GalnetNews3304年7月

Last-modified: 2021-03-19 (金) 04:03:15

GalnetNews3304年8月
GalnetNews3304年6月

3304年7月28日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 三大国合同タスクフォースの捜査によれば、League of Reparationは解体されたとのことです。連邦領域及び帝国領域から同組織を一掃する作戦は無事成功されたとの発表がありました。Leagueの中心的な調整役だったNexusとして知られるRiri McAllister氏は複数のテロに関与したとして起訴されています。

 ガーディアン信仰の非主流組織“永遠の無教会”(Church of Eternal Void)が、活動する星系各地において違法であると宣言されました。Hieronymous枢機卿をはじめとする幹部らは、Thargoid(サーゴイド)を信仰するいわゆる“遠き神教”(Far God Cult)に対する暴力行為を扇動した罪で逮捕されています。

 一方、Jordan Rochester連邦大使とAisling Duval王女が婚約して以降、Rochester家の人々は個人的、政治的な攻撃に見舞われている模様です。Jordan Rochester氏の姪であるKali Rochesterさんが暴行未遂事件に巻き込まれています。またKaliさんの父親であり、Core Dynamics役員であるJupiter Rochester氏は株主と経営陣双方から批難を浴びているようです。

 次のニュースです。ラクダのような生き物が別の銀河から宇宙旅行してくる懐かしの子供向け番組、"アンドロメダリーズ"(Andromedaries)が現代風にリメイクされ、復活することとなりました。制作会社はリメイクの内容を「血で彩られた心揺さぶる宇宙の旅」と表現しており、原作番組の作者・監督であるVienna Langhorneさんからは失望の声があがっています。

 最後のニュースです。同盟がCalifornia星雲の前哨基地と主要人類圏の距離間をさらに埋めるため、新たなOcellus型スターポートを建設すると発表しました。この計画を監督する組織から、建材として使用される採鉱資源の調達依頼が公開されています。

 以上、今週のニュースでした。

3304年7月27日-League of Reparationの最期

 三大国合同タスクフォースの捜査によれば、League of Reparationは解体されたとのことです。

 帝国保安局(IISS)のNiamh Seutonia警部は以下の声明を発表しています。

 「Leagueの通信網の解読に続き、我々は組織の全てのメンバーの逮捕または排除を完了しました。銀河系コミュニティからは連邦と帝国領内におけるLeagueの拠点の破壊に多大なる貢献をいただきました。ご協力のおかげで、League of Reparationは敗れ去りました。」

 Mara Klatt警視が今やLeagueの中心的な調整役だったNexusとして知られるRiri McAllisterについて語りました。

 「尋問のなかで、McAllisterは驚くべき量の情報を自発的に明らかにしました。Leagueは数年前に勢力を築き始め、見当違いの強迫観念に囚われた人や傭兵たちを勧誘してきたようです。彼らは容易に接触できるINRA関係者の子孫を標的として、何十人もの無辜の人たちを殺しました。」

 「コマンダーJamesonの船が発見された後、Leagueはより目立つ人物に標的を移し、“Jamesonのために”というメッセージを残すようになりました。これは注目を集め、INRAにつながりのある家族に恐怖を広げることを意図したものでした。」

 「McAllisterはLeagueの創設者であることを自白しました。彼女の動機として、彼女がコマンダーJohn Jamesonの直系の子孫であり、彼の死に復讐することは彼女の義務だったと主張しています。」

 「事実としては、McAllisterは出生不明の孤児として登録されており、彼女の主張を裏付けることはできません。我々は、これが長期にわたる妄想か精神的疾患の産物だったのではないかと疑っています。」

 同盟星間警察は後にMcAllisterが複数のテロ行為に関係した犯罪によって起訴されたことを確認しました。彼女の裁判は近く行われるとのことです。

3304年7月27日-懐かしの子供向け番組が復活

 40年前に大きな人気を博した子供向けのエンターテインメント番組が現代の視聴者向けにリメイクされます。

 このアニメ番組のタイトルは"アンドロメダリーズ"(Andromedaries)。ラクダのような生き物が別の銀河から宇宙旅行してくるところがウリです。独立系エンターテイメント企業が権利を買い取れるように、献身的なファンが長年をかけて基金を育ててきました。

 Blackshadow Productionsのプレスリリースによりますと

 「生まれ変わった新たな"アンドロメダリーズ"は、昔からのファンも本作から見る方も楽しんで頂けると思います。血で彩られた心揺さぶる宇宙の旅。そこではあらゆる試練が待ち受けます。緊迫した銀河間旅行をご期待ください。」

 原作番組の作者で監督のVienna Langhorneさんは次のように語っています。

 「なによこの宇宙ラクダ!あの間抜け達は何してくれちゃってるのよ?!」

 Andromedaries Superlative Society社のOgden Smith社長は、メディアに次のように話しました。

 「Vienna Langhorneさんには敬意を表していますが、彼女は私達と解釈が異なるのです。新バージョンは、視聴者を私達が子供の頃に楽しんだ骨のあるリアル路線に連れ帰るのです。」

3304年7月26日-League of Reparationの討伐に成功

 League of Reparationを殲滅することを目標とする列強3国のタスクフォースは、先般行われたの作戦に成功したと結果を公表しました。多数のパイロットたちが ZibalとIenpalangの両星系でテロリスト連盟を排除、タスクフォースを支援しました。

