【邪獣ヒヒュルデ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:26:47

概要

DQMJ2Pに登場するモンスター。
四つ目をしたサルのような顔を持ち、玉座に偉そうに座る巨人のような姿をしている。
プロフェッショナル版の新規ストーリーにおけるラスボス。
後のモンスターズシリーズにも登場している。
 
通常攻撃や斬撃使用時は指先から黒い結晶を生み出し、相手に投げつける。
呪文使用時は指を鳴らし、体技使用時は口から黒い光線を吐き出す。【いきをすいこむ】を使用しても光線を吐き出すのでかなりシュール。
 
DQMJ3Pのストーリーから、【大魔王マデュラージャ】の手下であったと見られる。

ジョーカー2プロ

今作の裏ラスボス。
多くのRPGにおいて踏襲される「撃破!→変身して真の決戦」という黄金パターンはもちろんこいつにもある。が、DQM名物と化した「【強敵に挑む】【君は勝てるか?】」の流れはまだなかった。こっちは次回作から。
 
セリフや性格は妙に小物だが、油断すると痛い目にあう。

ストーリー面

もともとはある異世界に棲む逃げ足だけが取り柄の小狡いサルのような魔物だったらしいが、 神獣による封印を逃れ聖地である【ピピッ島】へとやって来た。
居ついたヒヒュルデは土地の支配者であった【キングモーモン】を追い出し、 【ブランパレス】を根城に聖地の力を吸い尽くす事で多大なる力を得て巨大化。調子に乗って世界を闇に塗り替えようとしていた。それによりピピット族の間では「まねかれざる客」と呼ばれる。
一人称はオレ様。下僕を呼び出して挟み撃ちしようとしたりやられると降参したフリをして騙し討ちを仕掛けるなど、根っからの卑怯者でその性根は典型的な小悪党のソレである。
【少年レオソード】は最初はコイツを倒す気満々だったが、いざ目の当りにするとビビって足がすくんでしまった。
 
ブランパレスの最上階で、連戦の最初の相手として戦う。
戦闘直前のセリフで「オレ様のアタックカンタの前にひれふすがいい!」と豪語する通り、 こいつは常にアタックカンタ状態にあり、通常攻撃や斬撃の大半は跳ね返されてしまう。
おまけに「呪文よそく」などの予測技を用いて、それ以外の技も跳ね返そうとする「待ち」の戦法を用いる。
しかも戦っている時はあろうことか玉座に座ったまま戦っており、完全にこちらをナメきっているのが伺える。
 
行動パターンは
もろば斬り→【体技よそく】→もろば斬り→【息よそく】→もろば斬り→【呪文よそく】
完全ローテーションだと思われるが、
実際は〇〇よそく→もろば斬り+通常攻撃(+もろば斬り)のローテーションで行動してくると思って問題ない。
 
味方と同じように、よそくを使った場合は1回行動しかしてこない。
ローテーションの中に通常攻撃は入っていないはずなのだが、もろば斬りを始動したターンはよそくをスキップし、
もろば斬りの次の行動ももろば斬り以外存在せず、同じ行動が2連続で選択された場合は2発目は通常攻撃になる仕様により通常攻撃(ねむり効果つき)も行う。
結果的に上記のようなローテーションになるため、完全ローテーションであることがかなり分かりにくい。
ローテーションの開始地点はランダムだが、開幕でよそくをした場合は以降奇数ターンに、もろば斬りをした場合は以降偶数ターンによそくをする。
その仕様上、もろば斬りのターンに2回行動した場合は体技よそく→呪文よそく→息よそくの順にズレていき、3回行動したときは2ターン前と同じよそくをする。
 
もろば斬りは守備力が500くらいあっても300~400のダメージを受ける強力な攻撃になるが、 こいつ自身も反動で与えた合計ダメージ分の大きなダメージを受ける。
攻撃技はこれと通常攻撃しかないので、回復に徹してさえいればこちらから攻撃しなくとも勝手に自滅してくれる。
HP自体は3600と大したことはなく、追い打ちも仕掛けてこないので、よそくターンのうちに補助技や回復技を使い、もろば斬りのターンは全員が防御していれば倒せてしまう。
ただ「ねむり攻撃」を特性に持つので回復役が眠らされてしまわないよう注意。
 
