【防御特性】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 21:17:26

概要

【属性】ごとに【防御力】が細分化されている作品で、属性ごとの軽減性能を示す数値。
このシステムがある作品の多くは、全ての物理攻撃・【魔法攻撃】に対する汎用的な防御力というものは存在せず、ダメージの減算は、攻撃が持つ属性の防御特性の数値によってのみ減算される。
作品によるが一定の値に達すると【完全防御】に至る。
また、複合属性に対しては、最も防御力の低い数値が採用されるのが原則。
 
一般のRPGは「防御力」と「属性耐性」の概念が個別に存在しており、これらの掛け合わせでダメージを計算する。
例えば、攻撃手段に「物理」「魔法」の区分があり、攻撃属性に「斬」「熱」の区分があったとすると、各キャラクターには「物防」「魔防」といった防御力と「斬耐性」「熱耐性」といった耐性がそれぞれ設定される。
そして、「剣」に対しては「物防」と「斬耐性」、「炎の魔法」に対しては「魔防」と「熱耐性」、「火炎放射器」に対しては「物防」と「熱耐性」、「風の刃の魔法」に対しては「魔防」と「斬耐性」といった具合に、攻撃手段に応じた防御力と攻撃属性に応じた耐性でダメージを計算する。
これに対して防御特性は、物理や術といった攻撃の手段とは無関係に、属性別に防御力が設定されるシステムのため、上記の例で言えば防御系パラメータとして設定されるのは「斬防御」「熱防御」の二つのみとなる。
そして、「剣」「風の刃の魔法」に対しては「斬防御」、「火炎放射器」「炎の魔法」に対しては「熱防御」を参照してダメージを計算するのである。

RS2

「防御特性」名義。
カエル研究室さんによると、
完全防御は128だが、128分率ではないのが重要で、ダメージ計算が特殊なものを除けば、防御特性のパラメータ1につきダメージが5減算される。
つまり127であっても500弱程度くらう【ファイアストーム】【召雷】には注意したい。
128が例外的にダメージ0になると考えよう。
 
武器に依存する攻撃は、武器性能−1に届いていれば一定ラインまでダメージを抑えられる*1(武器性能と属性防御値が同じならさらに多少減算される)が、届いていないと防御が1ポイント足りなくなるごとに著しくダメージが増加する。
ウインドカッターの場合は、スキルレベル+1に届いていれば一定水準だけダメージを抑えられる。届いていなくても届いていても、それぞれの範囲内で防御1あたりダメージ5軽減は変わらない。
 
画面情報に出る数値は【斬】耐性のみであり、他の属性耐性はマスクデータ。
一応、各属性のアイコンの有無によって、他の属性への耐性が高いか低いかはなんとなく読み取れるが、アイコンの有無しかないので不明瞭。
移植版ではiアプリ版に限り、各属性の防御特性のパラメータが公開されたが、それ以降のリマスター版では何故か再びマスクデータに戻ってしまった。
 
この防御特性の表示を逆手に取った罠とでもいうべき装備として【最強の帽子】が存在する。
 
基本的に減算されることはないが、唯一、【かめごうら割り】を使うことで物理属性の防御特性のパラメータを戦闘中半減することは可能。

RS3

「防御特性」名義。
完全防御は128。体力の数値も反映される。本作から除算式が原則となり、大雑把には完全防御の値を100%として計算。
全体的にはかなり軽減しやすくなったと言える。
記号で【✖】【△】【◯】【◎】【☆】に応じて、防御特性の倍率が確認できるようになった。

  • ×はマイナスはされないが、加算されない
  • △は防御力が半減され、◯は1.5倍~2倍
  • ◎は3倍、☆は128加算され完全防御状態になる。

【かめごうら割り】は、該当属性の補正が「△」「✖」になっていると意味がない。
リマスター版では、記号表記はなくなっている。

SF1

「防御耐性」名義。
表示されている防御の値は斬属性の数値になっていることが原則だが、【超柔装甲】の装備者は例外。
計算上の完全防御は128。
ただし属性防御は99までしか上がらないため完全防御には至らない。
また、VITの数値も反映される。
本作よりマイナスの数値がある防具も登場。ただし合計値の下限は0。

SF2

「属性防御」名義。
概ね、属性防御1ポイントあたり、ダメージ1ポイント軽減・ダメージ1%軽減。
完全防御は100。
【術力増強】を上乗せした総合値で判定される。

US

「防御性能」名義。
防具の防御力に加えて【アビリティ】の効果により、防御性能が増加する。

MS

「属性防御」名義。
数値分の属性防御から半分に割った数値が防御力になるが、防御力が100以上になると100の値で計算される。
また、各属性の属性防御は、防御補正値以外に記号によっても表記されている。


記号補正値
【✖】-40以下
【△】-39~-20
【-】-19~+19
【⚫】+20~+39
【◯】+40~+59
【☆】+60~

SSG

「防御耐性」名義。
主防具と副防具に分断され、防具の種類により防御耐性が異なる。

IS

「耐性」名義。
耐性0を100%とし、±1ごとに±1%。
したがって完全防御は100。マイナスの値になっても0扱いにはならず、0よりもダメージがさらに増加する。
複合属性に対しての処理は他の作品と異なり、属性ごとの倍率を乗算する。
 
なお本作では汎用的な防御力の数値も存在するが、そちらはシステムが異なる。
「攻撃側の攻撃力」「対象の防御力」の差分が主なダメージの決定要因となり、そのダメージに倍率をかけるのが属性ごとの耐性である。

RSU

「属性耐性」名義。
マイナスの値になっても0扱いにはならず、0よりもダメージがさらに増加する。
−35以下になると【Weak】判定。


*1 本来、防御力が武器性能を下回っている場合は計算式が違うのだが、武器性能−1の時だけは「計算結果だけ」が武器性能に追いついている場合と偶然一致する。