ゲーム用語/スリップダメージ

Last-modified: 2024-01-13 (土) 16:07:55

時間経過や特定条件下で徐々にHPが減少していく(ダメージを受け続ける)状態。

目次

概要

  • モンハンシリーズにおけるスリップダメージは一般的なスリップダメージと同様、
    時間経過で少しずつHPが減少していくダメージが該当する。
    やはり代表的なスリップダメージは毒状態であり、スリップダメージと聞いて毒を連想した人も多いかもしれない。
  • 日本でスリップダメージという単語が有名になったのはファイナルファンタジーの影響が大きい。
    FF5にて登場した「スリップ」という状態異常は、前作であるFF4で初登場して本作で命名されたもので、
    その効果はズバリ「時間の経過と共にHPが減っていく」というもの。*1
    しかも作品によっては通常の状態異常回復では治らないというかなり厄介な状態異常である。
    そのため、モンハンシリーズ含むRPG全般における継続ダメージ全体を指して、スリップダメージと呼ばれるようになった。
    • ちなみに、海外では「DoT(Damage over Time)」と呼ばれることが多い。
      海外の人に「slip damage」と言っても伝わらない可能性があるので注意。
    • 最近では日本でも「DoT」が若い世代で浸透しており、逆にスリップダメージが死語になりつつある。
  • 逆に時間経過で少しずつHPが回復していく状態は、同じくFFシリーズの影響で「リジェネ」と呼ばれることがあるほか、
    MH界隈では「体力継続回復」や体力持続回復、自動回復とも呼ばれる。

MHW(:I)

  • MHWorldでは吹っ飛びが発生する攻撃を効果時間中に無効化することができる転身の装衣が登場。
    MHW:Iでは調整され、回避を転身の装衣任せにしているとあっという間に効果が解けるようになったが、
    ある程度のダメージは受けるものの吹っ飛びをほぼ無効化する不動の装衣の存在もあり、
    不動の装衣、転身の装衣を来たプレイヤーでも無視できない
    吹っ飛びなどのダメージリアクションが発生しない多段攻撃が多数登場した。
    これらの攻撃を食らうと、赤ゲージ付きの確定ダメージとして体力が次第に減少していくことが特徴である。
    毒などの従来作品から存在するスリップダメージとは若干異なるものの、
    この吹っ飛びが発生しない連続ダメージのこともスリップダメージと表現することが多くなった

MHR(:S)

  • MHRiseでは不動・転身の装衣がないためか、一部のモンスターを除き多段攻撃タイプのスリップダメージはなくなった。
    • 分かりやすい例がテオ・テスカトルの直下火炎放射で、
      MHW:Iではスリップダメージだったが、MHRiseでは吹き飛ぶようになり、2回判定がある攻撃となった。

主なスリップダメージ

  • モンハンでのスリップダメージは毒を始め様々な状態異常によって引き起こされることが多いが、環境作用でも引き起こされる。
    代表的なのは火山や砂漠の暑さや地形ダメージだろう。
    暑さに関してはクーラードリンクなどで無効化することができるが地形ダメージは無効化するのには少々手間がかかる。
    • フルフルベビー(吸血)やギルドフラッグ火薬岩(熱さ)など
      一部アイテム所持時に発生するスリップダメージも本項の内容に類する効果ダメージではあるが、対処法が異なる。
      また、例えば、熱さのスリップダメージを持つアイテムには暑さ無効も効果は無い。
      なお、所持しているスリップダメージアイテムを手放せば解消される。
    • 毒テングダケ(毒)などの様に自発的にダメージ効果を発動させるケースもあり、
      これらは死中に活などを発動させるトリガーとして能動的に使われる事が多い。
  • モンハンシリーズでのスリップダメージは赤ゲージ改め暫定ダメージとして受ける場合が多い。
    そのため、こんがり魚などの赤ゲージを回復するアイテムで全回復という事も可能である。
  • 赤文字赤ゲージ改め暫定ダメージもしくは赤ゲージからダメージを受けるスリップダメージ。
    青文字吹き飛びが発生しない多段攻撃のスリップダメージ。

状態異常

毒状態

  • モンスターハンターシリーズにおける代表的なスリップダメージ。
    上位種として猛烈な勢いで体力が減っていく「猛毒」が存在し、
    猛毒よりも更に激烈な勢いで体力が減っていく上にスキルで無効化出来ない劇毒」という特殊な毒状態もある。
  • MHSTシリーズにも毎ターン終了時(移動中は一定時間毎)にスリップダメージの効果で登場。
    また、毒沼を一定時間踏むことでも毒状態を発症する。
    こちらも毒状態のほか、より強力な猛毒状態、MHST2のみ劇毒状態もある。

火属性やられ

  • 毒と同じく有名なのが、MH3より登場した火属性やられ
    火属性やられと毒のスリップダメージの大きな差異点は、火属性やられは赤ゲージから減っていく点。
    そのため、ダメージを受けた後回復する前に力尽きるという事が起きにくく
    更に前転回避3回と解除が容易なので毒の方が強力と考えるハンターも多い。
    こちらにも種類があり、火属性やられ【小】は無視できるレベルのスリップダメージが発生するが
    火属性やられ【大】は猛毒に匹敵するスピードで体力が減っていくため、
    発症次第即座に解除しなければと大ダメージを受けてしまう。
  • MHFでは火属性やられ【特大】という状態異常が存在し、
    こちらは体力最大値そのものが減少していくという凶悪な仕様であった。
    必要な前転回避が4回と多いほか、扱うモンスターの難易度に応じてスリップダメージの速度も異なり、
    最高難易度の★4では全力で解除した場合でも即死級のダメージとなる。

吸血

  • MH3で登場した状態異常。
    ギィギまたはスクアギルなど主に小型モンスターが行ってくる。
    毒のようにスリップダメージが発生するが、ダメージ量はそこまで多くはなく時間自体も短い。
    また前転回避でも容易に解除することができる。無効化する手段は存在しない。
    火属性やられ同様、赤ゲージが残らないスリップダメージとなっている。
  • MHFに登場するバルラガルも吸血を行うが、この場合のダメージは全て赤ゲージのスリップダメージとなっている。

