・厚き壁
指令内容
サンドリアを不吉なものが覆っているらしい。
詳しくは謁見の間にて説明があるだろう。
Endracion : ドラギーユ城から、
経験豊富な冒険者を1人よこしてほしいとのお達しだ。
なんでも、サンドリアを不吉なものが覆っている
とのことだ。くわしい話はまたあるだろう。
Endracion : では、早速謁見の間に出向いてほしい。
現在国王様は少し体調を崩されているとのこと、
もしかすると不在かもしれぬ。その場合はまた
謁見の間にて指示があるだろう。
ミッションを受けた!
=== Area: Chateau d'Oraguille ===
Trion : [Your Name]、待ちかねたぞ。
またしてもお前の力を貸してほしいのだ。
Trion : 王はどうされたのかだと?
……父上は少々お疲れのようで私室で休んでおられる。
Trion : なに、心配することはない、
聖剣も国に帰り、ひと安心されたのだろう。
食事も口にしておられるから、すぐによくなるはずだ。
Trion : それよりもお前を呼んだのは、
教皇様が気になる話があるゆえ、お前をここへ
呼ぶように、とおっしゃったからなのだ。
そろそろおいでになるかと……。
Shamonde : 遅れまして申し訳ありませぬ。
Shamonde : お話というのは他でもない、
国家に関わる重大なご報告……。
Shamonde : どうやら、ここサンドリアを中心に
魔法壁が張られているようなのです。
Trion : 魔法壁……?
Shamonde : この魔法壁は……、大戦時に
タブナジアが都を護るために使用したものと
同じものと思われます。
Pieuje : 「精霊の障壁」、ですか。
妙ですね、あの魔法壁はタブナジア侯爵家のみに
伝わる、教皇様ですらご存知ない失われた術の
はずでは?
Trion : ……ロシュフォーニュだ。
やつが何か企んでいるに違いない。
Pieuje : しかし、この魔法壁により
彼は何を? 特に害はないと思われるが……。
Shamonde : 確かにその通りではございますが
なにぶん我々にも不可解な部分が多いもので
断定的な物言いはできかねます。
Trion : フム……。
それで[Your Name]を
呼んだというわけですな?
Shamonde : そうでございます。
魔法壁には核となる媒体が必要なはずです。
媒体は術によって異なりますが、必ずやどこかに
埋められているに違いありません。
Pieuje : それはどこに?
Shamonde : サンドリアを中心に3つ埋められて
いると思われます。それぞれヴォルボー、バルドニア、
ノルバレンあたりにある、というところまでは
分かっておるのですが……。
Shamonde : もしも私ならば、冒険者も
寄りつかぬような場所にひっそりと埋めるのですが、
はてそんな都合のいい場所があったかどうか。
Trion : 教皇様も何かをお埋めになったことが
あると……?
Shamonde : い、いえ……、その……。
私もこういう職ですから魔法壁ぐらいは
張ったことがありますゆえ、そう申しただけで
ございます。
Shamonde : それよりも注意しなければならないのは
媒体を掘り出す順番が定められていることと、
その媒体に罠がしかけてあるかもしれぬことです。
下手に手を出せば痛い目に会うことでしょう。
Pieuje : さすがは教皇様。
この手の術に関しては精通しておられる。
Trion : ウム、我が国でも指折りの冒険者
[Your Name]ならば
これだけの話を聞けば、きっと
魔法壁の媒体を探し出すことだろう。
Shamonde : では、よろしく頼みますぞ。
Trion : それにしても、あのロシュフォーニュなる
者の消息がつかめぬ限り、継承の儀は延期せざるを
えない。父上の体調のこともあるしな。
Pieuje : しかし兄上、やつは本当に
タブナジア侯爵家の生き残りなのだろうか?
それがもし真実なら、我々の血族ということにも
なる……。
Claidie : そうよ、兄さん。
Trion : クレーディ……!
お前はまだ王族会議に参加できぬはずだろう。
Claidie : 忘れたの、兄さん?
私はこの前成人の儀を終えたから、参加する権利が
あるのよ。
Pieuje : そうか……。
Trion : フッ、そうだったな。
これは失礼した。では早速お前の意見を聞かせて
もらおうか、クレーディ。
Claidie : さきほどピエージェ兄さんが
言っていたようにロシュフォーニュは私たちの
叔父……、つまり母上の弟です。
Trion : やつの言うことを信用するならば、な。
Claidie : それならば私たちと彼とは
話し合うべきなのではありませぬか?
