GalnetNews3308年1月

Last-modified: 2022-02-04 (金) 12:10:02

GalnetNews3307年12月
GalnetNews3308年2月

 

3308年1月31日-「Azimuthは生き延びている」Aegisが警告

 Alexandria号から回収された情報により、Aegisはメガシップの乗組員と貨物の損失について責任がないとの主張に至りました。

 Alexandriaの残骸は最近、Wregoe TC-X B29-0星系で発見されました。生存者はいませんでしたが指揮官の日誌の断片が発見されています。

 最高管理責任者のCarter ArmstrongはAegisを代表してこの声明を発表しました。

 「Jacob Morales船長が作成したログは希望の無い物語を語っています。Alexandriaは意図的に妨害されて立ち往生し停電した状態でした。救助隊を装った正体不明の集団が彼らの前に現れ、乗組員のほとんどを虐殺し、ガーディアンの遺物を奪いました。生存者はその後ハイパードライブを起動させようと絶望的な努力をしましたが、残念ながら船の沈没につながりました。」

 「Alexandriaの損失はBaumann Reportが主張するような過失によるものではないことを今や証明することができます。実際には、メガシップは組織的な準軍事的勢力によって仕掛けられた罠にはめられたのです。」

 「さらに、Morales船長は襲撃者たちが"the Witch"と呼ばれる人物のために働いていることを発見しました。その名前はHIP 22460で発見されたProject Seraphに関するログに記載されていました。Azimuth研究者が人間のテストパイロットをサーゴイド船に取り付けるために行った恥ずべき実験です。」

 「この証拠はAzimuth Biochemicalsが過去200年間何らかの形で存続し、積極的な異種生物学研究に注力していることを示唆しています。より多くの命が失われる前に この危険な組織に対抗するためにAegisを直ちに復活させなければなりません。」

3308年1月28日-Colonia Bridgeに新たなスターポートが誕生

 *パイロット連合より速報*

 Coloniaとコア星系を結ぶ移動回廊に、6つの宇宙港の基盤部分が完成しました。

 Brewer CorporationによるとAlcorから伸びる枝のように5つの星系に宇宙港の外殻が建設され、Colonia星系に近い場所に6つ目の宇宙港が建設されたことが確認されました。新しいステーションは以下の通りです。

 Pru Euq WO-D b53-8星系のZerreiss Station

 NGC 6530 Sector ZE-X b2-0星系のHelgrind Gateway

 Flyiedge VN-W c4-51星系のVladmir McDoogle's Triumph

 Prua Phoe MI-B b17-5星系のCanonn Complex

 Blua Eaec WW-E c14-1293星系のVenatores Hub

 Eoch Flyuae QK-E d12-2118星系のPromium Relay

 現在、スターポートは完全には機能しておらず、弾薬と燃料の補給と修理のサービスを提供しているに過ぎません。また、建設資材を販売するパイロットに対応し、トリチウム燃料を供給するための基本的な商取引も確立されています。

 Colonia Bridge Projectの第4段階は2月10日に開始される予定で、工事の完了とより広範な施設の追加を目指しています。

 Brewer Corporationは銀河系コミュニティから届けられた相当量の原材料により、第3フェーズの目標をすべて達成することができました。新しいスターポートの名称は、この構想に最も貢献したパイロットたちによって選ばれました。

3308年1月27日-Reorte星系で紛争が勃発

 *パイロット連合より速報*

 Reorte Mining CoalitionはSirius Corporationの存在をその母星系から排除する意向を表明しました。

 Sirius Corporationは同盟の戦略的防衛パートナーとして、メガシップChariot of RheaでReorteに到着していました。しかし、星系の支配派閥から撤退を命じられたことになります。このメガシップはこれに従う態度を見せず、Sirius軍を標的にした小競り合いを引き起こす結果となりました。

 Reorte Mining CoalitionのCEO Fergus Cassidyが発言しています。

 「Sirius Corporationが同盟法上違法に操業しているというKaine評議員の立場を全面的に支持します。したがって、我々はこの攻撃的な外国企業から我々の領土を守ります。」

 Chariot of Rheaを指揮するSirius NavyのDelfina Dominguez艦長からも応答が放送されました。

 「Sirius Corporationと同盟防衛軍との間の軍事契約により、我々の駐留が許可されている。現地勢力の攻撃が続くようであれば、我々の資産を守るしかないだろう。」