 作戦終了を受け、Niamh Seutonia警部は次のように語りました。

 「League of Reparationの狂信者は予想通り激しく抵抗したが、首尾よく終えることができた。 銀河の皆様の献身と共に、我々はこのテロ組織を根本から断つための大きな一歩を踏み出したのだ。」

 Zibal星系で作戦に貢献したパイロットはHire Portから、 Ienpalang星系で作戦に貢献したパイロットはBrundage Cityから報酬を受け取ることができます。

3304年7月26日-CGニュース:カルフォルニアルートの建設

 同盟はMEL 22 Sector GM-V C2-8星系にOcellusスターポートを建設し、人類中心圏とカリフォルニア星雲の前哨基地との間の距離感をさらに縮める計画を発表しました。

 同盟のTorvan Dastは次のような声明を出しました。

 「私たちの以前の取り組みによってカリフォルニア星雲と銀河の中核との接続が確立されました。しかしこのルートを通る旅行者の安全と幸福を確実なものにするにはスターポートの建設計画を堅実に進めていかなければなりません」

 この計画はTurner Research Groupによって監督されており、計画に必要な物資が安全に調達されるよう全ての指名手配船の撃墜命令が出されました。

 計画は3304年7月26日に始まり、1週間実行されます。 最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年7月26日-Rochester家の苦難

 Jordan Rochester連邦大使とAisling Duval王女が婚約して以降、Rochester家の人々は個人的、政治的な攻撃に見舞われている模様です。

 いくつかのメディアが、現在10代のJordan Rochester氏の姪を巻き込んだ事件を報じています。

 「昨日、オリンパス・ビレッジ大学(Olympus Village University)のキャンパスにおいてKali Rochesterさんに対する暴行未遂事件があったとの報せが届きました。学生等が反帝国のスローガンを連呼しながら詰め寄り、Rochesterさんを取り囲んだのです。この襲撃は彼女の特任プライベートセキュリティによって退けられたとのことです。」

 一方、Kaliさんの父親であるJupiter RochesterはFederal Timesのフィナンシャルレポートで特集されました。

 「今月、Core Dynamicsの株価が18%下落した。CEOの家族と帝国の王女との関係が原因である事は疑う余地もない。Jupiter Rochesterは連邦の基盤の強固さが足元から揺らぐ事を懸念する株主と経営陣双方からやり玉に挙げられた。」

 Jordan Rochester氏の母親であるIsolde Rochester連邦議会議員には質問が相次ぎ、大勢の議員等が『結婚後も連邦は影響力や領土を帝国側へ渡さない』という保証を求めています。

 Isolde Rochester議員は以下の声明を発表しました。

 「保守的な方々は変化というものに対して、たとえそれが社会最大の関心事であったとしても、いつも否定的な反応をされますね。私の息子と妃殿下の関係は、RochestersとDuval両家の結束だけでなく、私達(連邦と帝国)の全てを強固なものとする協力を軸とした新時代の始まりを表しているのです。」

3304年7月25日-ガーディアン信仰教会は違法と宣言される

 ガーディアン信仰の非主流組織“永遠の無教会”(Church of Eternal Void)が、活動する星系各地において違法であると宣言されました。

 Hieronymous枢機卿をはじめとする幹部は、Thargoid(サーゴイド)を信仰するいわゆる“遠き神教”(Far God Cult)に対する暴力行為を扇動した罪で逮捕されています。これまでの間に“遠き神教”の死者数は数百人に上り、負傷者も多数出ています。

 Quinn Damico顧問はこの決定を高く評価しています。

 「全市民は選択した宗教を自由に営むことができますが、その宗教が人殺しを是認しない限りにおいてです。当局は更なる流血を防ぐ為に正しい行動をとりました。」

 “遠き神教”の宗派に対するキャンペーンを運営するJuanita Bishopさんはこの決定を非難しています。

 「Thargoid愛好する病気の連中は自由に歩き回ることができるのに、奴らに立ち向かう勇気を持つ人は檻の中。敵を信仰する裏切り者こそ違法であるべきでしょう!この倒錯した正義は我々に逆効果となるわよ、覚えといて。」

 銀河宗教間連絡会(Galactic Interfaith Commune)のJameelah Griffin博士は次のように述べます。

 「法と信条を区別する能力は文明社会の証です。本件の場合、“遠き神教”はその物議を醸す性質によらず、被害者であって加害者ではないと考えます。」

3304年7月24日-スターポートステータス最新情報

 このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Auld Silo, Checha
 ・Darnielle Gateway, Adju
 ・Farmer Laboratory, Ling Deti
 ・Gaensler Dock, Venexo
 ・Irens Dock, Manite
 ・Kneale Survey, Manite
 ・Nagata Vision, Gally Bese
 ・Pinzon Orbital, Manite
 ・Russ Landing, Segon
 ・Weber Dock, Meene
 ・Young Station, Ling Deti

 

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Brashear Landing, Jabugaly
 ・Collins Station, Huichi
 ・Dampier's Progress, Jabugaly
 ・Ford Platform, HIP 41022
 ・Griffiths Horizons, Ruchbah
 ・Israel Port, Mudrama Kaze
 ・Jeury Silo, Obambori
 ・Lindblad Hub, Venexo
 ・Scott Station, HIP 93685
 ・Thomas Orbital, Wolf 1241
 ・Vasilyev Installation, LTT 4560
 ・Wisniewski-Snerg Prospect, Anagorovici

3304年7月21日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 同盟星間警察のMara Klatt警視は、George Varma提督がテロ組織のLeague of Reparationのために働いていた容疑で先週逮捕されたのは、実際にはRiri McAllister准将のでっち上げによるものだったと発表しました。現在では、McAllisterがLeagueの主要な調整役だったと考えられています。

