サンドリアミッション/光の継承者

Last-modified: 2012-04-21 (土) 15:41:49

・光の継承者

指令内容
 北サンドリアの大聖堂にて
 次期国王を選定する「継承の儀」が行われる。
 周辺警備も兼ねて参加してくれ。


 

Endracion : ついにこの時がやってきた。
 このサンドリアを継ぐ、次期国王を選定する
 「継承の儀」が北サンドリアの大聖堂にて行われる。
Endracion : 「成人の儀」のこともあり、
 式には関係者以外は参加できぬことになっている。
 しかし、貴公には大聖堂の周辺警備も兼ねて、
 式への参加が認められている。
Endracion : 我々騎士団も式の際に
 大聖堂に入ることは許されておらぬ。貴公が
 どれぐらい王室から信頼されているかが分かる。
 まったくうらやましい限りだ。
Endracion : では、準備が整い次第、大聖堂に
 赴いてくれ。
Endracion : ここだけの話、
 貴公はどちらが継承者にふさわしいと
 考えているのだ?

 

→トリオン
Endracion : ふむ、確かに嫡子であられるし、
 大方の見方ではそうなのだが、ピエージェ様は
 思慮深いお方だ。これからはああいうお方が
 王になられるのもサンドリアのためかもしれぬ。

 

→ピエージェ
(※未収録)

 

Endracion : もっとも我々が噂した
 ところで、聖剣がどちらを選ぶか次第なのだがな。
 くれぐれも今の話は内密にな。ハルヴァー様に
 大目玉をくらってしまうゆえ。
ミッションを受けた!

 

=== Area: Northern San d'Oria ===

 

Shamonde : これより次期国王選定式、
 「継承の儀」をとりおこなう。
 選定方法は、先だって発見されたランペール王の
 石版に刻まれた内容……
Shamonde : “ドラギーユの真の継承者をもって
 聖剣はその身を大気にさらさん
 その時、この世に光、満ちあふれん”
Shamonde : この言葉どおりに行われる。
 すなわち王子2人に、ここにある
 ランペール王の聖剣をさやより抜いていただく。
Shamonde : 聖剣を抜いたものこそが次期国王と
 認められるであろう。
Shamonde : 陛下、異議はありませぬな。
Destin : ウム、異議はない。
Shamonde : では、まずトリオン王子に……。
待てっ……!
Pieuje : 誰だ!?
 現在、ここで何が行われているか
 知ってのことだろうな?
Rochefogne : もちろん、知っているとも。
 知っているから来たのさ。
Pieuje : コトールポワン? なぜお前が……。
Trion : いや、その声は……、
 貴様はロシュフォーニュ?
Rochefogne : そう、俺だ。
 お前たちの茶番劇などどうだっていい。
 宣言どおり聖剣をいただきに来ただけだ。
Trion : お前は死んだはずではなかったのか!
 どういうことだ!?
Rochefogne : フッ、残念ながらあの暗殺者は
 今頃海の底に沈んでいるだろう。一瞬の油断が
 不幸を招くのだよ……。
Rochefogne : 隠蔽された彼らの存在が
 俺にとっては幸いしたようで、この大聖堂にも
 たやすく入ることができた。
Rochefogne : この姫の首が体から離れるのを
 見たくなければ、その剣をこちらに渡すがいい。
 さぁ、トリオン!
Trion : ウグッ……。
Trion : よし、分かった。
 これから3つ数える。
 私は剣を投げる。お前はクレーディを放せ。
 いいな!?
Trion : 1、
Trion : 2、
Trion : 3!
Rochefogne : 賢明だな、トリオン。
Trion : お褒めいただいて光栄だ。
 しかし、今のお前は騎士団に包囲されている。
 果たしてここからどう脱出する?
Rochefogne : この聖剣を手に入れるまでの
 労苦に比べれば脱出などたやすきことだ。
Trion : では、その剣が聖剣でなかったら
 貴様はどうする?
Rochefogne : なに? まさか……!
Trion : 貴様が来ることなぞ、
 お見通しだったよ。死体があがらなかったの
 だからな。貴様のことだ、必ずや生きているだろうと。
 もっとも兵に紛れているとまでは思わなかったがな。
Rochefogne : クッ……!
Trion : 貴様とその古き闇、
 永遠に断ち切ってしんぜよう。
 この真の聖剣でな!
Rochefogne : やめろ、トリオンッ!
Rochefogne : クレーディ、頼むっ!
Rochefogne : やつらに、オークたちに剣を
 渡してはいけないっ!!
 渡しては……!
Destin : いったいどうなっておるのじゃ?
 聖剣はどうしたっ……!?
Shamonde : オォ……、なぜだ!
 なぜ聖剣を抜いたにも関わらず、「楽園の扉」は
 開かれん?
Trion : 「楽園の扉」……?
Rochefogne : 何を言ってる?
 あなたたちはあの危険極まりない剣に対して
 あまりにも無知だ!
Rochefogne : あの剣こそ、タブナジアを
 壊滅に導いた恐ろしい邪剣なのだ……!
Pieuje : なぜお前がそんなことを?
Rochefogne : ウグッ、20年前あの剣を抜き、
 祖国を二度と還らぬ姿に変えたのは、
 誰であろうこの俺だからな。
Trion : ! 何だと!?
Rochefogne : 説明は後だ。剣を途中まで抜いた
 今なれば俺がなぜ剣を封印しようとしていたか
 分かるだろう、トリオン。
Trion : あの剣を抜いた時、
 この世界の力をすべて手中に収めたような
 気がした……。自分以外はこの世に必要ない、
 そんな自分が、確かにいた。
Rochefogne : 姫があの夢幻花の花粉を
 投げなければ、お前はあの剣に滅ぼされる
 ところだった……。
Rochefogne : 一刻も早くオークたちから
 あの剣を取り戻し、ランペール王の墓前に
 納めなければ、また国を滅ぼしかねん、
 急いでくれ……。
Claidie : ロシュフォーニュ!?
Trion : 聖剣が、聖剣ではなかった……?
 まさか……。
Claidie : しっかりして、兄さん!
 彼の話を聞いたでしょう、すぐに
 オーク討伐軍を派遣しないと!
Trion : ……。
Destin : うろたえるな、トリオン!
 ここは一旦撤収じゃ。王立騎士団は先のオークを追跡!
 神殿騎士団は、市内に厳戒態勢を敷くのじゃ!
 我々は城に戻り今後の策を練るとする、よいな!
Destin : 教皇、あなたにも
 いろいろと聞きたいことがある。
 答えてくれますな?

