濡れスポ

Last-modified: 2024-04-22 (月) 18:59:15

2011年シーズンからNPBに導入された統一球のうち、同年~12年シーズンまでNPBで採用された統一球の蔑称。「濡れスポンジ」の略。


概要

シアトル・マリナーズの番記者が開設したコミュニティサイトLookout Landingに2012年シーズン初めに掲載された川崎宗則に関する記事中で統一球について触れた際、統一球の飛びづらさを揶揄するのにこう表現されたが、これがあまりに的を射ていたため話題となった。

当該記事の該当箇所は以下の通り。

 

The first thing we all have to remember is that Kawasaki just batted .267/.310/.327 last season in Japan. Last season in Japan was played with wet sponges instead of baseballs so offense was down league-wide, but Kawasaki still swung a below-average bat. Now he's 30. He's nearly 31. He was much better in 2010, but mediocre in 2009.

 

和訳すると以下の通り。

「まず我々が最初に覚えておかねばならないのは、川崎は昨シーズン日本で打率.267、出塁率.310、長打率.327であったことだ。昨シーズン日本では野球ボールの代わりに濡れたスポンジを使っていたためリーグ全体で打撃成績が落ち込んだが、川崎はそれでも(リーグの)平均打撃成績を下回った。彼は今30歳。もうすぐ31だ。彼は2010年はかなり好成績であったが、2009年は平凡であった。」

この痛烈な言い回しはなんJの統一球廃止派に受け、瞬く間に広まった。
統一球の反発力・飛距離が適正かについては当時さまざまな野球ファンの間で議論が交わされていたが、2013年になって2011年当時の統一球の反発係数が規定を逸脱していたことが明らかになり、「まともな野球ボールを使っていなかった」という見解は正しかったといえる。

関連項目



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