 この進展に続き、三大国合同タスクフォースによって解読された情報により、Leagueの拠点が帝国連邦領域に一つずつの2星系にあることが明らかになりました。これら拠点を破壊するための両面作戦が現在進行中です。

 Aisling Duval姫が来たる結婚に関してSolomon Helios氏のインタビューに答えました。姫は結婚をめぐる否定的な声はなんであれ差別と恐れによるものだと主張し、「私達は皆自分が抱く愛を貫くべきではないでしょうか?」と述べました。

 かわって、サーゴイドを崇拝する遠き神教(Far God cult)への暴力事件が相次いでおり、数十名の死者と数百人の負傷者を出しています。遠き神教の人々は襲撃に対して抵抗していません。地元警察のこの件への反応は鈍く、わずかな逮捕者を出しただけです。

 別のニュースでは、1000年以上前の地球で起きた第三次世界大戦中に発射された熱核兵器(水爆)が発見されました。この大陸間弾道ミサイルは、太平洋のカリフォルニア沿岸部で新たな海中居住区の建設中に発見されたとのことです。ミサイルのウランコアは除去され、地域住民への危険は無いとのことです。

 最後に、Cobra Wingの広報担当者はEbor星系に研究施設を作る運動が銀河コミュニティに熱狂的に受け入れられたと発表しました。多くのパイロットが運動を支援して、Ebor星系のMorris Enterpriseに物資を運び、反対勢力を撃滅して輸送船の安全を確保しました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年7月19日-スターポートステータス最新情報

 このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Riebe Enterprise, Checha
 ・Singer Orbital, Matsya
 ・Stabenow Survey, Cerno
 ・Vaucouleurs Vision, Veroklist

 

 以下のステーションでは技術的問題が継続しています:
 ・Sturckow Port, SPOCS 253

 

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Auld Silo, Checha
 ・Darnielle Gateway, Adju
 ・Farmer Laboratory, Ling Deti
 ・Gaensler Dock, Venexo
 ・Irens Dock, Manite
 ・Kneale Survey, Manite
 ・Nagata Vision, Gally Bese
 ・Pinzon Orbital, Manite
 ・Rennie Hub, Yorua
 ・Russ Landing, Segon
 ・Stabenow Reformatory, Peregrina
 ・Weber Dock, Meene
 ・Young Station, Ling Deti

3304年7月19日-CGニュース:League of Reparation討伐指令

 三大国合同タスクフォースはテロリストグループLeague of Reparationを追い詰め、撃滅するべく計画を発令しました。

 タスクフォースの主要メンバーである帝国保安局(IISS)のNiamh Seutonia警部は以下の声明を発表しました。

 「Nexusとして知られていたRiri McAllisterを逮捕したことにより、私たちは現在League of Reparationの主要な調整役を拘束したことになります。さらに暗号解読によって得られた情報によってLeague of Reparationの拠点が2つの星系で明らかになりました。1つは帝国領に、もう片方は連邦領にあります」

 「私たちは彼らがこれ以上の混乱を引き起こす前になんとしてでもも彼らを排除したいが、激しい抵抗が予想されている。したがって私たちは銀河コミュニティ全体にこの危険な過激派を掃討するための支援を要請します」

 Zibalの作戦は、Zibal Power Co.によって調整される予定です。同様に、Ienpalangの軍事行動はIenpalang Corporationによって支援されます。

 計画は3304年7月19日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年7月19日-Cobra Wingの取り組み終了

 Cobra Wingの広報担当者はEbor星系に研究施設を作る運動が銀河コミュニティに熱狂的に受け入れられたと発表しました。多くのパイロットが運動を支援して、Ebor星系のMorris Enterpriseに物資を運び、反対勢力を撃滅して輸送船の安全を確保しました。

 Cobra Wingの広報担当者の声明は以下の通りです。

 この運動を支援してくださったコマンダーに感謝したいと思います。新しい施設が私たちの隣人と対話し、平和を確立する助けとなることが我々の望みです。」

 運動に協力したパイロットにはEbor星系のMorris Enterpriseで報酬の支払いが行われています。

3304年7月19日-核ミサイルの不発弾が発見される

 1000年以上前の地球で起きた第三次世界大戦中に発射された熱核兵器(水爆)が発見されました。

 この大陸間弾道ミサイルは、太平洋のカリフォルニア沿岸部で新たな海中居住区を建設中に発見されたとのことです。

 本件について、連邦海軍の軍用品処分を専門とするPage Patterson准将が声明を出し、次のように述べています。

 「ミサイルは部分的に海底に埋まった状態で水中作業員のチームにより発見された。表面部分の腐食により識別は困難だが、その設計は21世紀半ばの戦略兵器と一致し、熱核弾頭は45メガトン級の威力を持っていたと思われる。」

 「地域住民の方々への危険に関しては、遠隔操作ロボット部隊がミサイルのウランコアを無事に解体したので心配ありません。現在、我々は放射線が漏れた範囲の除染を進めており、発見されたミサイルの残骸は処分される事になっている。」

 地球における紛争史を専門とする歴史家のImogen Ryang博士に話を伺いました。

 「2044年から2055年にかけて起こった第三次世界大戦の遺物は何世紀にもわたって発見されていますが、国家間で起きたすべての核の撃ち合いはしっかりと記録されていると考えられていたのでこの発見はかなりショックですね。」

