ナカジマ零式】の疑似人格のキャラクター性はメタ的に氏をモチーフにしているとされる。
【アンリミテッド:サガ】では【ルビィ】編のシナリオの原型も手掛けている。

エネミーのデザインを戦闘に反映させることでも知られており、例えば【盾】を持たせた敵には盾による防御を行わせ、大きな敵は【HP】を高くする、などが代表例。
そのため、小泉氏が敵を強くしすぎないよう、デザイナーはモンスターデザインにも気を遣っていたという逸話がある。
さらに、自身で遊ぶ際にもバトルを楽しめるように、わざと複雑な内部パラメータを使用したバトルシステムを構築する傾向が強く、そのせいもあってか、サガシリーズのシステムは未だに解析しきれていないブラックボックスとなってしまっている要素も数多い。

以降も主にバトルデザインを担当してきたが、【Romancing SaGa -Minstrel Song-】を最後にスクウェア・エニックスを退社し、2006年に【石井浩一】氏が立ち上げたグレッゾに在籍していた。2025年9月30日に定年退職。
サガシリーズのバトルシステムの要素を色濃く継いだフリューの『レジェンド オブ レガシー』や『アライアンス・アライブ』等を手掛けており、両作は【浜渦正志】氏もBGM参加している。
また、本人のX(旧Twitter)にて当時の開発裏話のエピソードを度々語ることも多い。