コンセプト
通常では有り得ない間隔でスキルを連続使用することにより、敵を凍結させ続けてハメに近い状況を実現するビルド。別名、凍結wiz。
仕組みとしては、
1. Critical Hit Chanceを上げてEnergy Twisterで攻撃する。
2. 1によりCritical Massを連続で発動(Proc)させる。
3. 2により以下の3スキルのクールダウンを瞬時に回収し連続使用する。
4. Arcane Power on Critを稼ぐことでAPを回収。1に戻る。
実現するにはCC以外にも後述する各ステータスを確保するため、特化した装備を整える必要がある。
動画
以下は拾い物ですが、参考になりそうなものを。
Diablo 3 - 1.0.5 Wizard, CM isn't dead, just more expensive (3.0atk/sec) - Critical Mass Optimized
http://www.youtube.com/watch?v=u02ddGEEF88
Critical Mass Budget AH Guide - Patch 1.0.7 [Diablo 3]
http://www.youtube.com/watch?v=4Ud6NiYUy7c
長所
- 雑魚だろうがエリートだろうが固めてしまう上にTeleportが交戦中はほぼ使い放題なので非常に立ち回りやすい。
- 高MPのuberボス戦においてスタンモンクと同様に活躍できる。装備を極めるとソロでもMP10攻略が可能。
- MP10でもゴブリンが倒せる。
短所
- CC、APS、LoH、APoCなど多くのステータスが閾値に達していないとビルドとして全く成り立たない。
- 敵の数が多いとCritical MassがガンガンProcするので容易にハメパターンに持っていけるが、少なかったり逃げAIを持つ敵がばらけたりすると能力を最大限に発揮できない。
- 攻撃範囲が狭く集団戦においても殲滅速度自体は低い。そのため低MPでのいわゆる高速ランには向かない。
- 相対的に高MPでのエリートやuberボスなどの、特定の状況に特化したビルドと言える。
- そのため対少数でも安定させられるだけの装備が用意出来なければ、(少なくとも効率という観点から見るならば)このビルドを選ぶ意味はあまり無い。
- 前衛に出るのにシステム上馬場やモンクのような被ダメージ減少補正が無く、不利な状況に追い込まれると基本的に脆い。
- 各種ステータスを上げれば多少は解消される。
- 協力プレイでは迷惑と受けとめられても仕方がないレベルに画面と音声が汚れる。
- 多くのスキルを連続使用する(複数のキーを連打する)ため、ツールに頼りたくない人にとっては最悪に近い。
Active Skill
アイコンをクリックすると各スキルの個別ページへジャンプします。
Energy Twister / Wicked Wind(竜巻がその場に留まる) | |
Frost Novaで固めた敵にヒットさせ続けるためにはこのルーンが最適。 コスト減のMistral Breezeも候補に入るが、竜巻が散ってしまうので本格的な運用は難しいかも。 | |
Frost Nova / Cold Snap(CD減少) | |
CDを短縮し連続使用して敵を凍結させ続ける。 CCボーナスのDeep Freezeや与ダメupのBone Chillも候補。 | |
Diamond Skin | |
防御面を固めたい→Crystal Shell(吸収量アップ) APSやCCは足りているがAPoCが不足している→Prism(APコスト低減) APと防御に余裕がありDPSを高めたい→Diamond Shards(周囲にダメージ) | |
Teleport / Safe Passage(4秒間防御力UP) | |
移動や回避に役立つこのスキルが使い放題なのは大きなアドバンテージと言える。 ルーンに関してはSafe Passageが最も癖がなく使いやすい。 移動に便利なWormholeも良いがAPを食うのと効果時間中にCDを短縮できないことに注意。 Fractureは遠距離攻撃やエリートの設置系を分散させてくれるが、敵が散らばりやすくなる短所もある。 | |
Explosive Blast / Chain Reaction(3連続爆破) | |
連続使用するメインダメージ源。 Electrifiedへの対策としてTimeBombも候補。 |
アーマースペル
Energy Armor / Pinpoint Barrier(CC5%アップ) or Prismatic Armor(全レジ25%アップ) | |
必要なステータスによってルーンを選択すると良い。 | |
Storm Armor / Shocking Aspect | |
防御面に余裕があるならこちらを。 |
Passive Skill
Critical Mass | |
本ビルドの根幹を成すスキル。 尚、Proc係数は各スキル(ルーン)により細かく違いがあり、連続ヒットするスキルはProc係数が低い傾向にある。 | |
Evocation | |
CDを15%短縮してくれるので本ビルドと相性が良い。 CCが低い場合や敵の数が少ない場合に有効。CCが十分あれば外すのも選択肢の一つ | |
Cold Blooded | |
凍結している敵への与ダメが20%上昇する。 自分以外からの攻撃には影響しないのが残念。 |