 戦闘は地上戦にまで及んでいないとみられ、今後も艦船を使った紛争が続くと予想されています。

 独立系パイロットの支持を集めるため、両派閥は進入許可が必要な星系へのアクセスを提供しています。Reorte Mining CoalitionはAlioth星系の許可証を配布するスポンサーとなり、Sirius Corporationはシリウス星系への許可証を認可する予定です。

 Edmund Mahon首相はReorte Mining Coalitionに敵対行為の即時停止を命じました。しかし議会でReorteを代表しNakato Kaineの政治的支持者であるAinsley Niven評議員は、防衛協定を批准するよう招請されていないため、同派閥には自国の領土を守る権利があると主張しています。

3308年1月26日-Arissaが帝国に向けて声明

 帝国元老院は、1年近く安全な場所にいたArissa Lavigny-Duval皇帝からの個人的なメッセージを共有しました。

 この短い声明は、すべての公共チャンネルで放送されました。

 「帝国市民の皆さん、あなた方の皇帝が健在であることに安心してください。一時的な隠遁生活が長く続いたことは残念ですが、この間も元老院とは連絡を取り合っています。」

 「帝国情報部がNMLAによる暗殺未遂と 政府高官内のMarlinist同調者について警告した時、私は首都星Capitol から離れるよう助言されました この忠実な機関の仕事が完了次第、私たちを豊かな未来に導くための職務を再開します。」

 Eye on Achenarはこの声明を「安堵する帝国に歓迎される」と報じ、「すべてのMarlinistの裏切り者を根絶する」ことが肝要であると付け加えました。Imperial Heraldは皇帝が帝国情報部が秘密裏にNMLAを支援していたとの疑惑を晴らしたようだ、と指摘しています。

 しかし、Aisling Duval王女は警告を発しました。

 「Arissaは何カ月も同じように元老院と連絡を取り合ってきたのですから、何も変わらりません。彼女が直接公に姿を現すことでのみ彼の安否に関する私の懸念は軽くなるでしょう。彼女との直接の面会を受けてくだされば、私は喜んでふさわしい機会を設けます。」

3308年1月24日-ReorteはSirius Corporationに反発

 Sirius Corporationが同盟の招きでReorte星系に進出したことに対し、支配派閥から異議申し立てがありました。

 防衛戦略上のパートナーとして、Sirius Corporationは最近いくつかの同盟星系に進出しています。しかし、Reorte星系に停泊中のメガシップChariot of Rheaは星系の治安当局によって封鎖され、貨物や人員の積み下ろしを拒否されていることが判明しました。

 Reorte Mining CoalitionのFergus CassidyCEOによる放送が行われました。

 「Kaine評議員の言う通り、Siriusは違法行為を行っている。首相は我々や他の同盟派閥との協力について何の相談もなく、彼らの動機に懐疑的であることには十分な理由がある。我々はChariot of Rheaを侵入者とみなし、直ちに退去するよう要求する。」

 Li Yong-RuiはSirius Corporationが対サーゴイド防衛プロジェクトについてだけ協力することを同盟首脳に保証していました。また現地の市民活動や商業活動に支障をきたすことはないと強調しました。

 この状況についてAlliance Tribuneは次のようにコメントしています。

 「Sirius Corporationによる軍事力強化のニュースを歓迎する声が多く聞かれました。しかし特にOld Worlds(訳注:旧作Eliteの舞台となった宙域の慣習的な呼び方。Reorte、Lave、Zaonceなどの星系が含まれる。)の人々は変化に対して懐疑的な傾向があるため、不支持を表明する者もいました。Reorteで何が起こるかによって、この新しい防衛協定が広く受け入れられるかどうかが決まるでしょう。」

3308年1月22日-Alexandria号が見つかる

 *パイロット連合より速報*

 7ヶ月前にハイパースペースで消えたAegisのメガシップAlexandriaが、Wregoe TC-X B29-0星系で発見されました。

 独立系パイロットの一部のグループがAegisの研究の元責任者Alba Tesreau教授に求められた捜索の末にAlexandriaを発見しました。彼女はこのメガシップの喪失が物議をかもしたBaumannレポートの結果、辞任を余儀なくされています。

 3307年6月、Alexandriaは大量のガーディアンのアーティファクトを保有していたためサーゴイド艦に追われることになりました。Alexandriaは積荷を降ろすために HIP 30944星系に向けてハイパースペース・ジャンプを開始しましたが、到着することはありませんでした。メガシップはサーゴイドにハイパーディクトされ、4000人の乗組員全員が死亡したと推測されています。

