主な勝利条件: 科学勝利
この魔術師たちの主な力の源は怒りである。飢餓と殺戮の長い歴史をくぐり抜ける中で、アーデントメイジが見出した -- そして彼らが生き延びることを可能にした -- 力は、ダストの魔力と、苦痛と、激情に基づくものなのだ。
- 物語
- アーデントメイジは、闘争と苦痛の中に産み落とされた人々であり、その日々の暮らしぶりもこのような環境に支配されている。
彼らは非常に強い力を駆使しているが、そのために大きな代償も支払っている。ダストの力を操るために、彼らはその精神を肉体から離脱させなければならない。故に、彼らは複雑な苦悶の儀式を完成させた。ダストとの関係を深めるほどに強くなる苦痛に耐え、肉体的な痛みを滅却できるようにするためである。痛みは彼らの社会における基本的な要素であり、子どもたちが幼い頃からそれに耐えるように教えられることは、そのことを端的に表している。
それ故、禁欲主義は知性と同じくらい重要であり、肉体的苦痛への無関心さは、その者の価値 -- すなわちアーデントメイジであるか、よそ者であるか -- を計る手段なのである。
事件が暗い影を落とす中*1、Inner Circleの他のメンバーと物別れしたZor Abazは、彼女の氏族を率いてアーデントメイジの共同体を離れ、新天地を求めて出立した。もし彼女がアーデントメイジに審判を下すつもりなら*2、その苦難は大きな、否むしろ壮絶なものとなるに違いない。
勢力の特徴
痛みのもたらす力 | ”アルカナの柱”を選択して呪文を使うことができる(後記の一覧を参照) |
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ライジングファイア*3 | ダストエクリプスの間、HPの低いユニットがアーデントファイア以外にも追加のダメージボーナスを得る |
- 解説
- 科学力を基礎とする種族で、見た目の怪しさに反してクセは少ないが、逆にあまり尖った特徴がないとも言える。
- 同じく科学勝利を目指すヴォールターが種族特性で優遇されているのに対して、アーデントメイジの科学力は基本的に他の種族と同じ条件に置かれている。勢力スキルはアーデントメイジの方が優秀。
- 固有ユニットは攻撃面が特に優れており、軍事勝利も狙えるが、全般に防御力が低い。戦略資源の産出量なども他の種族と変わらないので、装備の近代化も容易ではない。
- これらを補うのがアルカナの柱(Pillars)と呪文(Spells)で、いずれも使用するにはダストが必要になる。
- アルカナの柱は、その時々に応じてブーストしたい分野を手軽に補える。
- ただし、科学勝利を目指す場合は、事実上知識の柱を最後まで使い続ける必要がある。従って、10ターンごとに一定のダストを消費しなければならず、ランニングコストは比較的重い。
- また、複数の柱を1つのタイル上に設置することはできないので、様々な効果を同時に受けるのには限界がある。特に、都市が小さい中盤までは効率が悪くなりがちなので、無闇に植民地を増やすのは得策ではないだろう。
- 呪文は戦闘時に有効なブースト機能で、相手や戦局に応じた使い分けが必要になる。効果や有効時間を考えると特に序盤はコストが重く、初期状態のままでは中盤以降は役に立たないので、関連技術ともども優先的に研究していく必要がある。
- アルカナの柱は、その時々に応じてブーストしたい分野を手軽に補える。
テクノロジー
開始時
- 敏捷性のアルカナ (時代1)
- 快足の柱と速攻の呪文のアルカナレベル:+1
- 物質のアルカナ (時代1)
- 知識の柱と防御の呪文のアルカナレベル:+1
固有
- 権威のアルカナ (時代2)
- 影響の柱と衰弱の呪文のアルカナレベル:+1
- 具現化のアルカナ (時代3)
- 抽出の柱と豪雨の呪文のアルカナレベル:+1
- 再生のアルカナ (時代4)
- 再生の柱と回復の呪文のアルカナレベル:+1
- ダスト力学 (時代3)
- 全ての柱のアルカナレベル:+1
- ダスト精錬機 (時代2)
