◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【イフリート】 ◆殺◆
登場エピソード
「ロマンを感じぬか!人は死ぬのだ。社会の庇護の下で肥え太り、実在の脅威から目を背ける者ども!その愚かな営みを耐え忍ぶこと幾星霜……これこそが真実よ!」
人物
- キョート共和国元老院が推進する「オペレイション・マジックモンキー」なる計画の実行を担う軍人めいたニンジャ。
- 自ら実動部隊の指揮を執る他、研究施設においても研究者達に指示を下す立場にある。
- 国家に対する忠誠心は極めて高く、狂信的とも言える域にある。加えて、とある事件以降は一度の失敗も許されぬ極限状況に置かれており、部下共々デスパレートな覚悟をもって任務に臨んでいる。
- 任務に際しては冷酷非情。元老院の命とあれば部下はおろか自身の身を捨てることさえ厭わない。
- 過酷な環境下に置かれすぎた弊害か、はたまた元々内に秘めていたのかは不明であるが、戦争を「ロマン」と捉えて戦火の拡大を望む、燃えるような戦争賛美を掲げる過激な性格を見せている。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン】にて、「ゲヘナ・ニンジャ」のソウル憑依者であることが明かされた。
外見
- 外見描写は明らかにされていない。
- カトン・ジツの使用時には目が白く発光する。
- 「マスター・オブ・カブキ・イントリーグ」にて、戦闘から撤退するために右腕をケジメしたが、「グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン」ではその代わりとして燃える炎で腕を形成している。
元ネタ・考察
- ご存じの方も多かろう、ランプの魔神で有名なアラビアの精霊(もしくは悪霊)・ジンに用いられる階級名の一つがイフリート("Ifrit"、"Efreet"など英語表記は実際様々で一定しない)である。
- ゲームなど多くの創作作品で炎を司る存在として扱われるが、これは元を辿ると原作者=サンも影響を受けた作品の一つに挙げる古典TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の独自設定に由来するものであり、恐らく彼のネーミングもここから来ているのであろう。
ワザ・ジツ
- 後述の通り大火力のジツを有するが、近接カラテのワザマエも相当なもの。
- 現場指揮官としての能力も高く、致命的なカラテ攻防の最中にも油断ならぬ状況判断で戦局を見渡し、IRC通信を介して部下達に的確な命令を下す。
カトン・ジツ
- イグナイトを想起させる、自然発火能力めいたカトン・ジツの使い手。
- 腕をかざす、横薙ぎに払う、あるいは対象を睨みつけるなどの動作によって発動し、中空に爆炎を生じさせる。
- ジツの力を振り絞る際には「カラテ・サイン」なるものを結ぶ場面も見られた。
- その火力は実際絶大であり、一薙ぎで大型の橋の半分を消し飛ばし、モータル相手なら一瞬で消し炭にしてしまう。
- 他にも、炎で相手を拘束する。巨大な火球を形成する。炎を凝縮させ炎の足場や灼熱の矢、炎で出来た義手を生み出す。大量の蜻蛉めいた炎塊を作り弾幕の様に放つ。放った炎塊を途中で爆発させるなど、戦闘だけに留まらない非常に幅広い応用力を有する。作中に出てきた多彩なカトン・ジツの中でもトップクラスの性能を持つと言えるだろう。
- N-FILES【グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン】では、「トリロジー時系列のカトン使いとしては、間違いなく最大級の出力」と説明されている。
- また、金属物の溶接のような繊細な作業を触れずして行えるほどの精密性も有しているようだ。
- ワン・インチ距離の攻防においては、カトンの爆発力でパンチの速度と威力を増す「カトン・フック」も使用している。
ストーリー中での活躍
- 初登場は「バトルクエスト・クレンチ・ユア・フィスト」のエピローグ。
- アコライトの留守中にハンセイボウ・マウンテンのデスドレインに接触。彼の危険性やアンコクトン・ジツの性質を十分に理解しており、話術や不意打ちにも動じずにカトン・ジツで冷静に対処、そのまま拉致していった。
- 「マスター・オブ・カブキ・イントリーグ」にて、キョート元老院が組織した特殊部隊カブキ・フォースの指揮官というこれまで謎であった彼の背景がようやく語られた。
- オペレイション・マジックモンキーではデスドレイン以外にも複数のニンジャに狙いをつけて拉致・利用しようとしているようだが……。