 現地の目撃者によると、Alexandriaの残骸は現在Wregoe TC-X b29-0 AB 2 Aの惑星環に散らばっています。複数の船が残骸を調査していますが、今のところ生存者やガーディアンの遺物は発見されていないとのことです。

 最高責任者Carter Armstrongが公式声明を発表しました。

 「Alexandriaを失ったことは不可解であると同時に悲劇的であったが、我々は今、何が起こったのかを知る機会を得ました。完全な分析が完了しメガシップ破壊の原因を理解するまでAegisは運用を続けるべきです。」

3308年1月21日-連邦政府の将来計画

 Zachary Hudson大統領が今後数年間の連邦の安全保障の維持について連邦議会で演説を行いました。

 演説の抜粋は以下の通りです。

 「昨年、我々は連邦市民を危険から守ることに成功した。事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau)は、テロリストが攻撃する前にその位置を特定することにその価値を証明し、我々の治安機関はNMLAの敗北に重要な役割を果たした。」

 「3308年にはすでに多くの課題が控えている。サーゴイドとの戦いはいつでもエスカレートする可能性があり、Aegisに代わる独自の対エイリアンタスクフォースという課題に直面している。また同盟と帝国の内紛が激化し、それが我々の領土に容易に波及することを深く懸念している。」

 「私の政権は連邦の強さと安全を保つための最善の方法についてハイレベルな議論を行っている。国民の安全に対する憲法上の権利を守り続けるため、近々、勇気ある提案を行う予定だ。」

 影の大統領Felicia Wintersは、このように反論しました。

 「Hudson大統領は、彼自身の悲惨な失敗に終わったYuri Grom拉致の試み、彼の元艦隊提督がStarship One破壊に関与したと認めたこと、彼の市民監視法によりいくつかの星系が独立を宣言せざるを得なかったことに触れていない。私は、彼のリーダーシップの下、連邦が弱体化し安全が損なわれたことはないという主張については異議がある。」

3308年1月20日-消えた皇帝?

 Aisling Duval王女はここ数カ月Arissa Lavigny-Duval皇帝が公の場に姿を現さないことに懸念を抱いていることを明らかにしました。

 The Imperial Herald誌のインタビューで、彼女は次のように述べています。

 「Blaine首相は皇帝をNMLAから守るため1年近く隔離してきたと断言しています。しかしなぜそのために帝国の支配者が国民と関わることができないのでしょうか?結局のところHadrian Duvalとその家族は完全に姿を消すことなく同じように元老院の保護下に置かれたのです。」

 「この間、皇帝は元老院と様々な事柄について連絡を取り合っていたことが分かっています。政府のチャンネルは帝国情報部の信用保持通信のおかげで一般的に信頼されています。しかし、Landau警部の最近の証言は 帝国情報部とNMLAを結びつけており、私は懸念しています。最も安全なネットワークへの侵入が私の父Harold王子の所在と殺害に関係していないとどうやって確認できるのでしょうか?」

 「Arissaが姿を現すまで彼女の安全が保証されていると考えるのは無責任です。私の心配が間違いであることが証明されれば、私は最も安堵するでしょう。」

 Anders Blaine首相はこう答えました。

 「Duval王女には最大限の敬意を表しますが、皇帝陛下が彼女自身の治安機関によって危険にさらされたことは一度もありません。まもなく公の場に戻られることで、そのような懸念は解消されるでしょう。」

3308年1月20日-Caine-Masseyが鉱業契約を獲得

 *パイロット連合より速報*

 Caine-MasseyがTorval Mining Ltdを破り、Dulos星系での採掘契約を保持することになりました。

 両社は、多くの現地法人に鉱石や採掘物を供給する権利をめぐって、競ってキャンペーンを展開していました。

 Caine-MasseyのJohann Fleischer副社長が勝利宣言をしています。

 「Bromellite、Samarium、Galliteなどの鉱石を供給してくれた多くのパイロットに感謝します。。皆さんの努力のおかげで、私たちの契約はさらに10年間更新されることになりました。また帝国の計画を停滞させることで、連邦の名誉を確保できたと思いたい。」

 Caine-Masseyへの貢献者への報酬は、Dulos星系のSmith Portで受け取ることができます。

 Torval Mining Ltdも多くの資材を受け取ったが、契約を確保するには数量不足でした。Constantia Torvalは彼らの活動を支援したパイロットがPride of Bitterwoodのメガシップで支払いを受け取れることを確認しています。

