キャラ別技研究　サンドバッグくん

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解説

スマッシュブラザーズでお馴染みのサンドバッグ。
乱闘中では攻撃を受けるとアイテムを出したり、ホームランコンテストでは昼と夜を飛んで巡ったりと、スマブラのマスコット的キャラクター。
今までずっと殴られ続けた恨みと言わんばかりに、スマフラでファイターとして現れたサンドバッグくんは爆弾で空を飛び空中でも容赦なく投げ技を出してくるバーサーカーとなっている。
手が無いので崖摑まりが出来なかったり、足が無いので移動スピードが一定ではなかったり、かなり特殊なファイター。

代表作

大乱闘スマッシュブラザーズDX (2001/GC)
大乱闘スマッシュブラザーズX (2008/Wii)
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS (2014/3DS)
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U (2014/Wii U)
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL (2018/Switch)

特徴

一部特殊な仕様があるので操作に慣れないうちは事故率が高い
特殊仕様例
・地上の移動速度が一定じゃない
・崖つかまりができない
・打撃物使用時、特殊な攻撃になる。
(横強：振り回し　スマッシュ：二段ぶり　ダッシュ：奇襲飛び込み)

長所/短所

長所
・どの技を使ってまずきりもみ状態になることが無い。
・アイテムを自給できる。
短所
・崖摑まりが出来ない。
・復帰技は自滅の危険を持つ。
・とにかく操作のクセが強すぎる

ファイター性能

一言で表すならものすごく癖のある上級者向けのパワーファイターである。

地上では移動速度が一定じゃなかったり弱、強攻撃の全体隙がやたら長い。
加えて空中でも素の機動力は高くなく
崖つかまりができなかったり復帰が自爆技だったりと
とにかく小回りの利かない性能をしている。
しかしこのファイターの神髄は下Bと空中技にある。
まず下Bの性能であるが端的に言えばコマンド移動技であり
使いこなせればサンドバックくんの機動力を劇的にあげることができる。地上は元が低すぎて上がって並程度だけど
空中攻撃は空中下を除いてとにかく空中攻撃の発生が速く威力も申し分ない。
この二つを組み合わせることによる空中からの奇襲がとにかく早くて強い。
なので使用する側も相手する側も下Bの性能をとにかく把握するようにしよう。

弱攻撃

身体を大きく振りかぶってヘッドバットする

発生も遅くリーチも特別長くなく威力もさほどと
三拍子そろった扱いにくい技
一応頭(？)で攻撃するので対空には使える

強攻撃

横強攻撃

後頭部(？)での頭突き攻撃

弱とは違い体を前方に伸ばしている分リーチは長い
しかし全体動作がこれまた結構長いため
雑に振ると隙を晒してしまう

一応吹っ飛ばすベクトルが真横なので復帰力の低い相手に
崖際で当てると中々えぐいことになる

上強攻撃

バネのような挙動で頭突きをする

地上技では一番発生が速い
リーチが極端に短いので正直出番はあまりない
当たりさえすれば程よく相手を浮かしてくれるので
空中コンボの始動にはなる

下強攻撃

前にでんぐり返しするようにして攻撃する

簡単に言ってしまえば本家スマブラのデデデの下強に近い
技単体で見れば発生がサンドバックくんの地上技のなかでは
比較的早く前方に進みながら攻撃をするのでリーチも程々なのだが
全体隙が大きいためコンボやガードしてる相手に振るなどには向かない

ダッシュ攻撃

前方に転がるようにして攻撃する
下強をでんぐり返しとするならこちらはドッジロールといった感じ

威力こそ高いが全体動作が重く
後隙もやたら長いためあまり使う機会がない
そもそもサンドバック君の地上での移動が特殊なため
ダッシュ自体をあまり活用しないことも相まって影が薄い