- 全ての呪文のアルカナレベル:+1
- ペインスフィア (時代4)
- 全ての呪文のアルカナレベル:+1
- 生贄の増幅器 (時代5)
- 全ての柱のアルカナレベル:+1
- アテシゼロット (時代1)
- アーデントメイジの固有ユニット
- エネカウィング (時代2)
- アーデントメイジの固有ユニット
アルカナ
アルカナの柱
- 柱の効果とコストはアルカナレベルにより変化する。
- 基本的な性能としては、柱の周囲6タイルに効果が及ぶ。あくまで「効果範囲内の都市タイルの収穫量を向上させる」だけなので、都市から離れた場所に設置しても意味がない(快足の柱を除く)。従って、アーデントメイジでは都市の発展と、その方法も重要になる。
(画像をクリックすると拡大します)
たとえば、右のような発展のさせ方は、街区の数に比してレベル2エリアの数が多く、都市の生産性の向上という意味では有利な方法といえる(実際、AIが管理する都市ではこのような発展が多い)。しかし、柱は「周囲の都市タイルに」効果が及ぶので、むしろ左のような入り組んだ形状の方が効果が大きい。
- 効果の持続期間は全て10ターン
- 利用コストは柱数に応じて変化する。
知識の柱
ダストが封入されたこの柱のそばでは自然が驚くべき振る舞いを見せ,科学的な思考を刺激する.
物質のアルカナ (時代1)により利用可能
- 効果
- アルカナレベルに応じて柱の効果範囲内の科学を増加させる。
増加量:レベルに応じて+2/+5/+6/+9/+16(冬期は更に+3)
快足の柱
この柱を覆うダストの魔力は通りがかるメイジを快足にし,移動コストを低減させる.
敏捷性のアルカナ (時代1)により利用可能
- 効果
- アルカナレベルに応じて柱の効果範囲内の移動コストを減少させる。
減少率:レベルに応じて-50%/-50%/-75%/-75%/-75%(冬期は全レベルで-75%)
効果範囲:レベルに応じて1/2/3/3/4
影響の柱
この柱の影響範囲内に住まう卑小な者たちはあなたの観点に流されやすくなり,結果としてあなたの影響力が増す.
権威のアルカナ (時代2)により利用可能
- 効果
- アルカナレベルに応じて柱の効果範囲内の影響力を増加させる。
増加量:レベルに応じて+1/+2/+2/+3/+5(冬期は更に+1)
抽出の柱
周辺の大地に封じられたダストと共鳴する特殊な微細ダストを散布した柱により,生産量が大きく向上する.
具現化のアルカナ (時代3)により利用可能
- 効果
- アルカナレベルに応じて柱の効果範囲内のダストを増加させる。
増加量:レベルに応じて+2/+5/+6/+9/+16(冬期は更に+3)
再生の柱
Life-enhancing clouds of Dust suffuse the tiles around this pillar, granting units in the vicinity accelerated rates of regeneration.
再生のアルカナ (時代4)により利用可能
- 効果
- アルカナレベルに応じて柱の効果範囲内の食料を増加させる。
増加量:レベルに応じて+2/+5/+6/+9/+16(冬期は更に+3)
呪文
防御の呪文
経験するのは苦しいことだが,対象の皮膚を焼灼して硬化させ,防御力を高める.
物質のアルカナ (時代1)により使用可能
- コスト
- 30 x 呪文レベル
- 効果
- サークル内にいるユニットの防御を増加させる。
増加量:呪文レベル毎に+5(最大:25)、持続:2ターン
速攻の呪文
対象は頭が燃えているように感じるが,その埋め合わせとして反射神経が大きく向上する.
敏捷性のアルカナ (時代1)により使用可能
- コスト
- 30 x 呪文レベル
- 効果
- サークル内にいるユニットの攻撃を増加させる。
増加量:呪文レベル毎に+7(最大:35)、持続:2ターン
衰弱の呪文
戦場でこの呪文を受けた敵は意志力が消耗し,このダストマジックの負荷によって攻撃が弱まる.
