DQ8(3DS版)
クリア後の第2追加ダンジョンである【追憶の回廊】の12番目の試練。
【マルチェロ】の強化バージョン。
圧倒的な攻撃力で攻める力の【追憶の魔人】、恐るべき状態異常で攻める技の【追憶のゼシカ】を破った冒険者たちの前に立ち塞がる、「突出した何かはないが、全てが高水準で強い」力と技を兼ね備えた追憶ボス。
HP12600、攻撃力820、素早さ258。
行動パターンは完全3回行動で、【いてつくはどう】、【グランドクロス】、【しんくうは】、【メラゾーマ】、
【マホトーン】、【ザラキーマ】、通常攻撃、【痛恨の一撃】。結構多彩な事をしてくる。
なお、有志によって難解な行動パターンが解明されている。
パート | 扉1 | 扉2 | 扉3 | 扉4 | 扉5 | 扉6 |
Aパート 偏向型ランダム | グランドクロス (閉) | 痛恨の一撃 (閉) | Bへ移行 | メラゾーマ (閉) | マホトーン (閉) | ザラキーマ (閉) |
Bパート 完全ローテーション | いてつくはどう (閉) | 通常攻撃 | グランドクロス | しんくうは | マホトーン | Aへ移行 |
こちらに補助呪文やテンションがかかっていない場合は波動をスキップ、パーティメンバーの生存者全員が呪文封じ状態だとマホトーンをスキップする。
戦闘開始時にどのパートのどの扉から始まるかはランダムであり、(閉)の技を使うと、そのターン中は同じ扉の技を選ばなくなる。
例えば3回行動の1回目がAパート扉1のグランドクロス、2回目がAパート扉3のパート移行だとすると、『クロス→波動→攻撃』といった形になりそうだが、実際は扉閉の影響によりBパート扉1の波動をスキップし、『クロス→攻撃→クロス』という行動をとる。
全体攻撃のダメージがどれもヌルめだが、痛恨はしっかり750前後の即死級のダメージを与えてくる。
そのために、これらの全体攻撃を受けた後に痛恨を食らうと余程ドーピングをしていない限りは、Lv99で800前後のHPに成長する【主人公】と【ヤンガス】でもやられかねない。
これまで通り痛恨対策の身かわし装備が重要となってくるが、今回はザラキーマとマホトーンという壁がある。
参考までに耐性が無いとほぼ命中するザキ、マホトーン耐性のある装備を列挙するとこのようになる。
【竜神のかぶと】:ザキ・マホトーン1/16
【おうごんのティアラ】:ザキ・マホトーン1/8
【メタルキングヘルム】:ザキ・マホトーン1/4
【キャプテンハット】:マホトーン2/3
【ゴシックミトラ】:ザキ1/2
【まよけの聖印】:ザキ1/2
【てんしのローブ】:ザキ1/2
【クラシックブレザー】:ザキ1/2
ザキとマホトーン対策を両立できる上3つの兜は必須となる。
ゴシックミトラは主人公専用の上、同じく専用かつ完全上位の竜神のかぶとがあるのでまず使わないだろう。
ただしメタルキングヘルムは全員男性で挑むならヤンガス、ククール、モリーの間で奪い合いになる。
マホトーンは喰らってもアイテムを駆使するなりである程度フォローが出来るが、ザキで死んでしまったらそれまでなので、ザラキーマ対策を優先したい。
まず命中率の高いザラキーマ対策に、まよけの聖印は全員に装備させること。
しかしこれだけでは1/2の確率で命中してしまうので、他の装備と併用しないと複数人サクっと死ぬ事もある。
みかわし装備のいくつかは諦めたほうが無難。
後述のマホトーンと共に高い耐性を持つ竜神のかぶとを装備可能な主人公は、まよけの聖印なしでも安定しやすいが過信は禁物。
また【マジックバリア】で対抗するのも手。凍てつく波動があるが、使用してくる頻度は比較的少ない。
ちなみにククールは素でザキ耐性があるので、メタルキングヘルムを使う仲間の中では僅かだが安定しやすい。
次に厄介なのが使用率が高い上に異様なまでの命中率を誇るマホトーン。
1ターンに2回使ってくる事もたびたびあるので、命中率は体感以上に高い。
しかもDQ8にはマホトーン耐性を付けられる装備品は4種類の兜しかないので、
【ザオリク】によるリカバリーができなくなる事態が頻発する。ザラキーマで複数即死→マホトーンで立て直し阻止なんて鬼畜コンボを平気で仕掛けてくるので
これらの対処をどう行うかが鍵となる。
