GalnetNews3307年10月

Last-modified: 2021-11-05 (金) 20:16:05

GalnetNews3307年9月
GalnetNews3307年11月

 

3307年10月29日-Colonia Bridge第一ステージ稼働開始

 *パイロット連合より速報*

 バブルからコロニア宙域にかけて、30台のメガシップが駐留ステーションとして機能するよう設置されました。

 25台のドッキング可能なメガシップがAlcor星系からColonia星系に向けて送られ、400から500光年ごとに配置されました。Colonia星系側からは、同じようにして5台のメガシップが送り出されました。

 一連のメガシップは、常設の道の駅として企業や旅客がColoniaとの往来の旅を楽にできることを目的として設置されました。メガシップでは、Drake級フリートキャリア向けのTritiumの補給など、様々なサービスが提供されています。

 Colonia Bridgeは、大成功したBrewer Corporationによって行われた資源収集のための運搬キャンペーンによって実現しました。同社は、このプロジェクトの第二フェーズが来週行われることを公表しています。

 Snake Sector OD-S b4-2星系にメガシップMemories of Oresratiを停泊させるために向かっていたクルーによって、異常事態が報告されました。長距離センサーがSOSともとれる、ひずみの多い信号をとられました。発信源を特定することはできなかったものの、信号の強さから50光年以内だと思われます。

3307年10月28日-サーゴイド艦隊が各星雲の星系に侵入

 *パイロット連合より速報*

 Pleiades星雲とWitch Head星雲のいくつかの居住星系が、大量のサーゴイド船の攻撃を受けています。

 Asterope、Shenve、Onorosを含む複数の星系で当局が緊急事態を宣言しました。サーゴイド船が再びスターポートを標的にし、犠牲者は数千人に上ると推定されています。

 また、California星雲やCoalsack星雲でもサーゴイドの活動が活発化していることが報告されています。独立系パイロットや対エイリアン部隊が侵略された星系を守り、被害を受けたスターポートから生存者を避難させるために動いています。

 Aegisは現在、公的監査による活動停止のため、多くの艦船とパイロットが活動を停止しており支援することができません。Aegisの軍事責任者であるAden Tanner提督は次のようにコメントしています。

 「我々Aegisの多くはBaumann Reportが我々の手を縛っていることに不満を感じています。また、サーゴイドはSalvationがCornsar星系に配備した大量破壊兵器に攻撃的に反応していると確信しています。異星人の脅威と戦うだけでなく、Salvationが戦争をエスカレートさせることも防がなければいけません。」

 Taurus Mining VenturesのメガシップBright SentinelはSalvationの要請を受けてMerope星系に移動しました。報告によると、船内のTechnology BrokerがGuardian-Hybrid Plasma Chargerを提供するとともに、対エイリアン活動を支援するために材料費の割引を行っているとのことです。

3307年10月28日-Torval Mining Ltdを加速する資源

 *パイロット連合より速報*

 Zemina Torval元老院議員の新会社を支えるための重要な資材がEGM 559星系に届けられました。

 メガシップPride of BitterwoodにはGeological Equipment、Microbial Furnaces、Mineral Extractorsなどが多数入荷しました。これらはLTT 198星系のTorval Orbitalに転送され、Torvalの新会社の主要な運営拠点となるスターポートの活動のために供給されます。

 運営責任者のConstantia Torvalがこのキャンペーンの終了を発表しました。

 「Torval Mining Ltdの社員は皆この貢献に感謝しています。これらの物資により、初年度の目標を達成し、帝国のお客様に高品質なサービスを提供し続けることができます。」

 Torval Mining Ltd社はもともとMastopolos Miningの子会社でしたが、Zemina TorvalとMastopolos家の従兄弟たちとの間に亀裂が生じたため独立しました。この2社は現在、帝国の工業用採掘市場において商業的なライバル関係にあります。

 メガシップChampion of CommerceとThe House Ascendantは、最近それぞれLaguz星系と21 Eridani星系にジャンプしました。これらの船はTorval Mining Ltdが最近購入した企業船団の一部です。

