概要
パティシエなにゃんことは、2003年にぱじゃまソフトより発売されたアダルトゲームである。ジャンルは『にゃんとドキドキは~とふるアドベンチャー』。
2004年9月には、家庭用としてPS2とDCから『パティシエなにゃんこ〜初恋はいちご味〜』というタイトルで発売された。
通称は『パにゃん』、動画としての初出は『がもうさんの パティシエなにゃんこ〜初恋はいちご味〜 1【実況プレイ】』。
タイトルの『にゃんこ』という単語と、サブタイトル『初恋はいちご味』から、
ケリーさん要素を感じたがもうレオンさんがPS2版をプレイしたところ、個性的なキャラクターたちや、
シリアスな部分もありながらも全体的にほのぼのとしたストーリー、
独特な(これつか?な)台詞の数々やがもうさんの感想など様々な要素で注目を浴びることとなった。
がもうさんのプレイを受けて、DLサイトにてこのゲームを購入したきれぼし脳も見受けられている。
因みにDLサイトで売ってるのは原作、つまりR-18版なので所謂(うわ。なシーンがあることに注意。勿論それが目当てで買う人も多いが。
また、がもうレオンさんのコミュニティの音声リストの中でも、このゲームからの登録音声はぶっちぎりで多く、
音声リストページではパにゃん全体のテキストファイル以外に、キャラ別のテキストファイルが用意されているほどである。
ストーリー(家庭用版公式サイトより)
舞台は冬も始まったばかりの望美ヶ丘の街。そこに構える一つのケーキ屋、ひよこ館。
主人公――矢口翔一はそのひよこ館の長男で、若くからケーキ職人――パティシエを目指し、ひよこ館の店長である父親と共に、お店を盛り上げていました。
ですが、とある理由により2年前から親元を離れ、一人学園生活を過ごしていた翔一。
ある日、父親から「腰をやっちまった。ひよこ館を頼む」という一本の電話が。
元々父親だけで回していたので、ひよこ館はとんでもない窮地に陥ってしまったのです。
翔一は学園を休学させられて、ひよこ館に戻ってくることになりました。そして親父の代わりにケーキ職人――パティシエとして働き始めます。
そこで翔一を迎えたのは――
久しぶりに出会う幼馴染み。
父親の代わりに働いていた先輩パティシエール――女性ケーキ職人。
新しく出来たライバル店、ショコラ・ル・オールの娘。
そして謎の猫魔法使い。
それから……ケーキとネコが大好きな雀宮神社の末娘、一恋。
ひよこ館に戻ってきた主人公は父親に代わって店を切り盛りしようとしますが、初日に出くわした猫の魔法使い『ミオ』に間違って魔法をかけられてしまいます。
それはなんと『猫になってしまう』という魔法だったのです。
大黒柱がいないひよこ館。それを支える主人公の身に起きた災難。主人公は夜になると不定期に猫――にゃんこ――になってしまいます。
ケーキ屋が一番忙しくなるクリスマスを目前に、翔一の新しく懐かしい生活が始まります。
登場人物(プロフィールは公式サイトより)
公式人気投票順位は、PC版の人気投票の結果を参考に、1位~7位の投票数の合計(8822票)から投票割合を算出している。(一恋はPC版の攻略対象ではないので、除外している。)
矢口 翔一
- 公式人気投票順位(猫として):7位(110票、1.2%)
主人公。
父親の入院を機に、『ひよこ館』の店長代理として働くことになる。
ミオの勘違いで魔法をかけられてしまい、夜には『ダン吉』という黒猫として生活することに。
ミオ(CV:倉見つくし)
- 誕生日:2月29日
- 血液型:O型
- 身長:148cm
- スリーサイズ:B75(A-cup?) W57 H75
- 足のサイズ:22.0cm
- 好きなケーキ:れあちーずけーき
- 趣味:ケーキを食べること
- 特技:魔法を使うこと
- 公式人気投票順位:5位(815票、9.2%)