 

=== Area: Chateau d'Oraguille ===

 

Destin : そろったようじゃな。
 あとはクレーディだけか。
Destin : どうじゃ?
 ロシュフォーニュの容態は。
Claidie : いまだ昏睡状態です。今は見守るしかないと
 医者たちは言っていました。さやに収まっていたとは
 いえ、あの剣で撃たれたのですから、かなりの
 ダメージだったようです……。
Destin : そうか……。
 残念ながら今はくわしい話を聞くことはできんな。
 じゃが、あの剣が継承の儀に用いられるものなどと
 いうのは、教皇の捏造した話だそうじゃ……。
Destin : 教皇は勝手に解釈した石板の内容を
 我々に提示していたというわけじゃ……。
 そこに書かれていた真の内容は、あの剣を決して
 抜くことなく代々厳重に保管せよ、ということらしい。
Pieuje : 教皇がなぜそんなことを……?
Destin : 教皇はあの剣こそ
 「楽園の扉」を開く鍵だと思い込んでいた……。
 それはどうやらジュノのエルドナーシュ公が
 吹き込んだことらしいのじゃが……。
Destin : 我々王族の血をひくものしか
 剣を抜くことができぬゆえ、弄した策が
 あの継承の儀だったというわけじゃ……。
Trion : すると、まさにあれは茶番……?
Pieuje : そんなバカな……。
Destin : 教皇の真意は図りかねるが、
 教皇もまた聖剣に惑わされた1人なのじゃろう、
 我々と同じくな。
Trion : ……ではいったい、あの剣の正体は?
Claidie : 今のところ、彼が言った
 言葉を信じるしかないでしょう。
Pieuje : “あの剣こそがタブナジアを滅亡に導いた”……。
Destin : ウム……。
 とにかくあの剣をオークの手に渡しては
 ならんことだけは確かだ。全軍をあげて剣を
 奪取せねば。
Trion : 父上、この指揮はぜひ私に……!
Destin : トリオン……?
Trion : 剣がオークの手に渡ったのは
 大聖堂での我が失態によるもの……!
Trion : ロシュフォーニュと会見してみよという
 クレーディの進言も聞かず、すべて私の責任!
 私が思い込んだばかりに……。
Destin : 思いあがるな、トリオン!
Trion : 父上……!?
Destin : お前は運命という名の舞台で
 踊っているに過ぎぬ! 一度舞台から降り、
 冷静になるがいい。
Trion : 父上……。
Destin : 今回の指揮はわしが取る。
Destin : トリオン、お前は前線に立て。
 誉れ高きドラギーユ家にふさわしい働きを
 騎士たちに見せ、我が家の武名を取り戻すのじゃ。
Destin : ピエージェは補給路を確保し、
 前線のトリオンを支援してくれ。
Destin : クレーディ、お前は
 ロシュフォーニュを看病し、同時に監視もするのじゃ。
 我々はまだ彼を全面的に信頼したわけではない。
Destin : [Your Name]、こんな
 ドラギーユ王家を見て笑っているか。
 だが、もしも、もしも我々を見捨てていなければ
 トリオンとともに前線に赴いてはくれぬか。
Destin : 我々が今、もっとも大切にしなければ
 ならないのは、我々を信じ続けてくれた民だ。
 彼ら1人1人が築いた礎の上にわしらは立っておるの
 だからな。
Milchupain : 失礼します、斥候より伝令!
 剣を奪ったオークたちは北の地フェ・インにて
 陣を張ったとのこと!
Destin : ウム、ご苦労。
Destin : では、騎士団をフェ・インに向かわせよ!
 そして、全将兵に伝えるのじゃ、
 “これはサンドリアの命運をかけた戦争である”
 と!