3307年10月26日-同盟とMarlinistsが難民問題に取り組む

 Marlinist植民地が同盟領域に非難した政治的難民に支援を提供することを申し出ました。

 3306年、帝国の治安部隊はNMLAとの関係を疑って、Marlinismの信奉者を逮捕し始めました。帝国の親共和主義者の多くは連邦に逃れましたが、代わりに同盟に向かった者もいました。

 このような状況をMarlinist領事館のKayode Tau総領事は次のように述べています。

 「生きるために絶望的な旅をしてきた100万人以上のMarlinistが、今では同盟領内に分散しています。ほとんどは小さなグループに分かれており、基本的な物資もなく極度の窮乏状態に直面しています。一部の同盟星系は市民権を提供していますが、他の星系は不法移民として彼らを追放しようとしています。」

 「帝国はこれらの人々を送還を希望していますが、それはある者には過酷な尋問を、ある者には生涯にわたる迫害を意味します。私は同盟と交渉して、代替案としてMarlinist植民地への移送を手配したいと考えています。そこで彼らは同胞が築いた民主的な社会に迎え入れられるでしょう。」

 同盟の外交部局長であるElijah Beck大使はTau総領事と会って解決策を検討することに同意しました。帝国外交団はこの議論への招待を公式に拒否しました。

3307年10月25日-元老院がHadrian Duval氏の保護を申し出

 先日のParesa星系におけるNMLAの攻撃により、帝国元老院はImperatorのHadrian Duvalに接触することになりました。

 Caspian Leopold元老院議員が公式に声明を発表しました。

 「我々の大多数はDuvalの血統を維持することが 帝国の将来にとって最も重要であると考えています。Hadrian Duvalは正式な皇族ではありませんがHengist皇帝の孫であり、同様にまだ生まれていない彼の子供も王家の血筋であることを意味しています。」

 「NMLAは既にHarold王子を含む多くのDuval一族を殺害しています。実際、Hadrian自身も昨年の暗殺未遂事件で辛うじて生き残りました。帝国が現在の彼よりも大きな安全を提供できることは明らかであり、そうすることが我々の義務です。」

 「従って我々はHadrianとAstrid夫人を 元老院の庇護下に置くことを提案します。少なくともこの重大な脅威が収まるまでは、彼らは最高レベルの保護下に置かれます。」

 ImperatorのHadrian Duvalは現在、元老院の代表団と話し合いを行っています。政治評論家は、彼らの提案がかつて帝国で非合法とされた孤立主義組織であるNova Imperiumとの関係を断ち切ることを条件としているのではないかと考えています。

 独立系のニュースフィードでは、NMLAのテロ活動が始まって以来、皇帝Arissa Lavigny-Duvalが同様に元老院の保護を受け、安全な場所で職務を遂行していると推測されています。

3307年10月22日-Orion Universityに抵抗するScriveners Clan

 古代の浚渫船に住む宇宙航行する一族が、Orion Universityへの船の引き渡しを拒んでいます。

 Vox Galacticaは、Oochost PC-C c29-0星系からのフリーランスレポーターCasey Kilpatrickによる目撃談を掲載しました。

 「Scriveners Clanが発見されてから、Orion Universityが到着するまでにさほど時間はかかりませんでした。彼らのメガシップであるScientia Aeternaは一連の優先命令コードを使って浚渫船のハイパードライブを遠隔操作で無効化しました。これらのコードは大学のアーカイブから発掘されたもので、3088年にDredger J-403として就役したこの船が法的に彼らのものであることを示す証拠でもあります。」

 「脱出できないにもかかわらずScrivenersは抵抗しています。通信の要求はすべて無視されています。浚渫船にドッキングしようとする船を何隻か見ましたが、彼らを出迎えたのは封印されたエアロックと通電された船体だけでした。」

 「何世紀も前に制定された法律のために、彼らが故郷を手放したくないことは明らかです。しかしOrion Universityが単に失われた財産を取り戻すこと以上のことに興味を持っていることも明らかです...。」

 「Scrivenersは彼らがKnowledge Coreと呼ぶものを持っています。それには、この学究的な社会が長い航海の間に学んだ全てが含まれています このデータベースにはどんな発見があるのでしょうか?そして大学はそれを手に入れるためにどこまでやるつもりなのでしょう?」