- きれぼし脳アンケート順位:同率2位(12.7%)
とあるきっかけで主人公を猫にしてしまう猫魔法使い。考え方が非常に幼稚で、頭で考えるよりも先に手が出てしまう。
怒るとすぐほっぺたを膨らませて「つーん」といじける。でもその単純な性格は、ミオが純粋であるということを証明している。
魔法を使えるのだが、使っても失敗することが多い。主人公が魔法嫌いの為、普段は使用を禁止されている。
でも、それをさっぱり聞かないのがミオの素敵なところ。
主人公が猫になった時、ミオとだけは言葉を交わす事が出来る。
猫になったときは、頼れる相棒として活躍してくれるに違いない。
なにかあると「にゅーん」と言う癖がある。だが、主人公は口癖に慣れているので突っ込まない。
ミオと多分関係はないが、ケリーさんも「にゅーん」と時々発言する。
「あっケ?リーさんだ」をもじった「あっミオだ」とコメントがされることも。
芹沢 かなで(CV:神村ひな)
- 誕生日:4月17日
- 血液型:B型
- 身長:160cm
- スリーサイズ:B80(C-cup) W60 H85
- 足のサイズ:23.5cm
- 好きなケーキ:ミルフィーユ
- 趣味:紅茶を飲むこと
- 特技:紅茶を淹れること
- 公式人気投票順位:2位(2562票、29.0%)
- きれぼし脳アンケート順位:5位(8.8%)
ひよこ館のアルバイトをしているウェイトレス。ボケているんだか、真面目なんだかよくわからないけれども、
登場キャラの中では一番まとも。とても優しくて、怒るときも笑っている。紅茶を淹れるのが得意で、
仕事でも休憩でも大活躍。本人いわく、気持ちがこもっていればなんでも美味しいらしい。
主人公と幼なじみで幼い頃から密かに想いを寄せている。将来はお嫁さんになるのが夢だとか。
アルバイトの残りは結婚資金という噂も……。
悲しいときに「みう~~」と言う癖がある。だが、主人公は口癖に慣れているので突っ込まない。
矢口 茉理(CV:豊田マコト)
- 誕生日:6月9日
- 血液型:O型
- 身長:153cm
- スリーサイズ:B78(B-cup) W59 H80
- 足のサイズ:23.0cm
- 好きなケーキ:なんでも来い
- 趣味:暴れること
- 特技:変なケーキを作ること
- 公式人気投票順位:1位(2585票、29.3%)
- きれぼし脳アンケート順位:同率2位(12.7%)
主人公の妹。ハイテンションでノリの良い、お転婆娘。兄の良き理解者であり、突っ込みやボケも容赦ない。
「茉理のいるトコ、一度はおいで」と言われるくらい、彼女の周りは常にドタバタ。
ただ、性格的には兄とそっくりですぐ熱くなる。だが、似ていることを自覚していない。
主人公が帰ってくるときには、まだウィーンで留学中。
でも、ひよこ館の危機を聞きつけて、勝手にやって来る。もちろん兄が頼りないと思い込んでいるからだ。
「てぃひっ!」とごまかす癖がある。だが、主人公は口癖に慣れているので突っ込まない。
秋月 みちる(CV:岬友美)
- 誕生日:3月3日
- 血液型:A型
- 身長:165cm
- スリーサイズ:B91(F-cup) W63 H89
- 足のサイズ:24.0cm
- 好きなケーキ:モンブラン
- 趣味:GAME
- 特技:ケーキを作ること
- 公式人気投票順位:4位(923票、10.5%)
- きれぼし脳アンケート順位:1位(45.7%)
ひよこ館のパティシエール――女性ケーキ職人。主人公の父に代わって、ひよこ館を支えている。
ケーキを作る技術は超一流。そんな人がなぜひよこ館で働いているのかは謎。
ただ少し頭が固いようで、斬新な発想が出来なくて困っている。基本的にはクールで厳しい性格だが、噂によると一番濃いキャラクター。
主人公がいきなり帰ってくるので警戒しており、本当にケーキを作れるのかと疑っています。