 「ミサイルの正体は依然として謎ですが、西側の海岸近くという場所は2つの可能性を示しています。ひとつは米国のサイロからの打ち上げに失敗したもの、もうひとつは攻撃目標に到達できなかった敵のミサイルです。後者の場合、地上の迎撃装置と武装衛星を組み合わせた米国の守備型レーザーグリッドによって無効にされた可能性が高いでしょう。こうして、アメリカは地球上の他の大陸とは異なり、国土における核爆発を回避したのです。」

3304年7月19日-遠き神教が襲撃される

 サーゴイドを崇拝する遠き神教(Far God cult)への暴力事件が相次いでおり、数十名の死者と数百人の負傷者を出しています。

 永遠の無教会(Church of Eternal Void)が教団に対して宣戦布告して以来、多数の星系で教会員たちは市民に遠き神の信者たちを攻撃するよう強いています。いくつかの教団の礼拝所は焼き討ちにあいました。

 遠き神教の人々は襲撃に対して無抵抗で、燃え盛る巣教会からの退去を拒むほどでした。

 永遠の無教会を代表するHieronymous枢機卿は大群衆の前で演説しました。

 「我々の忠実なる信徒たちはガーディアンの正当な務めを果たしている!サーゴイドの悪魔に仕える者どもは、彼ら自身が悪魔そのものだ。我々は奴らを炎と怒りの中に叩き込まなければならない。」

 遠き神教を糾弾するJuanita司教は報道陣にこう語りました。

 「見た目にいいものではないでしょう。しかし、今起こっていることは、宇宙で我々の勇敢なパイロットたちがやっていること、自分たち自身の種を守ることと何ら違いは無いのです。私たちは、この怪物たちから子供たちを守るためならどんな手段もとるでしょう。」

 地元警察のこの件への反応は鈍く、わずかな逮捕者を出しただけです。Quinn Damico評議員のコメントです。

 「取り締まりが即時に行われないことについて、弁解の余地はありません。教会は合法的に公認された宗教に対する犯罪行為と迫害を扇動しています。私は、いかなる自警団的行為に対しても全力で法的な実力行使を行うことを当局に求めます。」

3304年7月18日-Nexusの正体判明

 同盟星間警察のMara Klatt警視が沈黙を破り、League of Reparationについて語りました。

 緊急記者会見での彼女の声明です。

 「League of Reparationの手により殺されるまで、私は前任者であるKay Kilbride警部と共に働いてきました。彼女はBuchanan提督暗殺が同盟防衛軍の幹部以外には仕組むことが不可能だったことを明らかにしました。彼女は辛抱強く本件に関連する証拠を収集していました。そして彼女の死によって私に引き継がれました。」

 「Leagueの通信網を解読して得られた情報はKilbrideの仮説を裏付けました。George Varma提督の逮捕は同盟防衛軍内において提督の配下だったRiri McAllister准将による誤誘導の結果だったことを認めます。」

 「McAllister准将こそがNexus、Leagueの中心的な調整役です。彼女はすでに逮捕され、テロに関与した陰謀の容疑で正式に起訴されました。Varma提督は釈放されています。提督には謝罪いたします。」

 「解読されたデータによりLeagueの主要拠点2箇所の位置も明らかになりました。タスクフォースではこのグループの掃討作戦を計画しており、銀河コミュニティの協力を希望しています。」

 Jed Trager議員もこの会見に同席し、発言しました。

 「我々全員には、Klatt警視と亡くなったKilbride警部にたいして恩義があります。二人の献身のおかげで、ついにNexusの正体が明かされました。これがLeagueによる恐怖の時代への終止符になることを望むものです。」

3304年7月18日-お姫様へ独占インタビュー!

 アシュリン・デュバル姫は予定されている結婚式についてエンタメ系ジャーナリスト、ソロモン・ヘリオスとの独占インタビューにて語りました。

 姫は多くの話題に触れましたが、なかでも彼女の婚約発表が起こした波紋については以下のように語っています。

 「私も皆さんと同じぐらい驚いたのですよ!連邦使節団とのダンス会の後、物事はあっという間に進んでいきましたの。もう少し待つべきだったのかもしれませんが、皆様になるべく早く、自分の気持ちを知っていただきたかったのです。」

 連邦大使のジョーダン・ロチェスター氏との関係についてはこう述べています。

 「彼とは政治的な場で何度もお会いしてましたし、ずっと良くしていただいておりました。大使、という立場から思わせるイメージよりはるかに優しくて面白い方ですの。彼なしで今まで一体どうやって生きていたのかと思うくらいですわ」

 姫はさらにゼミナ・トーバル議員や他の関係者からの批判についても触れました。

 「多くの方からの、この婚儀についての批判は差別や恐れといった感情からきています。でも、私達は皆自分が抱く愛を貫くべきではないでしょうか。もしゼミナに人を愛する心があれば、彼女だって分かってくれてたでしょう」

 今後の大使との将来については、こう語っています。

 「ジョーダンと私は、この結婚こそが変革のチャンスだと思っています。今、この銀河の辛い時期を、二大勢力が手を取り合って乗り切れたら、素敵じゃないですか。それこそが、本当のパートナーシップであり、私達の結婚だと思っています」

 ソロモン・ヘリオスはこのインタビューの締めくくりにこう述べました。

 「この度は、姫殿下のお時間とお言葉に大変感謝しております。そして姫の婚儀へご招待頂いた事を光栄に存じます!数週間後に迫ったこの歴史的イベントを、全身全霊を持ってレポートさせていただきます!」

