【ダメージ軽減能力】

Last-modified: 2023-11-21 (火) 23:36:56

DQ8

DQ8にのみ登場する【モンスター】の特性の一つ。
全ての攻撃によるダメージ量を一定の割合で減らしてしまうという厄介な能力。
減少量は割合減少で、受けるダメージを「0.7倍」か「0.4倍」、そして「0.1倍」に抑えるタイプがある。
それぞれ受けるはずだったダメージから一定の割合の分をそっくりカットしてしまうため、「ダメージカット能力」と呼ばれることもある。
【ククール】の2種の眼差しや【スカウトモンスター】の一部の【特技】【無属性規定ダメージ攻撃】すらも減少させてしまう。
 
この特性は【ゾンビ系】【エレメント系】に属するモンスターだけが保有しており、これらの系統に属するモンスターのうち、約2/3のモンスターがこの特性を持っている。
攻撃の種類や【属性】を問わずあらゆるダメージを規定の割合で減少させるが、攻撃側の【テンション】が1段階でも上昇していればこの特性は無効化することができる。
テンションが上がった状態であればよいので、【せいけん突き】【道具】の使用等、テンションが下がらない攻撃手段なら溜め直すことなく続けて攻撃できる。また、【ふしぎなタンバリン】を素早い味方が使用することで、手早く掃討することが可能。
なお、この特性は敵にのみ付与される。つまりスカウトモンスターの場合、敵として戦う際に保有していても、自分のチームとして使う際にはなくなってしまうので注意。
 
テンションを上手く利用しないとあらゆるダメージが減少し、思うようにダメージを与えることができない。
無理にでもテンションシステムを使ってもらうために導入されたのだと想像できる。
しかし、終盤の強豪モンスターの中には、エレメント系やゾンビ系であってもこの特性を所持していないものもいる。
また、軽減持ちのエレメント系は【おどかす】を行えばほぼ確実に逃げていくという弱点もある。
 
半ばテンションシステムの無理強いが不評だったのか、DQ9以降、このシステムは廃止されている。
とはいえ、鳴り物入りで導入した新システムがオマケ程度にしか扱われないのはいけない(ので、使うべき理由を与える)というのもあるので開発側としては難しいところ。
 
スマホ版では、この能力を持った敵は被ダメージを軽減するだけでなく、【ラリホー】【ルカナン】、せいけん突きといった確率で成功(命中)する呪文・特技の成功率をも低下させてしまう。
ダメージ軽減能力持ちにこれらの呪文・特技を仕掛けると、それぞれの敵が持っているダメージ倍率の数値(前述のように「0.7倍」、「0.4倍」、「0.1倍」のいずれか)が呪文・特技の成功率に乗算される。例えば、被ダメージを0.1倍にする能力持ちに対しては、確率系の呪文・特技の成功率が一律10%以下になる。
本来のダメージ軽減能力と同じく、攻撃側のテンションが1段階でも上がっていれば、成功率の低下効果を無効化することができる。
 
3DS版では、スカウトモンスターはこの能力を無視するようになったため掃討が楽になった。

「0.7倍」に減少させるモンスター

ゾンビ系の特性保有者は全員がこのタイプ。エレメント系はフレイムとブリザードのみ。
ある程度【攻撃力】に自信があるなら、多少のゴリ押しも通用しないことはない。
HPが高いモンスターが多いので、テンションを上げても倒しきれないことも多い。

「0.4倍」に減少させるモンスター

該当するモンスターはPS2版ではエレメント系のみ。
3DS版では該当するゾンビ系のモンスターは1種のみ。
0.7倍タイプと比べて格段に軽減割合が大きいため、素直にテンションを上げた方が良い。

「0.1倍」に減少させるモンスター

該当するモンスターは1種、3DS版では2種のみ。
あらゆる攻撃によるダメージを約1/10にまで減らしてしまう。本項目名はダメージ軽減能力となっているがここまでカットだともう激減と言えるレベル。
大人しくテンションを上げてから叩こう。

「ダメージ軽減能力」を持たないゾンビ系・エレメント系モンスター

ゾンビ系では【マドハンド】【ブラッドハンド】【ボーンファイター】【ヘルクラッシャー】【スケアフレイル】【デュラハーン】【ヘルガーディアン】といった同種属モンスターと、系統最上位種である【影の騎士】【ダークナイト(DQ8)】【ワイトキング】がこの特性を保有していない。
ただし、影の騎士は終盤になるとダメージ軽減能力を保有した敵が出現する。
 
エレメント系では【シャイニング】【スピンサタン】【ヘルプラネット】の同種属モンスターがこの特性を保有していない。
ただし、スピンサタンは終盤になるとダメージ軽減能力を保有した敵が出現する。