「悲嘆ノ声ヲ上ゲル羽根」
金色煌めく宝棍に記された、
失われし文明の記憶の欠片。
(宝棍の金属器)
宝棍の金属器最終形。
玉座を守り、今再び世に現ず。
其身豊穣の女神が具す棍也。
(碑文の棍アセト)
目次
概要
- MHXXのラスボスであるアトラル・カの素材から作られる操虫棍。
- アトラル武器と言えば抜刀する事で変形する物が大半だが、この武器も漏れなく変形ギミックを持つ。
納刀時はブーメランに金の装甲を付けたような見た目だが、
抜刀すると先端と両サイドが伸び、紫の装飾が露出する。
また両刃の操虫棍である為か、虫笛が操虫棍の中央部分に付けられている。構造に無理がある気がする
性能
- 生産時は宝棍の金属器、最終強化の碑文の棍アセトを経て、
究極強化で真名メトイエルと銘を変える。
その気になる性能はこのようになっている。- 高めの攻撃力330
- あって嬉しいスロット3に防御+60
- 安定の会心率0%
- 素で紫20、匠スキルで紫が延長
- 初期猟虫は打撃属性のマルドローン
切断属性だったら黄金のスカラベのようなデザインのエルドラーンに出来て見た目が完璧だったのに…
- 似たような性能の操虫棍に真・黒滅龍棍【旦明】があるのだが、あちらは斬れ味レベル+2によって、
- 攻撃力330
- 会心率15%
- 紫30
- 爆破55
- スロット3
- 操虫棍の手数で爆破55は異常であり(なんと全属性棍中で最高値)、
会心率の差で物理性能でも上回っており、属性部分で遥かに大きな差をつけられる。
メトイエルには匠が必要ない事を加味しても爆破55と会心率15%の差はけっこう厳しい。
トドメに今作では前作とうってかわって匠はかなり付けやすいスキルとなっている。
このような事情により、この武器は他武器種のアトラル武器と比べるととても影が薄くなってしまっている。 - しかし、忘れられがちだが操虫棍ではエキス採取による自身のステータス強化が可能。
どう言う事かと言うと、これがアトラル武器の防御ボーナスと大きなシナジーを発揮するのである。
製作難易度が低い上にアトラル武器と相性が良く、防御力も爪護符込みで891と高いネセト装備で考えてみると、
防御ボーナス+60、トリプルアップ時の防御力補正1.08倍を加算して防御力1027に及ぶ。- 爪護符込みネセト装備ではトリプルアップだけでも防御力+71の効果があるのだが、
ここにアトラル武器の防御ボーナスが乗ることで+136もの効果が得られるのである。
- 更に、耐震効果と白エキス強化による会心率+30%が強力な猟虫「ヴァルフリューゲル」では、
ついでに白橙ダブルアップが強化される。
この状態では赤ゲージ回復速度+1に加え防御力補正が1.15倍になり、防御力1093にまで及んでしまう。
いよいよ前代未聞の数値である。
ただ装備していつも通りエキスを揃える運用をするだけでこれほど生存力を上げられるのは、
全武器を見ても他にない強みである。
……とは言え、二つ名連中にそれぞれ用意されている大技は超特殊許可になると、
ここまでしても耐えられない物も多いので、過信はし過ぎないように。 - 爪護符込みネセト装備ではトリプルアップだけでも防御力+71の効果があるのだが、
- 他にも真・黒滅龍棍【旦明】とはこういった差別化が出来る。
- 斬れ味の面では手数の多い操虫棍では30の斬れ味を消費しきってしまうことも珍しくなく、
エキスの効果時間の関係ですぐに砥石を使うのももったいないという場面が出てくる。
絶対回避【臨戦】を使うという手もあるが、手数武器の為維持するためには、
業物を使った上で溜まり次第すぐ使うようにしなければならない。
こういった場面では匠でさらに紫を延ばせるメトイエルが有利である。
また、発動が容易になったとはいえ、
斬れ味レベル+2を使わずに運用できるというのは十分評価できる点である。 - 作成時期や難易度の点から見ても、あちらはHR95以降でクエストが出る上に
村人からの依頼を進めるか
アイテム持ち込み禁止のイベントクエストからしか手に入らない獰猛な爆縮液を要求される。
対してこちらはほぼHR解放直後からアトラル・カの素材と獰猛化濃縮エキスで作成可能である。 - また、猟虫タイプは【旦明】が切断、メトイエルが打撃となっている。
気絶鱗粉などを使いスタンを狙う場合は、打撃タイプであるメトイエルが良い。
防御補正や作成難度、スキル構成の自由度などを考慮すると、
HR解放後の攻略において優秀な武器や防具を揃える際に、
相手を選ばずに使える武器として作るのは損ではない。 - 斬れ味の面では手数の多い操虫棍では30の斬れ味を消費しきってしまうことも珍しくなく、
- スロ3と今作トップの防御ボーナスを持つため、猟虫オンリー戦法を行うなら最高クラスの武器である。
もちろん猟虫の打撃と切断の違いや二つ名補正の有無もあるので一択というわけではないし、
せっかくの高い武器性能を活かさないのは非常にもったいないが…。