権威のアルカナ (時代2)により使用可能
- コスト
- 60 x 呪文レベル
- 効果
- サークル内にいるユニットをスタン状態にする。
レベル1 - 対象:1ユニット、持続:1ターン
レベル2 - 対象:全ユニット、持続:1ターン
レベル3 - 対象:全ユニット、攻撃:-12%、持続:1ターン
レベル4 - 対象:全ユニット、攻撃:-25%、持続:1ターン
レベル5 - 対象:全ユニット、攻撃:-25%、持続:2ターン
豪雨の呪文
光り輝く青色の雨を見た敵は,その土砂降りが鎧と武器を削り,肉を骨から剥ぎ取ることに驚くものだ.
具現化のアルカナ (時代3)により使用可能
- コスト
- 30 x 呪文レベル
- 効果
- サークル内にいるユニットのHPを減少させる。
減少量:呪文レベル毎に-8(最大:-40)
回復の呪文
役に立つ治癒の呪文.対象はこのダストの菌株が皮膚を,舌を,眼を掘り進んで生体器官に到達する際に激痛で泣き叫ぶが,その後彼らは強い活力を感じるのだ.再生のアルカナ (時代4)により使用可能
- コスト
- 30 x 呪文レベル
- 効果
- サークル内にいるユニットのHPを増加させる。
増加量:呪文レベル毎に+10(最大:+50)
ユニット
民兵
すべての都市は、その壁が脅かされるとき兵を徴収することができる。防衛の最終ラインであるこの市民による兵団は、家族を守るために自らを犠牲にする覚悟ができている。
- 種別
- 歩兵
- 初期装備
- 長槍 - 鉄 - 上質, 兜 - 鉄 - 上質, 胸当て - 鉄 - 上質, 脛当て - 鉄 - 上質
槍(両手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能
- ステータス
視界 戦闘 能力 射程 移動 Era I 60 4 32 24 10 16 3 1 2 迅速 1, 天候作用 Era II 78 4 42 31 13 21 3 1 2 Era III 96 4 51 38 16 26 3 1 2 Era IV 114 4 61 46 19 30 3 1 2 Era V 132 4 70 53 22 35 3 1 2 Era VI 150 4 80 60 25 40 3 1 2
開拓者
開拓者は移住や植民活動の主役となる。少数の有志から結成され、未知の領域を歩み、新しい故郷を見つける。
- 種別
- 歩兵
- 初期装備
- 長槍 - 鉄 - 上質
槍(両手), 胴部, アクセサリーを装備可能
- ステータス
-
テルセムウォーロック
初期ユニット
熱狂的かつ統制の取れたテルセムの呪術師はアーデントメイジの軍隊における兵卒であり、その足跡には焼け焦げた破壊の痕が残るばかりである。
- 種別
- 歩兵
- 初期装備
- 爪 - 鉄 - 上質
槍(両手), 爪(両手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- 歩兵(Infantry)タイプとしてはライフとディフェンスが低めで、長時間前線を維持するのはあまり得意ではない。ダメージを受けるほど攻撃の成功率が上がるとは言え、前線が崩れてしまっては意味がないので、回復能力を持った少数勢力との同化を試みよう。
- ステータス
-
アテシゼロット
Era Iで解禁
アテシの狂信者が敵兵に炎の雨を投げかけるときには周辺の大気が冷たくなると言われているが、燃えさかる炎の砲火の中にいるよりはマシだろう。
- 種別
- 射撃
- 初期装備
- 六尺棒 - 鉄 - 上質
棒(両手), 杖(両手), 頭部, 胴部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- 火の雨が非常に強力な範囲攻撃で、Ardent Magesの主力となる。生産コストが低いのも使い勝手が良い。一方、ライフとディフェンスの低さは、射撃タイプのユニットの中では最低クラスなので、できるだけターゲットにされないように立ち回る必要がある。
- ステータス
-
エネカウィング
Era IIで解禁
いちばん酷い死に方は焼死だという。この飛行型戦闘員は、空中に火の粉をまき散らす炎の翼を纏って、最も勇敢な敵さえ恐れさせながら飛び込んでいく。
- 種別
- 飛行
- 初期装備
- 爪 - 鉄 - 上質
爪(両手), 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能 - 解説