3307年10月21日-Torval Mining Ltdが資源を希望

 *パイロット連合より速報*

 Zemina Torval元老院議員の新会社が、EGM 559星系にあるメガシップへの資材の納入を求めています。

 元老院院議員の娘であり、同社の管理責任者あるConstantia Torvalがこの取り組みの詳細を語りました。

 「今や私たちは完全に独立して営業することとなり、帝国にサービスを提供し続けるためにはさらなる資源が直ちに必要です。私の目標はTorvalの名が効率性と献身の代名詞であり続けることです。」

 Geological Equipment、Microbial Furnaces、Mineral Extractorsの納品をEGM 559星系のメガシップPride of Bitterwoodで受け付けています。物資はそこからLTT 198にあるTorval Orbitalの本社に転送されます。」

 Pride of Bitterwoodは、Torval Mining Ltd.が最近購入した企業用船団の一部です。ほとんどの船は現在、LTT 198星系で採掘と輸送のための装備を整えています。ビジネスアナリストは、これらのメガシップはMastopolos Miningの株式の大半を売却したZemina Torvalが資金を提供したと考えています。

3307年10月20日-連邦捜査官によってJupiter Divisionの過激派が壊滅

 一連のテロを計画していた親企業主義グループが連邦情報局によって壊滅させられました。

 この作戦の最新情報は事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau:PDB)を統括するBethany Blake副長官によって伝えられました。

 「特殊部隊がJupiter's Wrathと呼ばれる地下組織の首謀者を逮捕しました。この組織はJupiter Rochesterによって過激化された市民の集まりで、民主的に選ばれた指導者を企業の支配者に置き換えることができると信じていました。」

 「この作戦の成功はPDBからの情報提供があったからこそです。この監視ネットワークがなければJupiter’s Wrathにまったく気づかず、多くの有力政治家が命を落としていたかもしれなません。」

 「我々のアナリストは現在PDBのアルゴリズムを更新して過激化の危険性のある市民を強調しています。我々は敵対的なイデオロギーに堕落している人々を特定することで、国内のテロを防止します。」

 これに対し、Bai Zheng連邦議会議員はThe Federal Timesに次のように述べています。

 「これはPDBの進化の中で気がかりな展開です。我々連邦議会議員の多くが恐れていたことでもあります。我々は犯罪を犯した人をターゲットにしているのではなく、個人的な意見が政府にとって不愉快な人をターゲットにしているのです。」

3307年10月19日-Jokers’ DeckがWinking Catを捜索

 Wallglass Investigations AgencyのFrancesca Wolfeが秘密の賭博サークル潜入の最終報告書を送ってきました。

 「悪いニュースは、惑星から脱出するために船に忍び込もうとしたところをJokers’ Deckの警備員に捕まってしまったことだ。良いニュースは、彼らが私を撃ち殺したり告発すると脅したりしなかったこと。それどころか、彼らは仕事を紹介してくれた!」。

 「現在のホストであるLexi Octoberは驚くほど親切だった。彼女が私とGunnarsonがやっているGalactic Mysteriesという記事のファンだということがわかったが、さらに重要なことは、彼女が本当に欲しいものつまりWinking Catを我々が提供できると信じているということだ。」

 「彼女の説明によると、盗まれたジョーカーのトランプ札は最初の創設者が持っていたもので、グループにとって非常に象徴的なものだそうだ。彼女はまた、Jokers' Deckは極めて私的なものだが犯罪ではないと断言した。メンバーは法的権利放棄書に署名し、すべての賭け金を確実に支払うための厳格な名誉規定がある。」

 「Lexi Octoberは我々を雇って悪名高いWinking Catの窃盗犯を追跡し、儀式用のトランプを取り戻したいと考えている。これは彼女にとって超大金持ちのギャンブラー仲間の面目を保つための手段なのだろう。」

 Wolfeの相棒の調査員であるErik Gunnarsonはこう付け加えた。

 「Wolfeが無事であることは非常に喜ばしいことですが、今度は彼女は私たちを何に巻き込んだのでしょうか? Winking Catを本当に捕まえることができるでしょうか?私ならそっちには賭けません。」