3308年1月18日-超大国がAegisの代替を計画

 同盟、帝国、連邦はBaumann ReportのAegisを永久的に閉鎖するという勧告を受け入れました。

 組織の失敗に関する独立した調査の結果Aegisは直ちに閉鎖されることになります。しかし、最高管理責任者のCarter Armstrongは「スタッフ、船、資源の完全な動員解除には数ヶ月かかるかもしれない」と警告しています。

 Denton Patreus議員は、帝国海軍がAegisの役割を直接引き受けることができるよう軍事予算の増加のための上院の承認を得ることに成功しました。

 また、Tayo Maikori提督は連邦議会から新たな海軍攻撃部隊の創設を命じられたことを認めました。また、Ram Tahの対エイリアン超兵器の本質に関する証言を受け、自らの権限でSalvationに関する調査も行っています。

 最近、提督会議のメンバーに任命されたNikolas Glass提督は、Aegisの目的を達成するために同盟防衛軍とSirius海軍が連携していくことを表明しました。

 Alba Tesreau教授が設立したXenological Research Laboratories(異種生物学研究所)は、Holloway Bioscience Institute、Imperial Science Academy、Olympus Village Universityの専門部署にその業務を移管することになりました。3304年にサーゴイドはAegisの研究所を標的として攻撃を行いましたが、3つの機関は新しい場所が最高の安全性を持つことを保証しています。

3308年1月17日-元老院がACTの調査を阻止

 帝国元老院が帝国の保安機関とNMLAとの関連性を調査する努力を妨げているという主張があります。

 Saskia Landau警部は、テロリストの秘密通信網が帝国情報部が独占的に使用するOmega Gridシステムと密接に関係していると公言しています。彼女はVox Galacticaへの声明の中で、その説を展開しています。

 「ACTが入手した証拠と尋問記録によると、帝国情報部内の悪党がNMLAに訓練と機材提供をしていたようです。このことは、スターポートへの攻撃を計画し、秘密裡に通信を行うという、彼らの洗練されたレベルを説明するのに役立つでしょう。」

 「十分に確かな状況証拠があり、詳細な調査を正当化することができます。しかし、元老院はこれを認めません。彼らは何を隠そうとしているのでしょうか。」

 Karl Nerva元老院議員は、こう繰り返しました。「今こそACTは権限を委譲し、必要な資源を本来あるべき帝国に返還すべき時だ。」

 しかし、Caspian Leopold元老院議員はこう答えています。「治安機関への不信感を払拭するためにもLandau警部の疑惑を厳正に調査すべきです。国民は帝国情報部が自分たちを守るためだけに存在するという安心感が必要です。」

3308年1月14日-Sirius GovがAlioth星系に進出

 Edmund Mahon首相は、Sirius Corporationに同盟内に永続的な立場を確立することを要請しました。

 Alliance Tribuneの政治特派員Vanya Driscollが報じた。

 「Sirius Corporationは防衛戦略上のパートナーとして、Alioth星系にこの巨大企業を代表するSiriusの派閥を設立し、その役割を急速に拡大しています。さらに、他の同盟星系にも数隻のメガシップが到着し支援を行っています。」

 「同盟防衛軍と一部の政府省庁には、Sirius Corporationからの公式アドバイザーが配置されています。Mahon首相はこれらの展開によりSirius海軍との共同作戦を効率化し、ひいてはサーゴイドの侵略に効果的な対抗策を提供すると発表しました。」

 「しかしNakato Kaine評議員は、Sirius Govの存在は議会で批准されていないため違法であると主張しています。防衛協定により軍事機密とされているため、Mahonの行政決定を覆すための市民行動は意図的に封じられたと指摘しています。」

3308年1月13日-採掘契約をめぐって企業が競争

 *パイロット連合より速報*

 Caine-MasseyとTorval Mining LtdがDulos星系への採掘物資の納入をめぐって競合するキャンペーンを展開しています。

 巨大企業Caine-Masseyは過去10年間、この地域の複数の子会社に鉱石やその他の原材料を供給してきました。しかしこの契約が更新されることになり、Torval Mining Ltdがこの有利なビジネスへの参入を図っています。
帝国に本社を置く同社の運営責任者Constantia Torval氏は、この構想の概要を説明した。

 「Bromellite、Samarium、Galliteの3種類の鉱石を提供するパイロットを募集しています。これらをDulos星系にあるPride of Bitterwoodに届けてください。あなたの援助は、この契約を獲得し企業全体を拡大するための我々の提案を直接支援するものです。」

