【しびれん】

Last-modified: 2023-12-14 (木) 02:35:19

DQ5(リメイク版)

仲間になった【しびれくらげ】
リメイク版で追加された【仲間モンスター】の1匹。
こいつの追加によって、ホイミスライム系は系統3種を全員仲間にできる優遇された存在になった。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/21/64

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
PS2版しびれんくらげんふにゃおまゆたん
DS版

覚える呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期4171020373515741
Lv+1525192361758191160
最大99190180170701404005009101948

耐性

強度属性
無効マホトーン、マホトラ
強耐性(なし)
弱耐性ヒャド・吹雪、ザキ・麻痺、ラリホー、ルカニ、メダパニ、マヌーサ
無耐性メラ、ギラ・炎、イオ、バギ、デイン、メガンテ・体当たり、毒、休み

解説

【ネーレウス】と同様に、海上で仲間にできるモンスターの一体。
青年時代前半では通常は結婚後に行ける内海で登場するが、結婚前でも【山奥の村】北側の湖の東端あたりでフライング加入が可能。【滝の洞窟】挑戦前に仲間にできる。
青年時代後半では海の勢力図が変わるため、【海の神殿】でしか仲間にできなくなる。
青年時代前半と後半で加入できる場所が異なる、珍しい仲間モンスター。
加入率が非常に高いので、大抵のプレイヤーは内海に出てすぐに仲間にできるだろう。パーティに入れるか、モンスターじいさん送りにするか、加入を断るかはプレイヤー次第。
 
成長テーブルは【ホイミスライム】と同じであり、レベルアップが非常に遅い。
能力値もホイミスライムの使い回しである。ホイミスライムと違ってあまり使わないMPの成長までそっくり。
さらに、起き上がった時点ではレベル1と表示されるが、メンバーに加えるといきなりレベル4になったりと、使い回しが原因と思われるバグまで搭載している。ちなみに、このバグはDS版やスマホ版でも修正されていない。
そして、レベル5になったときにレベル1→5くらいのステータスアップをする。
 
敵のときに使えた【やけつくいき】を忘れているが、1回のレベルアップですぐに思い出す。それならなんで最初から覚えていないのかはリメイク版によくある謎。
最初から覚えている【まひこうげき】に加えて、マヒを治すキアリクも覚えられるマヒ技のエキスパート。
ただ、「しびれん」という名前の割に自身も麻痺に弱いので、キアリク使いとしては微妙。無耐性の【ホイミスライム】よりちょっとマシではあるが。
 
SFC版では、やけつくいきは非常に強力ではあるが使い手が極端に少なく、活躍の場が限られていた。
リメイク版において、【死の火山】クリア後から勧誘できて簡単に加入するしびれんが覚えてくれる意義はそれなりに大きい。
……ただし、PS2版では肝心の味方側の焼けつく息の【耐性貫通力】が低貫通になってポンコツ化したので、まともに活躍するのはDS版を待つことになった。
DS版以降ならば中貫通に改善されたため、しびれんの活躍を期待するならそちらで。焼けつく息の代名詞モンスターといえるこいつにとって面目躍如といったところ。
 
青年時代前半はマヒ強耐性以上の敵は少ないので、DS版以降ならそこそこ使える。
敵のときの印象と違って、素早さもかなり高めなので敵に先攻して動きを止められる。
クリアレベル帯までなら素早さだけはパーティでトップクラスに高く、雑魚には安定して先手を取れる。
素でも十分素早いが、【ほしふるうでわ】でさらに補強すればメタル系にも先攻できるようになるので【どくばり】要員としても使える。
しかし青年時代後半、正確には【デモンズタワー】から効かない敵が増え始める。
パラメータはホイミスライムの完全流用であり、ただでさえ流用元の能力があまり高くないのに、その上加入が遅いせいでレベル自体もそちらより低くなり、結果として同時期の他の仲間より二回りほど弱い。
素早さを活かした先制の焼けつく息以外に特に能がないので、ボス戦要員としては論外。
【ゴーレム】【男の子】を押しのけてダンジョンに連れて行くには愛が必要になってくる。
焼けつく息が効かないor必要ない状況での手持ち無沙汰感を解消するために【しゅくふくのつえ】などで行動の選択肢を増やし、かつ【地下遺跡の洞窟】などマヒが効きやすい相手が多い場所を選んで連れて行くなどすれば、辛うじて活躍できるだろう。
 
