【やみのランプ】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:57:14

概要

DQ3、DQ4、DQ5、リメイク版DQ7に登場する【道具】
 
火を灯すと暗闇が辺りに染み出すという不思議なランプで、強制的に夜にすることができる。
その性質上、【昼と夜】のシステムが導入されている作品にのみ登場しているが、同システムがあるDQ8やDQ9ではやみのランプは登場せず、代わりに【宿屋】夜にできる仕様になった。【しっぺ返し】等と同じく、リアルに描画されるようになった世界ではその効果を表現しづらいからだろうか。
また、昼夜のないリメイク版DQ7では、戦闘中の使用効果があるアイテムとしてゲスト出演している。
 
夜から昼にできない分、効果だけ見れば【ラナルータ】の下位互換だが、ラナルータと共演している3作ではいずれもラナルータを食ってしまっている。
いずれの作品でも「ラナルータ習得時期よりもやみのランプ入手のほうが早い」「昼夜でイベントが変わるのは主に町なので、昼にするなら宿屋や【ルーラ】で十分」というのが主な理由。
 
夜に侵入できない場所で昼から夜に切り替える、といったことができないよう、ワールドマップ以外の場所 (町中など) で使うとそのマップの入り口に戻される。これはラナルータも同様。
町の奥から徒歩で出るのが面倒、といった場合に使われることも。【洞窟】では昼夜が変わらないので使用できないが、【塔】では使える。まあ塔は飛び降りれば脱出できるのだが…。
 
ところで急に夜になる描写は【パーティ】以外の人たちからどう映るのか。
ラナルータとの比較、および急に夜になる事に関する考察はラナルータを参照のこと。

DQ3

昼の【テドン】で入手可能。
本作では【ルーラ】【キメラのつばさ】を使って移動すると強制的に朝になるので、【ボストロール】に挑む際に時間経過の為に無駄に歩きまわる必要が無くなるので重宝する。
もっと早く登場していれば、【カザーブ】【イシス】で夜中にしか入手できないアイテムを得るために活用できたところなのだが。
 
FC版では、【旅の扉】経由で【サマンオサ東のほこら】に来た時でも闇のランプで入り口に移動してしまうので、【さいごのかぎ】なしでほこらを脱出して【サマンオサ】へ行ける。
と言っても、サマンオサ内のイベントは最後の鍵がないと進められないし、闇のランプを取れる状況 (=船入手後) であれば最後の鍵もすぐ入手可能なので、あまり意味はない。
最後の鍵の所在を知らない初見プレイで、先にサマンオサで強力な武具を買えるくらいがメリットか。
なお最後の鍵なしでこの旅の扉を利用するにはグリンラッド南のほこらを自力で見付けなくてはならないが、初見であれば船入手直後に闇雲に世界中を散策しまくる者も少なくはないので、見付けられる人は見付けられたことだろう。
 
FC版で入口に戻される仕様を利用して、MPを消費しない【リレミト】代わりに使えるダンジョンもいくつか存在するが、あまり意味はない。昼夜反転可能なダンジョンは【塔】(昼夜反転できないアレフガルドを除く)と【バラモスの城】くらいであり、前者は飛び降りればよく、後者はルーラやキメラの翼が有効。
なおルーラ可能なダンジョンは他に【幽霊船】もあるが、そちらは昼夜反転不可。昼夜反転可能か否かの基準は曖昧なようで、敵の出ない洞窟(のマップチップ)であっても【いざないの洞窟】B1F、【ノルドの洞窟】【バハラタ東の洞窟】B2F、【ダーマ】1Fでは昼夜反転できないのに対し、【ナジミの塔】の地下宿屋や【ギアガの大穴】では昼夜反転可能という違いがある。空が開けていたり明るそうなところなら良いのかといえばそうでもなく、【ピラミッド】は外観(屋上)も含めて昼夜反転不可。
 
