概要
Ver.1.1から実装された、一度勝利したシナリオボスの強化版と戦うことのできるコンテンツ。正式には「強モードボス」。
かつてはシナリオでボスと戦った場所まで向かわないと強ボスに挑むことはできなかったが、現在は【強戦士の書】を使用することでどこからでも自由に挑めるようになっている。
(一部のクエストではシナリオボスがいる場所と同じ場所でイベントが発生する事もあるが、この場合はクエストが優先されていた)
なお、設定面では強ボスは【魔瘴】の影響でかつて倒されたモンスターが強化された幻影となっている。
ただし、【キャット・リベリオ】【怪獣プスゴン】【魔女グレイツェル】といった、止めを刺さず後に和解したボスも強ボスとして出現する。地縛霊というよりは残留思念のようなものか。
また、【悪魔ザイガス】【冥王ネルゲル】は幻影ではなく魔瘴の力でよみがえった本人という設定になっている(しかもどういうわけか、ザイガスは2体いる)。
この事は討伐モンスターリストでしか説明されなかったが、【選定者ワルキュウリ】からゲーム内で正式に語られた。
シナリオクリア後にやり込みたい上級者向けのコンテンツであり、「強」の名を冠するにふさわしく通常時に比べて大幅に強化されている。
実装当時は、勝利するためにはHPパッシブの取得が大前提と言われるほどであった。
単体でも十分強いのにパーティを組んだり、外部からの援護を利用するものもいるので性質が悪い。
しかし勝利すると、上位武具の素材である【オーブ】を入手することがある。特に守護者ラズバーン強、魔女グレイツェル強、ネルゲル強は確定でオーブ入手可能。故に挑戦するものは後を絶たないというわけだ。
かつては通常のシナリオボスとは違い、【みやぶる】を使わないと図鑑の2ページ目が埋まらなかったが、Ver.4.0以降は他のボスともども勝利時に自動でみやぶられるようになった。
基本的に敵は全滅させなければ勝利したことにならないが、例外としてからくりしょうぐんとミャルジ、アークデーモンだけは生き残っていても、本体の強ボスを倒せば終了となる。
どちらも先に倒しておくことがセオリーではあるが、しつこく呼び出されたり蘇ったりする為、あと一息で本体を倒せるという状況ならスルーするのもあり。
しかしながら、初期に実装されたこともあり、強ボスが高難易度のエンドコンテンツであったのは過去の話である。
当時に比べてプレイヤーのスペックが跳ね上がった現在ではゴリ押しで勝利することが可能で、サポ攻略も容易どころかグレイツェル強など一部を除けば放置でも倒せる。
討伐時に得られる特訓スタンプが結構多いため、特訓ついでに戦うとより効率がいい。
ちなみに何故か【大国】のボスよりも【小国】のボスの方が得られるスタンプが多い。後者の方が実装時期がやや遅かったためだろうか。
具体的には前者は6ポイント、後者は12ポイント貰え、レンダーシアの強ボスに至っては30(ヘルバトラー強のみ35)となっており、オーブを入手する過程での副産物と考えるとかなり割りが良い。前述の通り放置でも倒せるので、時間効率はいまいちで適度に操作が必要になるものの、サポートに任せて特訓を稼ぐことも可能。
一方で経験値は大国も小国も1800で変わらず、上がるのはラズバーン強以降。いずれにしても外で雑魚モンスターを狩る方が遥かに早いので、経験値目的で狩られる事はまずない。
現在では新しく買った装備の試し切り相手として用いられる事もある。
なお、オーブ取得済みが未取得に戻るのは【日課】の通例として6:00だが、この場合の6:00とは「討伐しオーブをドロップするかどうかの判定の瞬間」に判断する。
分かりやすく言うと、前日オーブを取得済みである場合は当然その旨のメッセージが表示されるが、5:59までに戦闘に入り、6:00を回ってから撃破すると先述のメッセージが出たかどうかに関わらず日を跨いだとみなされ、新規にドロップする。
既存のボスの強化版と戦うコンテンツとしては、強ボスの他に【バトル・ルネッサンス】がある。
当初は強ボスとルネッサンスでボスの被りはなく、主にVer.1.0~2.1ボスが強ボス、Ver.2.2以降のボスがルネッサンスに登場していたが、Ver.4.4からは強ボス対応のボスもルネッサンスに登場している。
ある意味ルネッサンスは強ボスの後継コンテンツといえるが、クリア報酬のシステムは全く別物となっている。
また、シナリオボスやサブクエストボスの強化版に【パーティ同盟】を組んで挑むコンテンツ【邪神の宮殿】も存在する。
変遷
Ver.1.2
実装当時はオーブは各ボスのレアドロップになっていたが、本バージョンから討伐報酬として1/4の確率でオーブの入った紫宝箱が出現するようになり、1か所につき1日1回限定となった。