裂傷

  • MH4Gで登場した状態異常。
    このスリップダメージは少々特殊で時間経過でダメージは発生しないという点。
    回避やダッシュ、攻撃など特定の行動を行うとスリップダメージが発生するというものになっている。
    また、時間経過で解除が不可能で一定時間しゃがむ、肉系アイテムを食べる、活力剤を使うなど
    解除条件を満たさない限りは永遠に治らないという点でも少々特殊な状態異常である。
    • MHR:Sでは仕様が大幅に変更されている。
      回避やダッシュ、攻撃などを行うと体力ゲージが紫色に変化し、
      攻撃に被弾すると紫色の部分が同時に追加ダメージとして削られる
      そのためスリップというよりは爆破やられにやや近い効果と言えるだろう。

狂竜症

  • MH4で登場した状態異常。
    といってもこの状態異常自体にスリップダメージが発生するという効果は無い。
    だが、狂竜症を発症した状態でマガラ種や極限個体が生み出すウイルス溜まりに入った際は、
    猛毒状態に匹敵する勢いの強烈なスリップダメージが発生する。
    • 狂竜化や極限化が無いMHX以降はマガラ種でしか見られない現象になっているため、
      このスリップダメージの仕様に気づくハンターは少なくなっている。
      気づかず狩猟していたハンターが居ればアドバイスしてあげよう。

瘴気侵蝕状態

  • MHWorldで登場した状態異常。
    狂竜症と同じくスリップダメージは起こらず、体力最大値が半分に固定されるというのが本来の効果である。
    屍套龍ヴァルハザクが瘴気吸収を行った際は、毒など軽く超える凄まじいスリップダメージが発生する。
    • 更に体力の最大値が半分に固定されているうえ、ヴァルハザクがブレスを放つ際にも発生し
      極めて危険な状態となるため、ヴァルハザク戦において瘴気耐性は必須となる。
      ちなみにヴァルハザクによる瘴気のスリップダメージのダメージが増えるという効果もある。

劫血やられ

  • MHR:Sではキュリアが関わる攻撃に劫血やられが付与されている。
    自然回復が停止して赤ゲージが徐々に減少し、赤ゲージが無くなると体力が減り始め、
    回復効果を持つアイテムの回復量が減少するが、与えたダメージに応じて体力が回復する

やけど状態(MHSTシリーズ)

  • MHSTシリーズでは火属性やられに代わり登場。
    主に火属性の攻撃に追加効果として付与される場合が多く、被弾時に確率で発症。
    また、溶岩地形付近の赤熱化した地面に一定時間触れても発症する。
    毒と同じように、戦闘中は毎ターン終了時(移動中は一定時間毎)にスリップダメージを受ける。
    アイテムのアロエ草ややけど薬などの使用や、ターンや時間の経過で解除される。
    • パッシブスキル「やけど無効」が発動していれば戦闘中・移動中ともに発症しない。
      なお、火耐性をいくら高めても発症率を下げることはできない。
    • MHSTではスリップダメージ以外の効果が無く毒状態とほぼ同じだったが、
      MHST2では防御力ダウンも同時に発生と差別化されている。

地形ダメージ

暑さ

  • 砂漠や溶岩による灼熱の環境では常時緩やかなスリップダメージが発生し続ける。
    これらは全てクーラードリンクを始めとした耐暑アイテムで無効化が可能
    ダメージ自体は大したことないのでクーラードリンクを忘れたから無視し続けても致命打にはならないが、
    常にスリップダメージが発生するという事は自然回復が一切発生しないという事でかなり厄介なので
    クーラードリンクを忘れないように気を付けよう。暑さ無効を付ければ無効化することができる。

溶岩・赤熱化

  • 地形ダメージ代表
    溶岩に隣接している狭いスペースで常にスリップダメージが発生しており、ダメージ量もなかなか強力。
    スリップダメージが発生する時は足元から黒い煙が僅かに立ち昇る。
    火山エリアの端の方に存在していることが多く、スリップダメージゾーンもそこまで広くはないのだが、
    エリアによってはかなり広い範囲でスリップダメージが発生するマップもあり、
    非常に戦闘がしにくくなってしまうフィールドも少なくはない。
  • また、地面を赤熱化させ、スリップダメージゾーンを形成するモンスターも存在する。
    代表的な例だと蛇帝龍ダラ・アマデュラ亜種冥灯龍ゼノ・ジーヴァなど。
    特にダラ・アマデュラ亜種および歴戦王ゼノ・ジーヴァは次々と地面を赤熱化させながら
    大規模攻撃でハンターの移動を制限してくるため、対策無しではまともに戦闘を続行できなくなることも。
    また、後者はスリップダメージのダメージ値自体も通常個体から大幅に強化されている。
  • MHFの極限征伐戦におけるLV1000以上の紅龍ミラボレアス戦では、
    専用フィールド:火口深部の地面全体が赤熱化し地形ダメージが生じるギミックが存在する。
    同作には地形ダメージ無効スキルが存在しない(地形ダメージ減スキル止まり)ため、
    空中戦を主体とする穿龍棍以外の武器種はこまめな回復が必須に近い。

  • 千剣山瘴気の谷に存在するフィールドギミック。
    この二つのエリアにはエリアの一部に酸の泉が存在し、ここに足を踏み込むと
    猛毒に匹敵するレベルの強烈なスリップダメージが発生する。
    1回あたりのダメージもダメージ頻度も非常に高く、現状での地形ダメージによるスリップダメージではトップクラス
    暑さや溶岩・赤熱化と同様、暑さ無効ネコの長靴術で完全に無効化することができるが、
    MHWorldでは瘴気環境適応で無効化はできず、軽減となる。
    危険な地帯ではあるが、瘴気の谷の酸は範囲が狭いのが幸い。

瘴気

  • MHWorldでのフィールド瘴気の谷に存在するスリップダメージ。
    瘴気が濃い中層部ではほぼすべてのエリアで常にスリップダメージが発生し続けるという
    地味に厄介な仕様となっている。暑さと違って無効化するアイテムは存在しない。
    被ダメージ速度は毒よりも遥かに緩やかではあるが、瘴気の影響下に在る限り
    ダメージも受け続け、体力の自動回復も発生しない
  • スリップダメージを無効化する手段は存在し、「スリンガー松明弾」を地面に射出して火を起こすと、
    火が燃えている間は周囲の瘴気が晴れ、その近くにいる間はダメージを受けることが無くなる。
    また特殊装具の内装衣として扱われるものを着用すると効果中は瘴気を無効化する。
    また、瘴気環境適応というスキルで無効化することも可能。