3304年7月14日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 同盟提督評議員のGeorge Varma提督がテロ組織のLeague of Reparationを捜査するタスクフォースに逮捕されました。Varma提督は貨物を同盟防衛軍からテロ組織構成員に横流しした嫌疑をかけられています。これによりVarma氏が組織の調整役としてNexusの別名で活動していたのではないかと考えられています。

 永遠の無教会がサーゴイドを信仰するいわゆる遠き神教に宣戦布告しました。この発表は教会への支持の劇的な上昇をもたらしていますが、治安当局は遠き神が宗教として認識されており、彼らに敵対行為を行うことは犯罪であると注意を喚起しています。

 Aisling Duval姫とJordan Rochester連邦大使の結婚の日取りが決まりました。この婚姻に対し、Zemina Torval元老院議員は批判する発言を続けていますが、Jasmina Halsey前連邦大統領は興奮を露わにしています。

 他のニュースでは、10億クレジットの当選金の当たりくじの持ち主を探す呼びかけが始まりました。毎年のGalactic Jackpotは断然一番人気の宝くじですが、今回は当選者がまだ名乗り出ていません。当たりくじが販売されたことは確認されていますが、いつ誰がくじを買ったのかについてのデータが無いのです。

 Eborに拠点を置く独立系組織のCobra Wingはこの星系に新しい研究拠点を建設する構想を発表しました。このアウトポストはサーゴイドのさらなる研究を支援し、特に種族間コミュニケーションの可能性に焦点を当てた研究を行います。

 最後にDidiomanja Emperor’s Grace Academyは式典への取り組みが成功に終わったことを発表しました。大量の珍しい食べ物と飲み物および採掘された資源がこの一週間にわたってLeydenfrost Dockに運ばれ、同団体の豪華な晩餐会とMira Tiverion提督の記念碑の建設を可能にしました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年7月13日-Aisling Duval姫の結婚式の詳細が発表される

 Aisling Duval姫とJordan Rochester連邦大使の結婚が計画段階に進み、結婚式の日取りが決定されました。

 The Federal TimesとThe Imperial Herald両紙に公式声明が掲載されています。

 「Aisling Duval帝国姫殿下と名誉あるJordan Rochester大使は、Cemiess星系の惑星エメラルドの帝国宮殿で3304年8月25日土曜日の結婚を発表することを嬉しく思います。」

 「招待状は社会の全ての分野を代表する方達に送られます。連邦と帝国の両海軍からは儀仗船が随行する予定です。二人の婚姻の祝典に銀河系の全市民が参加してくださることが二人の望みです。」

 Duval姫の夫の選択には批判があり、帝国市民の中には来たる結婚式に落胆する声をあげる人もいます。Zemina Torval元老院議員は依然として反対の態度を崩していません。

 「これは政治的・経済的利益のために純粋にお膳立てした単なる広報活動に過ぎません。姫様は彼女の個人的利益のために帝国の方針を損なうべきではないのです。」

 しかし、本物のロマンスだと思っている多くの人たちの支持も同じくらい存在しています。前連邦大統領であり現同盟アドバイサーのJasmina Halsey氏はこう述べています。

 「この結婚がもたらす平和の機会に私はとても興奮しています。この関係は新しい友好の時代を象徴し、全人類に利益をもたらすでしょう。」

3304年7月13日-当選者はどこに?

 10億クレジットの価値を持つ当たりくじの持ち主を探す呼びかけが始まりました。

 Federal Grand Lotteryはこの種のものの中では最大で、通常なら数百万クレジットの払い戻しです。同時にGrand Lotteryは連邦星系における広範な社会インフラプロジェクトの基金となっています。

 毎年のGalactic Jackpotは断然一番人気の宝くじですが、今回は当選者がまだ名乗り出ていません。当たりくじが販売されたことは確認されていますが、いつ誰がくじを買ったのかについてのデータが無いのです。

 Federal Grand Lotteryの広報担当のTori Theopolis氏が報道陣に語りました。

 「どこかの誰かが、彼彼女の夢にも思わないような大富豪になっているのですが、まだそのことに気づいていないのです。私たちは賞金を手渡すために幸運なその人をどうしても見つけたいのです。知り合いの宝くじファンに注意してくださるよう全市民にお願いします。あなたの“今にも億万長者になる”お友達や親族はあなたの忠告にとても感謝することでしょう。」

3304年7月12日-帝国フライトアカデミーの取り組み終了

 Didiomanja Emperor’s Grace Academyは式典への取り組みが成功に終わったことを発表しました。大量の珍しい食べ物と飲み物および採掘された資源がこの一週間にわたってLeydenfrost Dockに運ばれ、同団体の豪華な晩餐会とMira Tiverion提督の記念碑の建設を可能にしました。

 Didiomanja Emperor’s Grace Academyの広報官が次のような声明を発表しています。

 「晩餐会は皇帝にもふさわしいものになりました。料理は豪勢で、飲み物は絶妙、お祭り騒ぎは夜中過ぎまで続きました。Tiverion提督もよしと認めてくださると信じています。」

 Didiomanja星系のLeydenfrost Dockでは、貢献したパイロットへの報酬の支払いが行われています。

3304年7月12日-CGニュース:サーゴイドとの対話の模索

 Eborに拠点を置く独立系組織のCobra Wingはこの星系に新しい研究拠点を建設する構想を発表しました。

 このアウトポストはサーゴイドのさらなる研究を支援し、特に種族間コミュニケーションの可能性に焦点を当てた研究を行います。

 Cobra Wingの広報官は次のような声明を出しました。

 「コミュニケーションがなければ理解は存在し得ません。そして理解が存在しなければ平和は成し得ないのです。私達は全銀河にこのサーゴイドとそのコミュニケーション方法についての新たな研究を支援してもらいたいと思います」