- あらゆる能力が最高レベルだが、生産コストも驚くほど高い(他の種族の同等ユニットの2倍以上)。部隊に1体いるだけで大きな戦力になるが、ライフとディフェンスは(生産コストが半分の)ドラッケンのエンシェントに及ばないので、単騎独行させると揉み潰される危険がある。復活能力は卵の間が無防備過ぎるので、あまり当てにしない方が良いだろう。
- ステータス
-
ヒーロー
ヒーローのユニット種別と初期装備(装備種別)は共通する。
- 種別
- 支援
- スキル
- 支援 / 共通 / アーデントメイジ
- 初期装備
- 六尺棒 - 鉄 - 上質, 兜 - 鉄 - 上質, 胸当て - 鉄 - 上質, 脛当て - 鉄 - 上質
杖(両手), 棒(両手), 王笏(両手), 頭部, 胴部, 脚部, アクセサリーを装備可能
- 解説
- 勢力ツリーの最初と最上位の科学力ブーストが非常に強く、しかも最短Lv4で最上位まで到達できる。
ただし、開眼の導き手や寒さ知らずにまで伸ばすには禍々しき器官-説得手法を経由する必要がある。
勢力ツリーの沸き立つ火炎、禍々しき器官は中々強いので指揮官型でも先にこちらから取得する手もある。
アルバド・ボーズ・ファルハラ
彼の小さな氏族は,アラニ砂漠で長期にわたる砂嵐により身近な道標とオアシスを彼方に失った.年次に行われる氏族の会合に彼らが現れなかったとき,サオシャントは彼らが死亡したか,離散したか,反乱を起こしたかと推定した,こうした仮定はさほど真実から離れていなかったかもしれない.前例のない強さと団結を示してファルハラの氏族は結集していた.脱水症状と飢餓により氏族の人数が減ったとはいえ,ボーズの他者の心を動かす統率性が彼らの前進を続けさせたのだ.ボーズはついに氏族を故郷へ導いたが,しかしながら英雄としての歓迎は待っていなかった.サオシャントは氏族の長い失踪を怒り,また未だに疑っていたため,ボーズの全ての称号と財産を剥奪し,彼を国から追放した.
- ステータス
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高等尋問官アサラ・アルカ
オーリガの最も厳しい砂漠地方に住むフェルカニ族に生まれた若きアサラは, アーデントメイジの厳しい人生に素早く順応した. 頭上から厳しい太陽光が降り注ぎ, 発育不良の雑木と痩せこけた家畜だけを連れ合いに, 日々の暮らしを立てる平凡な仕事でさえ, 家中の者達には苦痛をもたらす生活. 特に若者にとっては, この苦しみを和らげようとする誘惑は計り知れないものであった. しかし, アサラは違う. ある日, 友人がフラットブレッドを盗んだことに気付いた彼女は, 分け前を共有するのではなく, 他の誰よりも憤慨して犯人を鞭打ち, 罰したのだ. 程なくして, その鋼の自制心と断固たる誠実さによって, アサラはアーデントメイジ軍の中で地位を高めたが, 反抗的な相手からも真実を引き出す彼女の能力が見過ごされることはなかった. 必然的に, 彼女はアーデントの尋問官に就任した. 今日では, アーデントメイジの社会に蔓延する放縦さに悩まされながら, 怠け者に対する態度を共有するあらゆるグループに対して, この高等尋問官は助力を提供している.
- ステータス
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ナーラ・アル・ジャザル
グノス・カラシュのスラムで生まれたナーラは, 生まれた最初の夜が明ける前に親に捨てられ, 黒鉄川のほとりに置き去りにされた. 年老いた不具の乞食が通りかからなければ, ツルについばまれるか浅瀬をうろつく火トカゲにさらわれ, ナーラの物語はそこで終わっていただろう. ナーラにとって幸運なことに, その乞食は普通の浮浪者ではなく, 体制から破門された哀れな盲目のウィザードだった. ナーラはウィザードの技術を吸収して育ったが, 彼女の心はいつも生まれた夜に戻っていた. なぜ母親は彼女を見捨てたのだろうか? 恥辱か? 迷信か? 単なる貧困か? 疑問は燃え続けた. そしてテーブルマウントの年次トーナメントで戦った時, その炎が彼女を精鋭の競争者の領域へと押し上げた. フェニックスのアカデミーに誘われ, ナーラは唯一の父親を置き去りにして, かつてないアーデントメイジのアルバドになったのだった.