 Caine-Masseyは、副社長のJohann Fleischer氏から同様の要請を発表しています。

 「この地域の市民は高水準のサービスを受けるべきであり、我々はそのニーズに応え続けることを目指しています。Green Party of Dulosは我々の代理として、採掘されたBromellite、Samarium、Galliteの出荷をDulos星系のSmith Portに届けた場合、多額の報酬を提供するものとします。」

 この地域内の企業流通業者は最も多くの資源を提供できる候補者が今後10年間の契約を獲得することに合意しています。

3308年1月13日-Colonia Bridgeのスターポート用資材を納入

 *パイロット連合より速報*

 Brewer CorporationのColonia Bridge Projectの第3フェーズが成功したとの発表がありました

 Ceramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsなどの貨物が、Colonia星系のJaques StationとAlcor星系のMacdonald Settlementに大量に輸送されました。その結果、コロニアへの移動回廊に沿っていくつかの新しいスターポートが建設されることになりました。

 Brewer Corporationはこの取り組みについて次のような声明を発表しています。

 「今回もまた、多くの重要な資源をもたらしたパイロットの皆さんに大変お世話になりました。Colonia周辺に1つ、Alcorから伸びる枝のように5つの星系に宇宙港の建設を進めることができるようになりました。これらは旅行者、観光客、商業関係者にとってColonia Bridgeの価値を高めるでしょう。」

 「スターポートの基盤は1月27日までに建設される予定です。当初は弾薬と燃料の補給、修理のサービスを提供しますが、市場やその他の施設はありません。装備の運搬には距離があるため、これらのスターポートは数週間かけて段階的に完全な運用を開始する予定です。」

 貢献したCMDRは1月14日からJaques StationとMacdonald Settlementで報酬を受け取ることができるようになります。対象者のEngineered Frame Shift Driveの提供は後日行わます。AlcorとColoniaで最も多くの配達を提供した献身的なパイロットは、審査に応じて新しいスターポートの名前を提案するための招待状を受け取ることになります。

3308年1月12日-Baumannレポート:Aegis解体

 Aegisの独立調査委員会は最終的な結論を出し、この組織を閉鎖するよう勧告しました。

 調査委員会の議長を務めたPaul Baumann博士が詳細な報告書を要約しています。

 「Aegisは3303年に強力なリーダーシップによって強固な基盤の上に設立されました。長年にわたり、中間管理職のお粗末さと一般的な怠慢がその有効性を低下させました。各部門が戦略的な目標よりもそれ自身に焦点を当てたタコつぼ的思考が発展しました。」

 「資金の減少がスタッフの士気を低下とAX技術に飛躍をもたらさない原因となっていることは間違いありません。さらにサーゴイドに対抗するために独立系パイロットに頼ることが常態化し、一部のスタッフは彼らを『使い捨ての傭兵』と考えていたのです。」

 「具体的には、メガシップAlexandriaの喪失とHind Mineに対する不法な攻撃は、いずれも予測でき避けられたはずの大惨事でした。調査委員会は良心にもとづき、Aegisの名の下にさらなる人命の損失を起きるようなシナリオを推奨することはできません。」

 評論家は俗にいうBaumannレポートがSalvationについて議論しておらず、Aegisに置き換える方法を提案していないことを指摘しています。

 関連するニュースとして、Aden Tanner提督の軍法会議が有罪の評決を下し、連邦海軍から不名誉除隊する結論を出しました。しかし、新たに昇進したTayo Maikori艦隊司令官の要請によりRam Tahが提出した証拠の全面的な見直しを命じられたため、彼の判決は延期されています。

3308年1月11日-Caine-Masseyに挑むTorval Mining社

 Zemina Torval元老院議員の会社が、以前Caine-Massey社が受注した採掘契約を獲得しようとしています。

 この契約はDulos星系を中心とした連邦辺境地域にある複数の企業―過去10年間にわたって採掘された鉱石やその他の原材料をCaine-Massey社から直接購入していました―に影響を与えるものです。この契約更新に伴いTorval Mining社が正式な入札を行いました。

 Zemina Torvalの娘で、同社の運営責任者であるConstantia Torvalの発表です。

 「私たちは帝国にサービスを提供することで短期間のうちに大きな成功を収めてきました。今回はより広い顧客層にアプローチし、Torval Miningの専門技術が役に立つことを納得してもらう機会です。」