 Cobra Wingはアルミニウム、コンピュータ部品、コーヒーの注文を出し、Ebor星系のMorrison Enterpriseにこれらの商品を配達するパイロットに報酬を与えることを約束しました。

 計画は3304年7月12日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年7月12日-同盟の提督が身柄拘束

 同盟の提督評議会の一人がテロ組織のLeague of Reparationを捜査するタスクフォースに逮捕されました。

 George Varma提督がAlioth星系のDonaldsonステーションで幕僚スタッフと打ち合わせしているところにNiamh Seutonia警部とTanya Ramirez上級捜査官が踏み込みました。抗議にも関わらず彼は逮捕され、警備施設に連行されました。

 Seutonia警部が報道陣に短い声明を発表しました。

 「私たちはLeague of Reparationが軍用の武器装備および暗号化技術を手に入れた方法について捜査してきました。Varma提督が秘密裏に貨物を同盟防衛軍からテロ組織構成員に横流しした証拠があります。Varmaこそ組織の調整役であるNexusだとの強い疑いがあり、この仮定のもとに捜査を進めています。」

 逮捕は外交的な波紋を生み、連邦と帝国の大使が同盟会議に召喚されました。評議員の一人であるJed Trager氏がAlliance Tribune紙でこう述べています。

 「連邦捜査局員と帝国内国保安局員が同盟の提督を拉致したというのは、言語道断の犯罪だ。彼らはこのままではすまないだろう。」

 帝国評議会はVarma提督にかけられた嫌疑を究明するための独立査問会を招集しました。Edmund Mahon首相の公式声明です。

 「これには大きな衝撃を受けましたが、Varma提督に対する一連の証拠については考慮すべきものがあります。審問が公正に行われることを私は確信していますし、三国合同対策本部内の我々の代表員が正義が行われることを保証してくれるでしょう。」

 Klatt警視のコメントは得られませんでした。

3304年7月11日-スターポートステータス最新情報

 このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・De Lay Survey, Ahemaker
 ・Hurston Platform, Yamahun
 ・Malthus Terminal, Pleiades Sector HR-W d1-41
 ・Mitchell Ring, Carnoeck
 ・Neumann Camp, Shinrarta Dezhra
 ・Norgay Hub, Obambori

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Alexandria Dock, Chanab
 ・Antonio de Andrade Enterprise, Ratemere
 ・Burnell Station, Sol
 ・Digges Terminal, Checha
 ・Hutton Orbital, Alpha Centauri
 ・Newholm Station, Sothis
 ・O'Leary Vision, Segon
 ・Riebe Enterprise, Checha
 ・Sharon Lee Free Market, Orrere

3304年7月11日-非主流派の宗教が遠き神教を非難

 “永遠の無教会”(Church of Eternal Void)がサーゴイドを信仰するいわゆる“遠き神教”(Far God Cult)を非難しています。

 Hieronymous枢機卿が代表して以下の声明を発表しています。

 「ガーディアンの弟子として、我々はサーゴイドの悪魔に魂を譲り渡した人たちに宣戦します。我々は彼らの有毒な信条を抹殺し、銀河系を彼らから浄化することを誓うものです。」

 この声明が公表されると、地元のコミュニティから教会への支持は劇的に上昇しました。遠き神に反対する運動を行ってきたJuanita司教のコメントです。

 「誰かが何かをする時だ。民衆は教会を後援して異星人好きどもを我々の街から追い出すことを助ける必要がある。」

 多数の星系の警察は遠き神が宗教として合法的なものだと認める注意書きを発行しており、信者に対するいかなる敵対行為も犯罪として扱われるだろうとしています。

 宇宙宗教学の権威Alfred Ulyanov博士はRewired誌上でこのように述べています。

 「“人類の終焉”(Homo Terminus)、“新しき帝国”(Nova Imperium)、“絶滅騎士団”(Order of Extinction)などの多くの終末論的宗教が最近になって登場してきています。しかし、私が研究したものの中で、永遠の無教会だけは一つの重要な教義の面で異なっています。それは希望です。彼らのガーディアンへの信仰がサーゴイドとのアルマゲドンを防ぐという主張は、彼らが最大の人気を集めている理由であり、古典的な善悪二元論的な神学に基づいたものになっています。」

 「協会が遠き神への敵意を向けることを自分たちの宣伝に利用していることは明らかです。人間の姿をしたサーゴイドのスパイという発想は、何の根拠も無いにも関わらず、大きな不安の種となっています。遠き神を宗教上の敵と宣言することで、協会は自分たちの存在を確認しているのです。」

3304年7月7日-今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 League of Reparationに対する一連の作戦が成功したことにより、このテロ組織の大半は解体に向かっているようです。しかしグループに対する有効打が報告される一方、活動の調整役であるThe Nexusの特定には至っていません。

 一方、独立系レポートによってサーゴイド崇拝カルトはサーゴイド隠密部隊の隠れ蓑である可能性について言及されました。宇宙宗教学の権威は、彼らはの信仰は不穏ではあるが脅威とは考えていないと回答しています。