腐肉

  • 瘴気の谷に存在するギミック。
    モンスターに攻撃させたり、タル爆弾で誘爆させると謎の青い炎が発生し
    凄まじい勢いで少量のスリップダメージが発生する。とにかくダメージのスパンが短いため大ダメージを受けてしまう。
    これはスリップダメージというより怯みも受けない連続したダメージで、
    確定ダメージと未確定ダメージが発生しており、
    ダメージを受ける際にダメージ音がしたり、加護スキルの発動対象であったりもする。
    ハンターだけでなくモンスターにもスリップダメージを与えることが可能で、
    凄まじい勢いで2の固定ダメージを与えられる。

モンスターによるダメージ(暫定ダメージ)

テオ・テスカトル

  • モンスターによるスリップダメージと聞いて真っ先にテオ・テスカトルを思い浮かべた人も多いのではなかろうか。
    テオ・テスカトルは常に「龍炎」と呼ばれる炎の鎧を纏っており、近づくとスリップダメージを受ける。
    ダメージ量も馬鹿にできずただ近づいて攻撃するだけでゴリゴリ体力が削られてしまう
  • また龍炎纏いが最大になるとブレスを打たずとも地面を炎上させるため、非常に厄介。
    このダメージは角を折る毒状態にする、龍封力で龍炎纏いの段階を下げる、など対処方が存在する他、
    暑さ無効熱ダメージ無効などのスキルで無効化することも可能となっている。

ナナ・テスカトリ

  • MHP2G以前はテオ・テスカトル同様、龍炎纏いによるスリップダメージが発生し、
    対処法やスキルでの無効化等全く同じである。
  • では何故分けられているのかというと、時はMHWorld。10年ぶりに復活を果たすと同時に大幅にリニューアルされた
    スリップダメージをほぼ主体とした戦闘法を引っさげており、
    ナナ・テスカトリの復活でスリップダメージを大きく意識するようになったハンターも多いのではなかろうか。
  • まずナナ・テスカトリは青い炎を操り地面に着火させる技「延焼」を会得。
    この青い炎が燃えている間は、熱い地帯ではない地形にもかかわらずクーラードリンクがないとダメージが発生する
    最初は炎が小さい状態だが、ナナ・テスカトリのブレスなどで着火するとより激しく燃え盛る。
    この状態になるとクーラードリンクでもダメージが防げなくなり、ダメージ自体も増加してしまう。
    熱ダメージ無効があればこのスリップダメージは完全に無効化できる。
    前方に羽ばたきで延焼を広げる技も使い、これを繰り出されるとフィールドの広範囲に延焼が撒き散らされる。
    厄介なのが、ハンターがこのアクションに巻き込まれるとハンター自身の体にも炎が纏わり付くこと。
    体に纏わり付いたスリップダメージは熱ダメージ無効でも軽減しかできない
    更にこのアクションには風圧が発生するため、風圧と熱ダメージ無効のどちらも付けていない場合は
    風圧で拘束されながら床と身体のダブルのスリップダメージで炙ると散々な目に遭う。
    後述のヘルフレアと合わせてせめて風圧耐性は高Lvにして向かっていきたいところ。
    • ちなみに、床の延焼は激しく燃える前ならスリンガー水流弾などの水属性攻撃で鎮火でき、
      体にまとわりついた炎は火属性やられのように前転で振り払える。
  • と、このようにスリップダメージを巧みに使いダメージを与えてくるがこんなのは序の口で
    テオがMH4での復活に際して新たな必殺技「スーパーノヴァ」を手に入れたように、
    ナナもそれに相当する技として「ヘルフレア」という必殺技を新たに身に着けた。
    空中でパワーを溜め着地と同時に超広範囲に強い風圧が生じ、
    辺り一帯にスリップダメージが発生、ハンターを消し炭に変える大技。
    • この技の最大の特徴は圧倒的なスリップダメージでハンターを葬る点で、
      一撃で葬り去る技ではなく、ゴリゴリと体力が削られ続けて倒れるという珍しい部類の技となっている。
      当然スリップダメージなのでガードや根性、転身の装衣は一切の効果を示さない
    • 技の発動によってあちこちに燃え盛る延焼がばら撒かれダメージゾーンとなる他、
      なんと延焼が次々に爆発しハンターを吹っ飛ばすようになる。
      このように吹っ飛ばされている間も無情に体力は減り続けているので延焼しているそばには近づかないこと。
    • また、技の範囲内では強い風圧が発生しており、無効化していないと拘束モーションの間にみるみる間に減っていき、
      何か対策を講じることもできずに乙してしまうこともしばしば。
    • 一方、やはりスリップダメージだからこそアイテム等を使う余地はある。
      流石に回復薬グレートでは回復が追い付かないが、癒しの煙筒の範囲内に居座れば死ぬほどは減らなくなる。
      また、スリップダメージで長大な赤ゲージが出るので、減ってきた段階でアステラジャーキーを使えば
      受けたダメージのほとんどを回復することが可能。
      尋常でない量のダメージを貰うことになるので持ち込むとかなり楽になる。
      攻撃自体は火属性であるらしく、耐熱の装衣を纏っていれば体力の減りはかなり緩くなり、
      回復薬グレート等でもしのぎ切ることも可能。

ダラ・アマデュラ(亜種)

  • ダラ・アマデュラ(亜種)は蒼白色に輝く正体不明のエネルギーを有しているが、
    怒り状態に移行するとその膨大なエネルギーが蒼白い粒子とともに胸部から漏出し、
    エネルギーの影響で胸部周囲の空間にスリップダメージが発生するようになる。
    怒り状態と連動した現象だが、ハンター側にダラ・アマデュラの怒りを鎮める方法はなく、
    たとえダウン中であろうともエネルギー放出は無関係で発生し続けるため、
    本体から生じる半永続的なスリップダメージにもかかわらず、強制的な解除手段は一切存在しない
    • 特にダメージを与えると即激昂するようになる最終盤では、
      胸部付近は常にスリップダメージが発生しているという前提で行動する必要が出てくる。
  • この現象は「放出されたエネルギーの熱量によるもの」という扱いなのか、意外にも暑さ無効スキルで無効化が可能
    記述の通り、千剣山には灼熱の酸が広がるエリアが存在するほか、
    ダラ・アマデュラ亜種は更に自身の攻撃に伴ってエリアの大部分を溶岩化させてしまう能力を持つため、
    これらを纏めて対策できる暑さ無効の採用価値はかなり高いと言える。

