モンスター/ブナハブラ

Last-modified: 2024-04-28 (日) 14:54:26
種族
甲虫種(殻虫目 針尾亜目 ブナハ科)
別名
飛甲虫(ひこうちゅう)
英語表記
Bnahabra
危険度
MH3・MHP3・MH3G・MH4・MH4G・MHX・MHXX:★2
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MH4, MH4G, MHX, MHXX, MHRise, MHR:S, MHST, MHST2, MHXR, MH-R
狩猟地
孤島, 砂原, 水没林, 凍土, 火山, 渓流, モガの森
遺跡平原, 地底洞窟, 原生林, 氷海, 地底火山, 天空山, 未知の樹海, 旧砂漠, 古代林, 遺群嶺
大社跡, 寒冷群島, 溶岩洞

目次

生態・特徴

地域を選ばず広範囲に棲息している甲虫種。
左右に突き出したような独特な形状の胸部を持ち、真正面から見るとそれが頭部のように見える。
通常の個体でも人間の子供並みかそれ以上の大きさがあり、
羽を広げれば大人が両腕を広げたのと同程度。
その大きな羽で縄張りを中心に群れで飛び回る事から、
ハンターズギルドからは《飛甲虫》とも呼ばれる。
同じく飛行する甲虫種モンスター、ランゴスタと比べるとやや攻撃性は低い。
普段は闇雲に飛び回らず、壁面などに貼り付いている事もある。
しかし縄張りに近付く者を確認すると反応し、その周囲を飛び回り始める。
腹には麻痺性の毒を分泌する針を持ち、敵に突き刺すと同時に毒を与えて動きを封じる。
また、この針から腐食性のある体液を分泌する事もでき、
外敵に対してこの体液を発射して攻撃を仕掛ける事もある。
環境に対する適応力が非常に高く、動物の死骸に卵を植え付けて繁殖するため、
他種の動物がいる陸地であればどこでも生きていける。
前述した腐食性の体液は、本来は死骸に注入して腐敗を促進させ、
卵の孵化や幼虫の成長を促すためのものである。
モガの森のように棲息している動物の種類が多く、環境が安定した温暖な地域であれば、
時々大発生する事もあり、さらに個体によっては通常の二倍以上の大きさにまで成長する事もある。
その反面、腐肉食性、昆虫食性のモンスターが多い地域では
生息こそしているものの他の地域に比べれば個体数は少なめで、
巣からあまり離れずに活動している場合が多い。
なお、生息域によって体色が異なり、腐食性の体液の成分も微妙に変化する。
大発生した地域で稀に確認される大型の個体は群れの女王とされている。
とは言えクイーンランゴスタ並みの巨体にまで成長した記録は確認されておらず、
前述の通り、通常のブナハブラのおよそ二倍がせいぜい(それでも大人よりも大きいが)。
この女王が持つ針は非常に美しい輝きを放ち、希少品として取引されている。
他の甲虫種と同じく身体は衝撃に弱く、物理的な攻撃を受ければ大概は砕け散るが、
特殊な加工を施す事で飛竜の甲殻に匹敵する強度を付加させる事も可能である。
また、腹部の毒針もその毒を利用した弾丸や武具の素材としての価値が見出され、
ハンターからの注目を集めるようになった。
大発生すると家畜などに悪影響を及ぼす事もあるため、
そういった理由からハンターズギルドに掃討の依頼が舞い込む事もしばしばだが、
近年では風変わりな理由からブナハブラの狩猟がクエストとして提示されるケースが増えている。
とある貴族が夜会に着るための衣装用として大量のブナハブラの素材を欲し、
ハンターズギルドに直々に依頼を申し込むという珍事が起こった事もあった。
また、近年ではブナハブラそのものに食材としての価値が見出されつつあるらしく、
その研究のためにブナハブラを狩猟してほしいという依頼が発注された事例もある。