3307年10月18日-Scriveners Clanの浚渫船の位置が特定される

 *パイロット連合より速報*

 放浪部族のScriveners Clanが居住する浚渫船がOochost PC-C c29-0星系内で発見されました。

 Dredger-class bulk cruiserを自分達の私的財産だと主張するOrion Universityからの要請を受けて、独立系パイロットがこの船の捜索を行っていました。

 Leland Pettigrew副学長はこの作戦の成功を発表しました。

 「Dredger J-403を発見したパイロットの皆さん、おめでとうございます。大学はまもなくメガシップを派遣して所有権を取得し、現在の居住者の送還を手配します。」

 浚渫船は現在、Oochost PC-C c29-0星系の氷惑星を周回しています。惑星の環から原料を収集していると考えられており、無期限の自給自足が可能な設計となっています。

 後にOrion Universityに吸収された学術機関の乗組員の子孫であるのScriveners Clanとは連絡が取れていません。彼らは過去2世紀にわたって行われてきた研究の蓄積であるKnowledge Coreを守るために部外者との接触を避けていることが知られています。

3307年10月15日-NMLAの狙いはDuvalの血統の根絶

 Neo-Marlinist Liberation ArmyがParesa星系のDyson Cityスターポート攻撃への関与を認めました。

 主な標的は、ImperatorのHadrian Duvalと、彼の子供を妊娠しているAstrid Minerva-Duval夫人でした。二人は無事でしたが、この爆破事件で何千人もの死傷者が出ました。

 NMLAのプロパガンダ放送では、次のようなメッセージが発信されました。

 「Duvalが一人でも生き残っている限り、Republic of Achenarの再興はない。この一族を消滅させ、国民を帝国の圧政から解放することが我々の義務である。」

 Leo Magnus元老院議員はACTを代表して声明を発表した。

 「今回の放送がNMLAの代表であり事実上のリーダーであるTheta Sevenからのものではないことは重要です。苛性酵素爆弾を作った武器製造を担ったTheta Groupが2つに分裂したと考えられます。」

 「傍受した通信によると、Theta Sevenとその信奉者の半数は7月のMarlinist植民地への攻撃後、身を隠した。他のメンバーはテロ活動を継続し、今回の残虐行為を行った。ACTは現在、手がかりを追っており、近日中に詳細を明らかにしたいと考えています。」

 Nova ImperiumはParesa星系のDyson Cityから生存者を救出するため、パイロットの募集を継続しています。

3307年10月14日-Hadrian Duval司令部にテロ攻撃

 *パイロット連合より速報*

 Hadrian Duvalの組織Nova Imperiumの本拠地であるParesa星系のDyson Cityステーションで爆発が起きました。

 スターポートは深刻な構造的損傷を受け、さらにNMLAが使用する改造された武器の特徴である苛性酵素の腐食作用を受けました。当初の報告では1万5千人以上が死亡し同数の負傷者が出ています。

 ACTのナンバー2であるNova Imperiumの元警備責任者、Leo Magnus法務官が次のように声明を出しています。

 「この攻撃の少し前に私のチームはNeo-Marlinist支持者と思われる者たちの通信を傍受した。その内容は、ImperatorのHadrian DuvalとAstrid Minerva-Duval夫人、そしてまだお腹の中の子供を殺そうとしているというものだった。」

 「私は直ちにPraetorian GuardにImperatorの家族をステーションから避難させるよう命じましたが、避難できたのは爆弾が爆発する数分前のことでした。喜ばしいことに、彼らはこの残忍な攻撃から生き延びましたが、残念ながら残った人々の避難は間に合いませんでした。」

