【ミレーユの吹く笛】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 03:20:52

DQ6

【ムドーの城】へ乗り込む際、【ミレーユ】が吹く笛。オカリナのような形状をしている。
これによって【黄金の竜】を呼び出し、その背に乗って【主人公】たちは崖下に構える魔王の居城に突入する。
 
このように作中で重要な役割を担う笛であるが、正式にアイテムとして入手するものではなく、物語開始時点からミレーユが道具枠とは別に持っていることになっている。
【プレイヤーキャラクター】の所有物として明確にシナリオで使用するのに、入手アイテムではない(そのため正式名称もない)という扱いのアイテム(?)は前例がなく、後の作品でも近い演出としてDQ11の【セーニャ】が持つ竪琴ぐらいしか例がない。
【ベロニカ】が持つ【天空のフルート】も途中までは似た扱いだが、そちらについては終盤に正式に入手できる。
 
このとき奏でられるメロディは、【奇蹟のオカリナ】である。
ミレーユは笛を吹く前に天高く放り投げてキャッチしており、それなりに運動神経がないとうっかり崖下に落としてしまいそうである。
【プロローグ】と2回目再突入時に同じ演出を見たあと、3回目以降に【ムドーの島】からムドーの城に向かう際にはこの演出がはぶかれ、単に「笛をふいた」と出るだけになる。笛を吹く前に必要な手順というよりミレーユの個人的な演出だったのかもしれない。
 
細かい経緯は不明だが、【ガンディーノ】の地下牢を脱出する際にミレーユが老人から託され、それ以来肌身離さず持ち歩いているようだ。
一度【ムドー】によって精神と肉体が分離してしまったが、彼女は主人公と合流する前に肉体を取り戻しており、おそらくはその際に笛も再入手できたようである。
まさに謎の女性が持つ謎のアイテムと言ったところだが、後に【ルビスの城】で笛の制作者が【ルビス】であることが判明する。
闇の力を呼び寄せやすい性質のあるムドーの島への対策として作ったらしいが、はるか遠いガンディーノまで渡ってしまった経緯や、崖の上で吹いてどこからともなく竜を呼び出すメカニズムなど、結局のところ不明な点が多い。
 
なお、SFC版ではムドー撃破後も黄金の竜を呼び出すことができる。この場合、ミレーユを連れて行かずともパーティメンバーの誰かが笛を吹く。