 

Halver : 私からも頼む、是非
 その力をドラギーユ王家に貸してほしい!
 もはやこれは王家だけの問題ではないのだ。

 

Curilla : もはや王国騎士団と
 競りあっている場合ではない。サンドリアの
 全戦力を傾け、聖剣奪取に向かわねば!
Curilla : 我々神殿騎士団も
 遠征に参加する。むろん私もだ。これまでの
 数々の失態による汚名を返上してみせよう!

 

Rahal : これまで数々の遠征が
 行われてきたが、今度のフェ・インへの討伐令は
 特別な意味を持つ。
Rahal : これまで我が騎士団も
 少なくない数の犠牲を出してきた。彼らの流した血を
 無駄にせぬためにも、今度の戦は必ずや勝たねば
 ならぬ!

 

Aramaviont : ついにオークと雌雄を決する時が来た。
 今度の戦いは王立騎士団の歴史に残る壮絶な
 戦いとなることだろう……。
 だが、勝ちどきをあげるのは我々なのだ!

 

Milchupain : 少しの刃こぼれが命取りになるゆえ、
 いつも以上に剣を磨いておかねばな。
 我々騎士にとってはこれだけが頼りなのだ。

 

Nachou : ピエージェ王子はフェ・インへ
 遠征中のため不在であります。私はただただ
 王子様のご無事を祈るのみです。

 

Perfaumand : トリオン王子はフェ・インへ
 遠征中のため不在であります。必ずや勝利の
 女神はサンドリアに微笑むことでしょう!

 

=== Area: Fei'Yin ===

 

Milchupain : 報告いたします!
 オークどもはこの奥、ク・ビアの闘技場にて
 陣をかまえているもよう! オークの主力部隊が
 結集しているようです。
Trion : 報告、ご苦労だった。
 ……どうやらク・ビアの闘技場が主戦場に
 なりそうだな。
Trion : 我らが栄光の騎士たちよ、
 命が惜しいものはサンドリアに帰国してもよい。
 だが、ここでやつらを殲滅せぬことには、我らが祖国、
 いや、この世界を危機に陥れることになる。
Trion : ともに戦う決意のある者は
 今しばらくその命を私に預けてくれ。
Trion : ……すまない、お前たちの
 その心意気、無駄にはせんぞ!
 必ずや聖剣を掲げて、同朋が待つ
 サンドリアに凱旋しようではないか!
Trion : では、作戦を告げる!
 ラーアルとクリルラの部隊はオークを1匹たりとも
 逃がさぬようにク・ビアの闘技場を包囲せよ。
Rahal : お任せください。
Curilla : 御意。
Pieuje : 兄上の部隊は?
Trion : 私の部隊は、ク・ビアの闘技場に
 潜入し、中央突破をはかる。中には必ずや
 指揮官クラスのオークが潜んでいることだろう。
Rahal : トリオン様自ら?
 それはあまりに危険! 承服しかねます!
Trion : 何をいう、ラーアル。
 それが命を預かった者の義務というものだろう。
 ……それに私が倒れてもピエージェがいる。
Rahal : トリオン様……。
Trion : では、今より作戦を開始する。
 祖国にて勝利の美酒に酔いしれる時は近いぞ!
Curilla : トリオン様……。
Trion : クリルラ……。
Curilla : 命をおとされぬよう……。
 あなたとの勝負はまだついていないのですから。
Trion : ウム、お前もな。
Curilla : では……!
Pieuje : 兄上……。
Trion : 何もいうな、ピエージェ。
 お前は補給線を確保していてくれればよい。
 サンドリアは任せたぞ。
Pieuje : 何をいう、兄上。
 私には見える、あなたが勝利し光の継承者と
 なる時が……。
Trion : フッ、気休めでもそういってくれると
 ありがたい。
Pieuje : 私にはこれぐらいしかできぬが……。
Pieuje : 兄上、我々はあなたを待っている。
 必ずや……!
Trion : ウム、お前も油断をするなよ。