ミララース

  • 紅龍ミラボレアス特殊個体であるミララースもスリップダメージをメインとした必殺技を有する。
    大熱波と呼ばれる技で翼を折りたたむようにして周囲の空気を橙色に染め上げるという予備動作の後に
    空間が歪むほどの熱量を持った大熱波を拡散、その一帯を焦熱地獄と化すという凶悪な技。
    その熱波には凄まじいスリップダメージが発生しており、数秒で極大ダメージを受ける。
    更に翼付近は龍風圧、やや離れた場所でも風圧【大】を発生させるため、
    眼前で食らってしまうと、風圧で動けない状態のまま文字通り灰燼と化すことになる。
    更にこの熱波は暑さ無効やネコ長靴術を無効化する
    それどころか、あらゆるダメージ判定を無効化するはずの緊急回避を貫通してダメージが発生し、
    更には無敵時間が発生している転倒中でも問答無用でダメージを受けるという、
    シリーズ史上類を見ない凶悪技である。
  • ナナ・テスカトリのヘルフレアに非常に似ているが、こちらは翼付近で龍風圧を発生させる
    また、この技は前方特化の技で正面に放つ大熱波の射程は極めて長く、溶岩島の約2/3にも及ぶ。
    しかし後脚よりも後方に向かって放つパターンは存在せず、前方に拡散する場合は大きな隙が生まれるが、
    後脚辺りも左右に拡散される熱波の範囲内であるため迂闊に近づくと丸焦げになるため注意。
  • 今でこそスリップダメージを与える攻撃は珍しくないが、MHWorldでマム・タロトが出てくるまでは
    スリップダメージをメインのダメージソースとする攻撃を持つのはこの技のみだった。
    ただし、赤ゲージのスリップダメージをメインのダメージソースとする攻撃は、これと
    ナナのヘルフレア、そしてアルバトリオンのエスカトンジャッジメントと現在でも非常に珍しい。

黒炎王リオレウス

  • 黒炎王専用技である火薬岩設置にて広い範囲でスリップダメージが発生する。
    炎上する火薬岩を中心に炎のエフェクトが広範囲に渦を巻いており
    踏み入った途端に熱によって猛烈な勢いで体力が減っていくダメージゾーンと化す。
    更にこの技は一定時間で巨大爆発を起こすため、行動・視界阻害としても機能している。

オストガロア

  • オストガロアは普段本体の周囲に粘液ガスを発しているが
    これに触れると粘液まみれという状態異常になると同時に強烈なスリップダメージが発生する。
    また、粘液まみれ状態で回避をすると骨まみれ状態という一種のだるま状態となってしまう。
    そのため、剣士は顔付近に近づいて攻撃することすら非常に困難となっている。
    粘液ガスの放出をやめさせるには触腕を片方破壊するか、瘴龍ブレス形態になるのを待つ必要がある。
    また、このダメージはスキルをもってしても無効化する手段が一切存在しない
    • ただし粘液ガスを放出してる部分は肉質が固く、
      属性ダメージも入らないのでスリップダメージをわざと受けて攻撃するメリットは皆無。
      オストガロア戦における剣士の立ち回りはまず触腕を攻撃して弱点を晒したらそこを攻撃というのが基本なため、
      無効化スキルがそもそも必要ないと言える。
    • なお、上述の骨まみれ状態はだるま無効スキルで対策可能。
      粘液まみれ状態は本体周辺のガス以外にもブレスとして吐き出してくる液体に当たってもなってしまうため、
      そういった攻撃を食らっても動きを拘束されないための保険としては有効である。

怒り喰らうイビルジョー

  • MHW:Iの怒り喰らうイビルジョーは、龍強化状態の時は頭部~首元に付近にスリップダメージが発生するようになり
    攻撃のために近づいたり、クラッチクローで頭部か背中に張り付くとみるみる体力が減っていく。
    龍属性エネルギーによるダメージのためか、耐龍の装衣を着用している間は無効化可能。

猛り爆ぜるブラキディオス

  • MHW:Iで復活した猛り爆ぜるブラキディオスは、最終局面に移ると粘菌の性質を変化させ、
    爆発しない代わりに熱ダメージ無効を貫通するスリップダメージを発生させるようになる。
    これを通常の粘菌と同じ感覚でホイホイ設置してくるため、
    気が付けば辺り一面粘菌だらけで体力ゲージは真っ赤になっていることも多い。

アルバトリオン

  • MHW:Iのアルバトリオンは新たに水属性攻撃を使用するようになっているが、
    水ではなく可燃性の液体なのか、水ブレスが着弾した地点に炎ブレスが当たると、
    残っていた液体が炎上してスリップダメージを発生させるようになる。
  • また、龍活性状態から別の活性状態に形態変化する際に、
    フィールド全域に絶大なスリップダメージが発生する新技「エスカトンジャッジメント」を使用してくる。
    詳細は個別記事を参照。

ミラボレアス

  • MHW:Iで超絶強化されて復活したミラボレアスも多くのスリップダメージを持つ。
    ほとんど確定ダメージと未確定ダメージが発生するスリップダメージとなっているが、
    暫定ダメージのスリップダメージも有しており、最終形態の拘束攻撃で、拘束中に熱によるスリップダメージが発生する。

オロミドロ

  • 怒り状態のオロミドロは鈍い金色の泥をまき散らすことがあるのだが、
    この泥には地盤を溶かす特殊な酸が含まれており、強烈なスリップダメージも付随している
    それに加えて泥自体の移動速度低下もあるため、モタモタしてるとあっという間にHPが減っていく。
    泥雪耐性で移動速度低下ともども無効化できるため、余裕があれば採用したい。