ちなみにこの技の途中で崖からずり落ちると
やたら加速して射出される全く意味ないが

スマッシュ攻撃

横スマッシュ

前方にドロップキックを繰り出す

威力が高くリーチも申し分ない扱いやすい横スマ
攻撃の打点が低く崖につかまっている相手にも攻撃が当たるので
タイミングさえ合えば早期撃墜も狙える

上スマッシュ

上方向に向かって二回宙返りを行う

威力こそ高いものの発生は並程度で
吹っ飛ばしはあまり高くないので正直使い道があまりない
なんなら上強の方が吹っ飛ばし力高い…

下スマッシュ

その場でジャンプして地面にまっすぐ着陸することで衝撃波を発生させる

攻撃判定が本体→衝撃波(地面)の順で発生する
本体の攻撃判定はメテオ効果があるので
崖際でこの技を出して相手を奈落に落とすという運用が一応可能
ただ本当に崖際に立たなくてはならず復帰技を食らう可能性が
横スマッシュより高いので一長一短といったところ

空中攻撃

サンドバック君の大きな特徴の一つとして
小ジャンプがやたら低いことがあげられる
特に重要な点ではないが後で技の特徴の際に出てくるため
一応頭の片隅に入れておいてもらいたい

通常空中攻撃

その場で回転するよくある空中通常攻撃

カービィの空Nを代表する本当によくある回転技の一つである
持続が長く360度に攻撃判定が出る以外の特徴ははっきり言ってない
ただ空中下B(後述)との相性がとても良い
空中から結構な速度の慣性を持った状態でこの技を振るだけで
簡単にヒット&アウェイができてしまう

まとまった火力こそ期待できないが空中下Bと組み合わせることで
厄介な技に早変わりするので飛び込みに重宝することになるだろう

前空中攻撃

前方にドロップキックを繰り出す

リーチ、威力、ベクトル、発生がどれも優秀で
牽制によしバーストによしといったサンドバック君の主力技の一つ
特に発生が速くサンドバック君の小ジャンプでも問題なく技が出せる
何なら着地する直前くらいでない限り普通に技が出せる
ただ体勢が若干上を向いているため最速で出すと地上の相手に当たらないことも多い
また持続は短いので空中下Bから当てるにはかなりの慣れが必要である

後ろ空中攻撃

後ろにドロップキックを出す

こちらも空前同様に総じて性能が良く主力技の一つである
空前がバーストに向いているとしたらこちらはコンボが強い
具体的に言えばベクトルがほぼ上方向で吹っ飛ばし力も高くないため
追いかけて連続で当てることが容易で火力稼ぎとしてとにかく使える
裏を返せばバーストには持っていきにくいので終盤ではあまり旨味はないと言える
ちなみに空前と違い攻撃体勢も優秀で小ジャンプから振れば
地上の相手に攻撃が当たらないことがまずない
そのため牽制からのコンボにより磨きがかかっているといってもいい

上空中攻撃

上方向に頭突きする

結構連射が利くためいわゆるお手玉がしやすい
吹っ飛ばし力は低いのでバーストは期待できない
空前、空後の陰に隠れがちだが結構優秀な技である

下空中攻撃

相手を真下に叩き落す蹴り(？)

発生が遅い点以外は大体ガノンメテオと変わらない

掴み攻撃

前投げ

相手に倒れこむようにしてのしかかる

やたら吹っ飛ばし力が高く
ダメージが溜まってくるとバースト手段の一つになる
逆に序盤だとコンボには一切使えないためあまり使うことはない

後ろ投げ

相手を思いっきりぐるぐる回して後ろに投げ飛ばす

こちらも結構吹っ飛ぶので終盤の投げバに使える
何なら前投げよりも飛ぶ

上投げ

頭突きで上にかちあげる

ベクトルが若干前向きで難易度があるものの
序盤のコンボ始動として利用できる

下投げ

相手に二回のしかかり相手を上方向へ吹っ飛ばす
投げた後はサンドバック君が空中にいる状態で動作が終了する

サンドバック君の主力技で最も恐ろしい技
投げの威力がバカみたいに高いのも脅威ではある
だがこの技はそれ以上にコンボの始動としてとてつもなく優秀である
この技を出した直後に空後か空上を出すとほぼ必ず当たる
確定帯もキャラによるが０～２００％の間はほぼ間違いなく当てることができる
これだけでもいつでも２６％のダメージが確約されるのだが
前述の通り空後や空上はコンボパーツとしての運用がしやすいため
さらにダメージを加速することができる
特に序盤は下投げ空上からのお手玉、中盤以降は下投げ空後から空前につなげることで
火力やバーストできる瞬間を増やすことができる
キャラによっては下投げ空前も可能なのでさらにこの技の脅威度が加速する