なお、ネルゲルなどオーブの色がランダムなボスは一回目から紫宝箱が確実に出現するほか、宝箱からオーブを取り出さずに再戦すると、討伐報酬のオーブが再抽選される。
Ver.1.4
強ボスではない通常モードのシナリオボスとの再戦もできる選択肢が追加された。
しかし、このシステムはVer.2.3後期で廃止された。
Ver.1.5後期
討伐時間を競ったランキングが実装された。
Ver.2.2後期
ボスの所まで一々行かなければならないので面倒と言う声が強かったのか、前述の強戦士の書が実装され、その入手に必要なクエスト【ベジセルクの咆哮】が追加された。
Ver.2.4後期
3回討伐すれば確実にオーブが出現するようになった(1・2回目の出現率は以前から変わらず)。
ただし、3回目で確定入手するには「その日に3回討伐」ではなく、「続けるを選んで3回連続で討伐」する必要がある。
Ver.3.1後期
日替わり討伐で強ボスが討伐対象となった。
対象は五大陸の強ボスだが、白チャットで名前が飛び交う都合上、ネタバレになるマリーンとイッドは対象にならない。
討伐数はたったの一匹なので、オーブ回収がてらに戦うだけで達成できることもあり人気の討伐に。
これに伴ってオーブの相場が日によってかなり変動が出てきて、高いオーブに群がる→値下がり→他のオーブに移る→そのオーブが下がる…の繰り返しになっている。
何を受けるかはその日のオーブの相場を見て決めるのも手。
しかし前述のとおり強ボスは魔瘴がもたらす幻影で強戦士の闘場にしかいないのに、何故討伐隊からの依頼が出るのかは謎である。
また、ラズバーンは真側の【週替わり討伐クエスト】の方で対象となっている。
Ver.3.5後期
同じボスと連続で戦わなくても勝利回数がカウントされるようになり、途中で強戦士の間から出てもその日のうちに3回勝利すればオーブを確定入手できるようになった。
Ver.4.3
紫宝箱の出現位置とボスの初期位置がフィールド中央付近に変更された(「強戦士の聖域」で戦う強ボスのみ)。
ただし、天魔クァバルナ強は中央から左寄り。他のボスも多少位置がずれることがある。
また、これまで唯一宝珠をドロップしていたグレイツェル強以外に、ジュリアンテ強とマリーン強にも宝珠ドロップが割り当てられた(ぱふぱふの技巧。グレイツェル強のドロップにも追加)。
一覧
敵 | 場所 (Ver.2.3前期まで) | 討伐報酬 | 実装時期 |
【呪術師マリーン】強+【妖魔ジュリアンテ】強 | 【闘技場・舞台】 | 【レッドオーブ】 | 1.1 |
【魔軍師イッド】強+【魔兵タナト】強+【魔兵ヒプノス】強 | 【儀式の間】 | 【パープルオーブ】 | 1.1 |
【暴君バサグランデ】強 | 【永遠の牢獄】 | 【ブルーオーブ】 | 1.1 |
【怪蟲アラグネ】強+【からくりしょうぐん】×2(倒さなくても良い) | 【エルトナの聖地】 | 【イエローオーブ】 | 1.1 |
【天魔クァバルナ】強×2 | 【海底の牢獄】 | 【グリーンオーブ】 | 1.1 |
【水竜ギルギッシュ】強+【妖剣士オーレン】強+【パリン】(非ターゲット) | 【雲上湖】 | 【レッドオーブ】 | 1.3 |
【悪魔長ジウギス】+【悪魔ザイガス】強×2 | 【フォステイル広場】 | 【パープルオーブ】 | 1.3 |
【キャットリベリオ】強*1+【ミャルジ】(倒さなくても良い)+【キャット・マンマー】(非ターゲット) | 【巨猫の巣】 | 【ブルーオーブ】 | 1.3 |
【覚醒プスゴン】 | 【天ツ風の間】 | 【イエローオーブ】 | 1.3 |
【ウルベア魔神兵】強×3 | 【亡都の地下堂】 | 【グリーンオーブ】 | 1.3 |
【守護者ラズバーン】強+【ラズバーンの手下】×3 | 【大祭壇の間】 | 5種類のオーブのうちランダム×2 | 1.5中 |
【冥王ネルゲル】強 →【アトラス】+【バズズ】+【ベリアル】 →【冥王ネルゲル】強(+【アークデーモン】×2) →【冥獣王ネルゲル】強 | 【冥王の玉座】 →【????】 | 5種類のオーブのうちランダム×3 | 1.5中 |
【悪夢の右手】強+【悪夢の左手】強*2 | 【謎の地底湖】 | 【パープルオーブ】×2 | 2.1 |
【破戒王ベルムド】強+【破戒王ベルムド影】 | 偽【格闘場・戦いの広間】 | 【イエローオーブ】×2 | 2.1 |
【魔人エンラージャ】強+【ムッチーノ】x2 | 【高台の教会】 | 【ブルーオーブ】×2 | 2.1 |
【やるきのジャーミィ】+【やるきのバーティ】 | 【魔獣の菜園】 | 【レッドオーブ】×2 | 2.2後 |
【ヘルバトラー強】+【闇の従者】×2 | 【グリーンオーブ】×2 | 2.2後 | |
【魔女グレイツェル強】+【ダークペルシャ】x3+【リリパット】x2+【魔女の釜】 | 5種類のオーブのうちランダム×3 | 3.0 |