- 種族
- 翼竜種 (翼竜目 翼竜科 コルトス属)
- 別名
- なし
- 英語表記
- Cortos
- 登場作品
- MHW:I, MHNow
目次
生態・特徴
- 新大陸近海に位置する狩猟地「渡りの凍て地」。
この極寒の地に群れを成して生息している白い翼竜種、それがコルトスである。
やや青みかかった黒い胴に青白い翼膜という寒々しい体色が特徴的。
頭部は横方向の広さに対して平べったく、目の上だけが盛り上がっているように見える。
茶色い足の先にある湾曲した鉤爪は黒光りしており、細長い形状になっている。
翼の構造が従来確認されていたメルノス・ノイオス・ラフィノス・バルノスとまた異なり、
翼膜を支える骨と骨の間の翼膜が、まるで谷のように鋭く窪んでいる。
このため、翼竜種の中でも特にギザギザとした形状の翼を有している。
- 新大陸で発見されている翼竜種の中では比較的獰猛な部類に入るが、
ハンターなどを縄張り内で視認しても様子を窺うくらいで積極的に攻撃は仕掛けない。
しかし、大型モンスターとの交戦などで弱っている獲物を見掛けた場合、
追い打ちとばかりに攻撃を仕掛け仕留めようとするなど狡猾な側面が見られる。
また、当然ながら外敵から攻撃を仕掛けられた場合も反撃を仕掛ける。
彼らが口から吐き掛ける液体には特殊な性質が含まれており、
冷気や電気、熱気など属性に対する耐性を引き下げてしまうことが判明している。
- 食性は肉食で、力尽きたモンスターの遺体に群がる様子がみられる。
また、コルトスは群れごとに特定の飛行経路を有していることが判明しており、
コルトスにスリンガーのロープでしがみ付き、遠隔地へと移動することも可能である。
なんらかの方法でパニックに陥らせれば、反撃を受けることなくしがみ付けるだろう。
また、彼らを利用することで急峻な地形の先、普段は入れない領域に至ることもできるという。
- 新大陸古龍調査団による「渡りの凍て地」の現地調査が進むなか、
このコルトスが何者かに氷漬けにされているという異変が発生した。
調査団ではコルトスを氷漬けにしたモンスターを、伝承に残る古龍「イヴェルカーナ」と断定している。
イヴェルカーナが活動を行っている地域ではこのような氷漬けの翼竜が見られることがある。
概要
- MHW:Iより追加された小型モンスター。翼竜種に属する。
MHWにおける通常の各狩猟地には最低一種の翼竜種が登場しており、
コルトスは新たに追加された「渡りの凍て地」を担当する翼竜種として登場した。- 同地に生息する小型モンスターとしてはポポと同時で、最も早く情報公開が行われた。
- 寒冷地らしく寒々しい体色が特徴的なモンスター。
"白い翼竜種"と紹介されているが、背中と翼膜が青白いくらいで暗い色味が中心となっている。
雪原に降り立つと雪が付着し、公式が言うところの"白い翼竜種"らしい見た目になる。
また、口が左右に広い一方で頭の厚さが少なく、正面から見ると平らに見える頭部を有する。
横顔は蛇を連想させ、巷ではガブラスやトビカガチに似ているとの意見もあった。
- 性格はやや獰猛で、ハンターが近くにいると敵対して襲い掛かってくる。
ただしハンターがピンチになるまでは自ら攻撃を仕掛けることはないという性質があり、
コルトスだけしか居ない状態で近付いても発見(ミニマップが黒く強調)されることはあれど、
戦闘状態へは移行しないため、探索の邪魔をされることはあまりない。
一方、大型モンスター戦ではピンチの時に追い打ちをかけてくる嫌な性質を有する*1。
「Cordial」で無いのは確かだな。
- 攻撃方法はバルノスに近いが、吐き出すブレスは「全耐性DOWN」の効果を持つ。
渡りの凍て地は氷属性攻撃など属性攻撃を有するモンスターが多く、厄介な横槍となる。
コルトスが居るエリアではある程度彼らの動向を確認しておいた方が良いだろう。- ちなみに、全耐性DOWNはMHWでは使ってくるモンスターが存在していなかった。
- 攻撃を仕掛けてパニックにした後、スリンガーを使うとロープで引っ張られ移動することができる。
これは翼竜種全般で見られるものだが、MHWでは有効活用できるような場面は少なかった。
それを加味してか、コルトスにはこの方法でしかまず行けないエリアが用意されている。
渡りの凍て地のエリアを全て回るためにはこれを利用する必要性があるだろう。
- モンスターを討伐すると上空からやってきて、その死肉を啄む。
これはノイオスなどにもみられる性質であり、上手く利用すれば攻撃しやすいだろう。- モンスターの死体を食べるという点では、生息地が被るウルグにも同様の性質がある。
食糧が限られるであろう寒冷地で生き抜くための術なのかもしれない。
- モンスターの死体を食べるという点では、生息地が被るウルグにも同様の性質がある。