アマツマガツチ

  • MHR:Sで復活参戦したアマツマガツチは、HPが一定以下になるとフィールド全域にスリップダメージが発生する新技を使う。
    最初は猛毒程度のスリップダメージだが、一定時間が経過しアマツマガツチが着地して雷撃を起こすと、
    エスカトンジャッジメントもかくやという絶大なスリップダメージに移行してしまう。
    雷撃の持続は緊急回避より長く、無対策では虹ヒトダマドリを取得していてもまず確実に力尽きてしまう。
    唯一の安全地帯は雷撃の届かない上空であり、設置された大翔蟲で高高度へ飛び、そのまま滞空することで回避できる。

モンスターによるダメージ(連続ダメージ)

火球ブレス

  • 様々なモンスターが放ってくる火球ブレスにもスリップダメージが発生するものがある。
    代表例はリオレウスリオレイア及びその希少である。
    火球ブレスが放たれた際にその場で地面が炎上し、
    触れると極少量のスリップダメージと共に火属性やられ【小】になってしまう。
    かなりの大ダメージと火属性やられ【小】が襲ってくる危険な攻撃なのだが、
    後述するがMHW:Iの希少種に限ってはそれとは別に形態変化で明確にスリップダメージが発生するようになる。

テオ・テスカトル

  • MHW:Iでは地面に向けてブレスを吐きつけ、足元を火の海にする直下火炎放射が追加され、
    火の海の中では小ダメージが連続で発生するスリップダメージが発生する技を獲得した。
    吹っ飛ばないので転身で無効化できず、その場に留まり続けると絶大なダメージを受ける。
    • 転身や不動が無くなったMHRiseでは吹っ飛び判定が2回発生する技になり、
      スリップダメージ型の攻撃ではなくなった。

ヴァルハザク死を纏うヴァルハザク

  • ヴァルハザクは瘴気を意のままに操り攻撃してくるモンスターだが、当然瘴気にスリップダメージが発生する
    ヴァルハザクの瘴気は普段から瘴気の谷に漂っているものとはまったく別物であり、
    瘴気適応スキルで無効化できず、スリンガー松明弾でも払えない特殊なもの。
    更に各種装衣を装備した効果発動中でも無効化できない。
    瘴気耐性という別スキルでも瘴気ダメージは防げずこのスリップダメージを防ぐ手段は存在しない
    スリップダメージといっても赤ゲージとしてくらう一般的なスリップダメージとは違い、
    精霊の加護が発動したり不動の装備で火花が散ったりする確定ダメージと未確定ダメージが発生しており、
    ダメージを受ける際にダメージ音がしたり、加護スキルの発動対象であったりもする。
  • 歴戦王はこのスリップダメージが超強化を受けており、冗談抜きで戦闘のほとんどを回復に充てる必要がある。
    当然無効化する手段は存在しないため脅威以外の何物でもない。
    回復アイテムが尽きて何度も補給したハンターも多いだろう。
    このスリップダメージは龍耐性の強化で多少はダメージを減らせるのだが、このスリップダメージの最大の脅威は
    恐ろしい頻度のダメージ数であるため、ほぼ役に立たず焼け石に水になってしまう。
    加えて瘴気ダメージ判定が重なっている所にいると凄まじい勢いでスリップダメージを受ける。

マム・タロト

  • マム・タロトが吐くブレスの中にはゲロのように直下の地面から正面へ熱波を放出するものがある。
    これは範囲内にいると連続で大きいスリップダメージを受ける為、
    巻き込まれた位置によっては抜け出す前にそのまま力尽きてしまうこともあり得る。
    また、このスリップダメージはヴァルハザクの瘴気のように赤ゲージが残らないタイプである。
  • スリップダメージなので当然転身の装衣では無効化できない。
    なのでマム・タロトと戦う時はダメージを軽減できる耐火の装衣の持ち込みがよく推奨されている。

怒り喰らうイビルジョー

  • MHW:Iの怒り喰らうイビルジョーは大幅な仕様変更に伴って数々の新技を取得しており、
    地面にブレスを噴射し、スリップダメージゾーンを生成、龍属性やられになると同時に
    スリップダメージが発生するトラップとして機能するブレスを放ってくる。
  • また、龍強化状態の際に頭部にクラッチで張り付くとスリップダメージを受ける。

リオレウス希少種リオレイア希少種

  • MHW:Iでのリオレウス希少種、リオレイア希少種は時間経過で劫炎と呼ばれる強化状態に移行し、
    その際に放たれる火炎ブレス全てに明確なスリップダメージが発生する。
    上記の通り、火球ブレスには元々スリップダメージはあったのだが、ダメージのスパンが非常に長く、
    ほぼスリップダメージとして認知されないほどだったが、劫炎状態での火球ブレスは
    スパンが短く、確定ダメージと未確定ダメージが発生するスリップダメージとなっている。
  • MHR:Sでのリオレウス希少種、リオレイア希少種は劫炎状態になっても
    ブレスの延焼が変化しないようになったため、明確なスリップダメージは発生しなくなっている。

アルバトリオン

  • 吹っ飛びが発生しない連続ダメージは大抵火属性ダメージなのだが、
    全属性を操るアルバトリオンなだけあり、火属性は勿論氷属性のスリップダメージも持つ。
    • 火属性はお馴染みの直下火炎放射。
      ダメージ範囲は火炎が吐きつけられた地面を中心とした円形。
    • 氷属性は地面が凍結するほどの冷気ブレスを吐き、スリップダメージを発生させる。
      ダメージ範囲はかなり広く、扇状なので離れるほど横に広くなる。
      また、直下火炎放射のように冷気を吐いてダメージゾーンを発生させることもある。
  • また、龍活性状態から別の活性状態に形態変化する際に、
    フィールド全域にスリップダメージが発生する新技「エスカトンジャッジメント」を使用してくる。
    詳細は個別記事を参照。

