ジジ

• 初回
  いらっしゃい、小さな侵入者さん。わたし…ずいぶん長く、眠りこんじゃったみたいね。
  いえいえ、あなたが起こしてくれたから、もう大丈夫。それにわたし、あなたの力になれるかもしれないわ。
  わたしはジジ。ここにきたってことは、わたしの力が必要ってことでしょ？
  わたしたちは時々、黒い染みのように思いを残したまま歩み続けることがある。
  でもこうした思いを残したままでいると、いつしかそれに希望が吸い取られてしまうの。
  あなたには残したままの思いがあるかしら？　ちょっと見させてもらうわ…

• カゲがない場合
  あら、特に残してきた思いはないようね。幸運な子だこと。そういうことなら、わたしのような者に用はないはずよ。
  あなたはどこにも思いを残してきていない。よってわたしのような者に用はないわ。さようなら。

• 2回目以降の挨拶
  あら、またきたのね。元気にしていたかしら？　わたしに会いにきたのは、残してきた思いがあるから？　どれどれ、見てみましょう…

• カゲがある場合
  うん、残してきた思いがあるようね。
  (忘れられた交叉路)
  このすぐ下、王国の道が交叉する場所に、黒い染みが残っているわ。

• (緑の道)
  緑の生い茂った地に、黒い染みが残っているわ。

• (女王の駅)
  女王の駅にぽつんと、黒い染みが残っているわ。

• (涙の都)
  王国の都の中心に、黒い染みが残っているわ。降り続ける雨も、その染みを洗い流すことはできない。

• (水晶山)
  輝く水晶の光に隠れるようにして、黒い染みが残っているわ。

• (古代の穴)
  この世界の底、暗闇に包まれた場所に、黒い染みが残っているわ。ほとんど闇と同化するようにして…

• (霧の渓谷)
  霧につつまれた不思議な地に、黒い染みが残っているわ。

• (暗闇の巣)
  王国の深く、巣をつつむ闇に溶け込むようにして、黒い染みが残っているわ。

• (王国のはずれ)
  この世界の果ての果てに、黒い染みが残っているわ。

• (ハイブ)
  ここから遠くはなれた場所にある巣で、黄金色の光につつまれた黒い染みが残っているわ。

• (愚者の闘技場)
  戦士と愚者にかこまれた場所に、黒い染みが残っているわ。

• (その他)
  この下の暗闇の中に、黒い染みが隠されているわ。

その思いをここに呼び戻して、決着をつけることができるわ。あなたもそれをお望みでしょ？
でもわたし、とってもお腹がへっているの。よかったら食べ物をわけてもらえないかしら？　わたしくらい長い間眠ると、ものすごく空腹になるものなのよ。

• 拒否
  あら？　残してきた思いと決着をつけたくないのであれば、わたしにできることはないわ。

• 承諾
  うん…このごちそう、たっぷりと味わうとするわ。では約束どおり、儀式をはじめるとしましょう。

• カゲを倒した後
  自分の思いと決着をつけたようね。それもとっても斬新で、さらにいえば残虐なやり方で。すばらしい光景だったわよ。それではさようなら。あなたのことを考えながら、いただいた食べ物を味わうとするわ。

• 虚無の心を装備してカゲを倒した後
  あらあら、わたしの師匠がいたら感心するでしょうね…
  残してきた思いと完全に決着をつけるのは簡単ではないけれど、あなたはそれを成しとげた。
  そのようなことができるまでに、いったいどれだけの暗闇を味わったのでしょうね？
  それではさようなら。あなたのことを考えながら、いただいた食べ物を味わうとするわ。

• 夢見の釘
  わたしはどれくらい眠っていたのかしら？　この土地はずいぶん暗くなってしまったわね。残された思いで真っ黒に染まっている。空気すら暗くなった。もう一度眠ったら、ここにも暗闇が入り込んでわたしを呑みこんでしまうかしら？

• グリム巡業団が来た後
  うーん、強力な存在が近くにあらわれたようね。あなたが呼んだの？　彼ら…　落ち着かないにおいを発しているわ。
  わたしにすらなじみのない、遠い土地のにおいがするの。
  彼らは奇妙な外見をしている。派手で、恐ろし気で。本当の姿を隠しているって、あなたは思うの？
  そうかもしれないわ。彼らは真実よりも架空を好む。自らを夢見た姿でつつみこんでいる。
  気をつけることね。彼らに協力することはあなたの利益となるかもしれないけれど、それによって予測できない苦しみが生まれることだってありえるわ。