倒された後は上記のように、降参したフリをして不意討ちを仕掛けるが 【少年レオソード】がこれを庇い失敗。
後の無くなったこいつは【ヒヒュドラード】に変化する。
なお、こいつは常にアタックカンタを持つがヒヒュドラードは逆に常にマホカンタを持っているため、最初から物理と呪文の両方で戦えるパーティあるいは息や体技で攻撃できるパーティで挑みたい。
どちらかで行くなら、ヒヒュルデが自滅することを考慮して物理主体で。

性能面

実は仲間にすることも可能。???系のランクSSで、ギガボディ持ちの3枠モンスター。
【海王神】【ヒヒュルデの使い】【邪神レオソード】【デモンスペーディオ】の四体配合で誕生する。
ヒヒュルデの使いは簡単に入手できるが、残りの三体の入手は困難。
特に邪神レオソードは配信でしか入手できないので、配信無しでの誕生は事実上出来ない。
しかも現在はWi-fiサービス終了により、J2P上での作成はできなくなってしまった。
 
HPの値はそこそこで、2~3回攻撃と常にアタックカンタはかなり役立つ。
ただそれ以外の能力は賢さを除き総じて中途半端な上、消費MPが2倍になってしまうので特技主体だとすぐにMPが枯渇してしまう。
【エルギオス】との配合でヒヒュドラードを生み出せる。
所持スキルは固有の【邪獣ヒヒュルデ(スキル)】

テリワン3D

配合の素材がデモンスペーディオから【ギスヴァーグ】に変更。
本作では邪神レオソードを配合で作るのにデモンスペーディオが必要になった為、その兼ね合いと思われる。他の素材は変わっていない。
前作とは違い、素材は全て通常プレイで手に入るので、配合は幾らか楽になった。
特に邪神レオソードは「ふういんの扉」のボスとして登場し、倒すだけで仲間にできるのでかなり楽になっている。ただしギスヴァーグの入手はかなり面倒で、それまでの配合の最上位であった【オムド・ロレス】をも惜しみなく使うので、生み出すのは容易ではない。
また、前作と違って野生に出て来ないヒヒュルデの使いも地味に厄介。前作から連れて来られれば簡単だが、そうでない場合は配合で生み出す事になる。
これだけなら別にこいつに限ったことではないが、素材の【ポンポコあにき】は基本的に金or銀のタマゴから生まれるのに懸けるしかないのだ。
ちなみに性別は基本的に♂固定。
 
消費MP2倍は消え、代わりに「ひん死で呪文会心」が加わった。+値25で「ドルマ系のコツ」、50で「プレッシャー」も付く。
常にアタックカンタがあるなら呪文や体技に弱いかと言うと、イオ・ベタン・氷ブレス以外全て耐性付きとむしろ高い。全ガード+ならヒャド吸収・それ以外全て激減となり非常に固い。特性も耐性も非常に強い。
 
…のだが「AI2~3回攻撃」と「常にアタックカンタ」を併せ持つ為、能力値に大きなマイナス補正が加えられてしまっている。
HPは1450とスタンダードボディの1枠とほとんど変わらず、その他も賢さ以外は400~600台でショボイ。
その合計値はギガボディの中ではから2番目。しかもそっちはメタル化で飛躍的にステータスが上がるので実質最下位。
というか全608体の中で500位代なのでギガボディどころか1枠と比べてもショボい。
あまりにステータスが低すぎるのでアンカーナックルやステルスアタック、つるぎのまいでアタックカンタを物理で抜かれるとギガボディにも関わらず瞬殺されることがままある。
 
ただし、それがなければ非常に固い。ダイナマイトを装備したこいつはイオ・ベタンすら耐性を持ってしまい
最強ブレスをつければブレスを吐きながら氷ブレス激減、マダンテ吸収とまさに鉄壁。
賢者のスキルでドルマ系のコツを生かせるビッグバン・ベホマラー・ザオラル・MP自動回復全てそろってしまうこともあり、
ランキングバトルではこいつがひたすら回復するだけという耐久チームが猛威を振るうことに。
 