上記三種が定番と言っていいだろう。オプションとしては以下、
Blur | |
近接被ダメを20%減らしてくれる。 殴られて死ぬことが多い場合に有効だが、遠距離攻撃に対しては無意味。 | |
Astral Presence | |
最大AP増加で立ち上がりが安定しやすくなる他、APが枯渇した際にリカバリーしやすくなる。 各ステータスが十分に足りているなら不要。 | |
Unstable Anomaly | |
uberに挑む際は、よっぽどの自信がない限りは付けておいたほうが良い。 |
Gear
- Critical Hit Chance(CC)とArcane Power on Crit(APoC)、さらにAttacks per Second(APS)を上げる。これらが足りていないとArcane Powerが枯渇してしまう。
(CC*Tick Rate*APoC*巻き込んだ敵の数*Proc係数) + 自然回復量/APS > 35 ↑この式を満たすCrit、AS、APoCを選べば良い。 "Tick Rate"は、ここから得られる数値。(Energy Twisterのコメント欄から抜粋)
- APSはArcane Power以外にも、そもそものスキルの詠唱速度やLife on Hitにも関わっているため、最も重要。詳しい説明は省略するが、「2.0001」「2.1429」「2.3077」「2.5001」「2.7273」「3.0001」を境にして段階的にEnergy Twisterのヒット数が増加するので、これを目標に上げていくと良い。詳細はスキルの記事を参考のこと。
- CCは45%以上が目安。もちろん高い程良いが、APSのほうが重要なので兼ね合いを考えて上げていこう。装備以外でも、Pinpoint Barrierを使ったりLyndonを同行させることで引き上げることが出来る。
- APoCを確保して、APが枯渇しないようにする。一部を除いてWizardの専用装備にしか付かないため、付けられる部位全てに付けておくのがベスト。ただしAPSが大体2.51あたりを越えるあたりから、2か所で20近くあれば運用可能。どちらにしても3か所全てに付けられるならそれに越したことはない。
- 各防御ステータスをバランスよく上げる。
- Diamond Skinの耐久力は固定値なので、ResistanceとArmorがより重要。
- 高Int、Vitの装備を選ぶ時、「ついで」で付くAffixでStrを選んでおくとArmorを稼げるのでちょっぴりお得。
- Diamond Skinで耐え切れなかったダメージからの回復手段としてLife on Hitを利用する。
- Storm CrowにLoHが付いているので、あともう一か所アミュレットかBlackthorne's Jousting Mailなどで稼げば十分。
- Storm CrowにLoHが付いているので、あともう一か所アミュレットかBlackthorne's Jousting Mailなどで稼げば十分。
- Chantodo's Return
- CC、AS、APoCが確実に得られる超定番セットアイテム。
- Wizardspike
- 威力はイマイチだがALLレジ、AS、APoCが確保できるダガー。
- Storm Crow
- APoC、LoHが付くWizard Hat
- Blackthorne's Jousting Mail
- LoHが付くSet Pants
- Lacuni Prowlers
- The Witching Hour
- Tal Rasha's Relentless Pursuit
- Inna's Temperance
- IASが付くレジェンダリ
- Natalya's Bloody Footprints
- Natalya's Reflection
- セットで装備することで7%ものCCボーナスが得られる。引き換えにDexは完全な死に枠になるので、導入するかどうかは手持ちの装備、予算と相談しながら決めたい。
立ち回り
- Teleportで敵に接近→Diamond Skinで守りを固めつつFrost Novaで凍らせる→動かない敵にEnergy Twisterを重ね置き、ひとつ前に戻って以下ループ。家庭用ゲーム機でいう連射機的な外部ツールが無いとキツイです。
- ビルドの特性上、雑魚戦で苦労することは無い。各種ステータスが十分に足りていれば、逃げAIもそんなに辛くないはず。
- 対エリート、ボス戦に臨むにあたっては、Wizは基本的に脆いということを必ず心得ておくこと。Arcane SentryやFrozen Orbは必ずテレポで避ける。基本的にエリートもまとめて処理したほうが楽なのだが、PlaguedやElectrifiedなどを持っていたりするとこちらが耐え切れなくなる時もある。場合によっては一匹ずつ地道に処理するなど判断も必要。
- Diamond Skinの連続使用で耐久力を得ているので、ライフが減り始めたら黄信号だと思った方が良い。辛いと思ったら距離を取りつつ、遠くから竜巻を撃ちながら隙を伺うのも良い。テレポのおかげでヒットアンドアウェイにも対応しやすいはずだ。
- テレポを使わない派生ビルドではマウスの親指ボタンにMOVEキー(押している間、カーソル方向に移動できる)を割り当てると、スキルを発動しながらダメージ床やビームを回避しやすくなるのでオススメ。初期でキー割り当てなし。
