長戸大幸 音楽 1992 2

Last-modified: 2016-03-24 (木) 15:26:22

先月号でも取り上げたように、デビュー当時のZARDのコンセプトは“ロンドンの曇天をイメージしたような”“UKサウンドを基軸にした”“ハードなロックを彷彿とさせる”ものでした。

しかし、2枚目のアルバム『もう探さない』の収録曲には演奏、アレンジはディストーション・ギター、重たいグルーヴのドラミングになっていても、メジャーなコード進行になっているため、曲全体が明るくどこまでも突き抜けて行きそうな「Forever」、サビでメジャーともマイナーともつかないコード展開のため、坂井さんの歌も切々と伝わってくる「ひとりが好き」等、少し変化の兆しも見えました。