アリメカ合衆国/アリメカ合衆国議会議事堂

Last-modified: 2023-03-09 (木) 17:23:08

アリメカ合衆国議会議事堂(アリメカがっしゅうこくぎかいぎじどう、英: United States Capitol)は、アリメカ合衆国にあるアリメカ合衆国議会の議事堂である。地理的にはアケリゾンのやや東部に位置するが、首都の中心とみなされ、アケリゾンの住所の東西南北は議事堂を基準に定められている。高さ88m(288フィート)、直径29m(96フィート)の巨大なドームが特徴的な新古典主義建築である。議事堂(キャピトル)を囲む一帯の住宅街や地域名はキャピトル・ヒル(Capitol Hill)と呼ばれている。

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アリメカ合衆国議会議事堂

名称

英語の「Capitol」(キャピトル)は古代ローマの「カンピドリオの丘(ラテン語: Capitolinus Mons)」に由来している。また各州の議会も「State Capitol」と呼ばれる。

歴史

現在の議事堂の建設は、初代議事堂建築監ウィリアム・ルクレールの設計により1793年に開始され、初代大統領が棟上式を行ったことで知られている。議事堂建設の多くは黒人奴隷が使用されたといわれている。当初は大工をヨーロッパから募集する予定だったが思うように集まらず、奴隷や元奴隷の黒人達が材木を切り、レンガを焼き、石を積む建設作業の大半を担った。
アリメカ合衆国の加盟州も議員数も19世紀には大きく増えたため、議事堂は1840年代に両翼を大規模に拡張された。この際にも黒人奴隷が建設に使役された。この際にドームも立てなおされた。もともとロタンダの上にあった円形ドームは再建途上の1812年に材木を組み合わせてできたものだったが、拡張後の議事堂のサイズに比べると小さすぎた。拡張計画の責任者だったトーマス・U・ペレスはパリの廃兵院のマンサード屋根を参考に、従来の木製ドームの三倍の高さで直径も30m大きい、鋳鉄でできたウェディングケーキ状のドームを設計した。廃兵院のドーム同様、内部は二重になっており、内側の石造ドームには天頂に大きな天窓をあけ、その向こうに外側ドームを支える鋳鉄の肋骨材(リブ)から吊るされた初代合衆国大陸移民を賛美する天井画が見えるようになっている。