 

=== Area: Qu'Bia Arena ===

 

『光の継承者』でバトルフィールドに突入!
現在このエリア内にいるパーティメンバーのうち
自分を含めた6人がバトルフィールドに入れます。
制限時間:30分

 

Warlord Rojgnoj : やはり、来たな。
 さきほどの斥候は逃げのびたか。
 まぁいいだろう、所詮はザコだ。
Warlord Rojgnoj : ム……。
 だが、冒険者だけで騎士団の姿は見えぬ、か。
 なめられたものだな。
Warlord Rojgnoj : ここはワシが出るまでも
 なかろう。お前たちが思う存分やるがいい。

 

Warlord Rojgnoj : 冒険者と思って甘く見ておれば!
 お前はそこかしこで暴れておるヤツだな?
 同朋もお前の手によって何匹も屍と化した!
 今度はお前が土へと還るがいい……!
??? : 待てッ!
Warlord Rojgnoj : ヌッ、他にもいたかっ!?
Trion : ついにこの長き不毛な争いに
 ピリオドを打つ時が来た……。
Trion : 我こそはサンドリア第1王子、トリオン。
 怒れる獅子たちの咆哮に震えあがるがいい!

 

(※トリオンの台詞未収録)

 

Warlord Rojgnoj : ワシらはその剣が憎い。
 その剣がある限り、ワシらの中に
 止めることのできない憎しみが生まれる。
Warlord Rojgnoj : どうか、それを封じてくれ。
 そうすればお前たちへの憎しみ、捨てさることが
 できるのかもしれん。
Warlord Rojgnoj : お前たちとワシら、
 いつの日か……。
Trion : 彼らの憎しみは、この世に生まれて
 しまったことへの憎しみなのかもしれんな……。
Nonterene : トリオン様、よくぞご無事で!
 おひとりでバトルフィールドに突入された時は
 どうなることかと思いました!
Maunadolace : なにせ、我々が魔法陣を
 調べても何も起こらず、入ることができなかったの
 ですから。あわててここへ来た次第であります!
Trion : ウム、心配かけたな。
 だが、[Your Name]との
 共同戦線によりオークどもを一掃し、剣も再び
 取り戻すことができた……。
Trion : 改めて礼をいうぞ、
 [Your Name]。
Pieuje : 兄上……。
Trion : ピエージェ……、見ての通りだ。
 お前がかけてくれた魔法が、我が命を
 守ってくれたのかもしれぬな。
Pieuje : フッ、兄上らしくない言葉だ。
 でも、ここはまだ休息の場ではない。
 ラーアル・クリルラらの部隊との合流地点へ
 急がねば……。
Trion : ウム、そうだな。
Trion : さぁ、我が、いや我らがサンドリアへ
 帰ろうではないか!
Trion : [Your Name]よ、
 ドラギーユ城で再び会おう!

 

=== Area: Chateau d'Oraguille ===

 

Halver : 前線での活躍ご苦労だった、
 必ずや帰ってくると信じていたぞ。そなたの
 おかげで、トリオン様、ピエージェ様もご無事で
 本当に感謝している。さぁ、国王の元へ!

 

Curilla : 作戦は終わった……。
 久々の外敵との戦いだったが、やはり戦とは
 恐ろしいものだ。命のはかなさをまざまざと
 感じさせられる。
Curilla : だが、それゆえ
 この今ある命を大切に生きていかなければ
 犠牲になった者たちに申し訳ない。もしよければ
 大聖堂にてその魂たちに祈りをささげてやってくれ。

 

Rahal : [Your Name]よ、
 冒険者でありながら騎士団と同じ士気を持って戦に
 参加してくれるとはな。あのク・ビアの闘技場への
 潜入は戦局を大きくサンドリアに傾けることとなった。
Rahal : トリオン様を護衛しつつ
 敵を全滅させるなぞ、私でもできたかどうか……。
 王立騎士団を代表して礼をいう。

 

Milchupain : さきのフェ・インでの戦闘で
 オークたちは多大な戦力を失ったようだ。
 これで我々とオークとの戦いにも決着がつきそうだ。
 平和はもう我々の目の前まで来ている。

 

Aramaviont : 今度ばかりはさすがに
 戻ってこれないかもしれない、と本音では思ってた。
 とにかく今は自分の命があることに感謝をしよう。
 そして散っていった友に弔いの言葉を……。