 Paresa星系では非常事態が宣言されており、Dyson Cityのスターポートからの生存者救出を支援するため、独立系パイロットの緊急要請が出されている。

 帝国はParesa条約に基づきNova Imperiumに軍事・医療支援を行うことを確認しました。ACTは攻撃の詳細を知るための調査を行っています。

3307年10月14日-Colonia Bridge Projectが資材を受け取る

 *パイロット連合より速報*

 AlcorとColonia星系の共同イニシアティブは、ドッキング可能な新型メガシップを建造するための資材を調達しました。

 Brewer CorporationがColonia Bridge Projectについて発表しました。

 「大盛況のうちにCeramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsが大量に届きました。その結果、Brewer Corporationは主要人類圏とコロニア地方を結ぶ交通インフラの強化に着手することができました。」

 「ありがたい銀河系コミュニティの献身的な努力により、10月28日までにColonia Bridgeルートに30隻のドッキング可能なメガシップが配置されます。これらは旅行者のために重要な施設を提供する固定港として機能します。このプロジェクトの第2段階として、AlcorとColonia星系から400~500光年ごとにメガシップを配置する計画がすでに進行中です。」

 「Alcor星系のMacdonald SettlementとColonia星系のJaques Stationでは、貢献したパイロットへの支払いが始まっています。また、両スターポートでは、Drake-class Carrierの購入や装備の一時的な割引を行っています。」

 Brewer Corporationでは、AlcorとColoniaの両イニシアティブの上位10名のパイロットに、コロニアへの航路に配置されるドッキング可能なメガシップの名称案を提供してもらうことになっています。応募作品は、Brewer Corporationの取締役会で審査されます。

3307年10月14日-Orion Universityが浚渫船を捜索

 *パイロット連合より速報*

 Orion Universityは自分達の法的所有物であると主張するScriveners Clanの浚渫船を探し出すために報酬を提供しています。

 自給自足のDredgerクラスの貨物輸送船は2世紀前に後に大学に吸収された学術機関によって打ち上げられました。それ以来、この浚渫船はScriveners Clanと呼ばれる放浪民の住処となり、部外者との接触を一切拒否しています。

 Leland Pettigrew副学長がメディアに語りました。

 「Orion Universityは、浚渫船の現在地を特定できたパイロットに報酬を与える用意があります。我々は、それがPerseus Dark Region KC-V c2-2から500光年以内にまだいると信じています。」

 「協力に興味のあるパイロットは、まず2MASS J03291977+3124572星系のRing Mineステーションにドッキングして、自動的に捜索活動に参加するようにしてください。スターポートの協力組織であるDeep Space Miningが報酬の詳細を含む情報を提供します。」

3307年10月13日-連邦のテロリスト・ネットワークが明らかに

 事前対策捜査局(PDC:Proactive Detection Bureau)が連邦内の暴力的な企業主義過激派の特定に貢献しました。

 連邦情報局(FIA:Federal Intelligence Agency)のBethany Blake副局長がメディアに声明を発表した。

 「ここ数週間、我々の監視アルゴリズムは一連の暗号化された通信を調査対象としていた。急進的な市民のネットワークが連邦議会議員や主要な政治家を暗殺する計画を話し合っていることがわかった。」

 「Jupiter’s Wrathと名乗るこの運動は、企業が連邦を直接支配することを可能にしようというJupiter Rochesterの失敗した試みに触発されたものだ。彼らの目的は、"Jupiter Divisionの敵 "とみなされる人々に復讐を果たすことである。」

 「事前対策捜査局が傍受したデータを用いて、FIA捜査員はいくつかの連邦星系で一連の連携攻撃を行った。1000人以上の武装過激派が行動を起こす前に逮捕された。現在、残りの Jupiter’s Wrathメンバーの特定を進めているところだ。」

 Jerome Archer副大統領は、これがPDBの設立を認めた国内テロ対策法の有効性をさらに実証するものだと主張しました。しかし、影の大統領Felicia Wintersは次のようにコメントしています。

 「FIAが職務を遂行したことを称賛します。しかし、Hudson大統領がYuri Gromを捕らえようとするという無謀な試みを行った直後に、このタイミングでこの作戦を行うことには疑問があります。私には、市民のプライバシー侵害を無視して、Hudson大統領の政権を肯定的に見せるための計算としか思えません。」

