モンスター/【グール】

Last-modified: 2023-06-12 (月) 11:42:58

FFシリーズにも度々登場する、ファンタジーRPGではメジャーなアンデッドモンスター。
HPや攻撃力自体はたいしたことはないが、麻痺の追加効果が低レベル時には厄介。


割と知られた話だが、原典を紐解けばグールそのものはアンデッドではない。
「屍を好んで食う鬼」であり、位置づけとしては鬼や悪魔のそれに近く、
むしろアンデッドにとっては天敵である。
また女性のグールもおり、これはグーラと称される。醜い姿をしている男性のそれと違い、
グーラは美しい外見で男を魅了するサキュバスのような存在であるともされている。

  • 日本で言う魍魎(もうりょう)みたいなものかな。
  • アラブ人伝承に登場する怪物であり、ハイエナの姿をとる事もある。
    そして卵生。
    グーラの乳を吸う事ができると乳兄弟としてグールの仲間になれるという逸話から哺乳類であり、現実でもカモノハシとハリモグラにしか見られない特性である。
    実は食うのは死体だけでなく、小さな子供、さらに罠にかけた旅行者、そして集団の誰かに化けて人間をこっそり捕食するという人狼のような行動もとる。
    その一方で善良で道徳的な教えを説くグールも存在するとされ、これはアッラーフ(神)によって生み出されたジン(精霊)とされ、その流れからグール全体を精霊の一種とも解釈される事がある。

FF1

主な出現地は沼の洞窟、メルモンドの町からアースの洞窟にかけての湿地帯。
よく似た性質のガストと一緒に大量出現し、
パーティ全員を麻痺状態に追い込んで少しずつHPを削るという嫌な攻撃をしてくる。
時に回復することもあるが、大抵の場合全滅に追い込まれるのを
指を咥えて見ているしかないのでリセットボタンを押すことになる。
その為レベルの低い時に大量のグールに遭遇した場合はケチらず、
ファイラやディア系魔法で一掃したほうが良い。


最序盤のカオスの神殿にも出現する。
ここで出現するのは1体のみなので通常プレイ時にはなんてことはないのだが、最強育成を目指して1人旅で進めている場合は、運悪く出会ってしまうと、HP全快の状態でも打撃で麻痺にされ続けてずっと行動不能のまま全滅させられる危険があるので地味に注意が必要。


ちなみにグールの攻撃は最大で3回Hitするが、
これはテーブルトークゲーム「D&D」の攻撃判定において
「両手の爪、および噛み付き」として3回ダイスを振ることを反映させたものと思われる。

FF2

雪原の洞窟カシュオーン城などに出現する。
ゾンビガストなどの他のアンデッドと共に遭遇することが多い。
追加効果の麻痺は健在。ただ、攻撃回数は1回に減少しているのでFF1の時のような、
無抵抗状態でゆっくり削り殺されるという事態にはなりにくいだろう。
炎弱点なのでサッサと焼き払うべし。

FF4

試練の山(3合目~山頂)に出現する。
ゾンビーレブナントといった他のアンデッドモンスターとよく一緒に出てくる。
試練の山に初めて来た時はセシルがまだ暗黒騎士であり、
暗黒剣が効かないため、攻撃はパロムやポロムに任せよう。
試練の山に入る前にパロムのレベルを上げてファイラを習得させておくと複数で来た時一掃しやすい。
しかし、たまにお供に出てくるソウルは炎を吸収するので注意。


即死・小人・麻痺等に耐性がある。
ポーションを盗めるがアイテムドロップはしない。

FF4(GBA版)

月の遺跡の「試練の山の記憶フロア」にも出現する。

FF4(DS版)

HPが444と倍増し、通常攻撃で10%の確率で毒を受ける事がある。
相変わらずアイテムは落とさないが、ポーションの代わりにかわのふくを盗める。
100ギルで売れるので、初めて出会える時に盗めたら資金繰りにそこそこ役立ったかも知れないが、生憎この時点ではエッジは仲間加入していない。


