【魔王ジェイム】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:27:21

概要

【ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔】【ラスボス】
後にDQMJ2P以降のモンスターズシリーズにも第二形態が登場したが、DQMJ3ではリストラされてしまった。

ジョーカー2プロ

真の力を解放した4本腕の姿で登場。
「魔王」と付いてはいるが、???系では無く何故かドラゴン系で、ランクはSS。頭の形状からすればそう見えなくもないが。
【ギガボディ】持ちの3枠モンスターで、【キャプテン・クロウ】【ダークドレアム】との配合で生み出せる。
ただしキャプテン・クロウは通信利用無しだと一体しか入手できないので、基本的に一回しか作れない点に注意。
攻撃力は3枠モンスターの中では高い部類に入り、2~3回攻撃なので手数も多く素早さもかなりのもの。
特性は【ギガボディ2~3回】【れんぞく】【会心かんぜんガード】【自動MPダウン】
MPが低く「自動MPダウン」があるので、モタモタしていると特技が使えなくなる他、
守備力もさほど高いわけではないので長期戦は苦手。
3枠モンスターでは珍しく剣も装備できるので、高い攻撃力で素早く圧倒する戦い方が合うだろう。
こいつと【タイタニス】との配合で【エスターク】が、【サージタウス】との配合で【ガーディス】が作れる。
所持スキルは固有の【ジェイム(スキル)】
 
ちなみに彼は会心かんぜんガードとギガボディを両立する唯一のモンスターなので、【みなごろし】を使うと自爆の恐れなく攻撃できるのが特徴。
相手に当たれば全員に会心の一撃同等のダメージを与えられ、誤爆してもノーダメージで済んでしまう。
DQ5時代の敵のみなごろしは(全体攻撃でこそないが)大体こんなだったので、それを味方側で、かつ「任意で」再現するという当時の経験者なら感慨深い戦い方もできる(5でも似たようなことはできたが、条件付きの上に任意では無理だった。そもそもあちらはみなごろしというより【魔神斬り】に近い性質を持つ)。

テリワン3D

これまでの大半の「魔王」が???系に返り咲く中、こいつだけは依然として「魔王」と付くのにドラゴン系のまま。
「自動MPダウン」は消えたものの、会心かんぜんガードと高い攻撃力が少し取り上げられてしまっており、攻撃力は他とさほど変わらないレベルに。守備力もあまり高くない。
特性の面ではスタンダードキラーが特性として付くので1枠には結構な強さを発揮する。
更に+25でパラメータブレイク、+50でいきなり白い霧が特性として付く。
 
すわ弱体化かと思われたがむしろ大幅に強化されており、実際はギガボディの問題児の一人。
れんぞくの効果が物理攻撃の追加効果発生率2倍になったことにより
ルカニに完全耐性のないモンスターはパラメータブレイク+れんぞくの【かぶとわり】で激減ですら50%で割られてしまう。激減でない者は確実に低下する。
 
また、白い霧で相手の【みがわり】も封じつつ、行動回数の多さで畳み掛けられる点が強力。
ついでに守備は低いのだが、3枠対策の【たいあたり】を無効にする上に、ドラゴン系にも関わらずベタン弱点ででないので
VS体技系+全ガードをつけるとベタン軽減炎ブレス半減他全て激減以上、
開幕白い霧ゆえ【いてつくはどう】が撃てないので【マホカンタ】を入れると耐性なしでも魔法も体技をシャットアウトと物理以外にはむしろ硬い。
また、ドラゴン系なので相手がいきなり【バイキルト】などで強化されるとテンションがどんどん上がっていく。テンションが上がった状態でかぶとわりを放たれるとHPの低い者は守備力を下げられさえされずに粉砕される事も少なくない。
体技に至ってはいきなり白い霧で無効な上、切れても強力な耐性で弾かれ、さらにVS体技のタイプは白い霧を手動でも張れる三段構え。
そして物理さえも白い霧によって【ステルスアタック】も封じてしまうので、【アタックカンタ】でほとんどシャットアウトする。
しかもアタックカンタなしでも物理攻撃には連続とスタンダードキラーの乗ったギャンブルカウンターで反撃するスキのなさ。
 
ちなみにかぶとわり、アタックカンタが両方【巨大モンスタつぶし】に入っており、スタンダードキラーと対になるギガキラーも習得できてしまう。
その結果、かぶとわり、つるぎのまいを多用するいかにも「らしい」戦い方がネタでは済まず、1枠も2枠も3枠もかぶとわりで掻っ捌いていく魔王が爆誕した。
また、かぶとわり、マホカンタが両方【いしあたま】に入っており、【じどうHPかいふく】のおまけがついているため、守備力が低いハズなのに耐久型してたり、
ルカニ無効にしてマホカンタ張って物理技を強要してギャンブルカウンターをひたすら狙いまくったりする奴もいたりともうやりたい放題。
もちろんマスターズやらドラゴン系限定チャレンジャーズでは大量に出現していた。テリワンでルカニ無効が重要扱いされるのはだいたいこいつのせい。
 