同じくリメイク追加モンスターであり、しびれんよりも早く仲間にできる【エンプーサ】も焼けつく息を覚えるので、もしエンプーサを捕獲済ならマヒ要員は彼女でもいい。
もちろん、しびれんにも仲間にしやすい、素早さが高い、見た目が可愛いといった長所はある。
 
一応、マヒ技以外にもヒャド系の呪文や特技も覚えられるのだが……。
レベル30でやっとヒャダルコ。これは【女の子】【イエティ】がマヒャドを覚えるレベルである。
ちなみにレベルアップの遅いホイミスライムのテーブルを流用しているため、Lv30に達するのに必要な経験値では女の子より10万ほど多い。大抵は女の子がマヒャドを覚える方が早い。
レベル50でようやくマヒャド。その頃主人公はレベル60ほどで、とっくに裏ボスを倒していてもおかしくない。
そしてレベル80、遂に覚える最終奥義は……「こごえるふぶき」。
仮に【かがやくいき】を覚えたとしても時期を考えると活躍できるか微妙なところなのに、威力にしてヒャダルコ相当しかないこごえるふぶきの習得をもって覚える特技は打ち止めとなってしまう。
【スライム】が同じくらいの経験値で輝く息よりも威力で勝る【しゃくねつほのお】を習得することを考えると、あまりの不遇っぷりである。
というより、DQ6以降は凍える吹雪が実質的に本作の輝く息と同等なので、スタッフの勘違いによる設定ミスを疑いたくなるレベルである。
ハッキリ言ってしまえば、焼けつく息以外の特技はあってないようなものと思っていい。
 
レベル99まで上がれば、【キラーピアス】を装備できる仲間の中ではホイミスライムと並んで最も高い力の持ち主になるという地味な長所がある。
回復に忙しいホイミスライムと違って、攻撃に専念できるのも(若干無理矢理ながら)利点と言えなくもない。
が、DS版以降は【デボラ】にその座を奪われ、ただでさえ少ない長所をさらに減らされてしまった。
DS版以降では、キラーピアス自体が弱体化している(二撃目にバイキルトが乗らない)のも向かい風。
 
総評して、青年時代前半はそこそこ使える、青年時代後半は愛が必要、魔界後は論外、といった評価。
なお、焼けつく息自体は魔界でも【フレアドラゴン】によく効いたり相手次第で活躍できるのだが、焼けつく息以外にアピールポイントがないようでは、こういう評価になるのは当然と言えば当然だろう。
 
【DQ5のあるきかた】では「典型的な大器晩成型モンスター」という謳い文句で紹介されているが、実際には仲間にしやすさも相まって「典型的な即戦力型モンスター」であり、育てるのは「労多くして功少なし」と言った方が正確だろう。
 
なお、【オープントレイ技】での早期加入は結論から言うと不可能。
PS2版の幼年時代の海上は何故か青年時代後半のモンスターが出現するような設定になっているのだが、青年時代後半のしびれくらげの出現域は海の神殿しかない上、オープントレイ技中は神殿でエンカウントが発生しない。
それどころか【マザーオクト】に呼ばれて色違いの【ベホマスライム】が出てくる始末。
そうでなくても同じ装備グループでより使いやすい【スライム】やホイミスライムを仲間にできてしまう。

DQ7(リメイク版)

【しびれスライム】【すれちがい石版】を取りに行かせるときの名前として登場。
2匹目、3匹目の名前も一致している。

バトルスキャナー

2016年9月1日~闇の覇者・竜王編終了までにアプリで配信されている「戦斧竜の地図」に登場するしびれくらげ。
技はしびれくらげと同じだが、ステータスはHP:284、ちから:203、すばやさ:166、かしこさ:87、みのまもり:112としびれくらげと【ドロン】より少し高い。
これから本作を始めるプレイヤーは入手したほうがいいだろう。