【エミリゾーン】

Last-modified: 2023-11-19 (日) 19:16:03

トルネコ3

【異世界の迷宮】の51~59Fの俗称。
出現モンスターは【エリミネーター】【おどる宝石】Lv4、【デーモントード】Lv4、【だいまどう】Lv4、【あくましんかん】Lv5、【シャドーナイト】Lv6、【メガザルロック】Lv7(51F~75F)、【きとうし】Lv4(53F~62F)、【グレイトホーン】Lv2(56F~80F、Lv2のものは56~59F)、【モシャスナイト】Lv3(58F~65F)。
 
【剣系】モンスターの割合が高いことから「剣ゾーン」と呼ばれることもある。
剣系モンスターは水をかけると攻撃力が半減するので、【水がめ】があれば楽に戦うことができる。
剣系はエリミネーター、あくましんかん、シャドーナイト、モシャスナイト、グレイトホーンの5種。
「剣以外の武器を持っているモンスターの方が多いじゃん」とツッコんではいけない。
 
階数的には異世界の迷宮の折り返し地点で、ここから後半戦開始と言ったところ。
徐々に強敵が増えてくるが、深層の地獄と比べればこのゾーンもまだまだ序の口に過ぎない。
エリミネーターの経験値が多めなので、【浮遊ゾーン】【水ゾーン】を即降りしてきたプレイヤーは、ここでレベルアップに努めたい。だいまどうの催眠攻撃にさえ注意すれば比較的安全に稼げるゾーンなので、全部屋巡回してここまでに消費したアイテムの補充を行いたい。この次の【悪ゾーン】から急激に敵が強くなるので、9階層あるこのゾーンでエリミネーターをひたすら狩り、レベルアップを図りたいところ。

モンスターごとの対処法 

「エミリ」とは【エリミネーター】のことで、高いHPと防御力を持つ上に痛恨の一撃を放ち、特効武器も存在しないこのゾーン屈指の強敵。その分倒した時の見返りが多く、同階層の他のモンスターの経験値が130前後の中、経験値1050という破格の報酬を持っている。
50Fまでに出てくる敵で一番経験値が多かったのは【浮遊ゾーン】【おおめだま】Lv3(経験値176)、序盤の6Fから出てくる【ひとくいばこ】が経験値150ということを考えると、この1050という経験値が文字通り桁違いに多いことが分かるであろう。
 
エリミネーターは強いことは強いが、攻撃力そのものは30とそれほど高くない。16F~20Fに出てきた【ゴーレム】Lv2と全く同じ攻撃力で、プレイヤーのレベルや装備はあの頃より遥かに強化されているので、そこまで苦戦はしないはず。
痛恨の一撃を繰り出されると1.5倍ダメージになるが、【水がめ】があれば攻撃力を半減させることができるので、楽に狩ることが可能。ただし、水を確実に汲めるのは55F・56F・59Fしかないので、水の残量には気を付けたい。
エリミネーターの出現率は、出現モンスターの種類が少ない51F~52Fの方が高いと思いがちだが、そこでの出現率はそれほど高くなく、むしろ先に進んだほうが出現率は上がる。食料に余裕が無い場合は、先に進んでから狩りを始めた方がよいだろう。
 
シャドーナイトはダメージ倍率1.5倍の強化攻撃を繰り出すが、剣系なので水がめで弱体化可能とエリミネーターに近い性質を持つ。攻撃力・防御力もエリミネーターとほぼ互角の数値だが、HPは低く【ウィンドスピアー】が弱点なので、こちらの方が倒しやすい。
しかし経験値は143と、エリミネーターと比べると報酬がしょっぱい相手である。
 
だいまどうは言うまでもなく、【催眠攻撃】が脅威。「メイン武器を目の前のだいまどうに投げてロスト」「メイン盾を【へんげの壺】に突っ込んでロスト」など取り返しのつかない悲劇が起きる可能性がある。
距離が離れている場合は【ブーメラン】で混乱させて無力化、隣接されてしまったら【爆発の指輪】で消し飛ばすか【封印の杖】で封印するなど、可能な限り特技をくらう前に倒すこと。
だいまどうは睡眠状態で出現する確率が50%と高く、睡眠状態なら隣接しなければ起きないので、無視して素通りすることは容易。
「通路の出会い頭による先制催眠攻撃」だけはどうしようもないが、起きている個体はそれほど出てこないので、無駄な通路を歩かない巡回を心がければ、出会い頭の催眠を喰らってしまう可能性は減らせる。
アイテムドロップ率が約12%と高いので、余裕があれば積極的に倒すのもあり。ポポロの場合は仲間をけしかけて積極的に狩っても良い。
 
おどる宝石は能力値は低いが、攻撃回避率が高い上にさそう踊りまで使ってくるウザい敵。
攻撃を避けられカウンターで踊らされている間に、敵が集まってくることもザラ。
エリミネーターやシャドーナイトなんかに囲まれると、マジで死が見える。【ルーラ草】【うしろむきの巻物】など、踊らされている最中でも使える離脱用アイテムは壺から出しておくこと。
ポポロで攻略する場合でも、コイツの踊りは何故か【2ダメージ化能力】を貫通するので、【水ゾーン】で仲間にした【ぐんたいガニ】も相性が悪い。【ひょうがまじん】がいるなら多少は楽だろう。
 