欠点としてはコンボをするにも相手のベク変によるコンボのアドリブ性があるが
そこはプレイヤーの腕の見せ所なのでとにかくコンボを決めまくろう

必殺技

通常必殺 カプセルスポーン

文字通りアイテムのカプセルを生成する技。
一定時間その場にとどまりカプセルを生成する。
カプセルを投げれば中からアイテムが出てくる。当たり前だが。
隙が大きくカプセルを当てることもそこまで容易ではないため使用機会はそう大くない。
ただ爆発カプセルを生成できて敵に当てれた場合のリターンは大きいので
乱闘時に狙われていなければ使用してみてもいいかもしれない。

カプセル内のアイテムはアイテムスイッチに依存しており
アイテムが出ないよう設定にしていても個々のスイッチがOFFになっていないと
カプセルからアイテムが出てくることとなる。
なのでアイテムスイッチを個々の設定含め全部OFFにするとカプセルは問題なく生成されるが中身が空となる。
裏を返せばスーパースターで無敵状態を維持したり毒キノコで相手を小さくしたりと
ややずるい運用方法もできる。自分の良心と相談して使用しよう。

横必殺 サンドグラブ

放物線を描くように跳んで相手をつかみ投げる技
つかみ判定の持続時間がけっこう長く
だいたい地上であれば着地する直前
空中であれば技を出した時以上の高度であれば相手をつかむことができる

相手をつかめず着地した場合は頭突きをしながら体勢を整える
頭突きにも攻撃判定がちゃんとあるため地上版の後隙を狩ろうとして
頭突きに当たってしまうこともよくある

空中でこの技を使ってもしりもち落下にならないため復帰にどんどん使うとよい

上必殺 ボムへいトス

ボムへいで自爆して上に吹っ飛ぶことで復帰する前代未聞の技。
ボムへいでの自爆ダメージは通常ボムへいと違い１８％となっている。

自爆技なので自身の蓄積％によって復帰力に大きく差が生まれることになる。
ステージによるが100％超えると大体上バーストするため
どうあがいても復帰できない状況になることも多い。
その代わり敵を吹っ飛ばす威力もかなり高いので
一発狙いの特攻は選択肢の一つとして考えておこう。

注意点としては上記の通り自身がバーストする可能性が大いにあること、
空中で発動すると慣性によって滑るので
崖下に入り込んでしまって崖メテオにならないようにすること、
アイテムを持っている場合技自体が発動しないことがあげられる。

小ネタというかある意味これも注意点ではあるが
無敵状態の時は当然復帰にも使えず空中で使用した場合そのまま尻もち落下となる。
バーストされた直後に無敵時間で特攻をする際に崖外では使用しないようにしよう。
また，ボム兵以外のアイテムを持っていると使えないので，そこも注意しよう。

下必殺 サンドダッシュ

タイミング良くキーを押すと、一定距離をすばやく移動できる。
技をただ発動させるとサンドバックくんの全身が一瞬光るだけである。
しかし光っている間に左右もしくは上に入力すると素早く移動ができる。

左右移動に関しては地上と空中で挙動が大きく異なる。
地上の場合ステップするように素早く左右に動くことが可能である。
空中で発動した場合は斜め下方向へと急速に移動する。
空中版左右移動は慣性が大きく働くためうっかり崖外に落ちてしまわないよう注意が必要。
上入力は高くジャンプをする。空中で発動してもジャンプにはカウントされないためかなりの高度を稼ぐことが可能である。
一応の注意としてジャンプボタンだと発動してくれないため上に入力すること。

光っている間に入力しないと全く意味がないうえ入力猶予がかなり短いため
使いこなすのにはかなりの慣れが必要となってくる。
しかしこの技を安定して使用できるようになれば
サンドバックくんの欠点である機動力が飛躍的に向上するため
サンドバックくんを使う上でかなり重要な技であるといえよう。

小ネタとして空中では一度しか使えないがダメージを受けると再使用が可能となるため
下からの復帰は下B→上→上B(自爆)→下Bと入力すればダメージを抑えて復帰が可能となる。
まぁ急降下しちゃったりジャンプできなくて事故死もザラだけど