【ザラキーマ】

Last-modified: 2024-04-05 (金) 01:31:43

ザキ系呪文

【ザキ】【ザラキ】―【ザラキーマ】

概要

DQ6以降に登場する呪文。
【ザキ系】呪文の最上位で、敵全体を【即死】させる。
要するに「グループ攻撃から全体攻撃になったザラキ」である。
DQ9までは、敵が使用する際にはザラキと全く同じだが、いかにも最上級呪文なネーミングと派手且つ危険そうなエフェクトによりなんとなく威圧感はある。
が、そもそもザラキーマを唱える敵はザキ・ザラキと比べてやたらと少なく、お目にかかる機会は乏しい。
グループという概念の無い作品ではザラキの時点で既にザラキーマ相当なので、そういった作品には基本的に登場しない。

DQ4(リメイク版)

リメイクに際してDQ6から輸入される形で追加された呪文のひとつ。
やはりクリフト…ではなく【ピサロ】がLv44で覚える。
ピサロが加入するころに訪れる地域ではほとんどの敵が強~完全耐性持ちなので全体攻撃のメリットを生かせる場面はほぼなく、積極的に唱えたくなるような出番はまずない。
敵側の使用者はいない。

DQ5(リメイク版)

DQ4とは逆に味方側は使えず、DQ7から輸入されたモンスターの【プチマージ】専用技。
しかし必ず失敗するうえ、仲間にしても使えない。
そもそも【プチヒーロー】【アルテマソード】同様、成功した場合の効果が設定されていない。

DQ6

初登場作品。
【賢者】★8でマスター時に習得。
消費MP15という膨大なコストと覚える時期の遅さから、あまり使われる呪文ではない。
あえて使い道を挙げるなら、【熟練度】稼ぎに励む際にザコモンスターを一掃したい時などか。
敵側では【ドグマ】が使うが、【負けバトル】なので本気で撃破を目指してる人でなければ気にする必要はないだろう。

使うとすれば余計なエフェクトが出ないのでレベル上げや熟練度上げ、ゴールドやアイテム稼ぎ。
【ほしふるうでわ】で先制して【やまびこのぼうし】でザラキーマを撃とう。
ザラキーマが効く相手なら戦闘を少し早く回せるので稼ぎに使える。

DQ7

【天地雷鳴士】★2や【ダークビショップ】★4、【死神きぞく】★6で習得可能。
しかし、天地雷鳴士の場合すぐにほぼ上位互換の【めいどうふうま】を覚えてしまう。
敵側の使用者は【プチマージ】【あんこくまどう】
プチマージに関しては、ほとんどの場合はMP不足だが、あくまでもMPが少ないのに無駄遣いしているのが原因なので、ザラキーマ使用までに1ターン休みなどで足止めをしかけているとキッチリ発動する。

リメイク版

【賢者】マスターで覚えられるようになり習得時期がかなり早くなったが、今作の賢者は【バイキルト】【スクルト】【メラゾーマ】【ラリホーマ】など攻守にわたって便利かつ強力な呪文を多数習得するうえ、そもそもマスターした時点で【天地雷鳴士】を目指すべく賢者→【スーパースター】に転職する(逆もまた然り)パターンが多いためこの呪文のお世話になる機会はほとんどないだろう。
【トクベツなモンスター】として追加された【ブラックボトル】【こどくなタイジュ】【メガマージ】も使う。
なおプチマージのザラキーマは絶対に発動しなくなった。

DQ8

【ククール】【杖スキル】を56まで上げると覚える。
早めに習得しておくと、雑魚敵の掃除にそこそこ役立つ。
AIに任せていると結構な頻度で使う。
耐性は考えて使ってくれるのだが、いかんせん燃費が悪いのでMP切れに注意。
とはいえ、海上や水の関連する場所に出てくる敵や回避率の高い敵、厄介な敵には大抵効くのであると便利。
 
敵側では【ブラックルーン】が使う。
裏ダンジョンの強敵達の攻撃に混じってメンバーの戦力を確実に削ぎにかかってくる為大変危険。コイツが出るフロアでは耐性装備を忘れずに。

