横浜に残って良かった

Last-modified: 2023-12-16 (土) 00:19:22

三浦大輔が2012年7月4日の通算150勝達成試合のヒーローインタビューで残したコメント。


経緯

三浦は低迷するベイスターズで通算172勝184敗・防御率3.60・WHIP1.23という成績を残しており、現役時代から「普通の球団なら200勝している」「所属球団を間違えた」などと評されていた。

2008年のFA宣言では阪神が興味を示した*1が、最終的に「三浦大輔の原点は何かと考えたら、強いチームを倒して勝つこと。強いチームに勝って優勝したい」とコメントを残し残留。そして絶不調やチームの身売りを経てもなお横浜で投げ続け、節目となる150勝を達成した上でのこの発言は横浜ファンの感動を呼んだ。


記事

三浦 巨人斬り150勝「横浜に残って本当に良かった」

https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/07/05/kiji/K20120705003609830.html


 地元ファンの祝福が心地よかった。「番長おめでとう!」の声が飛び交い、G倒でのメモリアル勝利を祝うボードが揺れる。3試合の足踏みを経てプロ通算150勝を達成した三浦は、お立ち台で素直に喜びを表現した。

 「ファンの皆さんがこんなに喜んでくれて良かった。横浜に残って本当に良かったです!

動画

3:50頃


その他発言

  • 三浦は2012年11月29日にスポーツ番組のインタビューにて「違う球団にいたらもっと勝てたと思うか」という質問に対し「ない。俺は横浜の三浦大輔だから」と発言している。

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  • 2016年まで横浜一筋で現役を続け、引退試合の際も

    「これからの人生も、横浜一筋で来られたことを誇りに頑張っていきます。今シーズンをもちまして現役を引退致しますけれども、これからも三浦大輔はずーっと横浜です。ヨ・ロ・シ・ク!」

とコメントした。この言葉通り、テレビ神奈川の解説者や球団アドバイザー職などを経て、2019年より現場に復帰。2021年からは一軍監督を務めている。

  • こうした横浜愛の一方、引退時のインタビューにて「問題なのは球団だと思った。はっきり言って当時の横浜は“出て行きたいチーム”だったんです。他球団の選手からも“おまえのチーム、大丈夫か?”なんて心配されていましたから(笑い)」と当時FAでの流出が多かった状況に一定の理解を示している。


関連項目



Tag: 横浜


*1 関西が地元の三浦は幼い頃から阪神ファンであった。また、監督だった岡田彰布とは幼少期からの知り合いだったため移籍寸前になったが、岡田が逆転V逸の責任を取るため監督を辞任したため立ち消えになった。また伝統的に阪神を苦手としている横浜では数少ない虎キラーでもあった。