◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【アベ一休】 ◆殺◆
登場エピソード
「アンタイセイ同士でモメゴトしてんじゃねえー!」
バンド紹介
- ムコウミズ界隈で活動するネオサイタマの伝説的マチヤッコ・パンク・バンド。過激な歌詞と乱闘も辞さないステージングで頭角を現したリアルパンクス。
- モチヤッコとの混同に注意。
- 「アンタイ("anti"=反対)」と「体制」をハイブリッドした造語「アンタイセイ」の発祥元でもある。
- 当初はライブハウス「ヨタモノ」を活動の中心としていたようだが、「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」でのライブ後に早々と去ったことが幸いし、後のアゴニィの襲撃からは逃れている。
- その後、「ヨタモノ」の閉店を受けてか、オオヌギ・ジャンク・クラスターヤードへと活動拠点を移している描写が「オウガ・ザ・コールドスティール」にて見られる。
- ライブの演奏時間が非常に短いのが特徴。「キックアウト~」でのライブは「スシを食べすぎるな」1曲を演奏したのみで出番を終えている。
- ライブハウス「壁」の閉店イベントという特別なライブでも「3曲やる可能性すらある」と希望的観測を持たれていることから、基本的には一回のライブで1曲、多い時でも2曲しか演奏しないスタイルなのだろう。
メンバー
- 第1部の時点では4人組。ヴォーカルとオコト、ドラム、タイコの編成。オコトは電子仕様でアンプに繋がれている。第3部「ワン・ガール、ワン・ボーイ」の時点ではベーシストも新たに加わっている。
- ユシミ(ヴォーカル・フロントマン)
- 出で立ちは「ガリガリに痩せ、落ち窪んだ目、眉間の深い皺、デコボコの短髪」。断片的なしゃべり方が特徴。
- 「コシャクな」と書かれた、首回りのほつれたボロボロのTシャツを着ている。
- 「ニンジャスレイヤー殺(キルズ)」では眉毛のない細マッチョのボンズヘアーであり、上半身裸である。
- シゲキ(タイコ)
- 「ワン・ガール~」でのユシミ曰く「死んだ」とのこと。バンドにとってなくてはならない存在であったが、そのアンタイ魂は弟へ受け継がれた。
- 原作での容姿は不明だが、「キルズ」ではフンドシ一丁で捩り鉢巻きをしたスキンヘッドの男である。
- 「ワン・ガール~」でのユシミ曰く「死んだ」とのこと。バンドにとってなくてはならない存在であったが、そのアンタイ魂は弟へ受け継がれた。
- シゲキの弟(タイコ)
- 「ワン・ガール~」でデビューした新タイキスト。14歳。
- ジャク(オコト)
- マダカ(ベース)
- ボタル(ドラム)
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ワン・ガール、ワン・ボーイ】にて明らかとなったメンバー。
ディスコグラフィー
- 現在本編で判明している曲名は「スシを食べすぎるな」のみ。
「スシを食べすぎるな」
「回転スシが皿に無い!おれのところに回ってこない!昨日おれは理由を知った!イタマエの近くの奴が!スシを食べ過ぎる!」
「マワッテコナイ!スシガコナイ!」「コナイ!コナイ!スシガコナイ!」
「スシを食べすぎるな!」「スシを食べすぎるな!」「スシを、食べすぎるな!」
- 実際多くの有志ヘッズが作曲に挑戦している、忍殺を代表する名曲である。何曲かは制作物まとめにまとめられているので聞いてみるのも一興だろう。
- 「キックアウト~」によると、演奏時間は2分半。
曲名不明
「止まったら!死ぬ!だから俺は死体!」
「コンベア動くのを待ってる!止まったら死ぬ!だから死体!待ってる俺は死体!」
「止まったら死ぬ!止まってる!止まったら死ぬ!止まってる!」「俺は死体!」「止まった!」「止まったから死んだ!」「止まった!」「止まったから死んだ!」「止まった!」「曲は終わりだ!」
- 公式ブログ「ネオサイタマ電脳IRC空間」(現在は非公開)には、アベ一休が活動中に唯一セルフ・リリースしていたLP「ANT」のレビュー記事が掲載されていた(Internet Archive)。アルバム収録曲は以下の通り。
ANT - アベ一休(ANTAISEI Records)
01. 死体
02. スシを食べ過ぎるな
03. 釘
04. ネオサイタマ・シティ・コップス
05. 130階から22階
06. 何も持ってくるな
07. 管理職
08. 活動
09. 暴走族
10. お前の王様
11. 知らねえ
12. 明日も働かない
13. 波止場のお前
14. 兄弟
15. ネオサイタマ・ブッダ
16. それも要らない
17. 奴ら!
