非想天則/戦略

Last-modified: 2012-06-05 (火) 20:01:51

立ち回り

まず基本的な性能として、地上での通常打撃は 、
「発生遅い・打点が高いのでしゃがみ相手に連携が安定しない・グレイズ技がない」
等々、信頼しきれないものが多い。
なので、主に空中での立ち回りが重要になってくる。
そこで、優秀な発生と弾速を誇る6C(J6Cも同性能)と、リーチの長いJ2A & J6Aの3つを主に使っていく事になる。


6Cは射撃戦の主役。相手の射撃に先んじて、あるいは見た瞬間に6Cを放ち、相手の射撃が形を成す前に当てる事が目的となる。
ヒットすればコンボに移行でき、ダウンを奪えるのも6Cの大きな強み。
中距離以上では6Cを当てることを念頭において、空中ダッシュと飛翔を上手く交えつつ立ち回る。
衣玖さんの利点の一つに旋回性の高い飛翔があるので、相手の弾幕の性質に合わせて柔軟に回避していければ理想的。
ただし6Cは弾速こそ早いが相殺強度は最低レベルなので、相手の弾幕にあっさり消されてしまう点には注意。
また余裕があれば軽い牽制程度にB(JB)を出していくといい。
文や魔理沙のような弾幕を張れないキャラ相手だと多少頼りになる。が、過信はしないように。


相手との距離が縮まってきたら相手との位置関係を調節し、J2AやJ6Aを振っていく。
技の発生やジャンプ・飛翔の軌道、展開されている相手の弾幕など、注意しなければならない要素は多い。
また、どちらの技もキャンセルしなかったり外したりした場合の隙がとても大きいのには注意。
ただしこの時、J2Aを飛翔や空中ダッシュの下り慣性に乗せて撃つと技後の隙を着地キャンセルできる。
J2A着地キャンセルから地上行動に繋げると、J2Aがガードされていれば固めに、当たっていればコンボに移行できる。
これが非常にローリスクハイリターンな行動であり、衣玖の接近戦の主役である。
J6Aも強い技なのだがこの着地キャンセルが出来ず、技後硬直の大きさと正面から付き合わなければならないため、どうしてもリスクの大きさが目立つ。


J2A・J6Aいずれもヒットすると相手がバウンドするためコンボに移行できる。
この時のコンボは重要なダメージソースなので、冷静かつ確実に決めておきたい。
ただし、場所に依らずダウンを奪えるJ2Aと違い、J6Aは画面端が遠いとダウンを奪えるコンボがほとんど無い。
これもJ6AがJ2Aより見劣りする原因である。
慣れてきたら当てた距離や当て方によって追撃を変え、なるべく多くダメージを取れるよう出来ればかなり楽になる。


またJAは、上記の二つのどちらも届かない前方懐部分に強い攻撃判定を持つので、要所要所で上手く使っていこう。
ただし発生の遅さ・持続の短さ・ヒット確認の難しさなど、他キャラのJAと比べると使い辛さが目立つ。
メインとなる空中打撃はあくまでJ2A・J6Aの2つだという事を念頭に置いて立ち回ろう。


余談だが、空中でのA系は高めの位置で空振った場合、着地前に硬直が切れて飛翔や空中ダッシュが間に合う。
相手が地上で待ち構えている場合なら、ギリギリで攻撃を避けてJ2Aを刺せるかもしれない。


攻めに転じる時はBや6Cを相手にガードさせる事で流れを作る。
B>Cの流れは連続ガードで繋げられ、更にCは分裂により相手を拘束する性能が高い。
一応ホールドJ2Cに繋げば僅か三手で相手の霊力を削りきることが可能だが、回避結界を知っている相手には効果が薄い。
Bの発生が遅いのでグレイズされやすいが、3A・6Aとの2択や龍魚の一撃・jcJ2Aなど、打撃を意識させる手段は事欠かない。
その後の攻め継続としては、B>C>jc>J6C>66>JA>J2Aのような連携を行うと、相手の霊力を削りつつ距離を詰めて再び同じ読み合いを強いる事が出来る。
射撃を連発するため余裕で回避結界される連携ではあるが、先ほど述べた打撃択の豊富さがここでも活きる。
総じて、豊富な打撃択をちらつかせて相手のグレイズ行動を躊躇させ、霊力削りの多い増長行動を通していくのが衣玖の勝ち筋となる。


