シナリオ/世界移動シナリオ-天下繚乱編のイベント
このイベントは少し特殊でシナリオ開始時から発生する前半パートと別のイベントクリア後に発生する後半パートに分かれている。
- 前半
- 『物之符藩武術大会』の巻
モノノフ王国
甲斐国東部の物之符藩に着いた主人公達。
ふと目に入った御触書を読んでみると…物之符藩主の御触書我が物之符藩では武術大会を開いておる。見事武術大会を勝ち抜いた者にはヨが褒美を授けよう。大会はこの先の物之符城で行われ、勝ち抜いた者が出るまで開催される。我こそは…と思う者は奮って参加するが良い。物之符藩主何だこれは?まあ見に行ってみよう。
そう思った主人公は物之符城へ向かっていった。
物之符城に着いた主人公。
早速城に入ると…
「ま 参った!!」
デカい声が響いた後、1りの名も無き侍が悔しそうに戻って行くのが見えた。
「ふん、この程度か!いざ戦ってみれば侍のくせに貧弱すぎるではないか。近頃の侍は平和ボケでもしておるのか?」
部屋の壇の上にいた剣客が誇らしげに喋った後、独り言を言っていた。
「やれやれ、『英傑』はいつになったら現れるのやら… 天下が乱れ始めておるというのに…」
壇の上に上る主人公。そして彼に気づいた剣客。
「むっ!?何だお主らは?奇天烈な格好だが… お主も『ちゃれんじゃあ』か?」
『ちゃれんじゃあ』だと? 俺は通りすがりの(プレイヤー名)だ。
「ふっふっふ… よく来たな!拙者は『一の間』を守る伊賀 栗三郎でゴザ~ル。さあ、いざ尋常に…」
これって、もしかしなくても…
「勝負でゴザ~ル!」
♪勝負でゴザ~~ル!
伊賀 栗三郎と1vs1で*1戦うのだが、彼自身に特筆すべき特徴は無く、こちらのレベルが50以上ならば余裕で勝てるだろう。
伊賀 栗三郎に勝った主人公。
「お見事でゴザ~ル!ようやく英傑候補が現れたでゴザ~ル… さあ、次の間へ進むでゴザ~ル!」
『英傑候補』に『次の間』だと?何それ?外人?歌?
主人公達が疑問に思うと誰かが大声で主人公を褒め称えた。
「天晴 パ~レッ!」
そこにいたのは王冠みたいな頭の人物だった。彼は壇上に上がる。
「ほう、珍しい出で立ちの『ちゃれんじゃあ』じゃな… だが、腕前の方は『ないす』な様だぞい!」
だ、誰だぁ!?
「控えおろ~う!この方をどなたと心得る!この藩で一番偉い物之符藩主であらせられるぞ!」
「お主、なかなか見所があるぞい。では、いい物を見せてやるぞい!」
そう言って彼が取り出したのは、怪しげな鏡だった。
「これぞ、真実を映す我が藩の家宝『羅亜の鏡』だぞい。これが欲しくば、ヨの家来を全て倒すんだぞい!」
どういう事だ!?
「我が藩にはこんな言い伝えがある。『因果の歪みが生じる時、数多の妖異が天下を跋扈し、やがて日ノ本は滅ぶなり』と。お主も見て来たであろう、この時代にあるまじき者共や異形の化物を。更に日ノ本も日に日に狂い始めておる… 急いで何とかせねばならぬのだ!」
『因果の歪み』って… 時空破断の事か。
「お主、知っておったのか…」
ああ、俺もそれに巻き込まれてこの世界に来たからな。
「にわかに信じがたいが、別世界の者であるなら英傑である可能性が『びれぞん』かもしれんぞい」
何故そう思うんだ?
「あの言い伝えには続きがあって、『破滅を防ぐ方法は、同じ歪みより現れた英傑と呼ばれる武士を見つけ出し、その者に鏡を授けるべし』と続くぞい」
そして、物之符藩主は叫んだ。
「者ども 出会え~!!」
藩主の号令と共に奥の扉から99人の剣客が現れた!