概要

  • ランゴスタに代わりMH3から登場した甲虫種の小型モンスター。
    麻痺を誘発する毒針は勿論のこと、ブナハブラはこの針から属性耐性を低下させる液体を飛ばす。
    ちなみに攻撃性はランゴスタより低く、縄張りに入らないと攻撃してこないといった違いもある。
    また、暗い洞窟でたいまつを灯していると、うじゃうじゃと集まってくる。
    壁に張り付いていることがあり、ハンターが近寄ると突然飛び立つ。
  • 勘違いしやすいが、頭部に見える左右に突き出た赤い部分は胸部であり、頭部は黒くて小さい。
  • ランゴスタとは違い、他の個体を統括するような存在はいない。
    しかし、ブナハブラが大発生している時期にモガの森に行くと、巨大なブナハブラが現れる。
    この個体は通常のブナハブラより体力が多く、麻痺毒が強力である。
    • しかしながら、この大型個体に関しては、特筆すべきは戦闘力ではない。
      この個体からは希少特産品であるクイーンニードルが入手できるのだが、その確率が異常に低い。
      どれくらい低いかというと、数値にして5%逆鱗並みの低さである。
      しかも、そんな低確率でありながら、特産品ランクは最低の☆1
      リュウグウガニとならび、入手難易度と価値が釣り合わなさ過ぎる特産品である。 
  • 飛ぶ甲虫種独特の、イライラするヒット&アウェー戦法は健在。
    しかし火を見せるか燃鱗スキルを発動させると、この狡猾さから一転、
    本能に引きずられるままにぶつかってくる、ただの突撃虫と化す。
    自分から近寄るどころか、こちらから接近しても距離をとらない。
    また、攻撃されてもハンターのそばを離れない個体も相当数見られる。
  • 火山ではあまり見かけない。
    その理由はウロコトルの存在である。
    ウロコトルは基本的に腐肉食であるため、ブナハブラが卵を植え付ける為の死骸を食べてしまう。
    仮に無事植え付けられたとしても、その死骸を卵と一緒に食べられてしまう事もある。
    更には気が向いたときに限られるが、ウロコトルはブナハブラを直接捕食する事がある。
    時には火炎液を使って撃ち落とし、時には地下から飛び出してそのまま噛り付く。
    このような天敵の存在がブナハブラを繁殖の時点から抑制しているため、
    火山では個体数が増えにくいのである。
    上記のことから、ブナハブラの天敵はスカベンジャーだと言えよう。
  • ラングロトラやボルボロス亜種に捕食されている様子も確認されている。
    凍土のボルボロス亜種はブナハブラの巣らしきものを破壊して群れごとガツガツと食べるが、
    ブナハブラはあの寒い中、雪や土の中に棲んでいるのだろうか?
  • ランゴスタと比べるとハンターに対する攻撃の狙いが微妙に甘く、意外と空振りする。
    特に分かりやすいのは剥ぎ取り中の妨害。
    ランゴスタの場合は剥ぎ取りをしていて姿勢を低くしていても正確に当ててくることが多いが、
    一方のブナハブラは大抵はハンターの頭上に針を突き出し見事に空振りしてしまうことがほとんど。
    当初はシリーズが進んだことによる改善とも思われていたが、
    両者が共演するXシリーズにおいても明確に挙動が違うため、
    明らかに各々の生物単位での個性による違いだと考えられる。
  • ランゴスタの後継者として登場したブナハブラだが、MH4Gにて旧砂漠にも進出していることが判明。
    MHP2G以前はランゴスタの姿が見られたのだが、ブナハブラによって淘汰されてしまったのだろうか?
    • と思われていたが、MHXではブナハブラとランゴスタの共演が実現することとなった。
      単に出現しなかっただけで、何らかの形で共存していたようである。
      尤も、危険度はランゴスタよりブナハブラの方が高く設定されているのだが
    • MHSTでもランゴスタとともに登場しているが、同時に出現するフィールドは無い。
      ブナハブラのいないバブダの密林周辺では、代わりにランゴスタが出現する。

MH3~MH3G

  • MH3では「生息地ごとに羽の色や能力が違う」という、いわゆる亜種のような
    個体が存在する小型モンスターとして導入された。
    また、素材に関しても地域毎に剥ぎ取りやすい物が少し異なる*1
    MH3では生息地ごとに耐性ダウン攻撃において低下する属性耐性が決まっており、
    羽の色と合わせると以下の通りである。
    • 【孤島・水没林】:赤っぽいピンクの模様が入った紺、雷耐性を下げてくる。
    • 【砂原】:砂のようなくすんだ黄色、水耐性を下げてくる。
    • 【凍土】:女王虫のようなオレンジ味がかった水色、氷耐性を下げてくる。
    • 【火山】:赤い地に黒い模様、火耐性を下げてくる。
    このように(MHの世界の定義における)亜種の数の多いモンスターとなっている。
    ただ、MH3では登場モンスター自体が少ないため、ほとんど特定の大型モンスターの援護射撃になっている。
    例えば、孤島・水没林個体は十中八九ラギアクルスを間接的に助けている。おのれカプコン!
    さらに、火山個体はウロコトルやアグナコトルの援護射撃をしてしまうという生態設定から考えれば皮肉的状況となっている。
    ただし、MHP3からは耐性ダウンが属性ごとではなくなったため、体液を食らうとすべての耐性が下がるようになった。

