【デスストーカの斧】

Last-modified: 2021-12-19 (日) 11:20:32

概要

トルネコ2、3に登場する武器。
【デスストーカー】が持っている斧で、デスストーカーを倒すと稀にドロップすることがある。
攻撃力は【鋼鉄の剣】とほとんど同等でそこそこだが、【会心の一撃】が出やすくなる特殊能力を持っている。
 
【エリミネータの斧】の上位版と言える存在。
性能は悪くないが、入手時期や能力の仕様の関係でどちらの作品でも不遇の武器である。
斧の中では最強なので、斧好きにはオススメできるだろうか。
 
なお、このアイテム名表記は初登場となるPS版トルネコ2のみとなっており、モンスター名も「デスストーカ」表記になっている。
GBA版トルネコ2・トルネコ3では「デスストーカーの斧」表記に修正され、モンスター名も「デスストーカー」表記に修正された。
恐らく、冠となるモンスター名を誤って登録した際に、これらの武器の名前も誤ったモンスター名を使用した名称になったのだろう。
 
【風来のシレン】からの輸入アイテムの1つで、「ミノタウロスの斧」という同じ効果のアイテムを輸入したもの。
風来のシレンに登場する「ミノタウロス」も、同様に【痛恨の一撃】を繰り出す強力なパワー系モンスターとして有名。
デスストーカーと同様に倒すことで上述の「ミノタウロスの斧」を極稀にドロップすることがある。
ちなみにミノタウロスには上位に「メガタウロス」がおり、「メガタウロスの斧」が登場したシレンシリーズもある。ただ、初登場はデスストーカの斧の方が先である。

トルネコ2

武器の強さは8。
販売価格は13000G、買取価格はPS2版では4000G、GBA版では2600G。
 
上述の概要欄の通り【会心の一撃】が出やすくなる特殊能力を持っている。
しかし、この特殊能力は【エリミネータの斧】と全く同じ。
エリミネータの斧より会心の一撃が出やすいわけではないので、どちらを合成しても性能は変わらない。
デスストーカは【試練の館】21F以降のみ出現するレアモンスターなので、手間や難易度を考慮するとエリミネータの斧を入手する方が良い。
攻撃力はエリミネータの斧よりも高いが【鋼鉄の剣】より低いので、メインの武器として使用するのも難しいか。
当然ながら、合成してしまえば、エリミネータの斧より攻撃力が高い意味は無くなる。
不要ならば、持ち帰ってから【トルネコの店】で売るか、ダンジョン内の【ガーゴイルの店】で売っても良い。
ハイスコア狙い等をしている場合は、むしろ余計なアイテムは売った方が良い場合が多かったりするのでなおさらだ。
 
PS版トルネコ2では、モンスターへ与えるダメージにリミットが存在する。
この仕様により、ある程度強くなると会心の一撃でもダメージが増加がなくなる残念な結果になってしまうので注意が必要。
GBA版トルネコ2では、ダメージリミットが存在しないので、純粋に武器としての火力向上が望めるだろう。
 
また【戦士】【転職】した状態で装備することで、戦士の技【ちからため】【かいしん】を習得することができる。
「かいしん」は【魔法の剣】でも習得可能だが、エリミネータの斧かデスストーカの斧の方が習得しやすいというメリットがある。

GBA版

概要欄に記載された通り表記名が「デスストーカの斧」から「デスストーカーの斧」に修正されている。

トルネコ3

武器の強さは9、上限値は+99、印数は3、重さは100。
販売価格は9500G、買取価格は4000G。
会心の一撃が出る確率を上昇させる「デ」の印を持っており、この印は1つの武器に最大4つまで重ね掛けすることができる。
 
大小2枚の刃を持つ大振りな【バトルアックス】で、デスストーカーが手に持っている斧とはどう見ても別物に見える本格的な斧。
エリミネーターの斧と比較すると、「武器の強さが2高い」ことと「販売価格が500G高い」だけ以外の基本的な性能は同じ。
本作のエリミネーターは持っている斧をドロップしなくなったが、デスストーカーは前作と同様に持っている斧をドロップする。
 
今作では合成した時に付く印が別々に設定されており、エリミネーターの斧よりこちらの斧の方が会心の一撃が出る確率が高い。
しかし前作および今作の会心の一撃の確率は比較的穏やかに設定されており、思っている以上の会心の一撃の恩恵は少なく、そして今作では他の武器に【合成】する際にも印数の限界による制限が存在することで、メインの武器に合成されることは少ない。
それだけではなく、この斧をドロップするデスストーカー自体も、今作では何度も倒してもなかなかこの斧をドロップしてくれない。
必要な場合は【ポポロ】仲間モンスターにしたデスストーカーを【分裂の杖】で分裂させ、倒した時にドロップするのを狙うと良い。
尤も、運良く入手できても【倉庫】の中の大量の壺の中にコレクションするか、そのまま装備する場合が大半を占めるだろう。
 
エリミネーターの斧の「エ」の印を最大4つまで合成で重ね掛けしても、会心の一撃の出る確率は3~4割程度にしか過ぎず、デスストーカーの斧の「デ」の印を最大4つまで合成で重ね掛けしても、会心の一撃の出る確率は5~6割程度にしかならない。
会心の一撃の出る確率を10割(百発百中)にするには、「エ」の印と「デ」の印で会心の一撃の出る確率を最大限にした武器と、さらに【会心の指輪】の「会」の印を4つ重ね掛けした指輪を追加装備する必要がある。
通常攻撃を確実に命中させる(安定性を上げる)ならば、上述の武器に【必中の剣】の「必中」の印の合成も必須となるだろう。
立錐の余地もないほどに印数はギリギリな上に、エリミネーターの斧もデスストーカーの斧もレアアイテムなので実用性は至極低いが、普段から使用している装備に飽きたり、豪快に繰り出される会心の一撃の浪漫に憧れるならば、いっそ作成してみるのも悪くない。
さらに【キラーヘッド】【はやぶさの剣】等の複数回攻撃できる武器と合成してから攻撃すると、色々とムチャクチャな状況になる。
 
余談だが、斬撃音と斧の見た目は【鉄の斧】よりも鋭く重厚でなかなか恰好良いので一度装備する価値はある。

少年ヤンガス

【カンダタ】繋がりで今作にも【エリミネーター】【デスストーカー】は登場するが、この武器と【エリミネーターの斧】は登場しない。
代わりに、本編準拠の同等の特殊能力(【会心の一撃】の追加効果)を持っている武器として【まじんのオノ】が、類似した特殊能力をもっている武器として【まじんのかなづち】が登場する。
この武器と「エリミネーターの斧」の様にどちらもシナリオクリア後のダンジョンでしか入手できないレアアイテムとなっている。