「我らは!」「物之符藩主様の家来」「「「100人衆~!!」」」
「こやつらと戦い100人勝ち抜く者がいれば、それが『英傑』に違いないんだぞい!『羅亜の鏡』が欲しければ残り99人を倒して見事『英傑』と認められなければならんぞい!」
それって苦行じゃないですかやだー
「皆の者、配置に着け!」
「「「心得たでゴザ~ル!」」」
99人の剣客は元の配置に着くべく奥の扉へ入って行った。
「ヨは一番奥の部屋で待っておる。ちゃっちゃとそこへ来るんだぞい。じゃ~な~!」
そう言って物之符藩主も奥の扉へ入って行った。
…行くしかないだろ!英傑が何だか知らないが勝ち抜いて行くぜ!
百人抜きを目指し、主人公達は次の間へ進んでいった…
ここから奉武道百人抜きが始まり、奉武道達と戦っていく。
戦闘はPTの先頭にいるメンバーが奉武道と戦う1vs1形式で行われる。戦闘中もメンバーの交代が出来るがその際に1ターン消費してしまう。
負けてしまうと他のPTメンが戦える状態でも1人目からやり直す羽目になるので危ないと思ったら迷わず交代しよう。
1戦ごとに間があるのでその間に回復しつつ戦い抜くと良いだろう。
途中で抜け出す事も可能だが抜け出したり負けると再び1人目からやり直しとなる。
20人目「轟 剛太郎」に勝つと次のイベントが発生する。 - 「『えまあじぇんしぃ』じゃ!」の巻
「ビ~~ガ~~!!」
二十の間を守る大奉武道「轟 剛太郎」に勝った主人公。
「この調子では拙者の名が天下に轟く日はいつになるのでゴザ~ル…?と、とにかく拙者の負けだ。ここは通られ…」
と、その時、不意に生ぬるい風が吹くと同時に禍々しい妖気を纏った騎馬武者が現れた!
「な、何者でゴザ~ル!?」
「我らは赤母衣衆(あかほろしゅう)。"幻魔王"織田信長の手下だ…」
何をするつもりだ!?
「知れた事よ。この藩に我らの、いや信長様の脅威となる鏡がある。それを奪いに来たのだ…」
そうはさせるか!
赤母衣衆との戦闘。前の戦闘から連戦となる。
この戦闘に限り轟 剛太郎がNPCとして戦ってくれるがあまり頼りにならない。
ステータスは奉武道よりも少し高く、さみだれ突きも使う強敵だが、1体しかいないので若干こちらが有利だ。
撃破後…
「我を打ち負かすとは… だが、もう遅い!他の者共がここを目指しているであろう… さらばだっ!」
手負いのまま逃げる赤母衣衆。
「な、何という事だ… 今見た事を急いで藩主様に知らせねば… 御免でゴザ~ル!」
そう言うと剛太郎は先に奥へ向かっていった。
主人公達も彼の後を追う事にした。
ここから二十六の間までは奉武道に道を譲ってもらいながら進む。二十六の間まで来るとイベント発生。
二十六の間… そこにいたのは、物之符藩主だった。
「聞いたぞい。赤母衣衆とやらが現れたそうだぞい!やはり言い伝えは本当だったんじゃな!」
時間が無い!早く鏡を渡してくれ!
「うむ、100抜きには程遠いが今は『えまあじぇんしぃ』じゃからな。特別に英傑と認めてやるぞい!すぐそこの『二十六の間』の舞台上に箱を置いた。『羅亜の鏡』はその中じゃ、受け取るがy…」
「「「待てッ!」」」
赤母衣衆の部隊が主人公達の背後から現れたのだ!
「鏡はその中か… そこを退いてもらおう…」
断る!
「ならば、力ずくで退かすまでだ…」
赤母衣衆4体との戦闘
敵は4体と若干こちらが不利なので、回復主体で戦うと良いだろう。
撃破後…
「ククク… 我らは十分に時間を稼いだ…」
負け惜しみか?
「後ろを見てみろ、虚け者め…」
主人公が舞台の方を見ると藩主が気絶しており、赤母衣衆の1りが鏡の入った箱を持ち去ろうとしていたのだ!
「『羅亜の鏡』は頂いた!もの共、撤退d…」「待てぃ!」
箱を持ち去ろうとした赤母衣衆の前に立ちはだかったのは、黄金色の鎧の奉武道、尾張 斎宗だった!
斎宗の攻撃に怯んだ赤母衣衆は箱をポロリと落としたが、主人公がそれを上手くキャッチした!
「ここは拙者に任せるでゴザ~ル。『ちゃれんじゃあ』よ、その箱を抱えたまま早く逃げられよ!」
俺は一体どこから逃げればいいんだ!?
