「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」

Last-modified: 2024-04-15 (月) 18:06:12

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登場人物


あらすじ

「ドーモ。スパルタカス=サン。ニンジャスレイヤーです」
「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。スパルタカスです」

 

アマクダリの最も長い一日より三日後、ネオサイタマ某所・決闘バトルフィールドにて並々ならぬ威圧感を漲らせたニンジャが対峙した。
かたや、スパルタカス。古事記の時代に遡る闇の歴史を持つ古代ローマカラテ、その最強の使い手である。
対するは、ニンジャスレイヤー。満身創痍でスパルタカスに襲われたところを、師・マスターヴォーパルの老獪なる機転によりこの日の果し合いに逃れたのであった。

 

ザブトンの上に座すは四名のタチアイニン。スパルタカス側からは眉目秀麗にして王者の風格を湛えるラオモト・チバと、その側近アガメムノン。ニンジャスレイヤー側からは、胡乱にして食えない連中、マスターヴォーパルとフィルギアである。

 

カラテ強者同士のイクサでは、一瞬の隙はそのまま死を意味する。無論、この二人の決闘も例外ではない。
ニンジャスレイヤーを何度も追い詰めつつも、秘密主義のヴェールに隠され未だにその全貌明らかならぬ魔技・古代ローマカラテ。秘せられた一撃必殺の罠を躱すため、ニンジャスレイヤーは過去の戦いの記憶を手繰り、ニューロンの深層へ潜ってゆく……。

 

鈍化した長大なる主観時間のイクサの果てに立っているのはいずれのニンジャか。古代ローマカラテを白日のもとに晒し、丸裸にせよ!


解説

これまでメタ的に戦闘描写をカットされ続け、ヘッズからネタ扱いを受けていた古代ローマカラテがついに日の目を見る。
それもスパルタカスだけではない。神聖アンタイブッダ帝国要塞での死闘命を賭けた地下格闘トーナメント古代ローマ三闘士の恐怖などなど……皆さんの目には、もう一度見たい数々の名場面が焼き付いているはずだ。そんな古代ローマカラテのエピソードの数々を、今一度皆さんと一緒になぞってみようではないか!

 

派手なジツや処刑必殺技の応酬とも一味違う、指先一つ一つまでカラテの通った緻密な戦闘描写で迫る格闘ロマン。「ローマは一日にして成らず」、積み重ねられた歴史と濃密な経験が、今ここにぶつかり合い、新たな歴史を紡いでいく。

 

2015年度エピソード人気投票では第2位を獲得。執筆を手がけたボンド氏はインタビューにおいて「カラテの解像度をひたすら上げた」と語っており、一方で「極端に振り切ったカラテ描写はこれで最後にする」とも語っている。原作者自らが太鼓判を押す、最初で最後のキング・オブ・カラテエピソードである。

 

物理書籍版では「不滅のニンジャソウル#8:ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ(下)」に収録。



「バカな……リージョンとは……!」ヘッズが足を踏み入れたのは、コメントを書く項目であった。
  • 古代ローマカラテの描写スキップがここに来て活かされる細やかな描写の一方、注目の強者決戦の決め手をある意味左全振りな連ブロパロディでぶちかます展開の暴力。これぞ忍殺 -- 2021-06-03 (木) 05:58:03
  • 電器とチバ君? すごい立会人だな、こっちは? えっ? 胡乱すぎる…。何かあっても逃げ切れそう&死んでもまあ良いやって人選だったんだろうか。 -- 2021-06-20 (日) 20:46:48
  • ↑リアルニンジャ二人が立ち会うという超貴重な状況なのにこの言われ様よ、そう言われても仕方ない胡乱コンビだけどさ -- 2021-06-22 (火) 22:17:24
  • 長い歴史に裏打ちされた古代ローマカラテ、その全貌を描くまでに費やされたエピソード、攻略の糸口となった過去の強敵たち。そしてその極致は1日のイクサで喪われた…。馴染み深い慣用句でありながら幾重もの意味を含んだ、実際奥深いタイトルであることだなあ -- 2021-11-13 (土) 23:19:49
  • アガメムノンがあくまでシステム第一主義だからこそ決着後にモンドムヨーでフジキド達を殺すようなことはしなかったんだろうね。ノホマでも一応中立な審判を置いてたし、セクトは勝手にルールを敷いてその中で悪いことはするけどルールそのものを後から破ることは余りないように思える。 -- 2022-02-02 (水) 19:31:48
  • サツキは降って湧いたものではあるけども、別にぶっぱで買ったわけではなく全体通して経験と技術を総動員してサツキを通すタイミングを作ったわけで。しかもスパルタカス=サンが連続ヒットする螺旋蹴りをフィニッシュムーヴに選んだのもサツキ対策であろうから、それをフジキドのカラテが上回った結果の勝利と言えよう。 -- 2022-08-07 (日) 18:49:38
  • 決闘者は勿論ニンジャ、審判もニンジャ、タチアイニンは自分以外全員ニンジャ(うち2人はリアルニンジャ)という状況で全く動じないチバの胆力よ。 -- 2024-01-27 (土) 00:57:51
  • サツキ習得の過程って3部ラストでフジキドの身に起きる事の伏線だったりするのだろうか -- 2024-04-04 (木) 10:09:56
  • 第三部、それも最終盤の話に現行のヨゴ=センセイのコミカライズが到達できるかはかなり不透明だから、いっそ猿先生あたりにこの話だけ書いてもらえないものか -- 2024-04-04 (木) 19:55:17
  • ↑2ナラクをただ御すのではなく、自らのワザマエとカラテでねじ伏せてしかも上回った時点で必然だったんだろうな。 -- 2024-04-15 (月) 18:06:12