今作でもエルギオスとの配合でヒヒュドラードが生み出せる。
ヒヒュドラードは配合の終着点である【魔戦神ゼメルギアス】を作るのに必要になるので頑張って作ろう。

イルルカ

配合方法は変わらないが、今作では錬金カギの報酬としても手に入る。
【新生配合】でねむりブレイクを新たに習得する。
配合の使い道も前作と変わっていない。
ライブラリによれば「邪悪な性格で、目的の為ならどんなに残酷な手も使う」そうな。だが挟み撃ちや騙し討ちは残酷というより普通に卑怯なそれである。それとも描写されなかっただけで残忍な手段も使っていたのか。
なお、今回はめぐりあいの扉でもギガボディのモンスターがマップ上を移動するようになったが、コイツは椅子に座っているため、出現するとその場から一切動かない。
このため、動く所が見られるのはJ2Pの初登場時ムービーだけである。
よほど椅子の座り心地がいいのだろうか。

ジョーカー3プロ

無印ではリストラされていたが、プロフェッショナル版にて再登場。
かつての配合素材はデモンスペーディオ以外リストラされているので配合法は、デモンスペーディオ・【闘神レオソード】【はぐれメタルキング】【長老ピピット】の4体配合に変更された。
素材に選ばれた理由としては、闘神レオソードは邪神の代わり、はぐメタキンはピピッ島の巨大モンスター、長老はピピッ島の長でデモンスペーディオはかつての素材といったところだろうか。
【キングモーモン】との配合でヒヒュドラードが生み出せる。
 
特性はギガボディ・ねむり攻撃・ひん死で呪文会心・【つねにマホカンタ】・AI 2~3回行動をデフォルトで持ち、
超ギガボディ化で寝返りが、+25で闇系のコツ、+50でプレッシャー、+100でねむりブレイクが解放される。
……そう、つねにマホカンタである。
「オレ様のアタックカンタの前にひれふすがいい!」のセリフにあるように、つねにアタックカンタはコイツのアイデンティティのひとつであったにも関わらず、
何故かヒヒュドラードと同じくつねにマホカンタへと変更されてしまった。もしかして名前変更されたからか?
本作(無印版含む)の細かいバグや設定ミスの多さを鑑みて「設定ミスでは?」と疑う声も少なくないが、真相は闇の中である。
まあ、【超生配合】で交換する事は出来るので大した問題ではないのだが。
 
所持スキルは【ヒヒュドラード(スキル)】。所持スキルまでヒヒュドラードと同じになってしまった。
合体特技は【天翔轟嵐斬】、合体特性は【オーバーチャージ】
しかしこいつの攻撃は690、MPに至ってはたったの390なので相性は悪い。
 
その反面、他の点では優遇されている部分も多く、
耐性が【堕天使エルギオス】と似たような感じで優秀な為、
【こうどう おそい】【ライトメタルボディ】【全ガード+】の特性を付け、
【ハーゴン(スキル)】と深海ガードEXのスキルを付け、刻印で爆発ガード小と耐性ガード小を付ければ、
スモールボディ時でも全属性耐性・全状態異常耐性・及び耐性低下の耐性を無効まで上げる事が可能。
ただ、耐性埋めの為のスキルが1つで済む堕天使エルギオスや【鬼眼王バーン】の存在は気になるところ。
 
そして何より本作でコイツを語る上で外せないのは、何を隠そうモンスターライドである。
イルルカでは上記の通りめぐりあいの扉でも動かなかった為、プレイヤーの操作で自由に動かすことの出来るモンスターライドでは一体どのような動きを見せてくれるのか? ……と期待されていたが、
なんと主人公がライドするのは椅子の登頂部分。一応ギガボディの場合はヒヒュルデの肩に乗る。
そしてヒヒュルデ本体は、椅子に座ったまま移動しジャンプするのであった。
……もはや梃子でも椅子から動かぬ存在となったようだ。ライド攻撃も椅子に座った状態からの頭突きである。DQMSLの四コマ漫画でもネタにされた。
が、元はといえばピピッ島という異世界にあった椅子である。いつになったら椅子の本来の持ち主(キングモーモン)に椅子が返るのだろうか。
ちなみに走る時はフロート音と共に微妙に浮きながら滑るように移動し、
ジャンプは案の定高くは飛べないものの、落下速度が遅い為案外長い距離を飛べたりする。