 

Chupaile : どうぞ謁見の間へお進みください。

 

Destin : トリオンから話は聞いている。
 お前の力なくしては今のサンドリアの平和はないと
 いっても過言ではあるまい。なんと礼をすればこの
 感謝の気持ちを伝えられるじゃろう……。
Destin : ところで問題の剣じゃが、
 まだロシュフォーニュが回復せぬゆえ、
 詳細は分からぬのだ……。
Rochefogne : 陛下!
Destin : おぉ、ロシュフォーニュ!
 クレーディからいろいろと話は聞いている。
 身体の方はもういいのか?
Rochefogne : ええ、このような自分を看病して
 くれた王女様たちには大変感謝しております。
Rochefogne : そして陛下、
 なんとお詫び申し上げれば……。
Destin : ……こうして見ると確かにローテの面影が
 ある。だがまさかお前が、あの死んだと思っていた
 ロシュフォーニュとは……。そうと分かっておれば、
 もっと犠牲は少なくてすんだのであろう。許してくれ。
Rochefogne : 陛下……。
Destin : 顔をあげてくれ、ロシュフォーニュ。
 昔話に花を咲かせたいのはやまやまじゃが、
 聞かせてはくれぬか、あの聖剣の話を……。
Rochefogne : えぇ、私もそのつもりでした。
Rochefogne : そもそもあの剣は、ランペール王が
 分家であるタブナジア侯爵家へ厳重な保管を
 命じたもの。我々タブナジア侯爵家の者は
 成人の儀の際にそのことを知らされるのです。
Claidie : では、母上も?
Rochefogne : そう、ローテ姉上も。
 と同時に我々は「夢幻花」が剣に対して特別な力を
 持つことも教えられました。
Claidie : 私があの時投げた……。
 母上の遺言はそれだったのですね。
Rochefogne : だけど、私たちはその剣が
 何であるのかまでは知らされてなかった……。
 いえ、おそらく誰も知らなかったでしょう。ただ、
 決して抜くことはならない、と言われていました。
Rochefogne : だけど、あの大戦の際に……。
Rochefogne : あの日、我々侯爵家は
 獣人軍により陥落したタブナジアを逃れ、
 サンドリアへと急いでいました。
 もちろん聖剣もたずさえて。
Rochefogne : しかし、幼い私は自らの故郷が
 目の前で焼かれるのに耐えられず、
 荷の中にあった聖剣を手にし、みなが止めるのも
 聞かずタブナジアへと戻ろうとしたのです。
Rochefogne : しかしその途中、オークの小隊に
 見つかってしまった私はやむなく手にしていた剣を
 抜いてしまった……。
Rochefogne : 抜いたと同時にまばゆい光につつまれ、
 自分が全能になったような、あたかも神になったかの
 ような意識を感じた……。
Rochefogne : どれぐらい経ったでしょう、ある男に
 起こされた時には、見知らぬ海岸にいました。
 しかしすでに聖剣は手にしていなかった……。
Rochefogne : その男によると、
 謎の爆発によりこの近辺は水没したとのこと。
 やがて、ここがタブナジアの領地であり、その
 ほとんどが海の底に沈んだことも分かってきました。
Rochefogne : 彼によれば、オークが持ち込んだ
 兵器が誤爆したのではないか、ということでしたが
 これだけ跡形もなくなるとそれも分からないだろう、
 とのことでした。
Rochefogne : 私はその後もタブナジアに
 引き返してからの記憶が何年も戻らず、その男の話を
 信じていたのですが、ある時、ふとした拍子に
 記憶が蘇り、そしてすべての真相が分かりました。
Rochefogne : あの剣を抜いたために、タブナジアが
 消滅したのだと。自分の一族だけでなく、
 罪なき民までこの手で殺めてしまったのだと!
Rochefogne : 自分はそれ以来、自らの
 幼き過ちを悔い、なんとしてでもあの剣を探し出し、
 誰の手にも触れられぬよう封印するまでは
 地獄すら行くことはできぬ、と誓ったのです。
Trion : にわかには信じられん話だが……。
Pieuje : あのタブナジアに獣人軍を集める、
 という作戦はあそこに聖剣があったから成功したの
 かもしれないな……。なぜか獣人はあの聖剣を
 生理的に憎んでいた、ということだから。
Pieuje : それにしてもなぜあなたは
 無事だったのです?
Rochefogne : 逃避行の最中、道端に咲く
 美しい夢幻花を見て、ふとローテ姉上が草花を
 お好きだったことを思い出し、摘んで懐に入れた……。
 あれが偶然、私を助けてくれたのかもしれない。
Destin : しかし、ランペール王はあの剣を手に
 サンドリアを平定した、と伝えられている……。
 そんな恐ろしい剣をなぜ?
Rochefogne : それは私にも分かりません。
 しかし、あれを我々が手にすること自体が
 そもそもの間違いなのです。
Rochefogne : 今我々がなすべきことは、あの剣を
 封印することです。それもランペール王の力を
 借りることになるでしょう……。
Destin : うむ、それならば
 ここに適任の人物がおるようじゃ。
Destin : [Your Name]よ、
 お前はランペール王の墓に関して詳しかろう。
 わしらもすぐに向かうゆえ、先遣隊として赴き、
 周辺の警備を頼みたい。
Destin : まだオークどもが剣を狙っておるやも
 しれぬからな。

