キャラクター/【アレクサンダー・ハイウィンド・タイクーン】

Last-modified: 2023-07-29 (土) 09:49:54

FF5

Alezander Highwind Tycoon


タイクーン国王にしてレナ、そしてファリスの父親。
ゲーム上では「タイクーン王」と表記されているが、攻略本で名前を確認する事ができる。
民と国を守るタイクーン国王であり、また勇敢な剣士でもある。
好戦的な先代の王とは異なり、保守的で平和を愛する穏やかな気質の持ち主だが飛竜の舌を切ろうとしたレナに本気で手を上げるなど、曲がったことや間違ったことを正すのをためらわない一面もある。


風に異変を感じ取り、クリスタルを案じて風の神殿へ向かうがクリスタルルームで風のクリスタルが砕け散る瞬間を目の当たりにする。
その後、流砂の砂漠を宙に浮かびながら渡るのを目撃されたり滅びの町ゴーンバッツ達の前に姿を現しながら一行を落とし穴へと導いたり不可解な行動が多くなるが、実はエクスデスに体を乗っ取られ操られていた。
ロンカ遺跡のクリスタルルームで一行に襲いかかるが、クルルサンダーを受け正気を取り戻し、土のクリスタルを守るために命を落とす。


エクスデス戦直前、暁の四戦士と同様に登場し、エクスデスの無の力を封じ込める役割を果たす。
暁の戦士が4人で1つ、タイクーン王は1人で1つ無の力を封じている。
彼のどこにそんな力が…。

  • しかもタイクーン王が封じた無は暁の四戦士が封じたものよりでかい。ただものではない。
  • 暁の四戦士が封じた無は十分時間をためて放ったものである一方、タイクーン王が封じた無はエクスデスが半ばヤケになって速攻で作り出したものだからできた…と思いたい。
  • ロンカ遺跡で土のクリスタル(の破片)をエクスデスの呪縛から解放したり、最終戦で暁の4戦士と共に登場している辺り、ただの竜騎士とは到底思えないが…この男何者なんだろうか。
  • 風のクリスタルが砕け散った時の「お前たちは、えらばれし4人の戦士」という台詞やエクスデス戦前の登場からみて、相当な実力者であると同時にクリスタルがエクスデスを封じていた事を知っていた可能性もある。もしかしたら生前のドルガンとの接触があったかも…すると土のクリスタル崩壊時の「バッツどの…2人を守ってやって…ください…」という台詞も納得できる。(バッツ自身との接触がなくても父親から息子の存在を聞いていたかもしれない)

デジキューブの『ファイナルファンタジーV ガイドブック』6Pによればタイクーン王は竜騎士の末裔。
電撃スーパーファミコン1号付録①の『ファイナルファンタジーV プレミアブック』19Pでは
「タイクーン国の3代目国王。ミドルネームのハイウィンドとは竜騎士に与えられる最高の称号だ」と紹介されている(原文ではハイウインドは「ウィ」と小文字表記)。

  • 竜騎士の末裔だから飛竜がいるのか、納得。カラーリングも竜騎士っぽく、ハイウインドも名前についている。
  • 竜騎士の血のおかげで、レナとファリスにも飛竜とシルドラのドラゴンを従わせる力があったのだろう。

これを受けてか、旧スマホ版の4人竜騎士マスター時アチーブメントコメントは「ハイウインド」。


「(タイクーンの)城主は代々、風のクリスタルを守る役目を受け持つ。
現在の城主は禅譲によって王座についた、タイクーン王」(NTT出版基礎知識編49P)
 
先代タイクーン王とは血縁関係がなく、禅譲(血縁関係にない有力者に王位を譲ること)によって即位したと設定されている。
ただし現実の歴史上は形の上では禅譲だが、実際には譲られる側によって力尽くで行われる、実質的には簒奪に近い場合が圧倒的に多い。
先代王は「好戦的で世界制覇を目論んでいた」(基礎知識編26P)という設定もあるため、彼の場合もこのケースである可能性が考えられる。
即位の正当性を確立させるため、先王に(実際はそうでもなくても)暴君・暗君という風評を流すというケースも多い。

  • その割りに名字に「タイクーン」と入っている。王になってから改名したのか、逆に国名を変えたのか。
    先王の子ではないが王家の一族ではあった、という可能性もある。(江戸時代のご三家のように)
    少数説では偶然の一致とか、この国の人はみんな名字にタイクーンをいれてるっていうハメハメハ大王方式の可能性も。
    • おそらく王になったときに禅譲であることを(形式的に)示すためにタイクーン姓を引き継いだんだと思う。ミドルネームのハイウィンドが王位に就く前の元々の姓なのでは。そう考えると他FFのハイウィンドたちとの整合性もとれる。

