ZARDが次のシングル候補曲としてレコーディングを始めたのは「眠れない夜を抱いて」でした。
この曲はコード進行に特徴があります。
Aメロの8小節はキーがBで、ベースが1小節ずつド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→レ→と下がっていきます。
この1小節毎にベースラインが下がって行くのは2枚目のシングル「不思議ね…」と同じです。
次のAダッシュの8小節はキーがDに転調(短三度上がる転調)しており、ここがこの曲の印象を決定付けていると思います。
ちなみにAメロ同様にベースが1小節ずつド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→レ→と下がっていきます。
次のBメロの8小節はキーがBmに転調(平行調)します。
そしてサビでは、キーがDに転調(同主調)して、Aメロのキーに戻っているわけです。
このサビでは、1小節に2拍ずつベースが一小節ずつド→シ→ラ→ソ→ファ→ミ→レ→と下がっていきますが、このベースラインが2拍ずつ下がっていくというのは6枚目のシングル「負けないで」のサビと同じです。