評価
私が作ったローインピChumoyの評価です。誰が作っても大体コレ位かこれ以下に収まると思います。
出力オフセット
電源電圧 | 8.7V |
負荷 | 16Ωイヤホン |
L | 1.4mV |
R | 0.9mV |
LとRで違いますが、十分許容範囲です。
歪率/最大出力
電源電圧 | 8.7V時 |
負荷 | ダミー抵抗15Ω(酸化金属皮膜抵抗) |
最大出力 | 17mW(THD,+N1%, 1kHz) |
DAC、WaveSpectra、WaveGeneを使った歪率測定です。THD,+Nを観測。
測定環境の設定を見直して正常に取れる感じだったので計測し直しました。
縦軸が歪率(%)、横軸が電力(W)です。
最大出力は電池電圧に直結しますので、電池がなくなってくると最大出力が悪化=歪率的に悪化していきます。
10kHzの歪率が1kHz、100Hzの歪率と比べ悪いのはChumoy amp独特のグラフです。
RMAAによる評価
RMAAで無負荷(DACの入力インピ)の状態で取ったテスト結果です。
RMAA結果(PDF)
ループバックより若干好成績になっているようですがwまぁ誤差範囲ということで。
増幅率を抑えているので、全般的にノイズの増幅も抑えられていて、歪率的にも優秀です。
クロストークがあまり良い結果ではありませんが、1回路オペアンプを使って電源コンデンサを1回路毎に独立させるなどすれば改善するでしょう。
ノイズ等
- Klipsch Image X5(50Ω 115dB SPL/mW)
- SONY MDR-EX300SL(16Ω 105dB/mW)
電源ON/OFFをしてかなり注意して聴くとノイズがほんの少し乗っています。が、普段はまったく気になりません。
主観による試聴感想
使用機材
- Klipsch Image X5(50Ω 115dB SPL/mW)
- iPod Classic
iPodのイヤホン出力と比べると、低音が若干細め、高音が若干強調されて、クリアであっさりめな印象です。
iPodのイヤホン出力は中音域がモヤっとした感じなので手放せなくなってきます。