- ステータス
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サンシーカー・ザキヤ・エリ
アーデントメイジの集合的な記憶からサンシーカー・エリの名前を洗い流すには, 千年の時が必要となるだろう. 聖職者のアル・ルビト支部を強力な勢力へと成長させた政治好き. 彼女は邪魔する者達が秘する弱みを本能的に見抜く能力を持った, 熟練の連合構築者だ. 痛みに対する強い耐性を持ち, 割れたガラスの上を長く歩く記録を持つことで有名なサンシーカー・エリは, 熟練のウィザードとして仲間から大いなる尊敬を集めていた. しかしそれらの功績も, 彼女が五百人を越える自らの一族を, ネクロファージの群れによって壊滅させた夜に比べれば, かすんでしまうだろう. 「神々への贈り物」. 彼女はそう呼んだ. 「我々の弱さという罪の代償たる, 苦悩の慰撫だ」と. サオシャント自身によって追放されたサンシーカー・エリは, 導く価値がある者達を探し, オーリガを彷徨っている.
- ステータス
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ファレシュ・ジマ
クエストヒーロー
彼女はファレシュ・アビズの遠い子孫である.アビズは伝説のアーデントメイジであり,巨大なウルカンの獣の一体を手懐け,分裂したヴォールターの氏族を相手に有名な勝利を収めるに至った.子孫のファレシュは,長い停滞の後に家名の栄誉を取り戻そうと運動していた.魔術師の社会において,上流階級の特権的世界に生まれたジマの初期の記憶にあるものは,退廃的なパーティや空虚な魔法の美しい光景,それに本拠地での秘密の談合だった.彼女はすぐにこうした世界を嫌悪するようになり,彼女の家族の足跡につき従わないことを誓った.代わりにジマは最も暗い苦痛の儀式に目を向け,自身が最大の力を得るため,自分の生身に凄まじい苦痛を与えた,今日,彼女は行けるところならどこにでも,こうした努力の成果を探している.
- ステータス
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ワデハ・ハカン
ワデハ・ハカンにとって,ガラスは最も驚くべき自然の贈り物だ.鋼のように強く,ダイヤのように美しく,真水のように澄んでいる.一握の砂が炎の坩堝の中で溶け,絶妙な優雅さを持つ杯になり,また色づいた光あるガラス板になれようとは!また,完全に刃の如く研ぎあげたとき,この武器は人の喉を単なる絹のように切り裂くことができる…ワデハはこうした真実を熟知しており,その慎ましやかな始まりから,王国全土で最強の氏族との絆を持つクリスタル帝国を叩き上げるに至った.世界で最高の耳を持つのがサオシャントならば,ワデハは経済,外交,統治の達人だ.彼女は今や,より大きな挑戦を求め,彼女の望みの価格に見合うものなら誰とでも契約を行っている.
- ステータス
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ザラカ・アティヌル
アティヌルは正式な訓練を開始する前でさえ, 将来性を存分に発揮していた. 成人式の遠征においてサンドヨトゥスに襲撃され, デューンリッジで道を見失った時に生き残ったのは, 彼女の天性の技能によるものだ. 数日後, 乾燥し脱水した状態で砂漠を這い出た彼女が生きていた理由は, 彼女の意志の強さに他ならない. 厳しい東部砂海会館のアカデミーにおいて迅速に昇進し, 彼女は他の地へと旅だった. アティヌルはまだ, 自身の力の発達とヨトゥスの破壊に悩まされていたのだ.
彼女はアーデントメイジとしては珍しく, 獲物を見つけるための狩猟や追跡の技術を学んでいる. そのためアティヌルは, 斥候, 潜入, 殺戮の策略など, 伝統的にウィザードのアカデミーの生徒には属さない役割を果たすことができる.
- ステータス