配合での作り方は前作と同じだが、キャプテン・クロウが【めぐりあいの扉】のおかげで幾らでも入手可能になった為、こいつも幾らでも作れるようになった。
配合先も前作と変わらず。ただ、今回はエスタークの配合には【プチターク】で代用できるし、ガーディスはインヘーラーを作るのに必要になる為、こいつはガーディスを作る方に回した方がいい。
性別は基本的に♂固定である。

テリワンSP

【ヒヒュドラード】と配合することによって【闇の王ヴラート】が作れるようになった。

イルルカ

配合の作り方自体は変わらないものの、発売からしばらくはキャプテン・クロウの入手方法が存在しなかった。
ただし、【ふしぎなカギ】の報酬に魔王ジェイム自体が選ばれることがある為、発売直後から入手は可能だった。
今回は【新生配合】【大剣豪】を習得する。

なお、前作で大暴れした反動か能力はさらに下がってしまい、新生配合を行ってなお前作に届かないほどの虚弱体質になり果ててしまった…
さすがに今作での対戦起用は厳しすぎるので、趣味の領域になるだろう。

ソード

CVは山寺宏一。彼は後にユア・ストーリーの【スラりん】も担当する。
5年前に倒された魔王。
自らの存在を心と身体に分け、心の方は【女王ヒルダ】が封印していたが、最終的に【セティア】の兄、【フォルグ】の身体を奪い復活を遂げる(フォルグはジェイムが身体を取り戻した際、元に戻る)。
 
最初はヒト形態で戦い、持っている剣で斬りつけてくるほか、剣をブーメラン状に振り回したり、念力で物を投げつけて攻撃する。
本気を出すと念力による物の数が増え、エネルギー弾を連発して攻撃してくるようになる。
このエネルギー弾は剣で跳ね飛ばせるが、エネルギー弾の反射ダメージでHPを0にしても倒れない仕様となっており、倒すには前に出てきた所を攻撃する必要がある。
 
一度倒すと真の力(魔物形態)を解放し、腕が4本になり先が二又に分かれた剣に加え盾も用いるようになる。また、ボイスが二重になってより魔王の威厳が感じられる。
ライフゲージは消え(あとどのくらいのダメージで倒せるのかが分からなくなる)、剣による攻撃は複数回ヒットし、腕による連続攻撃や、身体を回転させ体当たりも仕掛けてくる。また、HPを一定値まで減らす度に【いてつくはどう】を使ってくる。
中でも踏みつけは攻撃と同時に足場も破壊し、何度も防御に失敗するとこちらが奈落の底に落とされ、ゲームオーバーとなってしまうので注意。
盾が破壊されると本気を出し、眼からレーザーを出して複数回ダメージを与える他、大ダメージを受ける暗黒必殺剣の【暗黒雷光斬】を放つが、これは溜めている間にエネルギー体を攻撃してダメージを減らすことが出来る。
レーザーは∞を描くように1ヒット1ダメージだが総ヒット数が多い上に軌道がランダムで全て防ぎ切るのは難しく、盾を壊されてしまいやすい。【バイシルド】を上手く使おう。
また、剣の二又に分かれた部分で仲間を掴んでさらい、電流を流して継続ダメージを与える攻撃もしてくる。この攻撃は回避手段がない上、さらわれている間は呪文が使えなくなるばかりか、仲間が一定時間ダメージを受け続けてしまう。この間はこちらを攻撃してくることはないが、こちらからも殆どダメージを与えられない。また、この時さらわれている仲間に主人公の攻撃が当たるとダメージを与えてしまう。DQ11の【オリにとじこめる】【食いつき】と似たような存在だがあちらはノーダメージのため、こちらのほうが厄介。
剣が破壊されるとパンチやエネルギー弾で攻撃してくるようになるが、後わずかで倒せるようになる。
エネルギー弾は人間形態の使うものと同様に剣で跳ね返せるが、こちらは反射ダメージでHPを0にすると即座に倒れる。
 
最終的に【封印の仮面】で石化した所をプレイヤーが止めを刺すこととなる。

英語版

英語版の名は"Xiphos"(ザイフォス)で、「剣状の」という意味のxiphoidから来ていると思われる。
また、"Edahs 'Sohpix"(Xiphos' Shadeのさかさま読みで、ジェイムの影や闇と言った意味)という強化版が【裏ボス】として存在する。こちらを倒すと彼の剣が手に入り、それを持った状態で冒険を最初から始められるPayback mode(仕返しモード)がプレイできるようになるという、後に出たナンバリング作品のクリア後ストーリーを先取りしたような展開もある。