18. ANT
元ネタ・考察
- 物理書籍版での加筆にて、バンド名の由来は大型スーパー・コケシマートの大量生産Tシャツの柄に描かれている文字であることが判明した。
- しかし、結局「アベ一休」とは何を意味するのかという疑問は一切解消されず、むしろTシャツの柄として考えられたとしたらなおさら意味不明なので謎はより深まっている。
- 代表曲の「スシを食べ過ぎるな」の歌詞にある「スシ」を富、「イタマエの近くの奴」を暗黒メガコーポのような支配階級者と置き換えると……?アンタイセイの体現者に相応しく、実際江戸時代の風刺ウキヨエめいている。
- 外部サイトにネオサイタマの文化をも考慮した俊逸な考察があったので、この場を借りて紹介させて頂く。
→ブログ『散財さんの完全散財!』2012/09/28投稿
- 外部サイトにネオサイタマの文化をも考慮した俊逸な考察があったので、この場を借りて紹介させて頂く。
- アベ一休の音楽性は、ハードコア・パンクバンドのマイナー・スレットやブラック・フラッグをイメージソースとしていることがしばしば語られている。
- 「キルズ」におけるアベ一休のライブシーンのコミカライズに際しては、原作者が事前に少年シリウスにこれらのバンドのビデオを個人的に送りつけたりしていたらしい。
一言コメント
- ワンガール#3はヘッズの心に残り続けるだろう -- 2013-08-02 (金) 11:13:34
- ハッスータグンーはまさにモッシュピットだった。あの瞬間に実況できてて本当によかった -- 2013-08-02 (金) 17:48:35
- マチゾー・マチダのイメージな。犬……感傷的な名前だ。 -- 2013-08-02 (金) 17:53:48
- スシを食うなと言いそうなものだが、「食べ過ぎるな」なのが醒めてるところなんだろうか。 -- 2013-08-02 (金) 20:01:39
- ↑「回って来ない!」と怒りながらも「よこせ!」とも「奪ってやる!」とも言ってないんだよね…イッキ・ウチコワシとか、他のアンタイセイ描写と微妙に異なる点な -- 2013-08-03 (土) 14:48:26
- 「食べ過ぎ」のやつらはかつてもっと上流側に居た連中からすべてを奪い取ったのかもしれないが、俺たちは違う。奪って全部食うではなくそこそこの分け前よこせ程度なのだという慈悲と一歩先行く優越感、自分が食える側になったときには「食べ過ぎず」下流にも流してやりたいという優しさのダブルミーニングかな? -- 2013-08-03 (土) 16:36:20
- 文句は言うけど具体的には何もできないのが若者。それを悟ってこうした歌詞を創れるあたり、実際はけっこうドライで大人びた感性の持ち主なのかも -- 2013-08-03 (土) 21:52:16
- 「スシを食べすぎるな」は有志ヘッズの手で実際かなり活発に作曲されてる。知ってるだけでも5曲ぐらい作られてる。スゴイ! -- 2013-08-03 (土) 23:06:17
- 暴力!ダセェ! -- 2013-08-10 (土) 13:10:42
- アベ一休はもしやAbbey 一休、「一休's ブディズム カテドラル」めいた意味合いを含むのでは? シャーロック・ホームズ=サンの活動記録に「アベ農園」と訳されるものが実際あるし、一休=サンは言わずと知れたブディズムの高僧だし。 -- 2013-08-15 (木) 15:45:02
- アベ・マリアのave(訳:ようこそ)もどうだろう -- 2013-08-16 (金) 14:47:00
