カナキット・“ジル”・ボンド14世(Cannakit “JIL” Bonds XIV)は、東ドレン共和国?および東亜連邦の実業家、政治家、著述家。
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生年月日 | 2030年4月17日(推定) |
没年月日 | 2079年12月11日 |
性別 | 男 |
享年 | 49歳 |
国籍 | 東亜連邦 |
生い立ち
その出生については諸説あり、本人も「ミステリーのほうがおもしろくない?」*1と口を閉ざしているため正確かどうかは不明であるが、『ポンド族譜』の記述や過去の発言から推測する最も有力な説として、先代、ジル・ポンド13世の甥であるといわれる。彼が初めて公の場に姿を現したのは、「ポンド・キャーキュレーション」設立50周年を記念した2033年5月6日の式典であり、13世は彼を「先月で3歳になったんだ」と説明しているため、生年月日が2030年4月中であることはほぼ確実とみられる。『ポンド族譜』において彼についての記述は存在しないが、2033年時点で存命中の一族のうち、4月生まれの3歳は13世の甥であるパトリック・ボンド?、およびウェストドレン・ボンド家にいたキャルナヴィット・ボンド?であるが、本家とウェストドレン・ボンド家は数十年間対立しているため、13世がここから養子をもらうということは考えにくく、自然とパトリック・ボンドが14世と同一人物であるという結論に至る。なお、「キャルナヴィット」を東ドレン方言で読み起こすと「キャナキヴト」となり、これを転じて「カナキット」とする説が主にインターネット上で唱えられている。[要出典]また公式の発表では両人ともに死亡しているとされているため、そもそも族譜に掲載されなかったほかの遠戚の子、もしくは隠し子説も存在する。
本家当主および財閥代表就任
2049年5月、13世が急死したためわずか19歳で当主となり、翌年には財閥の代表に就任した。もともと飛び級で大学を卒業するほどの頭の持ち主であり、また趣味で研究していた経済論説が学会の話題を呼ぶなど、経営者としては稀代の切れ者とされていたが、実際はその論文には詭弁が多く、彼が財閥代表就任後に同一、または似たような行動を起こした実例はない。ただし、経営に失敗していたわけではなく、もともと苦しかった財閥経営を、複数の分社化による切り崩し、大幅リストラなどで立て直すことはしている。しかし大幅リストラに関しては批判が多く、もともとそこまでの人望があったわけでもなかったため、2054年3月19日、取締役弾劾会議で弾劾が決定され、当主の座は譲らなかったものの財閥代表に関しては13世のいとこであるハンガリー・ボンド?に譲渡された。これによりボンド財閥は初代以来の本家経営の方針を初めて破ることとなり、事実上ハンガリーの側近ヴォイルゴルゴ・ブキョク?率いるブキョク家の傀儡となった。
“ボンド連盟”の成立
ドレニア州立大学で政治学を先行していた14世は、失脚後の2055年12月6日、はじめて政界に興味を示す発言をし、翌年の東ドレン共和国国議会員選挙で初当選を果たした。しかしわずか4か月で突如辞任を表明し、当時の新東亜連邦へと移住した。理由は公式には語られていないが、大方新東亜連邦内におけるドレン人社会運動に対する共鳴とみられ、実際彼はドレン人系政党「トッドル」を吸収し「ボンド連盟?」なる政党を打ち立てている。
ボンド連盟の入閣
細々とした活動を続けていたボンド連盟であったが、突如として転機が訪れる。第一次東葛クーデターにより新東亜連邦内のドレン人の政治発言権が一時的に制限されたことを批判し、多くの支持者を獲得、翌年の総選挙では立候補党員のうちおよそ6割が当選し、議員0から野党第3党までのぼりつめた。当時すでに制限は失効していたが、この結果が新東亜連邦政府に与えた衝撃は大きく、以降ドレン人に対する積極的な規制はおこなわれなくなった。これは第二次東葛クーデターの際にドレン人の基本的人権が存続されたことにも間接的な貢献をしていると考えられている。
また足立内閣の連立に参加し、14世の側近であるティム・マクラーレン?が初入閣を果たした。
急死
2079年12月11日、東ドレン共和国?のドレニア州国際空港に向かっていた東亜航空112便?の墜落事故に巻き込まれ、急死した。ボンド連盟?首班は2079年12月20日付でティム・マクラーレン?となった。
著述家としての活動
14世は複数の経済学論説、放射線科学論文のほか、書架メルセデス?より複数のミステリー小説を発表している。2070年には、自身のミステリー小説シリーズ最新作『ゴッド・スマイル』で第6回本田守明賞大賞を受賞し話題を呼んだ。
コメント
- 作り話にしては内容が濃いなぁ。実話かな?(違う) -- 2022-05-24 (火) 19:44:21
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