 

Nachou : ここはピエージェ王子のお部屋です。
 許可された者だけが入ることができます。
Pieuje : 兄上から聞いている、
 [Your Name]の活躍で
 フェ・インでの作戦は成功をおさめた、と。
Pieuje : まったく君は脱帽に値する。
 あの状況下で冷静に行動できるのだからな。
 私も見習わなくてはならないな……。

 

Perfaumand : この先はトリオン王子の私室です。
 許可された者以外は入ることができません。
Trion : [Your Name]よ、
 ク・ビアの闘技場では命を救われたな。礼をいう。
Trion : これで、オークたちとの戦いは
 王立騎士団を中心にして終息に向かうこと
 だろう。私も前線に立つことは少なくなるはずだ、
 なにしろ考えねばならぬことが山積みだからな。
Trion : お前にも相談を持ちかけることが
 あるかもしれぬ。そのときには懲りずに
 つきあってほしい。

 

Halver : さぁ、先遣隊としてランペール王の墓に
 赴いてくれ。剣を封印してしまわぬことには
 まだまだ安心はできないからな。

 

=== Area: King Ranperre's Tomb ===

 

Destin : ……ムッ?
Destin : もしやあなたは……!?
Ranperre : そう、わしはランペール……。
 わが子孫たちよ、無事ここへ来てくれたことを
 うれしく思う。
Destin : 偉大なる王よ、
 この剣を受け取り、その力を封印せんことを
 願います……。
Ranperre : うむ……。
Ranperre : 実はこの剣は世に満ちる気力を吸収し、
 それを力に変える特殊な能力を持つ。
 この剣なくしてはサンドリア平定はなかっただろう。
 ……わしが生きていた頃は、確かに聖剣であったのだ。
Ranperre : だがわしは、世に邪気がはびこれば
 必ずやこの剣が災厄を招くであろうと悟った。
 ゆえにこの剣を代々守り継ぐよう、タブナジア家に
 保管を命じたのだ。
Ranperre : おそらくこの剣は、我々人間、
 そして獣人の起源に関わる謎をも秘めた遺物の
 ひとつと考えられる。その謎はわしには分からぬが、
 いずれ紐解かれる日が来るかもしれん。
Ranperre : しかし、サンドリアを救ったはずの剣が
 後世の人々に混乱を招いたとあっては心が痛む。
 これからはわしがこの場所で剣を守り続けよう。
 二度と地上の民の手に触れえぬよう……。
Ranperre : これからのサンドリアは
 お前たちの力にかかっている。もし今回のことで
 そのことに気づいたならば、不幸中の幸いと
 言うべきかもしれぬな。
Ranperre : 力を合わせ、我らが国に灯る儚き、
 しかしそれがゆえに美しき光を絶やさないでくれ。
 ……わしが言い残すのはこれだけだ。
Destin : ついに聖剣は封印された……。
 此度の混乱の元凶は消失したのじゃ。

 

=== Area: Chateau d'Oraguille ===
Halver : おお、[Your Name]か。
 国王様から皆の者に大事な話があるそうだが、貴公が
 来るまで待っておられたのだ。さぁ、列につかれよ。
Destin : 皆の者よ、先の遠征の事後処理などで
 多忙な中、よく集まってくれた。
Destin : これから重大な発表をしたいと思う。
Destin : まだ、わしは退位せぬことにした。
 そして今後の王子たちの成長を見極める。
 しかし彼らが相応しくないと思えば
 わしは血統にこだわらずに王権を禅譲しようと思う。
Destin : 力で何かを得ようとしていたのは、我々
 エルヴァーンの驕慢だ。今後はエルヴァーンと言わず
 広く才能のある人々を登用し、それぞれの足りない
 部分を補って国を作っていくべきであろう。
Destin : 例えばこの度、冒険者でありながら、
 我がドラギーユ家、ならびにサンドリアに
 多大なる貢献をしてくれた人物がいる。彼女なども
 王にふさわしい資質を持っているといえよう。
Destin : [Your Name]、
 本当に苦労をかけた。窮地に陥ったことも何度も
 あったことだろう。しかしそなたの活躍があったから
 こそ、わが国は目を覚ますことができたのだ。
Destin : その功績をたたえ、
 褒章品王国旗を贈りたい。
 もちろん、受けとってくれるな?
Destin : このように、冒険者でありながら
 ここまでサンドリアに尽くしてくれる者がいるのだ。
 我々は自分の国を誇りに思っていいはずだろう。
Destin : そして今以上に
 素晴らしい国になるため、各々尽力してほしい。

 

王国旗を手にいれた!
100000ギルを手にいれた!