ST異常耐性はオリジナル版と大筋同じだが、麻痺が通用するようになっている。
また、経験値が888と多めになっている。

FF4TA

FF11

夜間のフィールドや陽光の届かないダンジョンに出現する、スケルトン族のモンスター。
とあるクエストで必要なアイテム「呪われたサレコウベ」を落とすことがある。
過去シリーズに登場していたし、定番のアンデッドモンスターなので、
名前を持ってきただけだろうと思われる。


詳細はこちら→Ghoul

FF12

ミリアム遺跡に出現するゾンビ系のモンスター。
吸血絶叫などで攻撃してくる。

  • 女の人が多い。またドゥラウナというコイツをオリジナルにしたレアモンスターもいる。

とある教えの1つに、美に固執し過ぎたものは罰として死後の救済が訪れず、
醜い姿となって地に堕ちるというものがある。
この教えに背き、醜い姿と成り果てたものがグールであるとその教えは語る。
この教えの確証はとれていないが、彼らがもつ美への執着心は実際に強く、
それをとり戻すために人々を襲いつづけているのは間違いない。

FF13

最初に戦うシ骸で、通常攻撃しかしてこない。
実はこの形(細い)シ骸はこれだけ。

  • 実はポーションを自分に使うことがあるが、回復はせず、何の効果もない。

FF13-2

AF400のアカデミアの一般人がファルシによってシ骸に変えられた姿。
前作同様 あまり強くはないが、倒さざるを得ない状況に胸が痛む。


自分の体の変異を止めようとするのか、万能薬を自分に使うことがある。
特に何かが起こるわけではないので一層気の毒。

FFT

グール系モンスターの下位種。アンデッドらしく弱点属性は炎・聖。
この作品では霊体系のアンデッドとして登場し、テレポしたり浮遊したりしている。
基本は遠くから霊気を飛ばして攻撃してくるのだが、近づいて眠らせてくるスリープタッチは地味に厄介。


移動がテレポなのが原因で、モンスターのくせにチョコボに騎乗できるというバグがある。
騎乗するとグラフィックが用意されていないせいでチョコボと重なり、更にストップをかけられたようにグールだけモーションが停止する。

FFTA2

ゾンビ系。
ドレインタッチ以外は、たまにダークを使う奴もいる。
倒しても数ターンで蘇るので石化させてしまおう。

光の4戦士

闇の氾濫後に出現するモンスターで、外見は青いワイト
通常攻撃は闇属性で光弱点。やみのひじゅつフラッシュと鬱陶しい状態異常を使う。
ハイポーションカーズリングを落とし、ハイポーションを盗める。


「はなつ」と「たたかう(前)」で、闇属性。


試練の塔30Fで小型になったものが出現。
2回行動でダークラ、ダークガ、サイレス、カーズを使う。一応ポーションが盗める。

FFL

レンジャー編のチャレンジダンジョンや暗黒騎士編の黒の森に登場する。

FFRK

FF4から通常モンスター、FFTからイベント「秘術を継ぎし兄妹」でユーグォの森のボスとして登場。

魔石

FFTの「グール【FFT】」がレア2の闇属性の魔石となっている。
魔石効果は「バダーク」と「アーマーアップ」。
魔石スキルは「スリープタッチ」、「グリースタッチ」、「霊気を飛ばす」。

チョコボの不思議なダンジョン2

ゾンビ系レベル3。カラーは赤紫色。
ひみつのダンジョン19~20Fに出現する。
攻撃はそんなにきつくないのだが、スロウにする息?が嫌らしい。
加えて、HP280と言うコメガを除けば通常モンスターでは最高ランクの耐久性を誇り、ガチで殴ると倒すのに時間がかかる。
スロウ耐性が無いなら、遠距離で燃やすのが無難。アンデッドで聖属性弱点でもあるので回復アイテムやホーリーでも可。
状態異常も多くに耐性があるが、動きが鈍いので距離を取るのは簡単。
戦利品の方は、眠りよけのクラや首輪類(からぶりの首輪不幸の首輪スタミナの首輪?)。
採取できるエキスアンデッドのエキス
下位にゾンビレブナントがいる。

クリスタル・ガーディアンズ

W3のみ登場。
一定時間ごとにHPを回復する。