- イッキュー=サンは伝説的パンクボンズだからな。 アンタイセイの象徴としてこれ以上の人はいない。 -- 2013-08-16 (金) 21:58:14
- 「考察」のリンク先=サンはなかなかの説得力。それを読んでイマサラナガラに気づいたけど、「マチヤッコ・パンクスバンド」なんだよね。決して貧しい階層の子弟ではない。 -- 2013-08-17 (土) 05:14:32
- 現存したパンクバンドINUのアルバム「メシ喰うな!」は関係……ないか -- 2013-11-17 (日) 00:40:44
- 町屋なんだね -- 2013-12-15 (日) 01:10:47
- 「俺は死体!」=「I'm dead(俺は死んだ)!」とか予想してみる。 -- 2014-02-27 (木) 11:43:14
- アベ一休…元々は『アベック+一休』で「恋人同士で一休み」という意味をもたせようとした造語だったのでは無いだろうか。大量生産Tシャツの柄になるくらいだし、チープだけどなんとなくいい言葉重点。 -- 2014-03-31 (月) 22:52:32
- ↑5 実在の有名パンクスにも中流階層出身で、パンクをやるにはリッチ過ぎるって輩が実はけっこういたりする。そうしたのは音楽としては高い評価を得ていても、結局無い物ねだりのポーズでアンタイセイしてるんじゃない?と懐疑的な気分になってしまうものだ。 -- 2014-05-21 (水) 19:49:56
- 下を見てもきりがないが、上を見てもまたきりがないものだ -- 2014-10-22 (水) 15:02:17
- そして周囲は闇に覆われてしまっている…だから前を見るしかないのだ、マッポーの余では尚更に -- 2014-10-22 (水) 16:37:18
- ↑ポエット! -- 2014-10-22 (水) 20:16:57
- 改めて読み直すと実際INUのメシ喰うなめいている -- 2015-06-20 (土) 01:42:28
- 実際の一休宗純は、後小松天皇の御落胤という立場を利用して室町幕府と癒着しすぎた臨済宗の腐敗ぶりを非難していた(有名なのが「朱塗鞘で中身は竹光の太刀」の喩)から、アンタイセイめいてる部分で共通点がある。 -- 2017-05-07 (日) 02:09:27
- アベ一休の一休はイッキュウ・ニンジャと何か関係があるのだろうか -- 2020-08-19 (水) 01:35:25
- ↑ソガ・ニンジャの家臣がアンタイセイしますか?おかしいと思いませんか? -- 2020-08-22 (土) 08:50:04
- Tシャツのプリントだが、アベイッキュウ→アヴェイキュー→アウェイクユー=awake youだったのではなかろうか。大量消費される実際安物でありながら「目を覚ませ」と訴えかける姿にシンパシーを感じてバンド名としたのかもしれない(彼真書) -- 2021-01-24 (日) 00:40:13
- シヨンにライブシーンだけでも入れてほしかったけどこれはこれでよかったのかもしれない -- 2021-08-09 (月) 07:40:48
- ライブシーンだけ何故かヌルヌル動く -- 2021-08-10 (火) 22:10:44
- ANTのネオサイタマ・ブッダはアメリカンジーザスみたいな感じの曲なのだろうか… -- 2022-03-16 (水) 19:44:19
- 「止まったら!死ぬ!だから俺は死体!」は曲名不明になってるけど、アルバム1曲目の「死体」っぽいよねえ。 -- 2023-08-28 (月) 16:56:00
- 6,それも要らないは16,何も持ってくるなのアンサーソングなんだろうな -- 2023-08-28 (月) 22:24:42