高田辞めろ

Last-modified: 2024-01-13 (土) 23:56:50

元横浜DeNAベイスターズGM・高田繁が東京ヤクルトスワローズ監督辞任を決意したとされる、ヤクルトファンの少年が放った一言。


概要

2010年は開幕から3カード勝ち越しなど好スタートを切ったものの4月中旬からは勝てなくなり始め、交流戦後も大型連敗で球団へ「進退伺」を提出するような状況であった*1
ファンも勝てない事に痺れを切らしており、神宮での試合前にファンにサインを書いている際に少年ファンから「高田、辞めちまえ」とヤジを飛ばされ、このヤジが最後の一押しとなり辞任を決意したことが由来*2

 

その後小川淳司ヘッドコーチが監督代行に就任、借金を完済し貯金を作ってシーズンを終え*3、更にその後2年連続でAクラスに入ったためその少年は英雄視されることとなる。

しかし、その後のスワローズはチーム編成に失敗したのか2年連続で最下位に沈む。件の少年が戦犯なのではないのかと危惧されるも、監督が真中満に変わった2015年に優勝し無事戦犯を回避した。
なお2年後に初年度楽天とほぼ同レベルの成績を叩き出すなど、編成は相変わらず不安定である模様。

 

一方高田は横浜DeNAのフロントとして、チームの再建に成功。ヤクルトがDeNAより下の順位になる事もしばしばある点で*4、高田を辞めさせたのは失敗だったのでは?と言われることも。

記事

「やめちまえ」少年ファンの声に戦意喪失 ヤクルト・高田監督
http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201005260136.html


関連項目



Tag: ヤクルト 観客・応援団


*1 辞任直前は9連敗を喫するなど13勝32敗1分、4月下旬以降は2勝20敗とどん底だった。
*2 記事。球団からの慰留で一旦はとどまったが、連敗と罵声で心が折れたと思われる。また、前年の夏にもクラブハウス前で似たような騒動が起こっていた。
*3 テコ入れがハマり、72勝68敗4分で1位と6.5ゲーム差の4位。一時は3位とのゲーム差を3.5ゲーム差まで詰めるなど、中日、阪神、巨人を追い詰めた驚異的な追い上げはメークミルミルと言われた。ちなみに代行後の勝率は12球団トップだった。
*4 2012年以降でヤクルトがDeNAの順位を上回ったのは2012、15、18、21、22年。なお15、21、22年は優勝と躁鬱が激しい球団である。