【魔物マスター】

概要

【職業】の一つ。
初登場はDS版DQ6で、SFC版における【仲間モンスター】システムが削除されたのに伴い【魔物使い】に代わって登場したもの。他作品では星ドラとウォークで「まものマスター」表記で登場した。
似たような名前の【モンスターマスター】とは別物。またDQ10での【まものマスター】はまもの使いの専用スキルの名前になっている。

DQ6（リメイク版）

　
ステータス補正

　
習得特技と必要戦闘回数

解説

敵モンスターを仲間にする能力が失われ、新たな職業特性として戦闘開始時に「敵を眠らせる」「敵を立ち去らせる」ことがある。
しかし肝心の性能はというと、眠らせるかどうかは相手の眠り耐性を参照する肩透かしぶり。なんとしても逃がしたくないモンスター筆頭であるはぐれメタルも平然と退去させる失態もやらかすため、メタル狩りの時は馬車外に出さない方がいい。
　
にもかかわらずステータス補正は軒並み下降しかなく、それを差し引いたとしても、「魔物マスター」を名乗りながら魔物を仲間にする能力を持たないという劣化要素があまりにも痛い。
このスペック自体はSFC版の魔物使いと完全に同一。
【レンジャー】救済のために職業自体を削除、あるいはDQ7から【船乗り】や【吟遊詩人】、あるいは【魔物ハンター】あたりを逆輸入してもよかったのではないだろうか。
　
なまじDQ6には【ロビン２】という本作随一の人気を誇る仲間モンスターが存在したために、「モンスターは仲間にできないが」という一文と共にこの職業の存在が雑誌でリークされた際には、FF・ドラクエ板のみならずネット中で大きな波紋を巻き起こした。
DS版が発売されるまでの間にモンスターズシリーズが登場し、【ミレーユ】や【テリー】にモンスターマスターのイメージがついているため、【仲間モンスター】システムが導入されたとしてもあまり違和感はなかったのだが…。
　
しかし覚える特技自体はSFC版よりも全体的に使いやすく、敵のHPの下方修正によって中盤の【かえんのいき】の有用性が高まったこと、【やけつくいき】がSFC版よりもはるかに使いどころのある特技に昇格したことが挙げられる。
SFC版のときから無駄行動だった【どくのいき】がそのまま続投している点はかなり雑な印象があるが、上級職の【もうどくのきり】へのステップアップとして残したのかもしれない（どうせなら猛毒の霧をこっちで覚えさせてくれれば、【しれんその２】などで活躍させられただろう）。
【しのびあし】の弱体化により上級職のレンジャーの需要も向上した。この職業自体が不遇気味なので、どうせなるなら速攻で通過点としたいところ。

星ドラ

HPは高いがその他のステータスは平均的。
【かえんのいき】【はげしいほのお】【しゃくねつ】【れんごく火炎】のいずれかの炎のブレスを吐いて攻撃する他、補助特技のCTカットを活かし、固有スキル「かみくだき」等による補助が基本戦法となる。
上位となる超級職に【天地雷鳴士】が該当する。

ウォーク

2022年3月10日より登場。上級職扱いだが、職業のレベルにかかわらず仲間モンスターを合計35種類以上仲間にしていれば転職可。
得意武器は杖・槍・爪・鞭。職業特性は自身の周辺をサーチしてスカウトできるモンスターの出現位置をフィールドに明示させることができる「スカウトサーチ」。1日4回まで使用可能。
また、ふか名人の効果でモンスターのタマゴの孵化が早まる効果もある。
攻撃と器用さ依存で威力が変動するブレスを修得し、レベルアップのほか、この職で仲間にしたモンスターの数によっても能力値の上昇や特技の習得が可能。
【ぎゃくふう】やブレスの極意なども修得できる。
戦闘に役立つ職業特性はなく、上級職最弱。その代わり、こころ枠がどのこころをつけても2割強化される虹枠が二つある（他の職業は基本上級問わず一つのみ）。
また、魔法戦士と同じく物理攻撃と魔法攻撃を切り替えられるスイッチアタッカー。

関連項目

【まものつかい】
【魔物使い】
【伝説の魔物使い】
【魔物ハンター】
【モンスター使い】
【モンスターマスター】