逆に起き上がり時や固められた時など、守勢に回ってしまうと非常に厳しくなる。
一見切り返しに使えると思しき羽衣は水の如くは、ガードポイントの発生が遅い・ガードポイント終了と攻撃発生にかなりの隙間がある・硬直が非常に長い等、とても積極的に使っていける技ではない。
衣玖の技の中で最も発生の速い近Aも、発生と判定は優秀なものの、技後硬直の大きさ等から信頼できない面も多い。


基本的に相手の固めのパターンを覚えてグレイズで抜けるのが安定だが、当然相手もそれを潰す選択肢を使ってくる。
また完全に連続ガードで射撃固めをしてくるようなキャラも一部存在するので、
霊撃やガード反撃、無いときは回避結界を使うなりしてどうにか抜け出さなければ辛い所だろう。
エレキテルの竜宮は非想天則になって発生が早くなり、小技相手にも間に合うほどになったので、これもオススメ。
但し、グレイズされた場合だけではなくガードされた場合にも反撃確定になったため、注意する事。


総じて、常に中距離で立ち回り、彼女の空気を読む能力よろしく相手の行動を読み、機転を利かす動きが必要になる。
まずは6Cのタイミング、J2AとJ6Aを当てる感覚、徹底した避けを練習すべし。

固め

  • 有志の方があげて下さった衣玖固めファイル: ttp://ux.getuploader.com/193_193/

オススメのスキルカード

  • 236技
    • 龍魚の一撃(通称:ドリル)がダントツ。グレイズ狩りやコンボに頻繁に使用するので236技はこれを使っていればほぼ間違いなし。
      リーチ長い・ダメージ高い・持続長い・ほぼ反確なし・スペルカードで追撃可能と、このゲームの打撃スキルの中ではトップクラスの性能。
      また、Lv1に上げれば発生高速化で格段に使いやすくなるのでオススメ。
      Lv3に上げると硬直が減少しドリルをガードさせた後の状況が良くなるのでデッキに4枚積んでも積みすぎという事は無い。
    • 龍神の一撃(通称:電気ドリル、電ドリ)は早い発生・体力霊力共に高い削り性能を誇る優秀なスキル。
      だが何より特筆すべきはやはり「Lv3以上で最終段以外結界不可」、これに尽きる。
      電気ドリル>ジャンプキャンセルJ6Cが連ガになるのも相まって、相手を割る能力が非常に高い。
      惜しむらくは236技だという事。なぜドリルと両立できないのか残念でならない。
  • 623技
    どの技も積極的に使っていく技ではないので特にこれといった技は無い。
    コンボパーツとして優秀な天女の一撃(通称:天女)も、実は龍神の一撃で同様の火力が出せてしまうため、積む意味は薄い。
    デッキスペースを圧縮しないよう、デフォルトスキルの羽衣は水の如くLv0のままにしておく、というのが一番無難な選択肢だろう。
    対パチュリーなら羽衣は風の如くに書き換える事を検討しても良い、といった程度。
  • 22技
    • 扱いやすさならばデフォルトスキルの龍魚の一撃(通称:フィーバー)がオススメ。
      衣玖の苦手な真上対空をこなしてくれる、まさに痒いところに手が届くスキル。
      カウンターすれば余裕で3000減らせる火力、相殺強度と持続による置き射撃としての強さも魅力。
      しかしLv0では発生の遅さが足を引っ張ってしまう。撃ちたい場面で撃てない歯がゆい思いをする事も多い。
      Lv1に上げると発生が早くなるのに加え、グレイズされた時の状況の悪さが一気に改善されるので、使うのなら出来ればLv1に上げておきたい。
      また、Lv3まで上げると発生が更に早くなり強力な対空手段となる。デッキスペースに余裕があるなら4枚積む価値あり。
    • 龍神の怒り(通称:キュピン)は割連携・隙消し・切り返し・コンボ火力底上げとなんでもござれの器用万能スキル。
      射撃ボタンをホールドしている間射撃が撃てないのは辛いのではないか、と思うかもしれないが、Bボタンをホールドして6C・J6Cで立ち回るようにすれば不自由を感じる事は殆ど無い。
      また、雷雲棘魚などの一部のスペルはキュピンと組み合わせる事で真価を発揮する。