 Caine-Massey社の副社長であJohann Fleischerは、次のように述べています。

 「我が社は連邦の中で生まれたことを誇りに思っており、長年にわたってこれらの星系に資源を供給してまいりました。これは帝国の元老院議員が連邦のビジネスを乗っ取って自分の地位を高めようとする密かな企てです。」

 Federal Commerce Authority(連邦商務省)はCaine-Masseyの介入要請に応じました。最初の検討では、Torval Miningの主張が攻撃的であることは認めるものの、Caine-Masseyの契約期間が満了する今、当該企業が帝国のサプライヤーと交渉を行うことを妨げる排他的条項は存在しないことが判明しています。

3308年1月10日-Sirius海軍が同盟防衛軍と統合

 同盟の戦略的防衛パートナーであるSirius Corporationからの代表者が提督評議会に新たなメンバーとして任命されました。

 政治特派員のVanya DriscollがAlliance Tribune紙で報じています。

 「提督評議会には常に6つの席があり、最大規模の地域艦隊の上級軍司令官によって占められている。今回初めて7人目の役職が設けられただけでなく、同盟以外からの参加も初めてだ。」

 「新たに加わったNikolas Glass提督は、Sirius海軍の優秀な将校です。彼の新しい役割は同盟の対サーゴイド作戦を調整することで、今後はSirius Corporationが直接支援することになります。」

 「Edmund Mahon首相とHayley Sorokin艦隊司令官は、連邦海軍や帝国海軍に劣る同盟防衛軍を強化する方法として、この展開を支持しています。多くの加盟星系がサーゴイドの脅威に対する防衛力強化を要求しており、このニュースは好意的に受け止められるでしょう。」

 「予期される通り、Nakato Kaine評議会議員は防衛協定に反対し、George Varma提督も『商業的利益と軍事的事項の融合』に批判的でです。副首相のAngela Corcoranも先日の共同投票の際に棄権したことを認めましたが、その理由については詳しく述べないことにしました。つまり、議会はこのSirius Corporationとの連合に十分な自信を持っていないようなのです。」

3308年1月7日-帝国情報部がNMLAとの関係を否定

 NMLAが帝国の公式だが極秘の通信機器を使用していたというACTの主張に対し、元老院議員が反論しました。

 Saskia Landau警部は、テロリスト集団の秘密通信網は、帝国情報部が独占的に使用する検知不可能なメッセージシステムOmega Gridに酷似していると主張しています。

 Karl Nerva元老院議員はメディアに次のように語りました。

 「Landau警部はNMLAを探し出すのに必死で影を追っている。帝国諜報部は完全な機密のもとに活動しなければならないが、このOmega GridはSerene Harbourと同様に帝国の信用を落とすための思いつきだと断言する。」

 「Landauは権限を越えて 無茶苦茶な告発をしている。私はACTを解散しその人員を通常業務に戻すことよう改めて提案する。」

 Imperial Herald紙は、他の議員たちがArissa Lavigny-Duval皇帝にACTの調査を妨害している者たちを抑制するよう求めていることを報じました。ニュースフィードは、彼女がこの1年間自ら行事に出席せず公的なメッセージも放送していないことを強調しています。

 これに対し、Anders Blaine首相はこのように声明を発表しました。

 「陛下は3307年初頭のNMLAによる暗殺未遂の後、安全な保護下に置かれました。陛下はすべての公務について元老院と遠隔で連絡を取り合っていますが、間もなく帝国首都に戻る予定です。」

3308年1月6日-Colonia Bridge Projectが第3フェーズに着手

 *パイロット連合より速報*

 Brewer CorporationはAlcor星系とColonia星系の間の移動回廊を改善するため、いくつかの新しいスターポートを建設する予定です。

 Colonia Bridge Projectの以前の2フェーズでは、56の星系に固定されたメガシップを設置しました。これらはコロニア地方と22,000光年の距離を行き来する船舶に休憩、燃料補給、修理のための施設を提供するものです。インフラストラクチャの追加により、これらの市場で入手可能なトリチウムの量も増加し、大型船の旅が容易になりました。

 Brewer Corporationのプレスリリースには、この最新の取り組みの概要が記されています。

 「第3フェーズでは、Colonia Bridgeの主要地点に恒久的なスターポートを建設しColonia Bridgeを強化することを目的としています。これらは旅行者にさまざまなサービスを提供するとともに、その周辺に生まれると予想される多くの新しいコミュニティの拠点となります。」