3307年10月13日-Orion Universityが浚渫船の所有権を主張

 新たに発見された歴史的記録によると、Scriveners Clanが家にしている古代宇宙航行船はOrion Universityの法的所有物とのことです。

 Scriveners Clanは自給自足のDredgerクラスの貨物輸送船に乗って旅をする放浪民の一族です。彼らの社会は2世紀前に調査船団を派遣した学術組織の末裔です。他の浚渫船族とは異なり、部外者との接触を一切拒否しています。

 Orion UniversityのLeland Pettigrew副学長がこのように述べています。

 「3088年、Dredger J-403はScrivener Collegeという学術機関から探査任務を受けました。これが3125年に我が大学に吸収されました。これらの事実を詳細に記した文書が最近、我々のアーカイブから発見され、裁判所によって検証されました。」

 「したがって、この浚渫船はその中身も含めて法的にはOrion Universityの所有物です。当然、現在の住人に悪意を持っているわけではありませんが、彼らが住む船は常に我々の私的財産です」。

 Scriveners Clanの浚渫船が最後に目撃されたのは、Perseus Dark Region KC-V c2-2星系で、Hesperusのメガシップをサルベージしていました。7月9日、500光年以内の未知の目的地に向けてハイパースペースジャンプを行いました。

 Orion Universityは主要人類圏で最大の独立した教育機関であり、これに匹敵するのはImperial Science AcademyとOlympus Village Universityだけです。

3307年10月12日-Jokers’ Deckが美術品窃盗犯に襲われる

 超富裕層が集う秘密のギャンブル・サークルが、Winking Catと呼ばれる悪名高い犯罪者によって襲われました。

 この情報は、このイベントに潜入したWallglass Investigations AgencyのFrancesca Wolfeが明らかにしたものです。正体不明の場所から中継された彼女のレポートは、同僚の調査員Erik Gunnarsonによって公開されています。

 「これがGunnarsonに届くかどうかはわからないけれど、試してみなければならない。セキュリティ警報の後、スタッフはIDチェックを始めたので、私のIDが偽物だとわかったかもしれない。私はなんとか倉庫を抜け出して、廃墟となった工業地帯に入った。自分どこの惑星にいるかはまだわからないが、古い通信機を見つけたのでこのメッセージを送る。」

 「脱出する前に、警報の原因を知った。グループの最も貴重な財産である古代のジョーカーの札を使ったVIPセレモニーが行われていたのだ。これは何世紀にもわたってJokers’ Deckの上級メンバーの間で受け継がれてきたもので、常にその時のホストが持っていたらしい。しかし、Lexi Octoberがそのカードを公開したところ、ウインクする猫が描かれた別の絵柄のカードに取り替えられていた。」

 「この2年、銀河最大の窃盗犯について聞くことは無かったが、Winking Catの伝説的なスキルだけがセキュリティ・システムを回避できたことは間違いない。ボロボロのカードが、ここで賭けられている10億クレジットの品物のどれよりも価値があるというのは面白い。」

 「警備員は今、泥棒を探している。彼らに見つかる前に、なんとか世界から脱出したい。彼らは完全に武装していて、話をする雰囲気ではない...。」

3307年10月8日-Mastopolos社とTorval社が企業分割

 Zemina Torval元老院議員の会社Torval-Mastopolos Mining社が、その親会社から完全に独立しました。

 Mastopolos Mining社の旧子会社は、Torval Mining Ltdとして正式に社名を変更しました。CEOにはZemina Torvalが就任し、彼女の長女がオペレーション責任者として続投します。LTT 198星系のスターポートTorval Orbitalが同社の本社となっています。

 経済特派員のAnton LagorioがThe Imperial Herald紙に報告しました。

 「Torval Mining Ltdは現在独立した会社ですが、株式はMastopolos Miningとの間で法的に譲渡可能です。これにより、Zemina TorvalとGabriella Mastopolosの両氏の忠実な支持者が、それぞれの旗印に集まりました。その結果、Torval Mining Ltdは以前の親会社から多くの船やスタッフ、資源を手に入れました」。

 「分割は友好的であり、帝国の伝統的な名誉ある振る舞いに沿ったものであると保証されました。Constantia Torvalは顧客に対し、採掘と輸送のサービスを従来通りの高水準で維持することを約束しました」。