Claidie : ……ようやく、私も
この度のことで、大戦時に我がドラギーユ家が犯した
過ちの一端を知ることができたのです。
Trion : 口に気をつけろ、クレーディ。
ここにいるのは当家の者だけではないのだぞ。
Claidie : 隠すことなんかないわ、兄さん。
大戦の際、ドラギーユ家は彼の国に獣人軍を
誘導したのよ。つまりタブナジアを囮にしたの。
Trion : だが、あれが戦の行方を決したのは事実だ。
あの篭城は、勢いづいた獣人どもの出鼻をくじく
陽動作戦だったはず。彼らの奮闘のお陰で、
我が軍は戦力を整える時間を稼げたのだ。
Claidie : その結果、タブナジアは陥落し、
ドラギーユ家の分家の血は絶え、
多くの罪なき民までも犠牲になったのよ……。
Trion : タブナジアが滅亡したのは、
獣人どもの攻城兵器が爆発したからだ。もっとも
それにより、やつら自身も壊滅状態に陥ったのだがな。
Claidie : それならば、あのロシュフォーニュに
そのことを話せばいいのではないですか?
なにも捕らえることなど……。それが誇りある
王室としてのやり方なのでしょうか?
Trion : 思い出してみろ、
成人の儀でのやつの所業を……。何より、やつに
話し合うつもりがあるならとっくに向こうから
それ相応の申し出があって然るべきではないのか?
Claidie : ……。
なにか事情があるのかもしれません。
私たちに言えない事情が……。
Trion : フッ、それならば今我々が
やるべきことは、まずやつを捕らえ、その上で話を
することではないのか?
Claidie : ……では兄さん、約束してください。
彼を傷つけるようなまねはやめて。
丁重に、ここへお連れするの。いい?
Trion : フム、よかろう。
だがやつが抵抗した時は、その限りではないぞ。
Claidie : ……ええ、分かったわ。
私が言いたいことは、それだけです。
Trion : [Your Name]よ、
教皇様のおっしゃっていた媒体を探し出し、
破壊することでこの謎の魔法壁から王都を
解放してくれ。
Pieuje : 兄さん、
ここは“屍鳥隊”を派遣した方がいいかも
しれないな……。
Trion : “屍鳥隊”!?
ピエージェ、お前はいったい何を考えているんだ?
Pieuje : だから兄さんは甘いというのだ。
ロシュフォーニュが下手に動けば、私たちもこうして
のうのうとはしていられない。
Pieuje : [Your Name]が
「精霊の障壁」を破ろうとすることで
やつがノコノコと表れるかもしれない……。
布石は多い方がいいでしょう。
Trion : ウム……。
では、その件はお前に任せる。
Claidie : あなたにもお願いします、
けっしてあのロシュフォーニュを傷つけないで。
あの人は私たちに何かを伝えようとしている気が
するのです……。
Claidie : こうなってしまっては、私が自ら……。
Halver : 国王様はどうもお疲れのご様子で、
私室で休んでおられる。今は2人の王子様が
代行されている。少々慣れておられぬようだが、
しばらくの間だ。問題はなかろう。
Halver : 例のものはヴォルボー、バルドニア、
ノルバレンあたりにあるに違いない、と教皇様は
おっしゃっていた。くれぐれも内密に頼むぞ。他国に
知られておかしな動きでもされたらたまらんからな。
=== Area: Batallia Downs ===
Rochefogne : あの大鳥を倒したと
いうのか? ……どうやらお前の力を見くびって
いたようだな。こうなれば仕方がない。
Rochefogne : お前もユグホトの岩屋の奥で
見ただろう、魔法陣を利用したオークたちの兵器を?
あれと聖剣が組み合わされば、あの時以上の爆発は
免れん……
Rochefogne : 聖剣がドラギーユ王家によって
発見された今、「精霊の障壁」を解くことは
さらなる災厄を招くだけだ。それが分からぬのは
所詮お前も一介の冒険者に過ぎんということか。
Eideialc : お待ちなさい!
Eideialc : 剣をおさめよ!
あなたたちが戦わなければならない理由など
何もないはずだ。
Rochefogne : お前はあの時の……!
Eideialc : ロシュフォーニュ、あなたは
ドラギーユ家へ何かを伝えようとしている。
Rochefogne : お前には関係のないことだ。
Rochefogne : ヴォーダラム、はずしてくれ。
こいつらはオレに任せて、他の媒体の確認を
急いでくれ。もう手遅れかもしれんが。
Eideialc : 力で無理に伝えようとしても
向こうもそれを力で遮ってしまう。
だから私が間に入ろう。ドラギーユ家の人々と
話し合いを……。
Rochefogne : これは話し合って
解決できるような問題ではないのだよ、お嬢様。
すでに聖剣は彼らの手に渡ってしまったのだ。
急がねば……。
Eideialc : 聖剣が何だというのだ?
なぜそこまで聖剣にこだわる?
それを手に入れ、何をしようと!?
Coteaulepoint : さしずめドラギーユ家の断絶と
タブナジアの再興、といったところでしょうな。
Eideialc : あなたたちは……?
Coteaulepoint : サンドリア屍鳥隊です。
短いおつきあいだとは思いますが、これも何かの縁。
ぜひお見知りおきを……。
Rochefogne : “屍鳥隊”……。
ボストーニュ監獄の死刑囚を秘密裏に特赦して
編成された暗殺集団。
Rochefogne : 噂には聞いていたが、実在したとはな。
サンドリアも我々を消すのに本腰を入れたという
わけか。こいつは光栄だ。
Eideialc : ……なぜ?