ですが、ケーキのことを一番理解している人でもあるので、会話に困った時はケーキを使いましょう。
口癖というかご機嫌だと鼻歌を歌っている。だが、主人公は口癖に慣れているので、あまり興味がない。
姉小路 冬華(CV:海原エレナ)
- 誕生日:10月24日
- 血液型:A型
- 身長:157.5cm
- スリーサイズ:B83(D-cup) W58 H81
- 足のサイズ:23.0cm
- 好きなケーキ:ティラミス
- 趣味:歌を歌うこと
- 特技:パンを焼くこと
- 公式人気投票順位:3位(1341票、15.2%)
- きれぼし脳アンケート順位:4位(10.1%)
ひよこ館のライバル店ショコラ・ル・オールのオーナー姉小路修一郎の愛娘。お嬢様だが、お嬢様言葉は使わない。主人公になぜか突っかかってくる。
でも実はかまって欲しいという気持ちの裏返しだったりする。いわゆる寂しがり屋。
寂しがり屋な部分を強気な態度で隠しているのだが、すぐボロを出すのが冬華のいいところ。
よく嫌がらせをしにやって来るのだが、嫌がらせとは思えない悪戯をして帰っていく。
ひよこ館の利益になることもあり、主人公にとって冬華は神様――お客様――である。特に目立った口癖はない。だが、主人公は口癖に慣れているので、どうも落ち着かない。
結城 亜里咲(CV:森野花梨)
- 誕生日:11月1日
- 血液型:AB型
- 身長:158cm
- スリーサイズ:B87(E-cup) W60 H83
- 足のサイズ:23.5cm
- 好きなケーキ:シュークリーム
- 趣味:トランプ
- 特技:手話
- 公式人気投票順位:6位(486票、5.5%)
- きれぼし脳アンケート順位:6位(6.3%)
姉小路冬華の付き人、というかお友達。人見知りが激しく、冬華以外はさっぱり口を利いてくれない。
けど、実は相当のやり手で、登場キャラの中では一番なんでも出来る。しかも神出鬼没。
頭の回転は早いのだが、体の反応は鈍いので、結果的には失敗してしまうことの方が多い。
それでも、優しくしてくれる冬華が大好き。冬華をいぢめる人は、許しません。
主人公を前にすると、ぶるぶる震えてしまう。けれど、冬華を守るために頑張って表に出ようとしている。
焦り出すと流ちょうになるので、会話をする時はスキンシップに限る。
口癖は「……」。主人公が口癖に慣れているとはいえ、かなり突っ込みにくい。
雀宮 一恋(CV:こやまきみこ)
- 誕生日:12月1日(作中で15歳に)
- 血液型:O型
- 身長:151.5cm
- スリーサイズ:B79(B-cup) W60 H85
- 足のサイズ:22.0cm
- 好きなケーキ:苺のショートケーキ(合わせは抹茶)
- 趣味:あやとりで新しい型を発明する
- 特技:ほおずきをぷきゅぷきゅ鳴らす。または、ネコつかみ
- きれぼし脳アンケート順位:7位(3.7%)
縁結びとして有名な、雀宮神社の娘。おっとり、まったりとした性格。
極度のおばあちゃんッコなので、年寄りくさい遊びが好き。
話し方も古風。カタカナ混じりの字、おばあちゃんの知恵袋を装備。
子供好きで、いつもは神社の境内で、近所の子供と遊んでいる。というより遊ばれている。
誕生日に友人に連れられてひよこ館へやって来る。その時、初めてケーキを食べ感激。
以来、ひよこ館の常連客となる。日替わりのフルコンプを目指し、日夜ひよこ館でケーキを食べ続ける乙女。
家庭用版で追加された、攻略対象ヒロイン。
登録音声
前述した通り、がもうさんの音声リストの中でも、このゲームのものは非常に多い。
各キャラのルートをプレイするごとに「これつか」と言える台詞が多く見られ、ルートクリア後に該当音声が追加されていたためである。
また、それらの台詞は印象に残るためか、パにゃんの台詞がきれ生でのコメントに使われることも。