 「Torval家とMastopolos家の間に 予期せぬ対立が生じた原因については、依然として憶測が飛び交っています。Zemina TorvalはMastopolos家の従兄弟たちよりも、自分の子供や孫たちへの利益誘導を重視しているようですが、この心変わりの理由はいまだ不明です。」

3307年10月7日-Colonia Bridge Projectのための二つの取り組み

 *パイロット連合より速報*

 AlcorとColoniaの両星系で、遠方の植民地への物流を改善するための輸送キャンペーンが行われています。

 Colonia Bridge ProjectはBrewer Corporationが出資しており、その詳細がプレスリリースで説明されています。

 「コロニア地方は、ビジネスや旅行者にとって大きな可能性を秘めていますが、長い航海は高額になりがちです。Brewer Corporationは、コア星系とコロニア間の輸送インフラに投資し、数千光年の距離を簡単に越えられるようにします。」

 「最大30隻のドッキング可能なメガシップがコロニアへのルートに配置され、旅行者に貴重な休息とトリチウムなどの資源を提供します。これらの固定式メガシップは10月28日までに運用を開始し、3段階からなるColonia Bridge Projectの第1段階が完了することになります。AlcorとColonia星系から400~500光年ごとにドッキング可能なメガシップを配置するのが目的です。」

 「これを実現するためには、大量のCeramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsが必要です。これらはAlcor星系のMacdonald SettlementかColonia星系のJaques Stationのどちらかで受け付けています。」

 この事業の重要性に鑑み、Colonia Councilはこの取り組みの一部を補助しています。その結果、Jaques Station側ではメガシップのために必要な資材の量が減っています。

 Brewer Corporationは材料費を補償するだけでなく、AlcorとColoniaの上位10名の貢献者に新しいメガシップの名称の候補を提出するよう依頼することを認めました。応募されたものはBrewer Corporationの取締役会で審査されます。

 また、Macdonald Settlementと Jacques Stationでは、パイロットの貢献度に応じてFleet Carrierの購入や装備の変更に一時的な割引が適用されます。

3307年10月7日-Yuri Grom、連邦に勝利

 *パイロット連合より速報*

 Delta Pavonis Galactic InterstellarとEG Unionの戦いはYuri Grom軍の勝利に終わりました。

 フリーランスの戦場特派員Karleen TroyがVox Galacticaで報告しています。。

 「この1週間、Delta Pavonis星系では船対船の戦いが繰り広げられていました。しかし、連邦の支援勢力の果敢な努力にもかかわらず、EG Unionが優勢を維持するこができました。」

 「最終的には連邦旗艦Freedom's Foundationは乗っ取られました。私は、EG Unionの兵士が連邦軍を制圧するまでの激しい戦闘を伝える通信を受信しました。その後、Yuri Gromは生き残った乗組員の退去に同意したものの、メガシップは『戦利品』と主張しているということです。」

 Yuri Gromから公開チャンネルで次のようなメッセージが送られてきています。

 「Hudson大統領は、連邦の腐った死骸の腐敗した心臓としての本性を現した。この裏切り行為は決して忘れられないだろう。」

 Yuri Gromを支援したパイロットは、メガシップIndomitableで報酬を受け取ることができます。Delta Pavonis Galactic InterstellarはFreedom’s Foundationが現在EG Unionの管理下にあるにもかかわらず、彼らのために戦ったすべてのコマンダーへの報酬が3307年10月9日までには遠隔操作で処理されることを確認しました。

3307年10月5日-Jokers’ Deck潜入レポート

 Wallglass Investigations AgencyのFrancesca Wolfeが、ギャンブルサークルJokers’ Deckの内幕を紹介しています。

 「Gunnarsonの情報は正しかった。最新のホストはSupratechを破産から救った億万長者の投資家、Lexi Octoberだ。私たちはOctober Consortiumの使われなくなった倉庫群の一つにいる。外見は廃墟だが、中は素晴らしいきらびやかな宮殿になっている。偽のIDを持った私を含め、すべての使用人は完全に秘密裏にここに運ばれてきたので、自分がどこの惑星にいるのか本当にわからない。」