ミラボレアス

  • MHW:Iで超絶強化されて復活したミラボレアスも多くのスリップダメージを持つ。
    • 1つはテオのような直下火炎放射。
      ダメージ範囲は火炎が吐きつけられた地面を中心とした円形で、ミラボレアスの脚元にまで及ぶ。
      ダメージ量はテオの比ではなく、特に最終形態でまともに食らうと1秒で蒸発する
    • 2つ目はおそらく最も多くのハンターをキャンプ送りにしたであろう扇状火炎放射
      直立状態から両翼を用いて体勢を固定し、巨大な扇状の火炎放射で前方一帯を焦土にする。
      判定時間が非常に長く、武器の硬直次第では死が確定する。
      最終形態では接触したが最後、1秒足らずで体力を削り取られて死に至る。
    • そしてミラボレアス最大技である劫火
      予備動作と言える火炎放射でスリップダメージが発生し続ける。

アクション・スキル

  • これらのアクションおよびスキルによるスリップダメージは「強力な恩恵の代償」という意味合いが強く、
    他のゲームで言う所の「自傷ダメージ」のような意味合いがある。
    • スリップダメージを受ける一方で条件付きでダメージを回復できるものも存在する。

納刀継続状態

  • MHXXの狩猟スタイルの1つであるブレイヴスタイルでのみ使用可能な納刀継続状態中は、
    スタミナが高速で減少するとともに、体力が少しずつ消耗していく。

妖刀羅刹

  • MHXXで追加された太刀専用の狩技。
    発動すると、刀身に気を込めるようなモーションをし、刀身から黒いオーラが発生する。
    発動中は攻撃力の上昇と引き換えにスリップダメージが発生し続け、
    モンスターに攻撃を当てることで赤ゲージ部分のみが回復するようになる。

(真・)龍脈覚醒

  • MHW:Iで登場したシリーズスキル。
    • 龍脈覚醒では、抜刀中に会心率+20%、属性値+80、状態異常値+80
    • 真・龍脈覚醒では、抜刀中に会心率+40%、属性値+150、状態異常値+120
    という凄まじく攻撃力が強化される代償として、
    攻撃する毎に裂傷状態のエフェクトと同じものが発生し、スリップダメージが発生する。
    つまり妖刀羅刹をスキルにして常時発動させたようなものである。
    攻撃をする度にスリップダメージは発生するが、モンスターに攻撃を一定回数当てる事に成功すると、
    体力が一定値回復する効果を得られる。

狂竜症【蝕】

  • MHR:Sで登場したスキル。
    モンスターとの交戦時に特殊な仕様の狂竜症に自ら感染する。
    発症前は攻撃力、属性値の上昇、回避性能の強化、固定スタミナ消費の減少といった
    様々な恩恵を得られるが、体力が徐々に減少していく。(赤ゲージは残る)
    克服すると赤ゲージが全て回復し、狂撃化時の会心率上昇効果がアップする。

伏魔響命

  • 同じくMHR:Sで登場したスキル。
    噛生虫キュリア終始ハンターに纏わりつき、攻撃性能の上昇と引き換えに毎秒1ずつ体力を奪われ続ける。
    はじめは1匹のみだが、体力を50吸収するごとにキュリアが増えていき、最大で3匹になる。
    増加に応じて攻撃性能がさらに上昇するほか、疾替えを行うと体力が回復する。

狂化

  • 同じくMHR:Sで登場したスキル。
    疾替えの書を蒼にすると体力ゲージが全て赤ゲージになり、さらにその赤ゲージが徐々に減少していく。
    この状態で攻撃を受けてもダメージは受けないが、その分スリップダメージが加速する。
    疾替えの書を朱に戻すと赤ゲージの半分が体力ゲージに戻り、スリップダメージが停止する。

その他

火薬岩フルフルベビーギルドフラッグ

  • アイテムの一種でポーチに入っている間に体力が徐々に減少していく(赤ゲージは残る)が、
    捨てる(ギルドフラッグは特定の場所で使用する)ことで体力の減少が止まる。
    ただし火薬岩に関しては運搬物の為と手元から落ち、
    地面に落下すると爆発して巻き込まれると減っていた体力が赤ゲージごと消えるので、
    安全に破棄する際には納品か山菜爺さんに渡す、前転回避で爆発に巻き込まれない等のひと工夫が必要。

状態異常(MHF)

毒状態

  • 猛烈な勢いで体力が減り、更に防御力も1にされてしまう壊毒
    辿異種が用い、★3以降の難易度では壊毒をも凌ぐ強烈な「猛毒(超毒)」と呼ばれる毒が確認されている。

火属性やられ

  • MHFでは火属性やられ【特大】という状態異常が存在し、
    こちらは体力最大値そのものが減少していくという凶悪な仕様であった。
    必要な前転回避が4回と多いほか、扱うモンスターの難易度に応じてスリップダメージの速度も異なり、
    最高難易度の★4では全力で解除した場合でも即死級のダメージとなる。

吸血

  • MHFに登場するバルラガルが吸血を行う。
    メインシリーズとは異なり、ダメージは全て赤ゲージのスリップダメージとなっている。

蝕龍やられ

  • MHFのG級遷悠種ジンオウガ亜種限定の、特殊な龍属性やられの一種とも言える状態異常。
    帯電状態(龍光まとい状態)の蝕龍蟲を用いた攻撃を食らった場合に発症する。
    発症した場合、画面の端に蝕龍蟲の様なエフェクトが発生し、
    メインシリーズの劇毒を超える強烈なスピードでスリップダメージが発生する。
    さらに斬れ味も時間経過で徐々に減少していき、
    一定時間ごとに「○○が蝕まれた」というメッセージと共に消費アイテムが消失していく。
    この状態異常は蝕龍蟲により引き起こされており、
    アイテムの消失に関しては龍殺しの実を持っているとそちらが優先的に蝕まれていく。
    また、ウチケシの実によって回復できるほか、龍耐性20以上で完全に無効化できる。
    その含まれる全ての効果が極めて厄介といえ、通常の龍属性やられも同時に発症してしまうため、
    可能なら無効化して挑みたい。

雷属性やられ【特大】

  • MHFに存在する辿異種が用いる雷属性攻撃に被弾した場合に発症する状態異常。
    1度の被弾で1段階目が、その状態でもう1度被弾すれば2段階目が発症。
    1段階目は特に大きな影響はないが、2段階目を発症すると「意識を失いました」というテロップと共にハンターが失神し、
    操作不能になるとともにスリップダメージが発生する。
    体力が0になるまでに味方に心臓マッサージ(納刀して決定ボタン)をしてもらうことで復帰できる。
    なお、ソロプレイや自分以外がNPCの場合は復帰方法がないため意識を失った時点で即死する。