なお【アレフガルド】は常に夜、【ゾーマ】の死後は常に昼になるため、この道具を使っても何も起こらない。
これはラナルータも同様である。
 
【ドラゴンクエストⅢ マスターズクラブ】での【堀井雄二】スペシャルインタビューによると、ひとつの町が完全に推理モノのアドベンチャーになっているというアイディアの報酬にこれが考えられていた。
結果としてボツになったため、テドンの武器屋の二階に置いてあるだけになったとか。
2016年に開催された【ドラゴンクエストミュージアム】において展示された堀井雄二直筆の設定資料の中に、このボツになった町が配置された世界地図があった。
それによるとその町の名前は【レイクナバ】で、場所は製品版で【イシス西のほこら】が置かれた位置、イベント内容は【まほうのかぎ】がなくなってしまうのでそれを探すというものだったようである。

リメイク版

サマンオサ東のほこらでは闇のランプやラナルータを使うこと自体が不可能になった。
売却が可能になったが一品ものである上に売り値も安いので、手放さず常に【ふくろ】に入れておくのが良い。
【○○○○バーク】の発展条件の1つに「夜に町を訪れ住民の密談を聞く」が追加されたため、このランプを活用できる。

DQ4

【コーミズ西の洞窟】で四章でも五章でも入手出来る。
ただし四章でスルーすると、五章での入手は船入手以降と遅くなる。
とは言え、五章では夜にする必要がある場面はエンドール王族の寝室に侵入してアイテムを回収するときぐらいしかないので、ほとんど影響はない。
というより、王族の寝室に入るには【まほうのかぎ】が必要であり、これはコーミズ西の洞窟の「やみのランプの入っていた宝箱の底」にあるボタンで隠し部屋を解放する必要があるので、結局スルーしても同じことである。
つまり、ストーリー進行上は必須アイテムではないが、必須アイテムをとるために必ず取ることになるアイテムとなっている。
また、四章で必ず仲間にする必要がある【オーリン】がいる場所の近くの宝箱に入っているため、特に回り道が必要なわけでもなく、スルーするメリットもあまりない。
四章で必要以上にレベルを上げまくったプレイヤーが換金アイテムをたくさん持ち越したい場合に、道具枠をあける目的でスルーするぐらいだろう(DS版以降では【ふくろ】があるので無用)。
一応四章で入手しておけば、五章序盤に【コナンベリー】周辺でメタル狩りをする場合に役立つので全く無駄というわけでもない。
何気にFC版の頃から演出が細かく、四章でスルーして五章で宝箱を開けると闇のランプ入手後にわざわざ「さらに」という文言を挟んでから宝箱の底のボタンを見付けてくれるので、1回調べるだけで済む。
ちなみに空箱を調べれば何度もボタンを押すことができ、そのたびに出現した階段を元通り隠したり、再び出現させたりできる。やはり芸が細かい。

DQ5

【サンタローズの洞窟】で青年時代前半以降に入手できる。
【ルラムーンそう】を取りに行く時にあると便利のような気がするが、【ルラフェン】で宿屋に泊まってから出発し、ルラムーン草のありか付近まで歩いてくると、ちょうど夜になるので、使う必要がない。
 
むしろ、ルラフェンなどの複雑な構造の街の奥から脱出したい時に便利。

DQ7(リメイク版)

時間経過システムが導入されていないシリーズだが、ゲスト出演。
 
公式配信石版【氷の竜がすむ洞くつ】か、【ブラックサンタ】【スライムダーク】【すれちがい石版】のリーダーにしてボスを倒した時のレア報酬として入手可能。
入手は早くてもレベル30前後になる。
 
戦闘中に使用する道具で、【あやしいきり】の効果が出るようになった。
あやしいきりは同じ効果の【ギガジャティス】の呪文を使える主人公を除けば【ローズバトラー(職業)】でしか覚えられないので、手軽に使用できるのは便利。
しかし、あやしいきりは自分にも効果が及ぶ為、ベホマやザオリク等の呪文に頼っている場合は諸刃の剣になるので注意が必要。

バトルロード

イベント限定大会の参加賞カードのスキャン効果として登場。
カードスキャン時にスキャンすると、バトル背景が夜になる。
後にちいさなメダルキャンペーンで貰える大魔王カードにもこの効果がついた。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

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