 「Jokers’ Deckは、まさに超富裕層向けの高級カジノのイメージ通りだ。極上の料理、豪華な衣装、デッドロックポーカーからGiant Verrixレースまで数十種類のゲームが用意されている。賭け金には、10億クレジットのチップや貴重な宝石、さらには大陸全体の土地権利書が使われる。私が入ることのできないVIPルームの中はまた別の話だ。」

 「Rouncival女公爵やScorpio DeVorrowなどの有名人にエキゾチックな飲み物を提供したこともある。Leatrix上院議員がRochester大使に、二人の共通の知人のさるお姫様のことを真剣に話しているのを見たこともある。Kumo協議会の大海賊であるTraskとVolantyneが来ていて、デスホイール・テーブル(roue mortelle tables)でZachary Rackhamを相手にしている。そして、同盟の大スターXionaが大勝ちした時の声は聞き間違えようがない。」

 「おっと、誰が入ってきたのかと思えば今度は...待てよ。警報が鳴っている。どうやらセキュリティ・アラートのようだ。くそ。バレたのか。私は…」

 このメッセージはErik Gunnarsonによって公開され、彼は次のように付け加えました。

 「これを受け取ってからWolfeからは何の連絡も無く、彼女は予定された合流地点に現れなかった。Jokers’ Deckへの警告として、彼女の報告を共有することにしました。もし彼女に何かあったのなら、我々があなた方のことを知っていることを思い出して欲しい。」

3307年10月4日-大使、Yuri Grom氏を罠にかけたことを非難

 連邦外交団が、Hudson大統領がDelta Pavonis星系でYuri Gromを拘束しようとしたことを公式に非難しました。

 この政治会議は、同星系の支配派閥がEG Unionと連邦のどちらと同盟するかを決めるためのものでした。連邦の裏工作チームがYuri Gromの代表団を逮捕しようとしたために放棄され、星系内紛争の引き金となりました。

 Delphine Dumont大使はFederal Times紙にこう語りました。

 「我々は、自国政府が外交特権協定を侵害したと表明せざるを得ない。この会議は、すべての関係者に誠意によって成立したものだった。EG Unionに対する敵対行為が計画されているとは知らされていなかった。」

 「Yuri Gromには個人的に謝罪する。我々の交渉は猛烈だが誠実なもので、進展していると純粋に感じられるものだった。」

 連邦外交団が現職大統領の行動に距離を置くのは初めてのことです。政界では、特に同盟や帝国との取引において、外交団の誠実さの評判を維持するためであると考えられています。

 連邦世論の反応は様々で、Zachary Hudson大統領は称賛と批判を同程度に受けています。政権内部の関係者は、最近のいくつかの連邦星系の反乱を受けて、大統領は人気回復のための大きなプレッシャーにさらされていると指摘しています。

3307年10月1日-TorvalがMastopolos Mining社への支配力を失う

 Zemina Torval上院議員が長年保有していたMastopolos Mining社の大株主としての地位を放棄しました。

 公式発表によると、取締役会がZemina Torvalを排除する決議を行ったとのことです。その後、彼女が保有していた株式の半分以上が売却され、会社に対する彼女の個人的な影響力は激減しました。

 匿名の関係者がThe Imperial Herald紙に語りました。

 「Gabriella Mastopolosは他の株主たちにZemina Torvalをその座から引きずり下ろす時が来たことを明確に告げました。しかし、彼らを驚かせたのはTorvalがこの圧力に抵抗しなかったことでした...まるで最初から退任するつもりだったかのように。」

 「株を売って得たクレジットは、そのまま彼女の娘が経営する子会社に入ったと聞いています。つまり、彼女の卵はすべてそのバスケットに入っているのでは?」

 関連ニュースとして、Torval-Mastopolos Mining社の運営責任者であるConstantia Torval氏から発表がありました。

 「LTT 198の人々が、LTT 198 State Ltdに代わってTorval-Mastopolos Miningを支配権者として選出したことを誇りに思います。この星系への進入許可は、近隣のEGM 559星系に停泊しているメガシップPride of Bitterwoodにて獲得することができます。」