ラオモト・チバ

Last-modified: 2024-02-05 (月) 12:20:20

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ラオモト・チバ】 ◆殺◆

登場エピソード

 

「要はカネだ。戦争。武器。テクノロジー。カスどもの血で経済の水車を回し、手っ取り早くカネに変える」
「プランB!全ニンジャを抹殺せよ!」


人物

  • 弱冠12歳(「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」時)にしてネコソギ・ファンド社CEO、そしてその裏の暗黒経済組織アマクダリ・セクトの若き盟主を務める少年。
  • その名の通りラオモト・カンの嫡子の一人であり、父譲りの尊大さと笑い声を持つ。
  • 多くの嫡子の中でも特に「上に立つ者」として優秀な能力を持っていたがためにトコロザワ・ピラーで英才教育を施され、特に経済面の知識は凄まじいものがある。
    • 反面、その若さゆえに「経済こそ全て」というやや浅い認識を持っており、政治分野に関しては亡父に遅れを取っている。
  • 帝王学は血中にまで染み渡っており、一日に四時間しか睡眠を取らない。
    • 声変わりも終えていない少年の癖に葉巻を吸い、オイランを侍らせ、既に青少年のなんかはアブナイを通り越している(性行為に及んだ描写は今のところないが……)。
       
  • 父であるカンを神格化して崇めており、仇たるニンジャスレイヤーの抹殺に異様な執念を燃やす。
    • 一度顔を合わせているナンシー・リーにもある種の執着がある模様(彼が侍らせるオイランが決まって金髪白人なのは単に父親譲りなだけでなく、このためか?)。
  • ネオサイタマ炎上事変の時には腹違いの兄のラオモト・ヨルジに命を狙われており、彼含め他のカンの嫡子を始めとした一族郎党は全てアマクダリの参謀・アガメムノンに殺させている。
  • カンの死により全てを失った所でアガメムノンに命を救われた格好ではあるが、セクトの実権を握り、実質自らを利用しているに過ぎない点に関してはアガメムノンを酷く憎んでいる。
  • フジオ・カタクラの裏切りも未だに根に持っており、現在はネヴァーモアを始めとした数少ない忠臣にしか心を許せない状態が続いている。
  • 実際将来の帝王を思わせる覇気を漂わせることもあるものの、やはり幼さは隠せず、アマクダリの障害となるニンジャスレイヤーの常軌を逸した行動に、NRSめいたヒステリーを起こして錯乱する姿も見られる。
     
  • ちなみに、第3部までで登場しているニンジャ武力組織のトップとしては初の非ニンジャである。彼がNRSを起こさないのはサツバツたる教育環境の賜物らしい。
    • また幼少期からニンジャと接する機会が多かったこともあるかもしれない。
       
  • ニンジャは子を成せないため、ニンジャを父に持つ出生に関してヘッズの議論は白熱した。実際のところ、ニンジャ化以前に儲けた子供だったようだ
その出生の秘密
  • 実はチバの母親は鷲の一族の末裔である。そのためアルゴスの血液認証システムの突破も可能。
    • 「12人」は死んだ場合の後継者が用意されているが、アガメムノンのスペアはチバであったという事になる。
 
  • アニメイシヨンでの担当声優は松本梨香=サン。アニメ『ポケットモンスター』シリーズのサトシなど、少年キャラを多く演じられているベテラン声優である。

外見

  • 群青色の目を持つハーフの少年。体は細身で、グレーがかった明るい髪を中世貴族を思わせるコケシ・カットに整えている。
  • 「美しい顔立ちであるが、その眼差しは驚くほどに酷薄めいており、対する者を畏れさせる帝王のアトモスフィアが漂う」との事。
  • 父と同様に、上等なアルマーニのスーツを身につけ葉巻をふかす。

ストーリー中での活躍

ネタバレ格納な
  • 第3部を通じてアマクダリの総帥として、アマクダリの関わった多くの作戦において、通信を通じて指揮を執っていた。
  • バックラッシュらのアガメムノンを殺害しネオソウカイ・シンジケート設立を狙った決起に対しては、彼に対して断りもない一方的なやり方に激怒、即座に誘いを拒絶し全員の殺害命令を下した。
     
