『ラグ』とは、「回線の混雑やサーバー負荷により、データの処理や転送が遅れている状況」である。(参考ページ:goo辞書「ラグ」)
また、端末のスペック不足やメモリ不足などにより処理落ちが発生し、同じような現象が起こることもある。(参考ページ:処理落ちとは-Weblio辞書)
なぜこのページを作成したかというと、オルクスオンラインではラグのせいで相手も自分も楽しさ半減、ということが多いからだ。
オルクスオンラインは完全ノンターゲティングシステムで、当たり判定も基本的に攻撃を受ける側にあるため、緊張感・爽快感の高いバトルが味わえる。しかし、それゆえにラグの影響を受けやすい。
例えばアリーナでは、相手のラグの度合いによって攻撃の当たるタイミングが違ったりして、不公平感を覚えることがある。
また自分がラグい場合も、味方へのフォローの反応が遅れる・ダメージ反映が遅れる・(自分のラグにより)相手に攻撃を当てるのが難しくなる・鯖判定状態(極端に回線が悪い・頻繁に回線が切れるプレイヤーへの運営からのペナルティ。当たり判定が攻撃を当てる側に移り、攻撃され放題になってしまう)などが起きて、自分も楽しめない。
ミッションでも、MOBのアクティブ化が遅れる・ダメージ反映が遅れてオーバーキルしてしまう(MPや時間の無駄)・マップ移動が遅れて他PTMに迷惑をかけるなどの弊害がある。
スマホゲームなのでラグを完全になくすのは難しいが、お互いが気持ちよくゲームをプレイするためにラグを可能な限り少なくする努力が必要だ。
そのための何らかの手助けになれば、との思いでこのページを作成した。
その他、個々の項目に関する参考ページは項目ごとに記載する。
【コンテンツ一覧】
大きな効果が期待でき、簡単にできる対策
スマホを買い替える
iphone,Android問わずスマホの性能は凄まじい速度で進歩しており、1年も経つともはや化石になってしまうスマホも珍しくない。
自分の端末が2,3年前のものなら、買い替えることが根本的な解決になったりするので、以下の方法をすべて試してだめなら買い替えよう。
オルクスの設定を変更して端末への負荷を下げる
タイトル画面もしくはゲーム内「MENU」→「設定」でゲームの設定を変更できる。
以下の項目は端末や回線への負荷が大きいと考えられるものである。
もちろんその設定を切ることにより快適になる一方、機能や見た目など不便になる部分もあるので、取捨選択が必要だ。
- フィールドエフェクトをOFFにする
OFFにすることで背景などの描写を減らす。ヴィジュアル的には悪くなるがアリーナ内ではOFFにしておくと軽い。 - BGM・SEを切る(ミュート)
音声の処理を行わなくなるので軽くなる。ただ、SEを切った場合周囲の状況が把握しにくくなる。 - 各種影・名前・ガイドアロー・プッシュ通知をOFFにする
OFFにすることで不要な描写を減らす。ただし、プレイ上あったほうが便利なものもある。(例:相手の影は打ち上がったときにどこに落下するかを示してくれる)
プレイする直前などに再起動やメモリ開放を行う
再起動は非常に効果的。またメモリ解放アプリも一定の効果がある。
貯まったキャッシュなどのデータをリセットして消せるので、目に見えて軽くなる。
再起動してからメモリ解放アプリで自動起動アプリを終了させるのが理想的だ。
メモリ解放アプリは1つでよく、インストールしすぎると逆に開放アプリがメモリを圧迫してしまう。
参考アプリ:高級タスクマネージャ - モバイル加速
キャッシュ・履歴の削除
キャッシュとは「一時ファイル」のことで、溜まると容量を圧迫するので定期的に削除したほうがいい。
専用のアプリを使うと簡単に削除できる。履歴消しゴムが容量も軽くて使いやすい。
参考ページ:今さら聞けないスマートフォン講座「キャッシュってなに?」
充電しながらのプレイを避ける
充電中にやると発熱が激しくなり、端末の性能が低下する。
ただ、ほとんどのスマホは充電が切れそうになると(大体残り15%が目安)、わざとCPUをアンダークロックするなどして性能を落とすようになっているので、電池残量には注意しよう。
こまめに再ログイン(リログ)する
リログだけでも一定の効果はあるが、前述の再起動やメモリ解放と組み合わるのがよい。
不必要なアプリをアンインストール・凍結する
不必要なアプリを消すことで端末のパフォーマンスは安定する。
プリインストールアプリ(最初から入っているメーカー製アプリなど)の中には、アンインストールできないが凍結できるものもあるので確認してみよう。
LINEやTwitter、Facebookなどの通知を切る
これらはバックグラウンドでスマホの処理容量をかなり喰うのでアンインストールするのが望ましいが、アンインストールするのは現実的でないと思われる。
対策としてはゲーム中だけ各アプリの設定から通知を切ることがあげられる。
また公式アプリの動作が重い場合、非公式アプリやブラウザを利用するのも手。
動作確認済み軽量Twitterアプリ『Justaway』(Google Play)