      (画面端でBor6C>雷雲棘魚(1発目)>キュピン落雷>雷雲棘魚(2発目)>立ちAが全て連ガ)
      ある程度衣玖使いとして自信が持てるようになったらデッキに4枚積んで使ってみると良い。
      最初は色々と戸惑うだろうが、使いこなせればこれほど強力なスキルは他にない。
  • 214技
    214技は3種とも有効な相手とそうでない相手がはっきり分かれている、キャラ対策色の濃いスキルである。
    とは言え、龍神の稲光にはJ2AやJ6A後の隙消し・誤魔化しという仕事がある為、効き辛い相手に宣言しても困る事は無い。
    「普段は龍神の稲光を使い、一部キャラに龍の眼や静電誘導弾を使う」というスタンスを取ると良いだろう。
  • 龍神の稲光り(通称:稲光)は飛び込みを咎めるのが得意な対空射撃スキル。実は最終段まで結界不可だったりする。
    妖夢のように横飛翔JAから攻めてくる相手にこのスキルを使うと立ち回りが一気に楽になる。
    上記で述べたように、J6AやJ2A後の隙消し・誤魔化しとしても便利。
    一応Lv2にすると対地J2A>稲光がほぼどこからでも繋がるようになるが、Lv1で充分である。
    相殺強度の低さから、小町やレミリアのように画面内に残る硬い射撃を撃てるキャラ相手だと苦しい思いをする。
  • 龍の眼(通称:眼)は相殺強度の高い停滞射撃スキル。スペルカードを除けば衣玖さんの射撃で龍神の髭の次に相殺強度が高い。
    巨大な射撃が相手の射撃を吸い込みながら進んでいくので、小町やレミリアのような画面内に残る射撃を撃てるキャラや、文や衣玖のような相殺強度の高い射撃を持っていないキャラ相手には非常に有効。
    Lvを上げる度に相殺強度がどんどん上がり、LvMAXだと通常射撃同士のぶつかり合いではまず負けない相殺強度となる。
    (負けるのはレーザー系射撃のほか、パチュリーのサマーレッド・空の5Cなど)
    その代わり、発射したばかりの時は判定がとても弱く、発射時の硬直も長いので、萃香などの速射持ち相手に使うと事故りやすい。
    咲夜や優曇華のような比較的相殺強度の高い射撃を気軽にバラ撒けるキャラ相手も、簡単に消されてしまうので非常に辛い。
  • 静電誘導弾(通称:静電)は挙動の素直な直進射撃スキル。相殺強度も比較的高い。
    幽々子や萃香のような、相殺強度は低いが数は多い射撃を壁にして立ち回るキャラに有効。
    だがいくら有効とは言え、硬直の長さ・判定の弱さから気軽に撃てるものではなく、眼と違って射撃戦の主軸に置く事は出来ない。
    時々撃つ事で相手に意識させ相手の立ち回りを縮こませるという使い方が本職である。
    また、発射した手元から判定が存在するという特徴から、J6Cをグレイズされた後の選択肢の一つとして使い事が出来る。
    仮に相手がグレイズ後JAを入力していたら静電がカウンターし2500程度のダメージが奪える。
    が、そこまで読まれて更にグレイズを入れ込まれていたら硬直の長さから反確は必至である。

独断と偏見による、覚えておくと良さそうな事

  • 基本的に動きが非常に遅いので、ダッシュやHJの慣性で動く癖をつけること。
    特に通常ジャンプはできる限り少なくしたい。HJでCHを貰っては元も子もないが……。
  • 相手の弾幕展開能力が凄くても6Cをサボってはいけない。例え途中でかき消されても、隙あらばどんどん牽制する事。
    1本だけでも引っかかって貰えればそこから袖でコンボが繋がる。
  • 単体で突っ込んで袖を狙っても中々当たらない。
    B射・C射・龍の眼などを撒きながら、グレイズを狩るようなつもりで出すのが基本。
  • 衣玖さんの固めは非常に抜けやすいので、本当にしつこいくらいに打撃(ドリル)を見せておくことが大事。
    いきなり射撃で固めようとしても簡単にグレイズされてしまう。
  • 衣玖さん使いには大きく分けて待ちと隙への差込を基本としたゆったり衣玖さんと、ガン攻めを基本とし、衣玖さんらしからぬ高速行動で相手を翻弄する2パターンがある。
    状況によって使い分けられるのが理想だが、まずは自分にあったタイプを特に練習すると良いかも。