あくましんかんは攻撃力はエリミネーターより高いが、HPや防御力が低めで【デーモンバスター】も有効。【ちからため】による隙も大きいのでさほど苦労せずに倒せる。
デーモントードも同様にデーモンバスターが合成してあれば一撃、メガザルロックも武器の強さやLvが相応に高ければ一撃で倒す事が可能。
この3匹は攻撃力が高めなので、一撃で倒す事が出来れば消耗が少なくなり楽になる。
 
途中から追加されるモンスターもどれも厄介。
53Fから出るきとうしは、【いかずちの杖】【メダパニの杖】【場所替えの杖】の中からランダムで効果を発生させる【きとうしの杖】と、【ピオリムの杖】を使う。その上、プレイヤーから付かず離れず距離を取るような動き方をするので倒しづらい。
きとうしの杖による場所替え効果で敵のド真ん中に放り込まれたり、混乱効果でポポロの仲間の【裏切り】を引き起こす、危険な相手。倒すときとうしの杖をたまに落とすが、これもプレイヤーにとっては使いにくいという嫌がらせ。
戦闘能力は低いので、接近にさえ成功すればポポロでも楽に倒せる。仲間が混乱させられると危険なので、ポポロ本人が倒しに向かおう。部屋の角に追い詰めて倒すのが定石。
 
グレイトホーンは56F~80Fまでレベルを上げつつ延々と出てくる上に、ワナの上やモンスターハウスの中に放り込まれることもある。
特にポポロの場合は、仲間を【地雷】【落とし穴】に投げられて即死という事故がよくあるので、グレイトホーン出現階で見つけたワナは【石】を投げて潰しておくか、ひょうがまじんを乗せて掃除しておくこと。
 
モシャスナイトは、おどる宝石と同様に攻撃回避率が高い上に、隣接しているキャラの特技をコピーするモシャスが厄介。何故かシャドーナイトと違って【浮遊系】ではないので、ウィンドスピアーが効かないのも嫌らしい点。剣系なのは同様なので、まずは水をぶっかけよう。HPや攻撃力はシャドーナイトより低い。
ポポロの場合は、仲間【おおめだま】の特技をコピーされると大変なことになるので、モシャスナイトに隣接されないように他の仲間で囲むなど、しっかり対策すること。
【メイジももんじゃ】【ハエまどう】は特技をコピーされてしまうので相性が悪いが、エリミネーターに任せれば有利に戦える。

ポポロ編では 

ポポロ操作時は、53F~62Fまで出現する【きとうし】がかなりの脅威になる。
足踏み回復していたら隣接している仲間が混乱して即座に裏切られ即死、というのはよくある話なので、足踏み回復する時は極力仲間と1マス距離を取ること。
杖を2ダメージに変換する【ぐんたいガニ】か、杖を潜ってかわせる【ひょうがまじん】と一緒に巡回するのがベストな対策だが、この2種はあまりステータスが高くないのでエリミネーターの相手をするのが辛い。耐久力が高く攻撃力が控えめで、裏切られても被害が少ない【ラストテンツク】と一緒に巡回した方がいいだろう。
【デーモントード】もいるので、【ここでまってて】で待機させておく仲間の配置にも工夫が必要。「きとうしの杖が通路から飛んでこない位置」「水路や角越しにデーモントードから一方的に攻撃されない位置」の2つを意識する必要があり、なかなか面倒くさい。
 
【エリミネーター】は仲間に加えても非常に強く、【攻撃・早熟】タイプな事と【痛恨の一撃】を繰り出せる点を考慮すれば、異世界の迷宮で仲間にできるモンスターの中では最強クラスの攻撃力の持ち主と言える。
レベルを上げれば、序盤からエースとして活躍してきた【メイジももんじゃ】【ハエまどう】の攻撃力を軽々と追い抜いていく。【モシャスナイト】と有利に戦えるという点も見逃せない。
 
ぜひとも仲間に加えたいところだが、【勧誘補正値】が低くアイテムドロップ率も12%あることから、エリミネーターが仲間になる確率はやや低め。さらに痛恨の一撃は混乱中でも容赦なく繰り出すため、きとうしの混乱による【裏切り】が怖い。悪ゾーンや【竜ゾーン】では主力として使えるが、爆発や魔法には無防備なので【爆ゾーン】【魔窟】では長くは持たない。
そして、仲間にしようとポポロばかりがトドメをさしていると、今までじっくり育てる機会が無かった【浮遊ゾーン】で加入したラストテンツクやおおめだまなどの仲間がなかなか育たない。
 
エリミネーターの攻撃力は確かに魅力的だが、悪ゾーンには攻撃力こそ劣るが耐久力に優れ、仲間になる確率も高い【フライングデビル】もいるので、仲間が充実している場合は無理に狙う必要はないかもしれない。
とはいえ、ここで【エミリー】を仲間にしておけば、次のゾーンで【フライダ】がなかなか仲間にならない時に巡回役を任せられるし、63F以降はきとうしが消えるので裏切りのリスクも低くなり使いやすくなるなど、メリットはそれなりにある。
 
次点の仲間候補は【おどるほうせき】。さそう踊りと高回避率が便利なので、ラストテンツクを仲間にしそびれた場合は狙ってみても良い。初期ステータスは低いが、【防御・早熟】なので育てれば化ける。
しかし勧誘難易度も高い。大抵の仲間モンスターは一撃で倒してしまうので、HPを削るのが難しい。かといって、ポポロの攻撃だけで倒すにも2発は必要。
ちなみに、【モシャスナイト】とおどるほうせきは敵の時は回避率が約50%もあるのだが、仲間にした後は回避率が約33%に低下する。残念。
 
このゾーンで苦戦しているようでは、次の【悪ゾーン】を乗り越えるのは非常に難しいだろう。