- なぜか発売前PVなどで損な役回りを担っている場面が見られた。
- MHW:I PV第2弾では2分12秒頃に冷気を浴びてカチコチに凍り付く場面が描かれている。
下顎側からみたアングルなので判別し辛いが、後の映像でコルトスであることが確定した。
また、同PVの52秒頃で地面に激突しながら吹き飛んでいる翼竜もコルトスである。 - MHW:I PV第4弾の1分51秒頃からベリオロスの登場ムービーの一幕が使われている。
豪快に飛びかかるベリオロスの後ろで、着地の衝撃で飛び散っている物体もコルトスである。
登場ムービー終了後、対峙するベリオロスとハンターの足元には無数の息絶えたコルトスが……。
発売後、これらは両方ともイヴェルカーナの顔見せの場面であったことが判明している。
イヴェルカーナの一部クエストでは氷漬けの翼竜が痕跡として扱われており、
この古龍の哀れな犠牲者として認識されるようになった。
「Corpse」が名前の由来とでも言うのか。- イヴェルカーナが特定のエリアに来るとおもむろに飛翔し、
そこにいたコルトスに過冷却ブレスを吐きつけて氷漬けの痕跡にしてしまう。
ハンターにですら手出ししなければ敵対はしないというのに、彼らが一体何をしたというのか…。 - また、肉食ではあるもののヒエラルキー的にはやはり下のほうらしく、
まれにラージャン等の捕食者が彼らにとびかかって撃墜し、捕食する姿が見られる。
- MHW:I PV第2弾では2分12秒頃に冷気を浴びてカチコチに凍り付く場面が描かれている。
- バルノスと同様、固有素材を持つ翼竜であり胴防具「EXコルトスマント」を作成可能。
金属の胸当ての上から翼膜のマントを羽織ったデザインであり、中々にお洒落な一着である。
スキルは腹減り軽減とジャンプ強化が発動する。
MHNow
- 2023年冬の大型アップデートにより、ウルグと共に現実世界にも参戦。
冬限定での登場となっており、雪景色に包まれる沼地エリアに生息している様子。
- メインシリーズでは全属性耐性DOWNという厄介な要素を持っていたが、
今作だと翼竜種自体が攻撃を仕掛けてこないよう設定されている為、残念ながら(?)その能力が活かされる事はない。
手に入る素材も翼竜種の皮のみであるため、素材のためではなくクエストターゲットとして狩る事が多くなるだろう。
余談
- 新大陸には「フルフルが生息する」といった公式情報は一切存在していないのだが、
MHW:IのPV第2弾やPV第4弾公開時に「フルフルが映り込んでいる!」と騒ぎになったことがある。
この騒ぎの一因となったのはなにを隠そうコルトスである*2。- 飛竜種のフルフルは「顔らしい顔を持たず、首から口だけが生えている」ようなビジュアルを持つ。
一方のコルトスは「口が大きく、頭が平坦で角度によっては見辛い」という外観。
このため、角度によっては口だけが見えるフルフルのような見た目になってしまう。
PVのコルトスは一瞬しか映らない場面が多く、それを見間違えたことで誤報に繋がったようだ。 - 概要の項でも述べたが、レイギエナと翼の模様が似ているため見間違えられるケースもある。
フルフル・レイギエナとの判りやすい差異としては「細長い鉤爪」が挙げられる。
コルトスの鉤爪は特に細長い形状をしているため、上記2種とはかなり足の形状が異なる。 - 上記の誤解の原因としてコルトスの影がやたらと薄い点が挙げられる。
MHW:Iタイトル発表時から公開されたにもかかわらず、発売直前でも存在を把握していない人が見られる。
MHWのメルノスなどの翼竜種は「新種族のモンスター」という点でそこそこ注目を集めたのだが、
プレイヤーが翼竜種に慣れ、「モンスターライド」なる新システムも登場したMHW:Iにおいて、
特別特色があるわけではないコルトスの影が薄くなってしまったのはやむを得ないところか。
これにより、上述のPVを見た際に「発表されていないモンスターが登場している!」と誤解された訳である。
- 飛竜種のフルフルは「顔らしい顔を持たず、首から口だけが生えている」ようなビジュアルを持つ。
- 名前の由来は不明だが、属性耐性を下げる液体を吐いてくることから、
英語で「腐食」を意味する「コロージョン(corrosion)」の可能性が高いか。
渡りの凍て地という寒冷地に住んでいることと、イヴェルカーナによく氷漬けにされていることから、
「凍る」とも掛けているのかもしれない。
素材
バルノス同様、固有素材を持つ稀有な翼竜である。
- コルトスの剛爪
- 主に剥ぎ取りで入手できる固有素材。特殊な材質で、限られた装備に使われる。
- 翼竜の特上皮
- 翼竜種の汎用マスター素材。軽い材質で、防具によく使われる。
関連項目
モンスター/翼竜種
フィールド/渡りの凍て地
モンスター/エピオス - 損な役回りの影が薄い小型モンスター仲間。