ゲルやられ

  • MHFの辿異種ガノトトスが用いる状態異常。
    ガノトトスの突進攻撃やそれぞれの技で設置するゲルに被弾した場合に発症する。
    ドーム状のゲルに囚われて溺れ、一定時間スリップダメージを受け続ける。
    ダメージの速度は難易度によって変化し、高難易度ではほぼ致命傷となる。
    レバガチャで解除を早められるほか、他の人に音爆弾を使ってもらうことでも即座に解除可能。

出血やられ

  • MHFに存在する状態異常で、一部の辿異種モンスターが用いる。
    継続的なスリップダメージが発生し、更に回避行動時などにも追加でダメージが発生する。
    専用アイテムの止血玉のほか、時間経過によっても解除される。

モンスターによるダメージ(MHF)

火傷

  • MHFの一部のモンスターが用いるスリップダメージ。
    基本的には地面に炎のエフェクトが設置され、エフェクトに触れると体が燃え上がって体力が減っていく。
    エスピナス希少種のブレスで発生する火の海を初出とし、
    ラヴィエンテ、テオ・テスカトルやイャンクックの特異個体、ヴォージャン、
    グァンゾルム、辿異種リオレウス、辿異種グラビモスなど使い手は多い。
    技にもよるが、地形ダメージ減スキルで軽減、無効化が可能。
    グァンゾルムやヴォージャン、辿異種リオレウスなど火傷と別のスリップダメージも用いるものも(後述)。

ニフラム

  • 金塵龍ガルバダオラを始めとするMHFの一部の強力なモンスターが用いる、
    モンスターを中心として発生する超高速のスリップダメージによる即死攻撃の総称。
    詳細は個別記事を参照されたし。

ハルドメルグ

  • MHFで登場したハルドメルグの操る流体金属にもスリップダメージの効果があり、
    怒り時にハルドメルグの周囲に湧出する液体金属や、
    ブレスの着弾地点に残り続ける流体金属に触れている間はダメージを受け続ける。
    特にブレス後の流体金属のスリップダメージは強烈であり、
    ブレスを回避した場合でもその場にとどまり続けると大ダメージを受けてしまう。
    辿異種ハルドメルグも同様の性質を持っている。

G級オオナズチ

  • MHF-G10にてG級進出を果たした際の追加行動として、
    一定体力ごとに最大2回放つ超高速スリップダメージの即死技を習得している。
    その行動は体から濃い紫色の毒霧を大量に放出しつつ、
    ターゲットカメラや磁界接近/離脱が一時的に無効となる完全ステルス状態になるというもの。
    この行動後、エリア内全域には毒霧が停滞し、全ハンターを毒状態にすると同時に、
    毒状態とは無関係に緩やかなスリップダメージも発生する。
    さらに、この状態で15秒ほど経過すると、エリア内の全ハンターの画面が紫色に染まると共に、
    450を超える超高速のスリップダメージが一瞬で発生しハンターを即死させる。
    魂の再燃と根性札グレートを併用した場合でもそれら込みで即死するため生存は完全に不可能
    かなりの初見殺し性能を誇る技だが、対処法は2つ存在する。
    1つは攻撃が収まるまでエリアの外へ避難すること。
    もう1つは、完全ステルス状態のオオナズチに1以上のダメージを与えること。
    後者については、確定でオオナズチが怯むと共に毒霧も解除される。
    完全ステルス状態ゆえ、オオナズチに直接通常攻撃を行うのかなり難しいが、
    この行動中オオナズチの近くには毒の柱が発生するため、
    それを目印に音爆弾(有効なモンスターには1ダメージを与える)を投げれば簡単に条件を満たすことができる。
    他にも散弾や氷界創生を用いれば比較的簡単に条件を満たせる。
    これらの要素がない場合でも納刀ダッシュ時の逃走アクションの有無でオオナズチのいる大まかな方向は判別でき、
    最後まで諦めなければなんとかなることも。

ヴォージャン

  • 火属性の始種であるヴォージャンは多彩な火傷攻撃の他、
    地面を殴って噴火させ、発生した火柱からハンターを強襲し、
    被弾したハンターを火柱に投げ込みスリップダメージで即死させるという攻撃を用いる。

ケオアルボル

  • MHFで登場したケオアルボルは、高くジャンプしボディプレスした後、
    フィールド全体を灼熱地帯にし、高速のスリップダメージを発生させる技を使用する。
    唯一の安全地帯はケオアルボルの下であり、ケオアルボルの外にいると即死級のダメージを受ける。

