【ギスマイヤー】

Last-modified: 2022-12-21 (水) 17:14:43

概要

【デスマスター】職業クエスト【死霊探偵デスマスター】の登場人物で、同クエストの悪役。
青くカラーリングした【ソポスのころもセット】を着用した【ウェディ】の男性で、戦闘では【サリエルの大鎌】を用いる。
生物の死体に美を見出し標本集めを趣味とするネクロフィリアで、【死霊の書】に記された秘術を用いて死霊の王国を築くことを夢見る狂気のデスマスター。
アストルティアの住人なので撤退時は【ルーラストーン】を使用している。
 
クエスト開始時点で、死霊の書は正当な継承者に当たる【ネリム】の家系の手を離れ、彼の手に渡っていたのだが、継承者以外が封印を解こうとすると絶命する呪いがかけられていたため開くことができなかった。
それゆえ、彼はネリムを探し当てようと血眼になっており、その道中で【デズリン】を殺害している。
死霊の書無しでも【さまようたましい】は操れるようで、デスマスターを片っ端から監視していたが、主人公と行動していたネリムを継承者だと確認。
クエスト中盤に成仏できない死霊の声を装って主人公とネリムを誘い出し(本人曰く素人らしい)、主人公を人質に取ってネリムに死霊の書の封印を解除させることに成功する。
なお、この際は【クモノ】を踏ませた上で【どくばり】を突き付けるという【盗賊】染みた方法を取っている(知っての通りプレイヤー版のデスマスターはどちらも使えないが、盗賊ならどちらも使える)。
そして、最終話では日食の日に【ボロヌス溶岩流】で秘術を実行。この地に留まっていた、かつて戦禍により命を落とした数多くのガテリア人の怨霊を実体化させ、止めに駆け付けた主人公とネリムを迎え撃つ。
敗北後は、ネリムに死霊の書を奪い返され、それと同時に死霊のコントロールもネリムに奪われる。
そして、彼女の命により死霊たちに取り押さえられ、更に彼らが鎮魂の祈りを受けて昇天したことで、魂を失い抜け殻と化した彼らの仮初の肉体に上から押さえ付けられる形でボロヌスの沼に沈められた。
最期は自らが利用したネリムと死霊により引導を渡される事となり、彼女からは「大好きな死体に囲まれてあの世で幸せに暮らせよな~」と皮肉を言われている。
 
…最終決戦の場に【ビャン・ダオ】がいたら彼の怒りも買ってボコボコにされていた事は想像に難くないだろう。
なお、沈められる際にはただやめろと喚き散らすだけで、まめちしきによれば死の直前には収集品の行く末を案じて涙したとのこと。
贖罪や後悔の感情は一切なく、ただ自身の命と悪趣味が失われることへの恐怖しか感じていなかったようだ。
 
最終的には、直接手を下してこそいないものの、本作では非常に珍しい「五種族としての姿と意思を保った存在を主人公サイドの人物が明確な意志を持って葬った形」となった。
主人公サイドなら命までは取らずに生かして償わせるだろうと予測していたプレイヤーも多く、思い切った展開に一部では反響を呼んでいる。
もっとも、彼は上記の通り、本人なりの大義などではなくただの悪趣味のために先に殺人を犯し、更に死者を演じたり人質を取ったり怨霊を利用したりとやりたい放題した、本作の全NPCの中で見ても最低レベルの外道である。
ここまで生者も死者も弄んだ代償は己が生命で払う他なく、その所業に相応しい末路を迎えたと言うしかないだろう。
 
実は人気のパーツを使ったイケメンなのだが、中身がアレ過ぎるせいかあまりそう呼ばれることはない。
同じく人気パーツで固めた【アサヒ】が順当に人気を集めたのとは対照的である。

戦闘

前述の通り、最終話で直接対決となる。戦闘時の名義は「死霊王ギスマイヤー」。【???系】
この戦いには【NPC戦闘員】としてネリムが加わる。戦闘BGMは【死の世界より来たる者】。職業クエストのボスとしては珍しく準専用曲を頂戴している。
 
戦闘スタイルはまさしく悪のデスマスターといったもので、【死霊兵ガテリアン】【ガテリアの亡者】をけしかけつつ、自身も【鎌スキル】の特技や【ベギラゴン】で攻撃してくる。
また、【死霊の守り】でガテリアンに自身を庇わせたり、【反魂の秘術】で死霊たちを蘇生したりする。
イベントで使用していたクモノや毒針は使ってこない。
 
所詮職業クエストボスなので、自身が低レベルデスマスターだろうと高レベルサポがいれば苦労する相手ではないが、大量のお供のお陰で長引きやすいため範囲攻撃に優れたメンバーは欲しいところ。
また、ゲームを始めたばかりでパッシブなどが揃っていない初心者は、パーティメンバーの実力にもよるが難易度「強い」では苦労する可能性がある。出来ればある程度他の職業のレベルを上げてから挑戦したい。
敵がワラワラ出てくるので、デスパワーはガンガン上がる。デスマスターに転職して寄り道無くここまでくれば恐らくここで初めて【デスパワー解放】状態の死霊を見れるはず。
職業クエストのボスだけに、こういう戦闘ではデスパワーが溜まりやすくデスパワー消費技を生かしやすいというチュートリアル的な意味合いもあると思われる。
実はデスマスターでなくても戦えてしまうため、それこそ高レベル【バトルマスター】なんかで行って【ランドインパクト】を連発しようものならあっけなく戦闘が終わってしまう。