大きな効果が期待できるが、ややハードルの高い対策
固定回線のWi-Fiに接続する
LTEは高速通信ではあるが、電波の性質上通信が安定しない。
Wi-Fiは『限られた範囲』だが安定している。またLTEに比べて発熱が少ない。
一般的に、ラグの大きさは 3G>4G・LTE>Wi-Fi(固定回線)
オルクスをプレイする上では、通信速度はそこまで重要ではなく、重要なのは応答速度(PING)と安定性。
オルクスのアプリを一度アンインストールし再インストールする
「アップデートしたら重くなった」などはこの方法で大体改善する。
設定などもリセットされるので注意。(キャラデータは飛ばない)
ゲーム専用端末(白ロム)
白ロムとは簡単にいえば「SIMの入っていない端末」のことで、SIMが入っていなくてもWi-Fi環境があれば使用できる。
ゲーム専用にすれば日常使用による劣化がなく安定した性能を発揮できる。
白ロムは通常の携帯ショップでは売っておらず、Amazonなどのオンラインショップやヤフオクなどで1~5万程度で取引されている。
参考ページ:ケータイアウトレット「白ロムとは?」
機種変更
まずAndroidかiPhoneかの選択であるが、オルクスをプレイするという上ではAndroidのほうが良い。
(ストアの仕様上iOS版は不具合修正やメンテ終了が遅れることが多い)
以下Androidについて解説する。
最近ではXperiaやGALAXYが有名だが、フラグシップモデル(最上位機種)ならCPUやメモリサイズといった基本的なスペックはどのメーカーでもほぼ同じだ。
ディスプレイのサイズ・タッチ精度、高負荷時の発熱の度合い、Wi-Fiの感度など(これらはメーカーが一緒でも機種ごとに異なる)を調べてから選択するのがよい。
端末初期化
端末を工場出荷時状態にリセットするので、究極の方法であるが手間と時間がかかる。
バックアップを忘れずに(特にGoogleアカウントのパスワードを忘れると大惨事)
参考ページ:
PC online「Androidスマホが遅い? 思い切って初期化を試そう!」
androp「スマホ初期化前やること,注意点, 手順, 方法,やり方まとめ/Android,アンドロイド」
環境によっては一定の効果が期待できる対策
カバーをつけない
カバーの材質によっては放熱の邪魔になる。
例えば、プラスチックや樹脂製のカバーは熱を伝えにくく、スマホに熱がこもる。『では金属製のカバーにすればいいじゃないか』と思うが、それも電波を妨害してしまう。
確かにスマホが傷ついたり落下で壊れるのはいやだが、放熱が妨げられると爆発や発火の危険があるので外した方がいい。
参考サイト:「新型車&モデルチェンジ情報」『スマホカバーは電池の放熱を阻害して劣化を早める原因になる』
不要ファイルを削除する
キャッシュに比べれば端末に与える影響は少ないが、十分な空き容量は確保しておこう。データの【デフラグ】(バラバラのデータをつなぎあわせて整理整頓)するアプリもあるので、何をやってもだめならおすすめ。
ルーターを変える
バッファローやNEC製が安定していると言われているが、今使っている機種との相性も調べたほうが良い。
中古品は磨耗の度合いが想像もつかないので、いくら安くても避けた方がいい。
ルーターに近いところでプレイする
壁などで電波の減衰が起こるので、近いほうが電波強度は高い。
プロパイダの変更
あまりに通信速度が遅い場合、プロパイダ側の混雑が原因かもしれない。
どのプロパイダが良いのかは地域によるのでなんとも言えない。
Wi-Fiチャンネルの変更(5.0GHz帯の使用)
Wifi AnalyzerなどのアプリでWi-Fiチャンネルの使用状況を確認できる。
もし他のアクセスポイントとチャンネルが重なっていた場合は、混線が起きている可能性があるのでルータ側の設定からチャンネルを変更するか、もし機種とルータが対応していれば5.0GHz帯に変更することで解決できる。
5.0GHzは2.4GHzに比べて家電などとの干渉が少なく速度が速いが、壁や障害物による減衰が大きい。
root化(非推奨)
root化することで高度な設定や制御ができるようになるが、失敗すると文鎮化(端末が起動できなくなること)してしまうリスクや、改造行為扱いになり保証を受けられなくなるなどの欠点があるので、あまり強くはおすすめできない。
root化については全て自己責任となる。
参考ページ:Androidをroot化する時に知っておきたいこと
- root化でできること
- CPUのオーバークロック
CPUの性能を無理やり上げることができる。
発熱も増えるので、長時間使用すると逆に重くなるとのレビューも。
(オーバークロックアプリ『安兎兎CPUマスター(無料版)』) - プリインストールアプリの削除
