【バッチリがんばれ】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:30:00

概要

DQ7以降の本編全作品に搭載されている、攻撃と守備をバランスよく行う【作戦】
DQ6までの【みんながんばれ】に代わって登場したもの。DQ7でキャラごとに個別に【作戦】が指示できるようになったことに伴い、「みんな」がんばれはおかしいということで改名されたのだろう。
リメイク版のDQ4~DQ6においても「みんながんばれ」を置き換える形で登場している。
具体的指示の乏しいDQシリーズの作戦の中でも群を抜いた具体性のなさがステキ。
ニュアンスとしては「各自最善と思われる行動を取れ」ということだろう。それでもやっぱり投げやりである。
英語版【DRAGON QUEST】での作戦名は "Fight Wisely"(賢く戦え)。

DQ3(ガラケー版以降)

モンスターの耐性や残りHPに応じて雑魚戦では攻撃系の呪文(または攻撃呪文が発動する道具)、ボス戦では補助系の呪文を賢く使ってくれるのだが、
呪文の優先順位がかなり高く設定されており、効果的な呪文や道具がない場合にしか攻撃を選択してくれない。
具体的には、【マホトラ】を習得していると攻撃よりマホトラを優先してしまうほど。
転職により各呪文を習得済みの戦士や盗賊など、攻撃でも十分な攻撃力を有していても腐らせてしまいやすいため、
特に長丁場のダンジョンでは【じゅもんつかうな】【めいれいさせろ】を適宜使い分けていく必要がある。
ルイーダの酒場に預けた仲間はどんな作戦にしていても自動的にこれに変えられているため、プレイヤーの中にはこれに対して非常に不快感を覚えるユーザーも少なくない。

DQ4(リメイク版)

性能はほぼDQ7準拠だが、オリジナル版から定期的に作戦を無視する【トルネコ】に加え、【クリフト】がランダムで無駄にザキ系を唱えるなど、バッチリがんばらないキャラがいる。

DQ5(リメイク版)

全然バッチリがんばってくれないことで有名。特にPS2版で顕著。
というのも、本作のAIの行動パターンが回復>補助>攻撃という優先順位になっているせい。
回復を最優先するのはいいのだが、その次に補助が優先、且つ状況を考えずとにかく100%効果のある補助は全部使うという思考のせいで、とにかく無駄撃ちが多い。
大して打撃が強くないモンスター相手でも【スクルト】連発、1ターン目の先手で【いてつくはどう】、一撃で倒せる相手しかいないのに【きあいため】など実質的な無駄行動だらけになってしまい、戦闘がなかなか終わらない。
一応相手のレベルの方が低ければ攻撃を優先するようになるのだが、加入レベルが低くても能力は即戦力という仲間モンスター(例えばこいつとかこいつとかこいつ)がいたりすると、相手のレベルの方が低いという状況自体があまりなくなる。
基本的には避けた方が無難。まぁ極論、本作ではAI戦闘自体を避けた方がいいのだが。
 
詳細については【AI】の項目も参照。

DQ7~DQ9、DQ10オフライン

DQ7で初登場。
基本的な仕様は「みんながんばれ」と変わらない。

DQ10オンライン

ルイーダの酒場でサポート仲間を借りた時のデフォルト作戦。ただし僧侶のみ【いのちだいじに】
今作では職業ごとに役割がはっきりしており、攻撃役は攻撃、回復役は回復に専念させたいため
どっち付かずのこの作戦はあまり好まれない。
しかし補助呪文などこの作戦でしか使ってくれない行動も存在するため、職業によっては使用されることもある。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

攻撃と回復を行うバランスのよい作戦。
万全なら基本的に「確実な攻撃手段で」無駄なくダメージを与えてくれるため、この作戦にしておくと雑魚戦が快適になる。
「確実な攻撃手段で」というのは【雷光一閃突き】【魔神斬り】等の博打特技の使用を控えてくれるということ。ここが【ガンガンいこうぜ】と異なる部分なので【マルティナ】等の純アタッカー等も使い分ける意味はある。
ただし【メタル系】だけは例外であり、こいつらを見かけると空気を読んで率先して攻撃、上記の会心系博打特技を持ってるものは何も命令することなく発動して【メタル狩り】に勤しんでくれる。
もっともメタルを狩ろうという時に【めいれいさせろ】にしないというのは考えものだろうが。
ちなみに補助関連は基本的に使わないが【デビルモード】等を勝手に使うことがある点は留意。
また、回復に関しても安定性に欠けており、あと一撃で倒されるキャラがいても回復せず攻撃を優先することがある。
 
また、仲間の加入時・再加入時の作戦は、離脱時の状態に関わらずこれに統一されている(【主人公】のみ【めいれいさせろ】)。

DQ11S

たまに補助技を使うことがある。【ベロニカ】に全体攻撃を使って欲しいのに【バイキルト】を使われて困る場合は【ガンガンいこうぜ】にしておこう。

トルネコ3、少年ヤンガス

【仲間モンスター】への命令として登場。
ポポロ編ではポポロが最初から出すことのできる命令の一つ。
基本的に【ポポロ】【ヤンガス】に隣接して行動するが、敵を見つけると一直線にそちらに向かい攻撃する。
危険な状況でも構わず突進するので要注意。
通常時は状況に応じて【いっしょにいてね】と併用するのがベスト。
 
はっきりと明示されてはないが、【ロサ】はこの命令に基づいて行動しているようだ。

ウォーク

攻撃スキルを優先し、回復は味方のHPが50%以下、いわゆる「名前が黄色くなる」まで行わない。
オートバトルでは基本的に支援スキルを使わないので、「ガンガンいこうぜ」との差は回復スキルの使用基準が主で、攻撃スキルの使用基準は同じになる。

DQMSL

【スラミチ】が覚えている特技。
味方全員の攻撃・防御・素早さ・賢さを1段階ずつ上げる。消費MP41。
ちなみに【異次元の冒険者】が使用する方は【みんながんばれ】と微妙に違う。

ライバルズ

第10弾で実装された作戦のひとつ。
この作戦を出したユニットの攻撃力とHPを+1する。
HPと攻撃力を同時に上げることができる唯一の作戦である。