「『三十の間』の壁に穴が開いておる。そこからならば脱出できるであろう」
わかった。
箱を抱えつつ、三十の間へ急ぐ主人公達であった。
三十の間…
斎宗の言うとおり壁に穴が開いていた。恐らく箱を持ち去ろうとした奴はここから入って来たのだろう。
早速脱出しようとする主人公、しかしそこで彼が見たのは… 火の海だった!!
赤母衣衆による焼き討ちが既に始まっていたのだ!
更に背後からも赤母衣衆が迫って来る絶体絶命の状況で主人公はある決断を下した!
壁の穴から脱出しよう!、と。
火の海に飛び込む主人公達。後から来た赤母衣衆はそれを見て驚いていたのか彼らを追おうとしなかったが、少しばかりの静寂の後…
「フハハハハハハハハハ!アァハハハハハハハハハ!アァァハハハハハハッ…」
赤母衣衆のリーダーと思しき男が突然笑い出した。
「(主人公名)、中々の好敵手よ!その勇気を称えて鏡はしばらくお前らに預けておこう… 人間どもに割れた羅亜の鏡を直す術はあるまい… 者ども、撤収だ!」
燃え盛る物之符城を後にし、赤母衣衆はどこかへ去って行った。
脱出後にHPが脱出前の半分になってしまうが、脱出の際に火属性に耐性のある防具を装備している場合は軽減割合に応じてダメージが減る。
脱出後、物之符藩主と百人の奉武道と合流した主人公達。
「おお、英傑殿!無事だったかぞい!?」
何とか助かったのはいいんだが、鏡が…
「何と!羅亜の鏡は割れてしまったのか… いや、実はヨが割ってしまったんじゃよ。」
な、何だってー!?
「部屋を整理していたらポロって落ちてしまってのう、この様じゃww いや~すっかり忘れてたぞい!」
おいィ!?何て事したんだよこの藩主!!
「と、とにかく、城があの様では武術大会は当分開催できんぞい。者ども!しばらくは城の復旧作業を行うのじゃ!」
あの、鏡は…?
「それはお主に譲るぞい。お主ならば鏡を直す術を見つけ出せるかもしれないからのう。さっさと鏡を直してくるんだぞい」
ご、強引だな…
「まあ、こっちも出来るだけの事はやってみるつもりじゃ。赤母衣衆についてちょっと調べてみるぞい」
…頼んだぞ。
割れた羅亜の鏡を半ば強制的に押し付けられ、主人公は物之符藩を去って行った。
- 『物之符藩武術大会』の巻
- 後半
- 「改めて、武術大会再開でゴザ~ル」の巻
物之符城が完全復旧し、武術大会が再開したと聞いてやって来た主人公達。
「拙者の名は『伊賀 栗三郎』!この『一の間』を預かる者でゴz… お主はあの時の英傑!?」
武術大会が再開したそうだな。
「いかにも。ところで、お主がここに来たという事は… 再び100人抜きに挑むつもりだな?」
勿論だ。まあ、今回は腕試しのつもりで挑むつもりだが。
「よかろう… 我ら100人の奉武道に勝ち抜けば、藩主様より褒美が与えられるぞ!心してかかって参れ!!」
改めて物之符藩武術大会が再開される。
ルールは前半と同じ1vs1形式で戦う。また25戦ごとに中ボスとの戦いがある。- 緑奉武道
- これと言った特徴が無い奉武道。
伊賀栗三郎や瓦割百太郎や衣岳海老天、燐須院上風などがこれに該当する。 - 青奉武道
- 通常攻撃に加えてジャンプ攻撃を駆使する奉武道。
太鼓山電衛門や焼石水之清などがこれに該当する。 - 赤奉武道
- 通常攻撃に加えて衝撃波やジャンプ攻撃を使う奉武道。
衝撃波はリフレクションや魔法反射系のSCで反射でき、逆に奉武道に対してダメージを与える事が出来る。
越前蟹三郎や相馬藤兵衛、流石流石之紙などがこれに該当する。 - 灰奉武道
- 通常攻撃に加えてボイス弾やジャンプ攻撃を駆使する奉武道。
ボイス弾も衝撃波同様に反射可能だが、奉武道にダメージを与えることが出来ない。
綱無万次や富士鷹茄子兵衛、鋼鉄斎厳条などがこれに該当する。 - 虹奉武道