MH4(G)

  • MH4(G)にも続投。
    2014年12月5日にMH4Gで配信された「巨大飛甲虫討伐ノススメ」では、
    アルセルタスが可愛く見える程の巨大なブナハブラが登場する。より一層キモイ。

MHX(X)

  • MHX及びMHXXにも堂々の登場を果たし、MH3以降のフィールドを中心に参戦している。
    仕様はMH4G以前とあまり変わりない。しかし、ユニクロとのコラボクエストにおいて、
    登場から7年越しの2016年2月、甲虫種の先輩であるランゴスタとの共演を旧砂漠にて遂に果たした。

MHR(:S)

  • MHWorldでは麻痺属性持ちとしてランゴスタに、MHW:Iでは属性耐性低下持ちとして
    コルトスにポジションを明け渡すこととなっていたが、MHRiseにて再登場。
    発売前に公開されたいくつかの実機プレイ映像にて、
    大社跡のエリア9上空を飛び回っている様子が確認された。
    また、寒冷地である寒冷群島にも進出しているほか、
    今作で復活した水没林と砂原にも久しぶりに姿を見せている。
  • 新しいモーションが追加されており、麻痺攻撃の際には
    属性耐性低下液を出す時と同じ声を出して溜めてから刺すようになった。
  • 今作のブナハブラは同じエリアに大型モンスターがいる場合、ブルファンゴのように先制攻撃を仕掛けようとする習性がある。
    大型モンスターのもとへ急いで駆け寄ると麻痺針に巻き込まれる可能性が高いため注意が必要。
  • 上位ではオルタロス共々討伐クエストが存在せず、
    原則的に普通にブナハブラから剥ぎ取ること以外では素材が手に入らないのが地味に面倒。
    剥ぎ取り名人があれば多少楽にはなるが、本作の剥ぎ取り名人装備の入手難易度はかなり高いので、
    普通に回した方が多分効率はいい。
    • 寒冷群島に隠密隊を派遣すればたまにブナハブラのアイコンが出るため、
      これで集めるのが時間はかかるが一番楽だろう。
  • ...新モーションが追加されたとはいえ所詮ブナハブラなので
    ウザがられる以外に特に注目されることもなかったのだが、
    2022年3月4日の公式Twitterで本種が紹介されたとき事件は起こった。
    ...なんと本種の画像に書かれているブナハブラの名前がハナブラとなっており、
    公式Twitterで名前を間違えられるというグなんとかさん事件やブッラキーン事件を髣髴とさせる珍事が発生。
    このまるで吹き出して笑ってるかのような誤字に多くのハンター達の笑いを誘うことになった。
    しかもこれ、肝心の本文の方は誤字ってないので尚更ネタである ( ゚∀゚)・∵ブハッ!!ナブラさん!
  • MHR:Sではランゴスタとカンタロスが復活し、MHXX以来久々に四甲虫揃い踏みが達成されることになった。
    しかし、密林に共に登場するオルタロス・カンタロスの地上組とは違い、
    こちらはランゴスタと生息地が被っておらず、共に登場する事はない。
    一緒に出られたらウザさも2倍増しになるかもしれないため、多くのハンターが安堵したとか。
  • 重ね着のブナハシリーズはもちろん、虫繋がりということで
    スパイオ、そしてなぜかメルホアシリーズにも甲虫種上位素材を要求される。
    上述の通り上位の討伐クエストは存在しないこともあり、
    特にMHR:Sから始めて下位上位をサクサク進めて来たオシャレハンターは、
    「いざ重ね着を作りたくなった時に素材が足りない」ということになりがちだったりする。
    オトモ派遣隊を上手く利用しよう。

派生作品

MHST

  • 派生作品であるMHSTにも登場。
    やはり生息地によって羽の色が異なり、液体攻撃の種類も異なる。
    相変わらずの三次元軌道で接近してくるため、背後を取られないよう注意。
    戦闘ではテクニック攻撃か液体攻撃を使用する。
    バトルラインが出たら、パワー攻撃をすれば確実に真っ向勝負に勝てる。
    本家とは違って液体攻撃にはダメージは無いが、各種耐性やステータスを下げる効果がある。
    MHSTでの羽色と液体攻撃パターンは以下の通り。

MHST2

  • 引き続き登場。
    相変わらずテクニック主体で、生息地によって色が違う点なども含めて基本的には前作とほぼ同じだが、
    仕様変更に伴い液体攻撃もテクニック系統の特技になった。
    パワー系統で全ての攻撃に真っ向勝負で勝てるようになった反面、液体攻撃にもダメージが入るようになったため、
    打たれ弱いオトモンが集中攻撃を受けそうなときは注意したい。

