サイド 風に吹かれて幾千里 現地人

Last-modified: 2024-04-08 (月) 22:29:23

ナガレ

九番
nagare1.jpgナガレ(ながれ)
資料室説明
さすらいの風来坊。
どこから来たのか、流れ者のナガレと呼ばれている。

鋭い殺気を放つ。
人斬りなのだろうか?
―追記―

「風呂は誰にとっても平等な場所だからな」

鍛え抜かれた肉体にはいくつもの古傷が見える。

―追記2―

常人離れした刀の使い手。

村の用心棒をしたり、釣りをしたり、ふらふらとあちこち旅をしているようだが、遠くへ行くわけでもなく、三春領内に留まっているようだ。

このあたりの村人はナガレにあれこれと相談をして頼りにしている。

曰く、弱い者の味方だとか。

―追記3―

本名:三奈沢嘉六
三春藩の重臣、荒木高村への謀反の咎により、打首に処されている。

幼少期に親元を離れていた時期がある。

―追記4―

※訂正
再調査の結果、三奈沢嘉六に関する記録は発見できず。
荘園内の歴史書との相違が認められ、微細な歴史の変化が起きたことを裏付けている。

―追記5―

本件との関わりがあるかは定かではないが、三奈沢姓のある屋敷で見つかった古い手紙を関連物として登録しておく。

「今年も桜が――た。
 あの木の下に今も――がいるような気が――るんだ。

 ――――(判別不能)

 オレは――とつ忘れてない。

 二人で見上げた綺羅々輝――空も
 釣り上――湖の主も
 もう一度会って――、二人であちこちを旅したことも
 この街に来てからのことも。

 ――――(判別不能)

 奇跡の――な時間を――てくれてありがとう。
 で――あれだけ別れの言葉を交わしたのに

 また――たくてたまらないんだ。

 そっちでまた会えるかな? きっと会えるよな。
 今度―オレが探しに――よ。
 オレも――もともだちが少ないから、寂しい想いしてる――う?

 もう少し――待っててく――。オレのともだち。」

手紙は保存状態が悪く、判別不能な箇所が多かった。
差出人や誰に当てたものなのかはわからない。
著名や書かれた当時の詳細なども不明だが、僅かな繋がりから歴史覚醒域後の三奈沢嘉六の足取りを割り出す手がかりになるかと思われるが……
これ以上は本件の報告から逸脱するので、調査はここまでとする。

絵:うすくちぽてち

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