 「Colonia周辺に1つ、Alcorから最大5つのスターポートを建設する予定です。ステーションの構造は1月27日までに組み立てられ、後日、追加サービスが施工される予定です。」

 「パイロットにはColonia星系のJaques StationとAlcor星系のMacdonald SettlementにCeramic Composites、Computer Components、Thermal Cooling Unitsを納入するよう求めます。」

 「資材が必要な量に達すれば、改造済みのFrame Shift Driveが再び報酬として配布されます。」

 「Coloniaで最も貢献度の高い人、Alcorで上位5名までが、新しいスターポートの名称案を提出するよう要請されます。提出された名称は全てBrewer Corporation役員会の審査を受けることになります。」

3308年1月5日-Ram Tahの証言で軍法会議が中断される

 Aden Tanner提督の軍事裁判が、Ram Tahが弁護側の証人として提出した証拠により一時中断されました。

 連邦海軍の法廷はAegisの軍事責任者だったTannerに対する反乱を含む複数の告発を検討するために招集されました。当時メガシップMusashiの指揮官だった彼はHind Mineステーションに侵入し、Salvationの対エイリアン超兵器に関する証拠を探し出そうとしたのです。

 Tanner提督の弁護人はPhoenix Baseとの中継回線でRam Tahに以下のような証言をさせました。

 「我々は、Salvationの超兵器を実現するために最近運ばれた機密の実験的装置を分析した。これらの部品はTrapezium Sector YU-X c1-2の研究施設Proteusにあった装置とほぼ同じものだ。3113年Azimuth Biochemicalsの科学チームが、この場所のガーディアンの遺物を使って武器のテストを行ったが、意図しない放射線サージを引き起こし彼らの死を招いた。」

 「私の仮説は、SalvationがProteus型の大規模なものを作ったというものだ。これらはサーゴイドの生物機械技術を破壊する周波数の強力な電磁パルスを発生させる。」

 「これはProteusによって発見された既存の ガーディアン兵器を基にしている 可能性が非常に高い。このことはそれが存在する星系にサーゴイド船を呼び寄せることの説明にもなるだろう。」

 連邦海軍刑事裁判所は新証拠を検討する間Tanner提督の軍法会議を一時的に中断すると発表しました。

3308年1月4日-内部告発によりNMLAと帝国の関係が明らかに

 NMLAの秘密通信網と帝国情報部との間に関係がある可能性が、ACTの共同リーダーの1人によって公表されました。

 Saskia Landau大尉が主要メディア各社に個人的な声明文を送付しました。

 「私のキャリアの大部分は 帝国国内保安局(Internal Security Service:IISS)でのものですが、1年間 帝国情報部の機密プロジェクトに参加していたことがあります。作戦を調整するために、彼らはOmega Gridと呼ばれる高度な通信システムを使用しています。これは帝国の敵による発見や傍受を回避するために設計されています。」

 「NMLAの秘密通信網に関する ACT の調査を確認したところ、Omega Grid技術との類似性を確認することができました。これは帝国情報部が独占する技術であり NMLA に提供されたのは帝国情報部内の個人またはグループからであると思われます。」

 「この情報を公にすれば 私のキャリアは終わり、命さえも危うくなることは承知しています それでも、私はACTの指導部と調査結果を共有し、帝国元老院にこの証拠について独立した調査を開始するよう要請します。」

 今のところ、帝国情報部や元老院からは何の反応もありません。しかし、IISSのエージェント数名が匿名でImperial Herald紙の記者に語ったところによると、Omega Gridシステムが実在し長年にわたって使用されてきたことを確認しています。

3308年1月3日-同盟とSiriusが防衛協定に合意

 Sirius Corporationはサーゴイドとの戦いに必要な船舶、資材、人員を同盟に提供する協定に調印しました。

 同盟議会と提督評議会は、この巨大企業を戦略的防衛パートナーとして招聘する問題について異例の共同投票を行いました。この動議は非公開で討議され僅かな差の賛成多数で可決されたと伝えられています。

 Edmund Mahon首相はAlliance Tribune紙に次のように語りました。

 「サーゴイドによる危険は再び増大しています。おそらくAegisの喪失と超大国間を結びつける条約の欠如によって加速されたのです。同盟星系の安全を維持するために、積極的な決断を下すことが肝要です。」

 「Sirius Corporationは同盟防衛軍と緊密に協力し、対エイリアン作戦に投入される我々所属の艦艇を強化します。その見返りとして、新たな商業協定により特定の財政的努力への関与を増やすことができます。」