例えばdocomoのスマホには『dメニュー』などのドコモのアプリがあらかじめ数多くインストールされているが、これらのアプリは消すことができない。『dメニュー使わないよ!』という人はアンインストールして容量を増やしたいはず。その上こういう『消せないプリインストールアプリ』は多いので、意外に容量を喰ってしまうことが多い。
参考アプリ:『/system/app mover ★ ROOT ★』
- CPUのオーバークロック
ソフトウェアの更新
『Android4.4.2』のように、アンドロイドのOSのバージョンを更新すること。
そのバージョンの不具合が直っていたり、新しい機能が追加されたりとメリットばかりのように思えるが、新機能の追加が多いアップデートだと不具合が出てくることもあるので、慎重にやりたい。
例としてオルクスは過去、Android4.3から4.4に更新した際、ゲーム側がAndroid4.4のOSに対応できておらずタッチ切れや切断が多発したことがあった(ソース→公式ブログ)。2015/7/13現在はAndroid4.4でも問題なく遊べるが、5.0で遊べるかは不明。とりあえずGalaxyS5をAndroid5.0 Lolipopにアップデートしたところ、電池がすぐなくなり操作も重くなった。
参考サイト:「日刊SPA!」『【間違いだらけのスマホアップデート】OSのアップデートは慎重に』http://nikkan-spa.jp/355438
『バックグラウンドプロセス』を『バックグラウンドプロセスなし』にする
バックグラウンドで動くアプリはLINE、Twitter、Facebookなど数も多く、重いアプリが多い。そのためバックグラウンドプロセスをOffにしておくと、動作は軽くなる。
『設定』→『開発者オプション』→『バックグラウンドプロセス』で設定を変更できる。『開発者オプション』が表示されない人は、『設定』→『ビルド番号』でビルド番号を9回タップすれば『開発者オプション』が追加される。
ただしこの設定は端末を再起動するたびにリセットされることが多い。
Wi-Fi接続設定を変更して「静的IP」を使う
Wi-Fiの接続がよく切れる場合静的IPを使うことで解決できる場合がある。
問題ない場合はそのままでよい。
効果があるかもしれない対策
LANケーブルを変える
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6651517/
このサイトによると、今のところLANケーブルに拘ってもそこまで速度は変わらないようだ。
ルーターと端末を同じ高さにする
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120412/122337/?P=3&rt=nocnt
スカイツリーなどの電波塔と同じ原理で、電波を発信する場所は高い位置がいい。
端末の持ち方に気をつける
ルーターの再起動
買ってからずっとつけっぱなしで一度も再起動したことがない場合は、確実に動作が重くなっている。
ルーター会社のページでも勧められている通り、コンセントを抜いてしばらく待ってからコンセントをつなぎなおすと、Wifiの通信チャンネルも変わってより通信速度が上がる。
参考サイト:ELECOM『スマホのWi-Fiがつながらない時の復旧手順』
ルーターの電源を見直す
・コードが古い
・コードがルーターについてきた専用のものではない
・ほこりが詰まっている
・延長ケーブルを何個も経由している
・電圧があっていない
などが原因でルーターに不具合が出る。
Wi-Fiと混線する恐れのある電化製品の使用を避ける
電子レンジや電話機、その他の通信行為もWi-Fiと混線する可能性がある。
参考サイト:BUFFALO『無線LAN以外の無線機器との電波干渉について(AirStation全般)』http://buffalo.jp/php/lqa.php?id=BUF13554
ゲーム内チャットOFF
通信量としては微々たるものだが、通信規制中などどうしても通信量を減らしたいときには有効。
アバターを外す
他の人のアバターは消せないのであまり意味は無い→結構軽くなったべ?
有線接続
ほぼネタ。無線と違い有線の方が信号の減衰が少なく高速通信ができる。
参考サイト:Amazon.co.jp:有線LANアダプタ android タブレットPC miniUSB 端子→有線LAN 変換アダプタ
- ルーターは立てておくと横向きに強い電波が放出されるって電機屋の職員に教わったので、ルーターごとにどこに電波が飛ぶのか把握するのもいいかもしれないです -- 2019-09-29 (日) 01:18:13
- あとPCと同じで部屋の温度高すぎると熱暴走する。熱暴走がどうしても解決しないなら、PC用の吸熱ラバーを端末の裏とかに貼ると多少ましになった(現在はPC冷却ではファンが主流なので、実店舗にはあまり売っていない) -- 2019-09-29 (日) 01:21:53
- オルクスに限ったことだが、表示距離変更は有効。表示距離長いと、処理するデータ量増えるからな。 -- 2020-08-30 (日) 13:05:27