co-op
- co-opにおいてはDPSを出せる後衛が多いと活躍できる。特にDHと相性が良く、攻撃に専念できるように守ってあげると喜ばれる(こともある)。WW馬場やコウモリWDとも相性が良い。Cyclone Strike持ちのモンクとも、きっちり連携できればシナジーを発揮できるだろう。
- ただし、ソロでは根気さえあれば低いDPSでも高MPを攻略できたりするのだが、co-opでは自分が出せるDPSに見合ったMPを選んだ方がお互いのためにも良いと思われます。いくら凍結が強力だとは言っても、メジャーなビルドなだけに代わりはいくらでもいるということは心得ておくこと。
- 逆に前衛が多いと抜けられることもある。critical archonビルド等に変更するなり自ら抜けるなりするしかない。
- 本来は多用できないスキルを乱発するというビルドの特性上、画面が汚れる上に音がうるさいという無視出来ない欠点があるので、空気を読むことが大切。
バージョン情報
- 1.0.3では、Energy TwisterのルーンはWicked Windが使用されていた。
1.0.4では、ETのProc係数が0.25から0.125に減少されて、WWが使いにくくなってしまった。 - 1.0.4早々、有志によりStorm ChaserルーンのProc率が他の4倍程となっていることが発覚、SC主流の今に至る。
果たしてこれは仕様なのかバグなのか? いずれ修正(Proc率減少)が来るかもしれない・・・。 - 1.0.5で修正されました。現時点では従来通りのWWで運用するのが主流。
- WWで運用するとして、proc率は1.0.3時代の半分なので、今までどおりにプレイするとAPが枯渇して詰む。対策としては、①ステを上げる②スキルルーンを変える③スキルを変える、といった方法が考えられる。
- ①についてはこちらを参照。
- 消費APを抑えるため、②スキルルーンをコスト削減のルーンに差し替える(Explosive Blast→Unleashed、Diamond Skin→Prism、Energy Twister→Mistral Breeze)ことで安定しやすくなる。ただしMistral Breezeだとそもそも竜巻を当てづらい、Prismだと吸収量が落ちるなどリスクも存在する。
- ③については、テレポ→Spectral Bladeにして、少数やゴブはそれで処理するなど。ビルド自体が変わってくるので詳しくは触れません。
- Life on Hitは単純に今までの倍(1000前後)はないと辛い。
派生ビルド
- 派生1:TeleportをSpectral Bladeに変更する。
- ETだけではAPが枯渇する方にオススメ。対Goblinにも有効。
- テレポが無いためMoving Speedを12~20%↑稼ぐのを推奨。Gobを見つけたらSourceに持ち替えて突撃すべし。
- moveキーを設定しておくと、敵集団の中からスムーズに脱出し易い。
- 派生2:TeleportをSlow Timeに変更する。
- buff好きな方にオススメ。飛び道具が痛いAct3ではかなり有効。
- TimeWarpの20%debuffは、モンクのMoC程ではないが体感できるほどの効果がある。(特にco-opのuber戦で有用)
- ただし、SlowTimeと敵のMortarは相性が悪いため使う際には注意が必要。
- 雷反射やuberボスのマグダの蝶のような攻撃は、泡の中に滞留して危険度がアップしてしまうためこれにも注意が必要。
- 派生3:Energy ArmorをStorm Armorに変更する。
- 本ビルドとShocking Aspectの相性が良く、殲滅力がアップする。
- EAによる防御力上昇が無くなり蒸発しやすくなるため、素の防御力を上げる必要がある。
- 派生4:Teleport(またはExplosive Blast)をMeteorに変更する。
- 近距離Meteor型は専用装備が高すぎる!でもメテオ連射の爽快感は味わいたい!という方向けで、ETにより潤沢に沸いたAPを利用してMeteorを連射する。
- 敵数が多い場合はMeteor連射にすんなり移行できるが、少ない場合はAP確保のためにETを混ぜる必要が出てくる。
- Meteorや各スキルのルーンは近距離Meteor型を参考に。Meteorで回せない場合はETを利用するのでお好みのルーンを選択できる。
その他
- 本ページはWDの高機動型吸血中衛クマーを引用して作成しました。熊さんありがとう。
300%でも強いのはギアとバフスキルの充実って所でしょうか、氷結には真似できないw -- ris? 2012-11-19 (月) 12:15:091.04時代にとった動画なので最新のEBじゃないくて恐縮ですが、動画の時間表示で10秒間に何回爆発してるか数えると秒間の爆発回数を予測できると思います。ためしに適当に抜き出した10秒間で数えてみたら15回くらい爆発してました。武器を変えて二種類のAPSで試してますが、両方ともそんな感じなので、爆発頻度はAPSに依存しないと私は思ってますwさらに、動画上でダイアスキンの硬化時間ゲージから、そのリチャージ速度も見取れると思うのでご参考までにwそんなこんなの憶測で爆発やスキン(爆)の連射頻度は秒間1~2回としておけばいいだろうって考えにいたりましたっ。; -- ris? 2012-11-21 (水) 02:06:25