 Nakato Kaine評議会議員は、数名の反対派議員を代表して発言しました。

 「この冷酷な巨大企業との関係はすでに深く、我々の防衛を彼らに委ねることは同盟のアイデンティティに新たな打撃を加えることになります。また、協定の詳細が軍事的制約を理由に機密扱いのままであることも都合のいい話です。Siriusを番犬として雇うのに、どんな代償を支払わされているのかさえ知ることはできないのです。」

3308年1月2日-3307年を回顧する(パート3)

 Sima Kalhanaがこの1年で最もニュース性の高い出来事を振り返る連載です。

 「7月は連邦にとって不運な始まりとなった。新たに独立した国々は、事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau)との関係をすべて断ち切り、他の多くの星系にも同じような動きを促した。この分離独立の危機は、その年の終わりまで続くことになる。」

 「Blue Viper Clubは珍しい浚渫船部族であり、Kumo Crewと協力して医薬品を製造していたが、それはOnionheadの新株であることが判明した。その薬は最終的にNeomedical Industriesによって合法的に流通することになり、Archon Delaineはこの企業への復讐を企てることになった。」

 「Marlinist植民地では総領事選挙をめぐって緊張が高まっていた。Aaron Whyte候補は帝国元老院議員の支持を受けており、Neo-Marlinistsが帝国内で強力な発言力を持つことになると見られていた。」

 「穏健派が当選するとNMLAは反発し、Marlinistの二つのスターポートを爆破してJenna Fairfax筆頭大臣を含む 数万人を殺戮した。Theta Sevenの過激な思想は、同胞のMarlinistであっても敵として標的にすることを許したようだ。内戦は8月に終結し、Whyteは戦死し彼の支持者も直接戦闘で敗北した。」

 「メガシップAlexandria消失事件の際の無能さを非難され、Aegisは公式に停止され査問委員会の対象となった。これは現在進行中のサーゴイドとの紛争に影響を与え、Salvationが代替策として位置づけられることを促した。」

 「企業分野ではZemina TorvalがMastopolos Miningの新しい子会社を設立し、最終的には独立した会社になった。Torval家とMastopolos家は何十年も一体となって活動してきたのに、今では仲違いしているという噂もあった。」

 「9月、Hyford’s Cacheの謎がついに解き明かされた。その痕跡は人体実験とサーゴイドの技術が関係する闇の実験の暴露に繋がった。」

 「サーゴイドがCornsar星系に大量に出現したとき、 Salvationには彼らに対する準備ができていた。対エイリアン超兵器が投入され、エイリアンの一部を殲滅し、残りを追い払った。自称 "科学の男"が開発した革命的な兵器は、多くの人々にサーゴイドの脅威を一掃してくれると確信させることとなった。」

3308年1月1日-新年を祝うために集まったDuval家

 Aisling Duval王女は、いとこのHadrian Duvalとその妻そして生まれたばかりの息子を帝国の上流社会に紹介し、3308年の幕開けを祝いました。

 芸能ジャーナリストのSolomon Heliosがその様子を放送しました。

 「惑星Emeraldの宮殿に著名人たちを招待するのはAisling王女の毎年の恒例行事でしたが、3306年に起きた彼女の父の悲劇的な死によって昨年はキャンセルされていました。今年はその埋め合わせとして、私たち帝国が誇る豪華絢爛な祝宴を開催しました。」

 「初めてHadrian DuvalとAstrid Minerva-Duval夫妻が出席しました。かつてなら即刻逮捕されたであろうこの若夫婦は、驚くほど魅力的でした。小さな船での貿易や戦闘の話、肩書きがコマンダーだけだった時代の話などで、ゲストを楽しませてくれました。」

 「しかし、真の主賓は、自分がとてつもなく注目されていることに気遣ないで、ほとんどの時間を眠って過ごしていました。そう、両親が元老院に保護されている間に生まれた赤ん坊のHectorが初めて公の場に姿を現したのです。多くの高官が "未来の皇帝"と並んだ自分の姿を記録することにこだわり、その言葉が呟かれるのが宮殿のあちこちから聞こえてきました。」

 「しかし、現在の皇帝はどうでしょうか?Arissa Lavigny-DuvalはHadrian帝の家族とは異なり、元老院と遠隔で連絡を取り合うだけの隠遁生活を続けています。テロリストが鎮圧された今、女王陛下が忠実な国民の前に再び姿を現すときが来たのではないでしょうか?」