 
 

Halver : 長らく騒然としていた城内の空気が、
 またかつての安らぎを取り戻したようだ。
 それというのも[Your Name]、
 そなたがいてくれたおかげだ。
Halver : 一介の冒険者だったころは
 何かと厳しくあたったかもしれんが、どうか
 水に流してほしい。このハルヴァー、もはやそなたに
 足を向けて寝ることなぞできない。
Halver : だが、これから先は我々の仕事だ。
 これまでの傷を癒した後は、自らの道を歩んでほしい。
 そなたに幸運の女神が微笑むよう、祈っている。

 

Curilla : 永きにわたったオークたちとの
 抗争も近い将来、終息に向かうだろう。しかし、
 そう簡単に平和がやってくるとは、私には思えない。
 ゆえに気を抜くことなく神殿騎士団を指揮せねばな。
Curilla : [Your Name]、
 お前さえよければ神殿騎士団に入らぬか?
 冒険者にしておくにはあまりに惜しい人材だ。

 

→はい
Curilla : フッ、気持ちはありがたいが
 組織におさまるお前でもないだろう。
 本心は分かっている。お前には果てしない大空が
 必要なのだろう。
Curilla : さぁ、自由に羽ばたくがいい、
 新たなる陸地を目指して。

 

→いいえ
Curilla : フッ、やはりそうか。
 組織におさまるお前ではないだろう。
 お前には果てしない大空が必要なのだから。
Curilla : さぁ、自由に羽ばたくがいい、
 新たなる陸地を目指して。

 

Rahal : これからはオークの残党狩りが
 はじまるだろう。剣が封印されて後、やつらの動きも
 散漫になってきた。おそらく指揮系統が混乱して
 いるのだろう。
Rahal : さすがにこれ以上
 [Your Name]の力に頼ることは
 できない。この先は我々が自らの手で切り開いて
 いくつもりだ。
Rahal : とはいえ、もしも我々の手に負えぬ
 事態が起こった時はまた君の力を借りるかもしれぬ。
 そのときはこころよく協力してほしい。
 では、君の前途に光あらんことを!

 

Milchupain : さきのフェ・インでの戦闘で
 オークたちは多大な戦力を失ったようだ。
 これで我々とオークとの戦いにも決着がつきそうだ。
 平和はもう我々の目の前まで来ている。

 

Aramaviont : 国王様があのようにお考え
 だったとは……。王家の歴史よりも国家の安泰を
 優先して考える。当たり前のことだが、なかなか
 言えることではない。

 

Nachou : ここはピエージェ王子のお部屋です。
 許可された者だけが入ることができます。
Pieuje : 私や兄上の浅はかな命令にふりまわされ
 さぞかし苦労したことだろう、
 [Your Name]。
Pieuje : だが、このサンドリアにとって
 君はかけがえのない冒険者だ。そして
 それはこれからもきっと変わらない、君が
 まだこの国を愛していてくれればな……。
Pieuje : 私たちエルヴァーンは
 他人の意見に耳を貸さずにいつも自分が
 正しいと思い込むくせがある。私はそれが
 いやというほど分かった。
Pieuje : だからこれからは
 さまざまな者たちの意見を聞かねばならない。
 君も私たちが間違った方向へ行っていると
 思ったら、ぜひ忠告してくれ。
Pieuje : 君にもし子供ができたなら
 必ずやその子に自慢できるような国になっている
 ことを約束しよう。
 ……本当に君には感謝している。

 

Perfaumand : この先はトリオン王子の私室です。
 許可された者以外は入ることができません。
Trion : 父上のおっしゃる通り、私などよりも
 お前の方が国をよりよく導いていけるのかも
 しれんな……。
Trion : だが、私もこのたびのことで
 多くを学んだつもりだ。今、国王にふさわしく
 なくとも、必ずや1人の誇り高き人になりたいと思う。
 たとえ私が将来国王になれなくとも、な。
Trion : いつも私の無理難題を聞いてくれて
 本当に助かった。特にク・ビアの闘技場での死闘は
 生涯忘れえぬぞ。
Trion : サンドリアに寄った際には是非
 ここにくるがいい。1人の友として歓迎させてくれ。
 ……では、気をつけてな。