- 「グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン」ではキョート陣営のカブキコム部隊指揮官として登場。
- 劇中にて、彼の「誰もが等しく常に死地にあるという世界の真実を忘れて社会の庇護の下で肥え太り、実在の脅威から目を背けた結果人は堕落した」という長年の憤りが明かされ、対岸の火事でしかなかった戦争を実感させて世界の真実に目覚めさせるという目的の下、デスドレインによる戦争の激化と拡大を積極的に望んでいたことが判明する。
- 実際にデスドレインが戦線に投入され、その暴威を目の前にして戦火の拡大を讃えて狂喜するも、システムショックを期にカブキの支配を脱したデスドレインと交戦することになる。
- 当初は可燃性を有するアンコクとの相性から優位に立っていたが、ヴァレイ・オブ・センジンの兵士達を貪り喰らい過剰成長したアンコクの物量に押され始め、やがて膨大なアンコクに呑み込まれる。
- それでもなおカトン・ジツで全身を燃やしながらアンコクを吹き飛ばしてデスドレインに密着し、そのまま道連れに己の肉体を燃やし切ろうとするも、抵抗虚しく至近距離から放たれたアンコクに呑まれてしまう結末を迎えた。
- なお、爆発四散したとの描写はないため生死は不明だが、その後何か活動しているような描写が一切ないため、恐らくそのまま死亡したものと思われる。
一言コメント
- いよいよ本格参戦してきたのでコメント欄付けました -- 2013-12-04 (水) 04:17:54
- これまで噛ませ犬ポジ・負けノボリでしかなかったカトン・ジツ使いなのに強かったり、常に生存ノボリがガッツリ立っているアイツを「死亡確認!」って感じにしたり。なんというノボリ・クラッシャー -- 2013-12-04 (水) 05:36:06
- いままで出てきたニンジャの中でも特に一般的によく言う忍びの者めいている気がする -- 2013-12-04 (水) 08:51:03
- ジンは土くれから創られたモータルに対し、炎から生まれる半神的存在・・・すなわち伝承の中の彼らの実体もまたニンジャなのだ! -- 2013-12-04 (水) 16:12:48
- 上層部に振り回されて思うさま辣腕を振るえないイクサ巧者。誰かに似てると思ったらアレだ。ワイルドハント=サンに似てるのか。実際どっちも胃が痛い中間管理職な -- 2013-12-24 (火) 19:48:02
- カトン使いとしては作中五指に入るブレ=チャンに押し勝つあたり最強クラスのカトンな。実の伴ったニンジャネームこれが大好き。 -- 2013-12-24 (火) 20:29:55
- 自身もモータルの部下も文字通り必死なのにヤンナルネ・・・ -- 2013-12-24 (火) 20:55:10
- 二人のニンジャを捕獲するつもりが三人のニンジャを失ない、撤退時に亡くした腕一本では済まされそうにない案件な。次の出番ではどんな酷い姿になっていることやら -- 2013-12-25 (水) 02:41:00
- おまけに帰ったら研究所がアンコクトンまみれとか有りそうで怖いな。反対派の元老にしてみれば、ヘルオンアースの主犯格なんて一刻も早く始末したいだろうし。 -- 2013-12-25 (水) 21:53:59
- まあ・・・イフリート=サン、ガンバロ -- 2013-12-25 (水) 23:31:30
- ↑3一つ目でヒート剣を使いショットガンをインプラントしてあるんだ。そして改善されたら肩が赤くなってニュータイプゥーを見ると暴走するようになるんだ。俺は詳しいんだ! -- 2013-12-26 (木) 09:29:36
- 初登場時は底知れぬ強者めいたアトモスフィアだったのに1エピソードオーにして一気に胃痛系キャラに!ナムサン! -- 2013-12-26 (木) 19:39:25
- ↑2ダークニンジャが「私こそがザイバツの懲罰騎士なのだ」とか言い出し、ライバルがセンコめいて目が赤くなりニンジャを殺す為に暴走する。俺は詳しいから解る -- 2013-12-26 (木) 19:50:00
- ↑『そうやって貴様は、全てのモータルを見下すのか!フジオォォォ!』って叫ぶフジキドか見たいような見たくないような -- 2014-01-09 (木) 10:14:46
- 腕の一振りで橋の半分が炭化するとか何気に作中屈指の火力だと思う。ブレイズのインタラプトが無かったら橋全焼+全員オタッシャだった可能性もある訳だし。ただユカノとのイクサでは使って無かったのを見ると何らかのタメや隙があるのか? -- 2014-01-09 (木) 12:58:47
