長戸大幸 プロデュース 2

Last-modified: 2016-03-11 (金) 20:05:49
 

さて今世紀に入ってからも”専門店”のバンドがデビューして、音楽シーンに爪痕を残してきました。今回ご紹介するバンドは2つです。まず2001年4月「easy game」でデビューしたthe★tambourines(2009年に活動休止) 。松永安未さん(Vo.)中心の4人組のバンド。松永さんは、バンドの全作品の作詞を担当、シングルの表題曲以外の作曲も手がけています。ファッション・センスも卓越していました。結成前から亀井俊和さん(Dr.)は様々なアーティストのライヴサポートや、GARNET CROWの「二人のロケット」のレコーディング等に参加していました。また麻井寛史さん(Ba.)と共に愛内里菜さんのライヴサポートには初期の段階から参加していました。その麻井さんは、愛内さんデビューの前年に開催されたZARDの船上ライヴにも21歳で出演する等、経験を積んできました。レコーディング等のエンジニア、岡田達也さんは亀井さん、麻井さんと共に音楽制作をしてきました。
the★tambourinesは、スウェディッシュサウンド(90年代半ばにスウェーデンのトーレ・ヨハンソンがプロデュースしたThe Cardigansが元祖)に傾倒したサウンド作りをしました。松永さんがリスペクトしており、実際に声や雰囲気を活かしやすいジャンルでもありました。特に最新作の『switch』は多数のライヴ活動や作品作りをしてきた彼らの作品力、サウンド、ジャケット等、音楽の魅力の集大成になっています。
ちなみにスウェーデンは音楽輸出国として知られており、様々なジャンルにおいて良質な音楽を輩出してきました。70年代にアバ(ABBA)が米国を始め世界中で大ヒット、80年代には様々な北欧メタルのバンド、後半にはロクセット(Roxette)、90年代にはエイス・オブ・ベイス(Ace of Base)が音楽シーンを席巻しています。