2012年6月20日、不倫スキャンダルを週刊誌にすっぱ抜かれた読売ジャイアンツ監督・原辰徳が発表した声明のこと。
ファンに対しての釈明のほか、この報道のリーク元として清武英利元球団代表を名指しで非難するという内容が話題となり、翌日には清武氏が「原辰徳監督へ」という内容で返書している。
全文
清武さんへ
巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いでいます。たくさんの暴露が行われ、巨人軍関係者を混乱させ、選手、OBを苦しませています。私は監督という立場で心を痛めてきました。
こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったいだれがいるのか。
今回は、私のことで良かったと思っています。
巨人軍の低迷期に清武さんと会い、同じ釜の飯を食い、同じ目的に向かって、悔しい時も、うれしい時も本気で涙を流してきました。ファンに愛され、強くある巨人軍をめざし、リーグ3連覇、日本一も成し遂げました。
巨人軍を育て、守り、築いてきた偉大な先輩方がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、巨人軍の発展を願っている方もたくさんいられます。清武さんもその一人だと信じます。
巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからも歩んでください。
まだ間に合います。
原辰徳
「清武さんのほかに、いったいだれがいるのか」
「私のことで良かったと思っています」
「まだ間に合います」
などの独特な語調がなんJ民のハートを掴み、大量の改変コピペが出回ることとなった。
なお、当初は「巨人軍の発展」の部分が「巨人軍の八手」とタイプミスされたものが拡散したため、改変する際もそのままになっている場合が多い。
特に西武の中継ぎ関連の改変ネタは多く、「西口からのメッセージ」だけで3スレほど立てられた模様。
現在では全文丸々改変するといった事は少なくなってきたが、「○○さんへ」や「まだ間に合います」等の使い勝手の良い一文が使われている。
改編例
- 俺達編
俺達さんへ
西武の先発、ファン、首脳陣を傷つける投球が相次いでいます。たくさんの炎上が行われ、西武の先発を混乱させ、ファン、首脳陣を苦しませています。私はエースという立場で心を痛めてきました。
こんなことがなぜ続くのか。俺達さんのほかの、いったいだれが戦犯なのか。
今回は、私のことで良かったと思っています。
西武の黄金期に西武に入団し、同じ釜の飯を食い、西武の勝利に向かって、悔しい時も、うれしい時も本気で球を投げてきました。ファンに愛され、強くある西武をめざし、リーグ制覇、日本一も成し遂げました。
西武を育て、守り、築いてきた偉大な先輩方がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、西武の発展を願っている方もたくさんいられます。俺達さんもその一人だと信じます。
西武の一員だったことを誇りとして、これからの人生を歩んでください。
まだ間に合います。
西口文也 *1
- イチローのファン編
ヤンキースさんへ
マリナーズの選手、ムネリン、川崎選手を傷つける報道が相次いでいます。突然トレードが行われ、イチロー選手の関係者を混乱させ、ムネ、ノリを苦しませています。私はイチロー選手の良き理解者という立場で心を痛めています。
こんなことがなぜ起こるのか。ヤンキースさんのほかに、いったい だれがいるのか。
今回は、イチローさんのことで許せないと思っています。
野球小僧の時期にイチローさんと出会い、等身大人形と一緒に飯を食い、同じ目的に向かって、悔しい時も、うれしい時も寝る時も一緒でした。ファンに愛され、強くあるイチローさんをめざし、リーグ最多安打、盗塁王も成し遂げました。
イチローさんを見て育ち、憧れ、目指してきた西岡等、後輩達がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、イチローさんとのハッテンを願っている方もたくさんいられます。ヤンキースさんもその一人だと信じます。
名門ヤンキースだったことを誇りとして、トレードは中止してください。
まだ間に合います。
川崎宗則