辿異種モンスター

  • MHFで登場した辿異種モンスターは、その多くがスリップダメージ系統の攻撃を搭載している。
    これらは高防御力や元気のみなもとによるゴリ押し、真根性スキルへの対策という側面が大きく、
    緊張感維持のための技として採用された。
辿異種ヒプノック
特殊な状態異常である熟睡やられ(超睡眠)とセットで使用。
同一エリア内に熟睡やられに陥ったハンターがいた場合、ヒプノックはその場で歌いだす。
この歌は熟睡しているものに悪夢を見せる効果があるらしく、
熟睡やられ状態のハンターはうなされだし、スリップダメージを受ける。
毎秒50程度のダメージが発生し、ヒプノックは7秒間ほど歌い続けるため、
魂の再燃や根性札グレート込みでも生存はほぼ不可能。
怯みなどでヒプノックの歌自体を止めるか、寝ている味方を攻撃で起こすことでスリップダメージを中断させられるが、
中断手段のないソロプレイ時は熟睡≒即死となるため極めて厄介。
辿異種ドドブランゴ
2種類の大技がスリップダメージ式のものとなっている。
  • 1つは雪玉転がしで、被弾すると雪玉に巻き込まれ、エリア端の壁に接触するまで転がり続ける。
    転がっている間は高速のスリップダメージが発生し、エリアの広さ次第ではこれだけで即死級の威力となる。
    さらに、壁にぶつかって雪玉が壊れるときには通常のダメージ判定もあるため、
    低難易度でも大ダメージは免れない。
    なお、★4ではオトモのブランゴも低威力ながら同等の技を使用する。
  • もう1つは氷ブレス。従来のものとは異なりラージャンの気功ブレスのようなビーム状になっている。
    被弾すると耐性やスキルを一切無視して即座に凍結し、ブレス中は超高速のスリップダメージを受け続ける。
    予備動作が少ないわりに威力は極めて高く、凍結した時点で即死はほぼ免れない。
    さらに難易度によって威力は変わらず★1の時点で即死級の極めて危険な攻撃である。
    なお、見た目に反し意外にも通常ガードが可能である。
辿異種リオレウス
怒り状態では一部攻撃で火傷となる炎エフェクトを発生させるほか、
リオレウスの翼が炎上し、辿異種リオレウスに接触している間はスリップダメージを受け続ける。
他にも、★4限定の大技としてブレスにより巨大な炎の竜巻を発生させ、
気流でハンターを引き寄せつつ、内部のハンターにスリップダメージを与える技を習得している。
その後、追撃として止めにリオレウスが竜巻の中に飛び込んで爆発させるため、
抜刀ダッシュによりなるべくスリップダメージは抑えつつ、追撃への対処を準備したい。
辿異種ギアオルグ
通称「絶対零度」と呼ばれる特殊なスリップダメージ技を使用する。
長い溜めの後、地面に直接氷ブレスを照射し続け、周囲に超低温のフィールドを形成し、
範囲内のハンターのスタミナを高速で奪っていき、スタミナが尽きた場合、
今度はそのまま体力へのスリップダメージが発生するというもの。
氷耐性が55未満の場合はスタミナが0となった瞬間に凍結し、操作が不可能になる。
一部の武器種では回避やヒットストップなどにより、スタミナ消費を抑えて長い攻撃チャンスに変えられる。
また絶対零度フィールド内では強走効果は解除されるが、
《猛進強化》による猛進の第3段階では完全にスタミナ消費を無効化させるため、その場合は殴り放題となる。
辿異種ミドガロン
★4で解禁される大技がスリップダメージ方式の即死技であり、
炎の玉と化し、高速でハンターの周囲の空中を旋回することで火炎竜巻を発生させるというもの。
竜巻は発生から少し後にひときわ大きく炎上し、内部のハンターを打ち上げる。
打ち上がったハンターには超高速のスリップダメージが発生し、ほぼ確実に即死する。
見た目は派手だが、極ノ型では抜刀ダッシュで範囲外へと逃げられるため脅威はそこまでではない。
辿異種ルコディオラ
打ち上げ式のニフラムの他、★4で解禁される大技として「砂鉄爆破」や「砂漠葬送」と呼ばれる即死技を使用する。
この技は姿勢を低くした溜めの動作中にそれぞれのハンターの足元に砂鉄を集めた後、
砂鉄で作った巨大な針でハンターを串刺しにして空中に固定し、その後砂鉄を炸裂させるというもの。
空中に固定されている間は体力が30程度となるまで高速のスリップダメージが発生し続け、
その後炸裂による通常ダメージで止めとなる。
炸裂後は力尽きるまでに地面を転がるため、龍耐性さえ確保していれば粉塵による救助は容易。
辿異種トリドクレス
辿異種トリドクレスの代名詞とも言えるソーラービームがスリップダメージ式。
閃光の後に正面に極太のビームを放ち、左右のどちらかにゆっくりとなぎ払うという技だが、
閃光に被弾した場合は気絶してしまい、位置次第ではビームへの対処が不可能となる。
一応、なぎ払い時は交差するように回避することでノーダメージで対処ができる。
かつては難易度でビームの威力が変化せず、★1から掠っただけで即死級の威力を持っていたが、
2019年1月に行われた調整でダメージ量が難易度で変化するようになり、
★1や★2ではなぎ払い部分に被弾する程度なら大ダメージを受けるだけで済むようになった。
辿異種ガスラバズラ
非怒り状態では凶悪な状態異常である猛毒(超毒)を使用する。
また、怒り状態では、両腕を地面に突き刺し大量の砂を押しながら突進する通称「ブルドーザー」という技を使用する。
押される砂に巻き込まれた場合、突進中はスリップダメージを受け続ける。
なお、この時カメラの視点が側面やや後方の斜め上空からガスラバズラを見下ろすという特殊なものとなる。
突進の終了時には大量の砂ごとガスラバズラに後方に投げ捨てられ、
地面に着弾した時に大ダメージの追撃が発生し止めを刺される。
始めに両腕を地面に突き刺したときには超震動が発生し、位置次第では巻き込みが確定する。
また、巻き込みの判定は意外と大きいため注意。

その他(MHF)

真鬼人解放極鬼人解放

  • MHFに存在する鬼人化系列の双剣アクション。
    この状態中はスリップダメージが発生し続け、ハンターの体力が徐々に減少し、
    残り体力が1になった時点で今度は赤ゲージが消費され始める。
    また、生命の粉塵や回復旋律などは無効化されており、
    吸血スキルや辿異シジル、魂の再燃、根性札グレートを除く一切の回復が行えない。

龍気穿撃

  • モンスター側にスリップダメージを発生させる穿龍棍専用のアクション。
    モンスターの尻尾に龍気が溜まっている状態で龍気穿撃を当てた場合、
    一定時間モンスターの尻尾へと斬属性のスリップダメージが発生する。
    これにより、穿龍棍は完全な打撃武器でありながら尻尾の切断が可能。

氷界創生

  • モンスター側にスリップダメージを発生させるスキル。
    モンスターに攻撃すると自分を中心とした円状のフィールドが発生し、
    フィールド内のモンスターには武器攻撃力を元にしたダメージを毎秒与える。
    攻撃を当て続けることでフィールドの範囲と与ダメージは段階的に強化されるが、
    一定時間攻撃を当てられないとフィールドは減衰、消失する。

関連項目

システム/状態異常
システム/毒
システム/火傷
フィールド/溶岩
モンハン用語/赤ゲージ
アクション/炎ブレス
アクション/ニフラム
アクション/鬼人化
スキル/氷界創生


*1 ちなみに、この2作では、は一定時間毎にダメージ、スリップ(じょじょに体力が奪われている)は単位時間毎にダメージを受ける、別の状態異常である。どちらも継続ダメージであり、現在の「スリップダメージ」の定義に当てはまるので少々ややこしい。