  • アマクダリ、ネオサイタマの掌握を進めるアガメムノンへのチバの敵意は「サイオン・オブ・ザ・タイラント」において自らの出自を知ったことでついに爆発。アマクダリからの離脱を決断する。アガメムノンから鷲の一族の血縁によって王座を与えられる形での勝利を彼は拒絶したのだ。
  • 情報提供者でもあったハーヴェスターの裏切りによって危機に陥るものの、事前に確保していたフリーランスの傭兵ニンジャ部隊の活躍により脱出。北のアジトで次の機を待つ。
     
  • 第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にて、アガメムノンが世界の再定義完了のために月面のアルゴスへと飛び立ち、アマクダリ戦力がツキジからハッキングを仕掛けるナンシー・リーの排除へと割かれた隙を突いて、傭兵ニンジャ部隊を率いてカスミガセキ・ジグラットへと潜入。内部の防衛戦力をも突破し、ジグラット中心部のレリックUNIXメインフレームへと到達してアルゴスの簒奪を狙う。
    • この時、かつてチバを裏切ったダークニンジャ率いるザイバツによる攻勢が彼らを間接的に支援する皮肉なインシデントが発生していた。
  • 月面基地のシステム掌握により憎きニンジャスレイヤーとアガメムノン殺害を狙い、アルゴスの掌握と再定義の実行によってダークニンジャの消滅を狙う。しかし、ここでニンジャスレイヤーへの支援と再定義阻止を企図するナンシー・リーの妨害に遭う。
    • 彼の干渉がアガメムノンのニンジャスレイヤーへのカイシャクを阻害した形となったことも結末に大きな影響を与えた。
  • 混沌とした月面基地をめぐるイクサはニンジャスレイヤーがアルゴス本体の破壊に成功したことによって決着、再定義プロセスは失敗に終わる。続く再定義余波によるキンカク・テンプル接近に対してはナンシーと協力しシステム・アルゴスのアーキテクチャを提供した。
  • そしてハーヴェスターの死を見計らって、捕虜としたヴァニティを通じてアマクダリ・ニンジャに対して戦闘停止を命じた。

第4部以降

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0007 【ラオモト・チバ】 ◆殺◆
ソウカイ・シンジケート(ソウカイヤ)の若きオヤブン。
2038年以降の混乱に乗じてソウカイヤは勢力を拡大。諸勢力が睨み合うネオサイタマにおいて確たる存在感を築いた。
非ニンジャだが、歴戦のニンジャすら当然のように従える。

登場エピソード

 

「見苦しいわ、下郎ども」


人物

  • 齢二十半ば手前となり、新生したソウカイヤを名実ともに支配する冷酷なオヤブンへと成長した。
  • 混乱の底に堕ちたネオサイタマを救った英雄とも称され、ネオサイタマに蔓延る暗黒メガコーポたちを配下のニンジャ戦力のカラテで支配している。
  • かつて時の権威や偶像に寄り添うだけのサンシタに苦しめられてきた経験から、そのような輩を憎悪している。

外見

  • 肩ほどの銀髪を後方に撫で付けたスタイル。
  • ほとんど黒に近い紫の三つ揃えのスーツを着ている。
  • ニンジャ名鑑プラスによると身長は177cmになっている。

ワザ

  • イアイを習得しており、二人の人間の手首をロング・ヤクザ・ドスで瞬く間にケジメするほどの腕前である。

ストーリー中での活躍

ネタバレ格納な
  • 第4部初登場となる「サンズ・オブ・ケオス」では新たなニンジャスレイヤーの出現を告げるガーランドに対して静観を命じた。
  • 「ソウカイ・シンジケート」にてガーランドによって連行されたニンジャスレイヤーと対面。ザイバツの追跡をまくためのタトゥーを刻む協力を求めるニンジャスレイヤーに対し、代償としてソウカイヤへの服従を求めて圧力をかける。しかし最終的にはザイバツの乱入とニンジャスレイヤーのふてぶてしい交渉術の前に匙を投げ、専属タトゥーイスト・ボンカイ・トダとの面会を承諾した。
     
  • 第2シーズンではスーサイドによるソウカイヤのスパイの粛清を口実に過冬へと宣戦布告。敵地シトカへとシックスゲイツ3名を中核とした部隊を送りこみ、戦争を勃発させた。
  • この攻勢は陽動作戦であり、真の目的は自らを生んだ後にシトカへと渡った実の母ディアンタの消息を探ることであった。密命を託したガーランドから彼女が過冬総帥シンウインターとの間に娘を残してこの世を去ったという報告を得たチバは鷲の一族の血を引き、己を脅かす存在となりうる種違いの妹オリガの殺害を続けてガーランドに命じた。
     