 Aisling Duval姫の婚約者となったJordan Rochester連邦大使への一般的な関心に答えるために政治ジャーナリストのCassia Carvalho氏がImperial Herald紙に彼の人となりを寄せました。この記事ではRochester家の家族歴について書かれており、連邦政府家と帝国の皇族がどのようにバランスをとるかという問題提起がなされています。

 次のニュースです。著名な作家であるOlav Redcourt氏が、主要人類圏全体で50箇所以上を訪問するプロモーションツアーを開始しました。このツアーはRedcourt氏の新作小説「海賊王と欲望の嵐」に対応したもので、本作は27世紀を舞台にした興奮と冒険の歴史小説シリーズとして知られています。

 次です。Didiomanja Emperor's Graceは帝国士官候補生のための飛行学校であるTiverion Academyの開校準備を完了、開校式典にともなうパーティーを予定しています。このため様々な珍味や飲料が発注されており、組織の創立者である故Mira Tiverion提督を称える記念碑建設に向けて鉱物資源の調達依頼も出されました。

 コロニアでの科学プロジェクト支援の取り組みが完了し、資源管理センターの建設が開始されました。何百人もの独立系パイロットがTir星系のTir Technology Servicesに物資を届けるために足を運びました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年7月6日-Jordan Rochester氏のプロフィール

 Aisling Duval姫の婚約者となったJordan Rochester連邦大使への一般的な関心に答えるために政治ジャーナリストのCassia Carvalho氏がImperial Herald紙に彼の人となりを寄せました。

 「Jordan RochesterはDuval姫との婚約以前の知名度の低さから一転して、今や帝国全体で知らない人のない名前となりました。しかし連邦においては、Rochester家は200年以上にわたって成功してきたのです。」

 「Rochesterの家名はAltair星系の惑星Biggs Colonyにおける最大の地主として成り上がったApollo Rochesterまで遡ることができます。それ以来、各世代が名声と富に励んできた結果、「Rochesterのように裕福」という表現が常套句になったのです。」

 「Isolde Rochesterが一族を率いています。彼女は連邦議員であり、自由党の重要人物で影の大統領であるFelicia Wintersの忠実な支援者です。IsoldeはJordanを含む5人の子供を育て、触発された彼女の息子が政治の道に進んだことは彼女にとっての成果でした。」

 「Jordanの兄弟姉妹は違った道を選びました。長兄のJupiter RochesterはCore Dynamics社の重役で、数十億の個人資産を持っています。15年前に彼自身も有名人と結婚しています。お相手は俳優のTomas Turaiです。彼らは今では娘のKaliと息子のKalenの二人の十代の子供を持っています。」

 「Jordanの姉妹のJunoとJocastaは印象的な海軍歴を持ち、それぞれ中将と上級大佐になっています。Jordanの弟であるJonahだけが何の肩書きも持っていません。彼は一家の厄介者だと信じられています。」

 「まだ34歳ですが、Jordanは既に自身の業績をあげています。彼は連邦外交団を代表して高レベルの交渉を何度も監督しており、今では信頼される外交使節であり、彼の魅力と手腕は特筆すべきものです。」

 「控えめに言っても彼の将来は興味深いものになるでしょう。連邦の代弁者と帝室の配偶者との間のバランスをどのように取っていくのか?そして、名家Rochester一族とDuval王朝にどのような波及効果をもたらすのか?彼の先達たちよりもずっと、Jordan Rochesterは彼の家名が歴史に刻まれることを確実にしたのです。」

3304年7月5日-CGニュース:帝国フライトアカデミー開校式典

 Didiomanja Emperor's Graceは帝国士官候補生のための飛行学校であるTiverion Academyの開校準備を完了しました。組織はこれを記念して開校式典を主催し、また組織の創立者である故Mira Tiverion提督を称える記念碑を建設します。

 Didiomanja Emperor's Graceの広報担当は次の声明を発表しました。

 「Tiverion Academyは候補生のために最先端の訓練施設を提供いたします。そしてその開校式典にともなうパーティーを開催するには様々な珍しい食べ物や飲み物を調達する必要があります。また、それと同時に私達は提督の記憶への敬意を形にするために金(Gold)を必要としております。」

 計画は3304年7月5日に開始され、1週間実行されます。 最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年7月5日-人類内にサーゴイド第五列?

 サーゴイドを信仰する泡沫教団への社会的不信感が高まる中、本教団メンバーがサーゴイドの隠密部隊である可能性について言及が行われました。

 独立系ジャーナリストFlint ‘Firemaker’ Lafosse氏はRewired news feedを通じ、自論を展開しています。

 「皆さんも私と同じようにフードをかぶった修道僧とアンモニア臭い集合教会に辟易していると思います。確かに人をゾッとさせるような行いが罪に問われることはないでしょう。自分は自分でお隣はお隣と割り切るならですが。しかし彼らカルトグループが、サーゴイドの再来と同時に力をつけたのは奇妙な事ではないでしょうか?」

 「エイリアンを支持する人間の考えはそれこそ狂っているように思えるかもしれません、ですが思い出してみてください。サーゴイドシップが人類の脱出ポッドを拿捕していた事を…彼らが何のためにそんな事をしたのか、考えてみてください。洗脳を行い、スパイとして完璧に仕立てあげたのちに人類のもとに返し、この宗教を浸透させようとしているとしたらどうでしょう。」

 「私が恐怖を覚えるのは、あの変人たちはコミュニケーションをとろうとしないことです。彼らは闇の中に潜み、ただ待っている。何故そんなに秘密主義なのか。あの礼拝堂では何が行われているのだろうか。その理由は皆ご存知かと思います。彼らは我々の惑星にフジツボと卵を植付けているのです。そう、この目と鼻の先で。」