- 腕を振らなくても睨んだだけで発火させる場面もあった筈。だけどその時もドラゴン・ニンジャのニンジャ危険察知力で回避されていたからジツは通用しない相手だと思ったのでは? -- 2014-01-09 (木) 13:50:17
- 「バトルクエスト~」時点の情報ベースのまま放置されてた記事内容を修正しようとしたらほぼ全面改稿になってしまった。ご意見お願いしたい。 -- 2014-08-26 (火) 12:16:34
- ↑ワザマエな編集、オツカレサマドスエ!「カブキ~」での活躍について詳しく触れて良い気もしますね -- 2014-08-26 (火) 15:39:33
- 今の所、キョートの対ニンジャ戦略はイフリート個人の力と忠誠に依存するところが大きく見える。実際彼が討たれるようなことになったら、キョートはニンジャを制御できるのだろうか。少なくとも、新たにニンジャを捕獲することがかなり難しくなりそうだ。 -- 2014-11-03 (月) 17:25:04
- ↑新しい指揮官クラスのニンジャが出てくるからダイジョブだって! -- 2014-11-03 (月) 17:43:48
- この人かっこよくて好きだけど活躍少なくて悲しいねえ -- 2014-11-12 (水) 23:42:48
- 彼の奥義ヒノトリ・ジツはカトン耐性を持たぬ者には実際リーサルな全体攻撃であった ◆サガ・クランの悪夢◆ -- 2015-07-23 (木) 00:11:07
- ↑グワーッ!セルフバーニング・ジツグワーッ! -- 2015-09-11 (金) 13:32:09
- ああ、ランプの魔人だからモータルに使役されてるのか。すげえ納得した。 -- 2015-11-24 (火) 21:13:41
- ↑6そのためのオペレーションマジックモンキーなんじゃないの -- 2015-12-10 (木) 02:59:47
- アッ ランプの魔人 -- 2015-12-27 (日) 18:12:40
- ウキヨエ化したらステレオタイプのランプの魔神のイメージが重点される可能性は高そうな。弁髪かターバンの二択だろうけど。 -- 2015-12-27 (日) 21:21:51
- ↑いや、むしろ「炎」をイメージした髪型かも? 逆毛とか、平八カットとか、とぐろ巻き・・・あれっ? 何かイメージが混濁してきた。 -- 2015-12-28 (月) 00:07:07
- ↑軍人重点の容姿の可能性もあるかと。テイト=モノガタリのカトウ=サンめいた。 -- 2015-12-30 (水) 10:16:20
- 軍人の彼は本来市民を守る(戦わせない)のが仕事で、自らの境遇について恨むべき相手はザイバツと元老院のはずなんだが、そこから何故平和ボケした市民に現実を教えてやるに行き着くんだ -- 2016-01-06 (水) 02:06:11
- ↑平和な位置から命張ってる自分がグダグダ言われるのに腹が立つのも軍人の思考なので実際そんなフシギな事でもないのだ。肯定は決してせぬが -- 2016-01-06 (水) 02:15:05
- 感情は相互のやり取りがないと退廃していくから、守ってくれている軍人に感謝しない平和ボケの市民への怒りはある種当然。働く夫を邪険に扱うワイフは離婚案件なれば。 -- 2016-01-06 (水) 09:49:18
- 夫婦間の人間関係と公務員の義務は別次元の問題じゃね? -- 2016-01-06 (水) 10:08:53
- 道理の問題と感情は別だからの…情に囚われて理を見失うのもよくあること -- 2016-01-06 (水) 10:35:31
- まああながち間違った例えでもないのでは?さらに踏み込むなら軍人は命を賭けるというだけで実際戦費を大いに消費しておきながら生産階級の後方民間人を見下すべきではないし、夫は働いているからと言って家事や育児に勤しむワイフへのソンケイを忘れてはいけない。イフリート=サンは己の境遇のアワレのみを見ているような気がしてならぬ。相互理解にはまず自ら相手を知ることが重点な -- 2016-01-06 (水) 10:38:19
- 店員が感謝が足りないって客に殴りかかるようなもんじゃん、納得できるとかないわ。しかも殴りかかる相手が一番楽してる元老じゃないという -- 2016-01-06 (水) 10:50:10
- 納得できるのと赦せるのとはまた別の話なんやで -- 2016-01-06 (水) 11:08:21
- 嫌ならやめればいいのでは? -- 2016-01-06 (水) 11:35:51