  • シトカを巡るイクサの最終局面にてついにシトカの地へと足を踏み入れる。シトカの旧支配者であるオールドストーンらと協力してサツガイによって現世へと現れたリアルニンジャたちに対する作戦の指揮をとり、事態の収拾に一役買った。
  • エピローグでは母の墓参りを果たす。その際にオリガが既に子を残せぬニンジャであると報告し、密かに彼女を見逃したガーランドを追求せずに済ませた。
     
  • 「ア・デッカーガン・イズ・マイ・パスポート」では、ノボセ・ゲンソン長官が拉致された件でキモンから嫌疑をかけられ、彼らと自宅の前でにらみ合いになる。
  • しかし、実際は事前にデッドエンドと緊急IRCホットライン会談を行って関与を否定しており、ソウカイヤへ濡れ衣を着せたアゾットの元へガーランドを密かに派遣していた。
  • ガーランドやノボセ・ムギコ達の活躍で事態が収拾されたのを確認すると、あとのことはネヴァーモアにまかせて邸宅内に帰っていった。
     
  • 「ビースト・オブ・マッポーカリプス」では、名前だけ登場。
  • エネアド社の横紙破りに関して対策を検討しているものの、重点ミカジメ保護地域の安全確保のために対応が後手に回っていた。
  • 一方、ガーランドに調査をさせ、エネアド社の自作自演による各コーポへの分断工作を見破っていた。

一言コメント

「それはコメントとは別だ。単に貴様らが鬱陶しい」
  • 子供だけど下手に作れば血縁知ってる連中に狙われて利用されかねんから、世継ぎも作るかどうか慎重に検討してるかもな。 -- 2020-10-11 (日) 19:17:37
  • 「そもそもラオモト・チバ自体が過去のニンジャキングの七光りに過ぎぬ……」「情けないモータルごときに唯々諾々従うような半端なニンジャとは、やはりこのようなもの……」敵対者の中にはこんな風にナメてる奴もいるっぽい。実際には本人も頭脳も能力もカリスマもあるんだが、親父がヤバイ級のニンジャだったから未だに親の七光りと思ってる奴もいるのな。 -- 2020-11-14 (土) 09:01:59
  • つまり新ザイバツの一部はチバ=サンと\先輩/を同一視している・・・? -- 2020-11-14 (土) 11:36:58
  • 実際前に引きずり出されたサンシタはゲイツとネバえもんに思い知らされて、オヤブンの圧倒的カリスマに忠誠を誓うらしい。 -- 2020-11-14 (土) 13:35:01
  • チバ「ムハハハハ!さあ!闇のカラテゲームの始まりだぜ!」 -- 2020-12-01 (火) 19:44:26
  • 彼がザルニーツァ=サンを殺そうとしてた理由は何なんだろうか… 今はかなり控えめで邪悪ではないヤクザに見えるが実は鷲の遺産使って世界征服とか企んでるんだろうか? それともただ昔やってた血族殺しの一環なんだろうか -- 2022-08-31 (水) 20:22:38
  • 誰かがザルニーツァ=サンを祭り上げてアマクダリが復活しちゃうのはチバオヤブンにとって嫌だからでしょ アマクダリの性質からしてザルニーツァ=サンがニンジャだとわかれば復活はないから始末する必要がなくなっただけ -- 2022-09-02 (金) 10:42:53
  • こんだけのニンジャが従うんだから、なろうと思えばなれるけど、跡継ぎができるまで、ニンジャにはならないようにしてるんかな?デスドレインからみたランペイジみたいに、分かる人には分かる? -- 2023-09-25 (月) 02:55:54
  • 数多のニンジャを従えるだけの器量・ソンケイがあることとはヤクザのオヤブンとしての素質であり、リアルニンジャ化、あるいはニンジャソウル憑依者になる可能性とは全く異なるものだと思う。あと、デスドレインはランペイジが本人に自覚はないが既にニンジャソウル憑依者であることを見抜いただけだと思います -- 2023-09-29 (金) 13:32:12
  • 「モータルでありながらソンケイでニンジャ軍団を従えている」という最大のアピールポイントを自分から捨てるかな。 -- 2024-02-05 (月) 12:20:19