誰の命令で!? お前たちは王室の許可がなければ
出動できぬはず……!
もしや、兄、いえ王子たちが?
Coteaulepoint : 極秘事項が多くて、我々も
困っているのです。が、これだけは申し上げても
差し支えないでしょう。我々の任務は、そこの
ロシュフォーニュなる男の首を持ち帰ることです。
Eideialc : なんということ……!
それでは約束と違うわ!
Coteaulepoint : そんなことは我々の知ったことでは
ありません、さっさと任務を終わらせたいのでね。
あと少しで恩赦が与えられ、自由の身となれるの
ですから。
Eideialc : なりません!
この人を斬るのは、私を斬ってからにしなさい!
Coteaulepoint : ほう、こいつは勇ましいことで、
クレーディ王女様……!
Eideialc : ……なんのことです?
Coteaulepoint : おとぼけになるのなら結構。
わたくしはお兄様にこう報告するだけです。
“追跡中に冒険者が1人、任務の妨害を企てたので
始末しました”とね……。
Eideialc : こんな危険な人たちを使うなんて……!
Coteaulepoint : 王女様が邪魔をしなければ、
そんな報告も必要ありません。さぁ、そこを
おどきになってください。
Eideialc : いえ、ここは通せません。
今の話を聞いては、なおさらのこと!
Coteaulepoint : では、仕方がありませんね。
Coteaulepoint : 久しぶりに血を見ることが
できそうです……。
Eideialc : ロシュフォーニュ!
Coteaulepoint : クッ……、証拠が!
Coteaulepoint : 甲冑しか見当たらんか……。
しかし、あの破損具合ではまず助からんだろう。
Gringey : 手間取っていたようだな、コトールポワン。
Coteaulepoint : ……うむ。
死体が見つからなかったのが残念だが、仕方がない。
やつの甲冑の破片で満足してもらう。
Coteaulepoint : 安心してください、王女様。
あなたのことは何も報告いたしません。
しかし、おてんばもその辺が限度です。
今後はお慎みを……。
Eideialc : なんて愚かな……。
Eideialc : ロシュフォーニュ。
私は何もできなかった。兄さんたちを止めることは
できなかった……。
Eideialc : あなたはいったい何を伝えようとしたの?
聖剣にはなんの秘密があるというの……?
教えて……、教えてロシュフォーニュ!
だいじなもの:海の王の小像を手にいれた!
=== Area: Chateau d'Oraguille ===
Pieuje : [Your Name]か。
コトールポワンから話は聞いている。
やつの死体があがらぬのが気に入らないが
上出来だろう。「精霊の障壁」もなくなったそうだ。
Pieuje : 時に[Your Name]、
分かっているだろうな。
→はい
(※未収録)
→いいえ
Pieuje : フッ、[Your Name]、
そう私を困らせないでくれ。
Pieuje : くれぐれも屍鳥隊のことは
内密にな。これが他国に知れれば四国協商会議の折に
何を言われるか分かったものではない。
ましてや今度の件は父上も不在であったことだし……。
Trion : 父上はずいぶんよくなられたようだ。
もうじきこの椅子に戻られることだろう。
Trion : いよいよだな。
大聖堂で行われる継承の儀の際には、護衛を
頼むことになるだろう。では、下がるがよい。
Trion : そういえばピエージェ、
クレーディはどうした?
Pieuje : なにやら庭でふさぎこんで
いたようだが……。
Trion : うむ……。
だが、仕方がない。これもサンドリアのためだ。
あやつもいつか分かってくれるだろう。
Pieuje : 兄上……。
Trion : なんだピエージェ。
Pieuje : もしも、もしも兄上も私も
聖剣を抜くことができなかった場合、
どうなるのだろうか……?
Trion : ハッハッハ!
何を心配しているかと思えば、ピエージェよ。
あの聖剣を抜けるのはもはや私かお前しかおるまい。
分かっているだろう?
Trion : お前の小心ぶりも
そこまで行けば立派だ、ハッハッハ。
Pieuje : ……。
Claidie : 誰……?
Claidie : オークが……!? どうしてここに?
誰か、誰かいないの?
Claidie : 屍鳥隊……!?
Coteaulepoint : やつらはもうここまで
来ているというのか。壁が破られた今、
計画を変えるしかないな……。
Claidie : 汚らわしい!
ここから去りなさい。あなたが入っていい
ところではないのですよ!
Coteaulepoint : 失礼しました、姫。
しかし、あなたにお話したいことがありまして、
参上いたしました……。
Claidie : 私に話……?
Claidie : ……あなたは一体?
Curilla : 成人の儀の大失態もあるゆえ、
大聖堂にて行われる継承の儀の警護は
より綿密な計画を立てねばな。外部からは虫1匹
通さぬ心づもりだ。
Rahal : いよいよ継承の儀か……。
この国の指揮系統をはっきりさせる意味でも
重要な儀式になるだろうな。
サンドリアミッション | ||
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