3DS版

3DS版では序盤に貰えるスキルポイントがかなり増えているので、比較的早期に覚えられるようになった。
中盤の敵や海の敵には効きやすいので、早めに覚えれば意外と活躍してくれる。
ただ、早く習得するとこちらもMPがあまり高くなく、調子に乗るとすぐにガス欠になるのでほどほどに。
 
その他、【追憶の回廊】には強力なお供を引き連れたボスと何度も対峙する事になるが、お供の大半はザキ系が有効な為、開幕早々ザラキーマでいっぺんに片付ければボス本体に集中しやすくなる。
スキルポイントに余裕が出たならここまで振っておくのも悪くない。
 
敵では使い手として新たに【追憶のトラップ】【追憶のマルチェロ】が追加された。
前者は兎も角、後者は痛恨や【マホトーン】との極悪コンボを幾度となく仕掛けてくる為、耐性は【まよけの聖印】のみならず幾重にも身につけないと悲惨な事になる。

DQ9

僧侶がLv55で習得。消費MP20にアップした。
【かいふく魔力】で成功率が上昇する。
下位のザキ系より成功率が高く、最初は75%だが、回復魔力799以上になると無耐性の相手は100%即死させることができる。
宝の地図の敵でも即死に耐性の低い敵も存在するため、強敵相手でもあっさり死んでくれる事も。
敵側では【ロードコープス】などが使用するが、ザラキと同じ効果。

DQ10オフライン

敵専用呪文。パーティ全員に即死効果。
【バズズ】【パンドラボックス】【黒怨王】が使用する。

Ver.2

【めいふのばんにん】【死のカラステング】が使用する。

DQ10オンライン

それなりに使用モンスターが増えているので、うっかり喰らって死亡するケースがある。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【セーニャ】がLv63で習得する。
消費MPは20。
今作ではザラキも範囲が敵全体に広がったが、こちらは成功率が違う。
3DS版ではザキやザラキと違い、魔力による補正がない代わりに元々の成功率が高く設定されているようで、耐性が無い相手には9割近い成功率を誇る。
PS4版では攻撃魔力に依存し、攻撃魔力0でも7割強、そして最終的に攻撃魔力100で3DS版と同じ成功率になる。目覚めしセーニャなら攻撃魔力が成長するので習得時点で最大成功率だが、初回クリア前にそこまでレベルを上げるかというと…。だが、過ぎ去りし時を求めた後でも、攻撃魔力100とまでは行かなくとも装備品で補うことは一応可能。
 
手数の少なさを競わなければいけない【連武討魔行】では効果を発揮。
耐性のない相手ならザラキーマ一手で壊滅に追い込むことができるので、相手次第で積極的に導入していきたい。
また【テンタクルス】から【オリハルコン】を集めたいときも有用。
 
その分敵に使われた時の脅威も増しており、無耐性でザラキーマを喰らうとバンバン味方が死んでゆく。
特に【ギガ・パンドラボックス】戦や【無明の魔神】戦ではその恐怖を嫌というほど味わわされるだろう。
この他の使い手は【パンドラボックス】【パンドラボックス・邪】【ドラゴンロード】【フライングデス・強】【ミミック・強】【デスマドモアゼル・強】、3DS版の【めいふのばんにん】
ザラキ同様、PS4版では敵側が使った場合のみ範囲がグループ(3~4人)になっている。

キャラバンハート

モンスターズでは【グループ】の概念がないため、ほとんどの作品ではザラキ止まりでザラキーマは登場していないが、
唯一敵がグループを組むキャラバンハートにのみ登場している。
Lv45、MP400以上でザラキから進化するが、本作は特技をたった6つしか覚えられないため、
それより前に他の特技に押されて忘れさせられてしまう可能性が濃厚。

バトルロード2

とどめの一撃でSPカード【賢者の石】をスキャンすると発動。
「お約束どおり【クリフト】がザラキを唱えまくるが全然効かず、ブチ切れてメッセージウィンドウを踏み潰したあとヤケクソでザラキーマを唱える」と言うコメディタッチの演出となっている。
当然ながら即死効果はないものの、大ダメージは与えられる。というより、大魔王戦でなければ食らえばほぼ負け確定という点では、即死効果とも言えるだろう。
 
このとどめの一撃時の背景は【アッテムト】に似ている。

ヒーローズ1

ザキ系を使える味方が【クリフト】しかいないので、今作ではクリフトの【必殺技】に設定されている。DQ4では使えなかったのに……。
上記したバトルロード2のものをほぼそのまま再現したものになっている。
必殺技の仕様上、即死効果はないものの、大ダメージは与えられる。
 