そしてその耐性持ち兜も完全耐性ではないのが不安の種。
確率的に主人公、ゼシカ、ゲルダはマジックバリアも併用すればひとまず安泰だが、ククール、ヤンガス、モリーについては1/4までしか軽減できないメタルキングヘルムを使う事になるので、
マジックバリアありでもちょくちょくマホトーンにかかってしまう。
耐性1/16の竜神のかぶと+マジックバリアで徹底的に固めた主人公でも、長期戦になるとかかってしまう事がある。
完全耐性でない以上、万が一はあると思っておくこと。
メタルキングヘルムを使う三人に関しては、それぞれで対策を取っておきたい。
ククールは【マホカンタ】を使うことでザラキーマも合わせて対処できるが、LV99でも補正抜きではマルチェロのすばやさに競り負ける可能性大。
結局、呪文をほとんど使わず素でマホトーン耐性を持つヤンガスがあぶれることが多い。
ところがヤンガスからヘルムを取り上げると、彼のザキ耐性はまよけの聖印でしか得られず心もとない。
ヤンガスにヘルムをかぶせれば、攻撃役以外に切り札の【メガザル】での逆転も可能なのだが・・・。
安牌をとるなら、ヤンガスの起用は止めておいた方が良いかもしれない。素早さの低さ故ほぼ後攻になってしまうのも手痛い。
モリーはメタルキングヘルムがなくても、まよけの聖印とてんしのローブでザキ耐性を補えるが、今度はザオリクが使える彼のマホトーン耐性が心もとない。
なぜなら軽減率の低いキャプテンハットを使わねばならないためで、マホトーンの命中率を考えると万全とは行かなくなる。
更にこの関係上、身かわし装備が外れる事になるので、ほぼ即死レベルの痛恨の一撃への守りがガラ空きになってしまうのも問題点。
ただ、使っている余裕があるか怪しいが彼は【モリーフレッシュ】を使う事で、自分にかけられたマホトーンを解除できることも忘れずに。
あちらが立てばこちらが立たず、ここは割り切るしかない。
なお、頻度は低いが、敵がマホトーンを使う前にこちらが補助呪文をかけていたり、テンションを上げていると、マホトーン→凍てつく波動でマホトーンごと解除してくる時がある。
補助呪文のかけ直しは面倒だが、マホトーンが実質無駄行動になるので、やることがなければテンションを上げよう。
いずれにしても呪文に頼りきるのが危険なので、必要に応じて【せかいじゅの葉】や【せかいじゅのしずく】の投入も検討しよう。せかいじゅの葉は、【さくらんじゅ】から集めると良い。
少なくとも呪文ではない特技【精霊の舞】で蘇生ができる【ゲルダ】は必須。
そしてこれらの呪文に苦慮している中、間髪入れず痛恨で確実に戦力を削いでくるという、なんともいやらしい戦法を取ってくる。厄介度は【追憶のトラップ】の完全上位互換である。
痛恨の連発と言えば【追憶のレオパルド】や【追憶のアルゴン】がそうだが、彼等と違って早急な対処が必要な要素が多く、安定した攻略が難しい。ザラキーマかマホトーン、どちらか1つだけならまだ身かわし装備に宛てる余裕もあったのだが、そううまくはやらせてくれない。
スカモンは基本力押しできる者を入れればいいが、【ハルク】などのゾンビ系はグランドクロスですぐに召されてしまうので、今回はお休みいただこう。
もちろん総合的には、スカモンなどこのレベルになるとその場しのぎにしかならない。
テンションやバイキルトで一気に攻めようにも波動でかき消される事が多い為、【ドラゴンソウル】【ゴッドスマッシュ】【キラージャグリング】といった、テンションが無くとも無条件でまとまったダメージを与えられる特技をダメージソースにして、ザラキーマや痛恨が多くヒットしないよう祈りながら地道に戦おう。
勿論、スキがあらば少しでも多少の消耗は覚悟でテンションを溜めてダメージを稼ぎ、1ターンでも早く撃破したい。回復を固めての長期戦はコイツの猛烈な行動パターンの前ではさほど意味をなさず、やがてジリ貧になってしまう。
HPも5ケタ台に突入している為、生半可な火力ではいつまでも決着が付かず、被害が広がってしまう。
こいつ自身も含めてこのあたりから攻撃バリエーションがさらに増加し、攻撃そのものも対策しづらいものが多くなる、専用スペックを持った特技が登場するようになる等、更に撃破難易度が上昇する。
次はいよいよ【追憶のドルマゲス】。こちらもまた比類なき強敵である。