武具について

  • ブナハブラの素材で作られた武器は、攻撃力は低いが斬れ味に優れる物が多い。
    また、特殊な鉱石類や他のモンスターの素材との相性が良いのか、
    様々な素材を織り交ぜる事で多彩な属性を得る
    同一モンスターから作られる武器としては非常に珍しい特徴を備えている。
  • 武器銘は武器種+強化段階+武器の色という命名法則になっている。
    強化段階は数字のスペイン語読みで、そのほかは一部を除きフランス語となっている。
    • 数字はセロ、ウノ、ドス、トレス、クアト(ロ)の順に0、1、2、3、4を表す。
    • 武器の色は宿す属性に対応しており、ルージュ(rouge:赤)ジョーヌ(jaune:黄色)
      ブラン(blanc:白)ノワール(noir:黒)ベルデ(verde:緑)の5種類。
      MHP3時点では4種類だったが、MHRiseにおいてノワールが新たに追加され5種類となった。
      なお、武器種によっては一部属性派生が欠けているものも存在する。
      また、一部作品では属性派生を施さず無属性のまま強化することも可能。
      • ちなみに、通常属性では水属性のみ実装されていない。相性最悪の火属性はあるのだが
    • アルクドスルージュ(火属性の弓)を例にとると、
      アルク(arc;弓)・ドス(dos;2)・ルージュ(rouge;赤)で、
      武器の形状・強化段階・武器の色(と宿している属性)の意味を持っている。
  • 防具も存在する。虫素材から作られているとは思えないほどなかなかにお洒落なデザインで、
    特に女性用防具は可愛いと評判で人気が高い。

余談

  • ブナハブラは食べられるらしい。
    MHP3にてある人物が食材として彼らを欲するという珍事が発生したが、
    その後の顛末はいまいち分からないままシリーズを重ねてしまっていた。
    ところがMHXRにて「ブナハブラの姿揚げ」なる料理の存在が発覚
    ついに本格的に食材としての価値が見出される事となったようだ。
    • しかし、意外と火が通りにくいらしく、また毒の処理にも時間が掛かるため、
      普通に調理しようとするとそれなり以上の時間とコストが掛かってしまう模様。
      まだ一般的な食材として活用するには多少難があるようだ。
  • 上述の通り、ブナハブラには複数のカラーバリエーションが存在し、現在までに6種類が判明している。
    羽の透けている部分を代表として評価すると
    タイプメインの色グラデーション
    タイプA薄紅色
    タイプB水色橙色
    タイプC-
    タイプD-
    タイプE薄緑色-
    タイプF空色-
    となる。これらのタイプと生息地の関係は、全モンスター随一の複雑さであり、以下にその変遷と一覧表を示す。
    • 初出のMH3では、森林地域のタイプA、寒冷地域のタイプB、砂漠地域のタイプC、火山地域のタイプD
      というように、気候に合わせてわかりやすく棲み分けされていた。
      ここから、この4タイプは数奇な運命を辿ることになる。
    • MHP3では渓流が追加されたが、大方の予想を裏切り、そこに飛んでいたのはタイプAではなくタイプBであった。
      この時点で、ブナハブラの羽の色と生息地の関係は、単純なものではないことを予感させる。
      MH3Gでも、この関係は引き継がれた。
      メタ的には、当時はブナハブラの色と剥ぎ取り素材の出現確率が紐付いていたため、
      タイプAが増えすぎることによる偏りを防ぐためであると予想される。
    • MH4では、フィールドが一新されたが、タイプAは遺跡平原、原生林、未知の樹海といった森林地域、
      タイプBは氷海、タイプDは地底火山(洞窟)に棲み、MH3以来の気候のコンセプトに立ち返ったかに思われた。
      しかし、MH4では砂漠地域が導入されなかったため、タイプCは高地地域の天空山に配置されることになる。
    • MH4Gでは、砂漠地域の復活が大々的に取り上げられ、ブナハブラが進出すれば、タイプCであろうと思われた。
      しかし、またもや予想を裏切り、旧砂漠でも未知の樹海の砂地・岩地エリアでも、そこにはタイプAの姿があった。
      といっても、開き直ってMH4からタイプCは高地地域に、タイプAは砂漠地域に対応したとでも解釈すればよいだけである。
      ちなみに、闘技場に出現する場合は、タイプAが選出されている。
      このような生息地と色の対応は、実はクンチュウと全く同じパターンになっている。*2
    • MHXでは、復活フィールドの孤島でタイプA、渓流でタイプBと、MH3Gの傾向が引き継がれた。
      新フィールドの古代林ではタイプBが選ばれ、
      タイプBは寒冷地帯と森林地域に生息可能という考え方がすっかり定着しているらしい。
      MH4Gからの引き継ぎフィールドでは、概ねMH4Gと同じであったが、
      天空山がリストラされた影響で、ご都合主義的に旧砂漠にタイプCが進出してしまった。
    • 続くMHXXでは、遺群嶺が新フィールドで追加され、MH4での高地対応を考えると
      タイプCが進出しそうだが、実際にはタイプBが配置された。
      ちなみに、クンチュウの天空山カラーは、遺群嶺に進出しており高地に順応しているようだ。
      MH4Gまでは完全に色と生息地がブナハブラ、クンチュウで同じ対応になっていたのだが…。
      同じ甲虫種とはいえ、やはり細かい生態設定があるのだろう。
      あるいは…一体どこで歯車が狂い始めたのであろうか…。
    • MHRiseでは、グラフィックが一新され、ブナハブラも例外ではない。
      タイプCとタイプDは、単色であったためか、
      そのまま透明度が上昇したような形で導入され、それぞれ砂原と溶岩洞に進出する。
      一方、特徴的なグラデーションがあったタイプA、Bは見られなくなり、
      新しくタイプEが大社跡、水没林といった森林地域に、タイプFが寒冷群島に登場するようになった。
      より生態が詳しく描かれるようになったためか、はたまた、これまでの猛省からか、
      このように、MH3以来の気候に合わせた明瞭な関係が設けられた。
      ちなみに、MHR:Sでは城塞高地に進出せず、代わりにランゴスタが配置された。
      城塞高地では森林地域と寒冷地域(または高地地域)が共存するため、
      もしブナハブラが城塞高地に進出していたら、どのタイプの個体が出現していたかは気になるところである。