範囲は前方円型であるため、発動時に自身の前方にいる敵にしか効果がなく、かなり使いづらい。特にクリフトの主力アクションのさみだれ突き(△締め)や狼牙突きは相手をばらけさせ易いため、調子にのって振り回していると、ザラキーマもきかなかった。なんてことになりかねないので、クリフトの名誉のためにもしっかり範囲内に敵を収めてあげよう。
 
ちなみにシステムの都合上、ザラキを覚えていなくてもこちらは使う事が出来る。
クリフトよ……お前は覚えてさえいないザラキを使おうとしていたのか?

ヒーローズ2

今作もクリフトの必殺技として登場。
ブチ切れからがっかりに若干マイナーチェンジされているが性能は変わらないので安心してほしい。
 
また今作は【モンスターコイン】で登場した【パンドラボックス】も使用。こちらは即死攻撃となっている。
ほかのザキ系とは違い、周囲円形に攻撃する範囲攻撃になっている。

トルネコ2

大化けして大出世。消費HPは150と膨大だがその効果は凄まじく、部屋のモンスターを全滅させる。
魔法使いにとって天敵である魔法を使うモンスターも一網打尽に出来る。
【モンスターハウス】(特に大部屋)で使い、モンスターが次々と死んでいく様は爽快の一言。
【レミーラ】【バシルーラ】などと並んで魔法使いの必須呪文の一つである。
ただ、1回1回のエフェクトが長いため、発動が終わるまでの時間がとても掛かる。
画面外の敵でも近くの敵にはエフェクト(効果音)が流れる分時間がかかり、大部屋モンスターハウスで使った場合3分ほどかかることはザラ。
これすらまだ早い方で、開幕小部屋のモンスターハウス、つまり画面内に敵が密集している時に発動した場合には、チャンネルを変えてしばらくテレビを楽しめるほどだった。
また、【ばくだんいわ】は爆発してしまうので、隣接している時は使わないように。

DQMSL

敵全体を即死させる。効果範囲はザラキと同じだが、成功率が上がっている。
「ゴールデンボックス」と【クレイジーボーナス】が習得する他、「系統強化メダル」を使って手に入るどくゴロンで習得させることも可能だったため、一部を除いた【ゾンビ系】と転生元がBランク以下の【悪魔系】モンスターも習得出来た。
この特技を持つどくゴロンの実装と同日に【新生転生】した【デスソシスト】の特性「死者のまねき」と組み合わせて使うのを想定したと思われる。
対戦では自然パーティや一部の身代わりモンスターに対して特に有効だが、成功率が低い上にどちらの系統も自然系はそれほど苦手ではなかったため採用率は低かった。

ライバルズエース

真1弾でカード化。僧侶専用のスーパーレア。

コスト13
ランダムな敵ユニット3体を死亡させる
スキルブースト:コスト-1

ターゲットこそランダムではあるが、3体以下なら確実に全滅させることが出来る。
先に弱いユニットを倒してから使えばより精度が上がる。
 
逆転の切り札足りえるカードだが、テンション上げカードを多数入れてスキルブースト前提の構築にする必要がある。
ソロバトルアドベンチャーの高難易度では、特技ダメージの上昇を敵HPの増加が上回る為、即死効果の強力さで重宝された。
敵では試練の間のニズゼルファが使ってきた。
これを使ったターンは大抵他の行動を何もできないため、返しのターンで攻めるチャンスになっていた。

蒼天のソウラ

2巻で初登場。滅魂呪文と書いてザラキーマと読む。主な使用者はディオニシア
魂を奪う怨霊を操る即死の呪文。
ソウラうりぽをモンスターの群れから護る為に使われた。
 
マルチナ【マヒャド】と連携する事で「死と氷の溶鉱炉(コキュートス・キューポラ)」という、ザラキーマで逃げ道を奪った相手の頭上に特大のマヒャドをぶつけるという強力な連携呪文になる。
魔公子イシュマリクへ放たれたが、マリクの装備により捕らえられ「リポスト・ピット」という反射技で跳ね返され、味方の総崩れを招く憂き目にあった。