 宇宙宗教学の権威Alfred Ulyanov博士はこうコメントしています。

 「一応、この文の一点については回答が可能ですね。遠き神(Far God)の信奉者らがコミュニケーションをとろうとしない、これは彼らからすると私たちは皆近いうちに死に絶えてしまうからです。残りの推測の部分についてですが、こうした不穏な信仰にも関わらず本グループが脅威であると疑念を抱かせるようなものは何もありませんでした。」

 

※訳者補足:原文タイトルはA Thargoid Fifth Column?。

3304年7月5日-League of Reparationに対する大きな勝利

 League of Reparationに対する一連の作戦が成功したことにより、このテロ組織の大半は解体に向かっているようです。

 三国合同対策本部の一人であるNiamh Seutonia大尉は以下の声明を発表しました。

 「過去数日間に渡り、Ramirez上級捜査官と私はLeague of Reparationに対する複数回の強襲作戦を指揮しました。我々は彼らの船を何隻か臨検して、帝国と連邦領内に隠された多くのアジトの場所を特定しました。今回の勝利の鍵は彼らの通信網の解読でした。」

 「激しい抵抗に遭遇したにも関わらず、我々の強襲部隊はLeague構成員を何十人と拘束または殺害しました。いくつかのケースでは、我々の行動によりINRA関係者の子孫に対する暗殺計画を水際で防ぐことができています。」

 「我々はLeagueに対して決定的な一撃を与えたと確信していますが、彼らが通信の最高レベルの暗号化方法や、その他所持を制限された装備を手に入れた方法や、これらが示唆する影響力のある人物からの支援についての捜査を継続しています。なお、組織の調整役であるThe Nexusの特定には至っておりません。複数の新鮮な手がかりを入手しており、早期にさらなる進展があるものと期待しています。」

 Alliance Tribune紙の編集者のMilo Vesper氏は以下の所感を掲載しました。

 「これは一部の人にとっては大ニュースでしょうが、私たちの市民にとってはどうでしょうか?同盟においても捜査本部はこの獣どもを駆り立てるべきなのです。私たちは奴らがここにいることを知っています。LaveでBuchanan提督に起きたこと、Kilbride警部に奴らが仕掛けた罠、彼女の勇敢さを私たちは忘れないでしょう。なぜ彼女の跡をついだ人がこの急襲作戦に参加していないのでしょうか?」

 Klatt警視のコメントは得られませんでした。

3304年7月5日-有名作家の出版記念銀河系ツアー

 著名な作家であるOlav Redcourt氏がプロモーションツアーを開始したとのことです。主要人類圏全体で50箇所以上の訪問先が予定されています。

 彼の新作小説「海賊王と欲望の嵐」は、27世紀を舞台にした興奮と冒険の歴史小説シリーズ第14作です。Bonespire Publishingから報道発表がされています。

 「何ヶ月もお待たせしましたが、Olav Redcourtのハラハラドキドキのシリーズの続編がついに発売です。これを記念して、海賊王、Lady Lastday、Roughkissやその他お気に入りのキャラクターを生み出した作者に愛読者が会える大規模なツアーを計画しました。ツアーはBlatrimpe星系から始まり、2ヶ月後のProcyon星系で完了します。」

 「Bonespire Publishingの全ての作品と同じように読者のみなさんはホロ小説をカスタマイズすることによって読む喜びを増すことができます。簡単な操作により、筋書きや語彙や人物設定を変更することができ、あらすじには設定変更箇所が複数あるので結末を好みにあうように変更できます。」

 旅客船に乗り込もうとするRedcourt氏にフリーのレポーターが接触しましたが、とても短い声明が得られただけでした。それには「ろくでもない人間ピンボールみたいに宇宙を跳ね回る」や「腸詰工場用の肉にすぎない」などの言葉が含まれていました。

 著者の代理人のMargaux Hist氏がメディアに語りました。

 「自分はあまりこのことを気にしていません。たぶんOlavは新しい登場人物のことを考えていたのが口から出ただけなのでしょう。」

3304年7月5日-コロニアでの取り組み終了

 コロニアでの科学プロジェクト支援の取り組みが完了し、資源管理センターの建設が開始されました。何百人もの独立系パイロットがTir星系のTir Technology Servicesに物資を届けるために足を運びました。

 この調査プロジェクトに携わるAlexei de la Vega教授の声明は以下の通りです。

 「研究センター用の建設によって、この地域全体の人口の急増を観測し、資源配分を行うことができるようになるでしょう。」

 Tir星系のBolden’s Enterpriseステーションでは貢献したパイロットへの報酬の支払いが行われています。

3304年7月5日-スターポートステータス最新情報

 このレポートでは、Thargoid Sensorの干渉により技術的問題が発生しているスターポートをお伝えします。

 以下のステーションは閉鎖状態に陥っています:
 ・Arend Dock, HIP 17838
 ・Gehry Gateway, Checha
 ・Gentle Survey, Jolagro
 ・Gordon City, Anagori

 一方、以下のステーションは問題悪化のため、閉鎖の危機に瀕しています:
 ・Hurston Platform, Yamahun
 ・Malthus Terminal, Pleiades Sector HR-W d1-41
 ・Neumann Camp, Shinrarta Dezhra
 ・Mitchell Ring, Carnoeck
 ・De Lay Survey, Ahemaker
 ・Kube-McDowell Enterprise, Kakas
 ・Norgay Hub, Obambori