FF2から続く竜騎士の伝統である「ハイウインド」の名を持つ男。

  • 二代目ハイウインドといい、敵の支配と引続き縁のあるハイウインド氏。
    受難ともども、敵はハイウインド家に何か因縁でもあるのだろうか。
  • アレキサンダーにハイウインドと、名前がすごく豪華。
    • アレキサンダー[アレクサンドゥロス,男達を庇護する者]、ハイウインド[FF伝統の名前]、タイクーン[日本国大君,実力者]

ミスリルヘルムを装備しているらしい。
北の山でで見つけたタイクーン王の兜が「ミスリルヘルム」。
GBA版の顔グラでは天野絵に忠実なため、兜が変なデザインになっており
この顔グラを見ながらセイレーンイベントの「こっちへおいで」と言われる。

  • 外見は『グラサンマントの髭親父』と言った所。
    GBA版の顔グラは天野氏の原画をベースにしたものなので、本来想定されていたビジュアルがようやくゲームに実装されたと表現するのが正しいのだろうが、もともとドット絵と天野絵の乖離が激しい本作の中でも彼のインパクトは突き抜けており、困惑したプレイヤーは多かったようだ。

彼の最期は、エクスデスに操られた土のクリスタルの欠片を身を呈して浄化するという壮絶なものだった。大切なものを守るためなら自己犠牲も厭わないその生き様は、恐らく2人の娘にも脈々と受け継がれている。
ファリスはゲーム中では語られないが、海の暴れん坊だったシルドラを従えるのは、当初は一筋縄ではいかなかったはずである。
レナに関しては飛竜のイベントでその影響が顕著に現れており、20thアニバーサリーアルティマニアのキャラ編でも「父王の背中から学んだタイクーン王家の生き方」という書かれ方をされている。

  • あの姉妹の無茶をする性格は父親によく似ていると言える。

巨体の遺体を背負って脱出はそう簡単にできることではないためか、彼の遺体は崩れ落ちるロンカ遺跡に放置される。
レナとファリスを除いて、ゲームの容量的な問題だろうがタイクーン城には彼の死を悼む者が一人も存在しない。
大臣も「王が亡くなったことは残念だが、我々は前に進まなければならない」と非常にドライな発言をする。
それどころか、サリサ姫(ファリス)御帰還を祝して数日間ぶっ続けで舞踏会を開くという有様である。

  • 死を悼むどころか彼の失踪を心配する人もいない。
    老婆は飛竜が生きてて良かっただし表の人はあっ姫様!だし大臣も大臣。
    まさに「姫様 姫様 みんな姫様」な城である。
    • とは言うものの、大臣はエンディングでレナorファリスのどちらが未帰還(最終的に帰ってくるが)な場合でも未帰還のほうには触れずに大はしゃぎというポジティブシンキングっぷりを見せるため、王だけが不遇というわけではないのかもしれない。

昔、「バカモノー!」と叫びレナを突き飛ばしたことがある。


公式(?)で「レナのオヤジ」と呼ばれている。
(FF6、PS版の美術館にて確認)


ロンカ遺跡の土のクリスタルイベントで最期の時、一人一人名前言うが、ガラフとクルルは彼に「異世界の戦士達」と名前ですら呼ばれてない。クルルならともかく、ガラフは風の神殿の時点からずっといる。

WOFF

ファリスの曽祖父として会話の中に名前だけが登場する。
ビスマルクに襲われたシルドラ族を守るためにその当時のシルドラとビスマルクに立ち向かったようだ。
その最中リヴァイアサン気まぐれにタイクーンとシルドラに手を貸し、結果的にビスマルクを倒すことに成功する。
しかし、その後気まぐれで手を貸したリヴァイアサンは再び気まぐれでタイクーンとシルドラを危険な海域に残したまま去り
明確には記述されていないがタイクーンとシルドラはその海域から離脱する際に命を落としたらしいことが示唆されている。
それが当事者のいない中で話が変わって「リヴァイアサンが曽祖父とシルドラ族を手にかけた仇」と教わって育ったファリスは
リヴァイアサンが再び現れたとの報を聞き、敵討ちのためにリヴァイアサンに対峙することとなる。

  • リヴァイアサンがアフターケアまでやってくれたらタイクーンらが生還できたのだと思えば、死の一因を担っているのは間違いではない。
    ただ、別に裏切って攻撃を加えたとかではないので、仮にリヴァイアサンの横槍が無く独力で戦ってもタイクーンらは生還できなかっただろう。

WOFFのファリスは上述の通り原作FF5の家族関係まで一緒ではなく、父であったタイクーンが曽祖父になっている他に兄弟姉妹もいないことがキャラクター辞典で示されている。
もし仮にレナがセイヴァーとしてA世界に生まれ落ちた時はどうなるのか気になる。