 

=== Area: Northern San d'Oria ===

 

Pieuje : [Your Name]……。
 やはり君も考えることは同じか。
Pieuje : すまんが、教皇と2人で話がしたい。
Ferdechiond : しかし、王族会議の決定では
 教皇には常に神殿騎士団が1名以上監視をすると
 いうことに……。
Pieuje : 分かっている、私もその場に
 いたのだからな。だが、今は特別だ。大目に見てくれ。
 責任は私が取るゆえ、安心しろ。
Ferdechiond : ……ハッ。
Pieuje : 教皇……、様。
Shamonde : ピエージェ様……。
Pieuje : あなたにお聞きしたい。なぜ我々に
 聖剣を抜かせ、「楽園の扉」を開こうとしたのです?
Shamonde : 「楽園の扉」……。
 わたしは大戦の後、タブナジアの惨状を見て、
 「楽園の扉」を開かなければこの世は救えまい、
 と思った……。
Pieuje : 「楽園の扉」とはいったい……?
Shamonde : 文献を調べても
 それが何なのかはまったく分からなかった……。
Shamonde : そんな時、ジュノのエルドナーシュ公が
 サンドリアを訪問した際、教会にも足を
 お運びくださり、「聖剣こそが楽園の扉を開く鍵だ」
 とおっしゃるではないか!
Pieuje : エルドナーシュ公が……!?
Shamonde : なぜあの方はそのようなことを
 おっしゃったのだろう。その剣があのタブナジアの
 惨状を招いたものだったとはなんという皮肉……。
Shamonde : しかし、「楽園の扉」とはそれぞれの
 心の中にあるものだということに、ようやく
 気づきました。そしてわたしはずっとその扉を
 自ら閉ざしていました。
Pieuje : 闇に閉ざされし心……。
Shamonde : この罪深きわたしに、寛大なる王は
 恩赦をお与えになりました。いや、きっと国内の
 混乱を少しでもおさめるためでしょう。
Shamonde : わたしはここで悔い改め、
 1つでもこの地上に希望が生まれるよう祈るとします。
 この身が朽ち果てるその日まで……。
Pieuje : ……その言葉、信じましょう。
 だけど私は、自分のやり方でこの地によき光を
 灯したい、と考えています。今はお互いの希望が
 いつかかなうことを願いましょう……。

 

=== Area: Southern San d'Oria ===

 

Claidie : ロシュフォーニュ!
 ロシュフォーニュ、どこへ行ったの?
 サンドリアにはあなたが必要なのよ!
Claidie : あなた、ロシュフォーニュを
 見なかった?
Aubejart : いえ、自分は見かけませんでした。
Claidie : いったいどこへ行ったのかしら……。
 まだ傷も完治していないというのに
 病室のベッドから消えてしまって……。
Rochefogne : ローテ姉上、あなたの子たちは
 みな立派に育っているよ。
 安心してここで眠っていてくれ。
Rochefogne : 残念だけど、俺にはここにいる
 権利はない。だから去ることにするよ。
Rochefogne : 君か。お互いこれで終わった
 わけじゃない。いや、これからが本当の始まりなんだ。
 まだまだ俺にはやらねばならぬことがある。
 ……君だってそうだろ?
Rochefogne : でも、君ともまたいつか、どこかで
 会えそうな気がする。その時はこのサンドリアが
 より一層輝きを増していることを、お互いに
 祈ろうじゃないか。

 

後世のサンドリア研究家は、歴史書を書く上で
この日をある章の最後に記すことだろう。
その章には、歴史書の中でも
ひときわ波乱に満ちた内容が記されているに違いない。
だがそこに、ある冒険者の活躍があったことなど
研究家は知るよしもない。歴史の裏には常にそうした
名もなき英雄たちが存在しているものだ。
しかし、新たな章に名前を残すのは
[Your Name]なのかもしれない。
その物語はまたいつか語られるのであろうか。
……そのことを知る者はいない。
だが、このことだけは確実にいえよう。
このサンドリアという国に
[Your Name]という冒険者がいて、
泣き、怒り、傷つき、そして笑った……。
その日々だけはいつまでも残リ続けていく。
朽ち果てることなく、それぞれの心の中に……。
そしてその想いは、たとえいつか
ヴァナ・ディールが消えさる日が来ようとも
いつまでも、みんなの中で、
輝き続けることだろう……。
いつまでも、いつまでも……。
永遠に……。

 
サンドリアミッション
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