- 居合斬りや「わあぷ」でこちらを翻弄する奉武道。通常攻撃もするが頻度は低い。
「わあぷ」で1ターンの間だけ完全回避状態になり、居合斬りで痛恨の一撃を与える厄介な相手。
攻略法は居合斬り前の1ターン休みの時に攻撃する事だ。
阿古屋真珠郎や角山鬼吉、稲荷山助六などが該当する。 - 大奉武道(青)
- 通常攻撃やジャンプ攻撃に加えて巨体を活かした回転アタックを使う奉武道。
ステータスは通常サイズの奉武道よりSTRとVITが高いが、AGIが低い。
黄金沢金太郎や轟剛太郎、石垣野戊郎など。 - 豆奉武道(緑)
- 豆みたいに小さいためか、極端にAGIが高く回避率も高い奉武道。
しかし、HPは1なので必中攻撃を使えばあっさり倒せる。
これに該当するのは或摩白吉のみ。 - 豆奉武道(青)
- 2回行動・非常に高いAGIに加えてジャンプ攻撃を使いこなす豆奉武道。
しかし、HPは1なので必中攻撃を使えb(ry
干鮑出汁之助や生垣茂之上がこれに該当する。 - 豆奉武道(赤)
- 2回行動・非常に高いAGIとジャンプ攻撃に加えて衝撃波を放ってくる豆奉武道。
だが、HPは1なn(ry
朝摘苺や酔山出井萃、三十戸鋭角がこれに該当する。 - 何者(なんじゃ)
- 一部の奉武道と共に出てくる傭兵で、AGIがそこそこ高く手裏剣や空蝉を使う。
どう見ても忍者です本当にありがとうございました
上位種に中何者や上何者がいるが、ただ単純に攻撃力が上がっただけである。
撃破されなくても雇い主の奉武道が倒されると彼らは消える。
- 白玉院善哉
- 25番目に出てくる中ボス奉武道。
ステータスが若干高く、何者を従えているが攻撃手段は赤奉武道と同じ。 - 石頭厳籍
- 50番目の中ボス奉武道。
その名前が示す通り、高い防御を誇る大奉武道。防御無視の攻撃で戦うと良いだろう。 - 寅鶫鵺次
- 75番目に待ち受ける中ボス奉武道。
そこそこ高いステータスで虹奉武道と同じ攻撃手段を使う上に、厄介な上何者も呼ぶ強敵。 - 尾張斎宗
- 最後に待ち構える奉武道。
全ての奉武道の中でも最高のステータスを誇り、大奉武道の攻撃手段に加えて痛恨の一撃を出したり炎のブレスも吐く。
熾烈な100人抜きを勝ち抜き、王の間に着いた主人公達。そこでは物之符藩主が大喜びで主人公達を歓迎していた。
「天晴 パ~レッ!よくぞ100人衆を打倒した!褒めて遣わすぞい!それにしてもホントに100人全員倒すとは… お主なかなかの暇人じゃな」
それほどでもない。
「とにかく、『ちゃんぴおん』になったお主には褒美を授けるぞい!さあ、受け取れ!」
褒美の入った箱を受け取る主人公。
「ホントは家宝の『羅亜の鏡』をやる予定だったんじゃが、先日の『えまあじぇんしぃ』でお主に渡したぞい。そこで今回はヨの宝物を『ぷれぜんと』するぞい。ありがたく思うが良いぞい!」
主人公に箱を渡した後、物之符藩主は元の位置に戻った。
「さて… これで武術大会はおしまいじゃ!なかなか楽しい大会だったぞい!機会があればまた遊ぶぞい… サラバじゃ!」
物之符藩主に別れを告げ、主人公達は物之符城を去って行った。
アイテム:「CD:天下繚乱編(入手済みの場合はスキルエクステンド)」を手に入れた!!後日、物之符城に来ると、一の間に物之符藩主がいた。
「おお、お主はいつぞやの『ちゃんぴおん』!」
久しぶりだな。ところで、奉武道達はどうしたんだ?
「彼らなら『はわい』へ『ばかんす』に行かせたぞい。あいつらは良く頑張ってくれたぞい!」
で、これからの家来はどうするんだ?
「今度は『めいど』を100人雇って、彼女らと共に余生を過ごすつもりぞい!」
相変わらず呑気な藩主だ…
- 「改めて、武術大会再開でゴザ~ル」の巻