素材

飛甲虫の甲殻
ブナハブラの甲殻。加工によっては飛竜の甲殻に匹敵するほどの強度を得ることが可能。
しかし、物理的な衝撃に弱く、普通に倒すと砕け散ってしまうため、
入手するためには毒でブナハブラをじわじわ弱らせる必要がある。
より上質なものは「堅殻」と呼ばれる。加工することで特殊な性質を発揮するという。
MHSTの上位個体からは「甲虫種の堅殻」を入手できる。
こちらはランゴスタ(同じく上位個体)と共通の素材となる。
飛甲虫の羽
ブナハブラの羽。非常に薄く、破れやすいため、入手は甲殻よりも難しい。
武具の素材になるほか、打ち上げタル爆弾の調合素材になる。
より上質なものは「斬羽」と呼ばれる。
その名の通り、研ぎ澄まされたナイフのように鋭利だという。
飛甲虫の麻痺針
ブナハブラの腹部にある小さな針。
中には細い管が通っており、ここから強力な麻痺性の毒を分泌する。
その毒は大型モンスターにも有効であり、生息地域によって毒性が変化する事は無い。
近年では弾薬や武具の素材として活用されるようになった。
モガの森などの環境の良い地では、通常より遥かに巨大に成長したブナハブラが確認される事があり、
このような個体は稀に「ゴールドニードル」や「プラチナニードル」と呼ばれる針を持っている。
これは素材としての価値は無いのだが、見た目の美しさからやや高値で売れる。
因みに、稀にではあるが同様の物がギィギからも採れる事が確認されている。
  • MH4からXXの間は扱われていなかったが、MHRiseでアイテムとして復活した。
クイーンニードル
ブナハブラの女王とされる大きな個体から極めて稀に入手できる針。
モガの村では希少特産品として扱われ、貴重な交易品との交換取引に使われる。
特産品ランクは★1である。

関連項目

防具/ブナハシリーズ
武器/虫武器 - ブナハブラ素材を用いた武器へのリンクあり。
モンスター/ランゴスタ - 飛ぶ甲虫種の先輩。
モンスター/オルタロス - 甲虫種の同期
モンスター/クンチュウ - 同じ甲虫種でもあり、生息地で体色が変化する。


*1 下位、上位、G級かによっても変化するが、孤島・水没林個体は殻>羽>体液、砂原個体は殻>羽≒体液、凍土・渓流個体は羽>殻>体液、火山個体は殻>体液>羽系素材という順に剥ぎ取り確率が決まっており、まんべんなく素材が出るように措置がとられている。
*2 クンチュウの文脈では、タイプAが通常カラー、タイプBが氷海カラー、タイプCが天空山カラー、タイプDが地底洞窟(地底火山)カラーに対応する。
*3 モガの森を含む
*4 砂地・岩地エリアを含む