- 実際この人の忠誠心の源は謎であることだなあ。根っからキョートが好きで好きでたまらないのだろうか? -- 2016-01-06 (水) 12:25:10
- 実際好きだし誇りだろうしで愛国者なのに加えて、そういう愛国心によって国や正義や団結が固く守られる、というイメジが好きなんではないか -- 2016-01-06 (水) 12:36:04
- 最期の特攻の時に「カブキコムの戦士」と表記されていたのが気になる。もしかして彼が一番最初のマジックモンキーだったんじゃ… -- 2016-01-06 (水) 12:54:49
- 頑張っているのに望んだ評価が得られない事への不満や、その憤慨を社会に向けてしまう心情は解らんでもないけど、イフリート=サンは痛々しい自己陶酔レベルにまで行ってしまっていたせいで苦労人アトモスフィアが完全にぶっ飛んでしまったのが… -- 2016-01-06 (水) 13:21:10
- ジツの多彩さは正に炎を自在に操るイフリートの名に恥じないパワーだった -- 2016-01-06 (水) 14:38:59
- こんな強くて忠誠心もあるニンジャがいながらなぜあんな有象無象を捕まえて来て戦力としてアテにしていたのか理解に苦しむ -- 2016-01-06 (水) 16:46:59
- どんなに優秀でも一個人ではできることは限られるので…イフリートさん一人でとかカロウシ待ったなしですし… -- 2016-01-06 (水) 19:04:24
- いろんな意味で皮肉な存在だったな。 -- 2016-01-06 (水) 19:46:50
- ↑3 ミエザル=サンは厄介な精神攻撃持ちを撃破したしリンボ=サンはあの破滅的戦局を生き延びただろ! -- 2016-01-06 (水) 20:30:00
- カブキイントリーグの時と強さ含め印象が大分違ったね イントリーグはモーゼズっぽいけどデスヴァレイはボンドっぽいからそこから来る違いだろうか -- 2016-01-06 (水) 22:57:27
- 極めて有能ではあるが、信念の根元が間違いであったこと、圧倒的な理不尽に殺された所がゲイトキーパーと共通してる。 -- 2016-01-07 (木) 00:49:21
- ジツの強力さから察するにかなり高位のソウルが憑依してたんじゃないだろうか…ひかったり浮いたりしてたし… -- 2016-01-07 (木) 18:10:04
- 出る作品が違うんじゃないかと思うほどに別次元のカトンの使い手だったな 一人で出来る事が多すぎる -- 2016-01-07 (木) 18:27:31
- フジキド、ウィッカーマン辺りを除けば既に出てきているカトン使いで最強だが、ソウル由来のものなのか鍛錬によるものなのかは多少気になりますネー -- 2016-01-08 (金) 11:45:41
- デスドとの相性を抜きにしても相当な高位ニンジャなのは間違いないだろう、ジツの柔軟性・範囲・火力を兼ね備えたヤバイ級 -- 2016-01-12 (火) 18:44:23
- 多分アブドゥル・ニンジャかなんかだろう -- 2016-01-12 (火) 22:40:47
- 色黒の男の額に穴を開けたり片腕ケジメしたり暗黒に飲み込まれて死んだり色々共通点が……まさかトンボ形の無数の火って≡♀♀≡♀ -- 2016-01-13 (水) 04:27:16
- つまりこの後にイフリート=サンの親父が出てくるわけだな! -- 2016-03-08 (火) 14:31:01
- 炎の腕って日常生活だとすごく不便そうだと思う -- 2016-04-05 (火) 21:24:39
- ↑「便利な腕だな…ライターがいらないからいつでもたばこが吸える」 -- 2016-04-07 (木) 15:38:13
- ↑2シガキ=サンの旧式テッコでもあれだけ苦労するのに下水毒とか炎の腕とかイクサ以外では物凄く不便だろうな・・・。旦那のテッコV8はそんなに不便な描写はされてないが、実際どうなんだろう -- 2016-04-07 (木) 15:41:57
- カブキ者めいた見た目だけど実際実直だが、野心を秘めてるってあたりジンらしいな。 -- 2017-07-10 (月) 19:29:21
- やはりアーチ級憑依者!しかも、ゲヘナ・ニンジャのネーミング的に古代ニンジャだった可能性が高そうですねー -- 2021-11-24 (水) 08:53:12
- そりゃこれだけの性能してたらアーチ級だよね -- 2021-11-24 (水) 23:42:44
- エテル量増したAoMだったらどれほどの火力だったかと思うと残念な気持ちになりますね -- 2021-11-24 (水) 23:43:51